斧を持ち薪を割る人の手元、冬の朝
YOMIMONO / コラム

薪割りは、
体で考える時間だ

文・有限会社D'STYLE|岩手・盛岡の薪ストーブとサウナの店

公開日:2026年9月12日

薪を割っているとき、頭の中は静かになる。斧を振り上げて、丸太の中心を見て、落とす。うまく割れたときの感触は、ほかの仕事では得られないものだ。考えようとしていないのに、何かが整理されていく。

お客様の中に、仕事が行き詰まったとき薪割りをするという方がいる。一時間ほど割り続けると、さっきまで詰まっていた問題の見え方が変わっている、と言う。体を動かすことで脳が解放されるのか、それとも薪と向き合う単純さが気持ちをリセットするのか。理由はよくわからないが、そういう時間を持てる道具が家にある、というのは悪くない。

ノルウェーでは「来年の薪を今年割る」という言い方がある。先を見て準備する、そのリズムの中に薪割りがある。岩手の秋も同じで、冬が来る前に体を動かして積んでおく薪の山は、ただの燃料ではない。自分が冬に備えた、という証拠でもある。

D'STYLE
橋本 大治(有限会社D'STYLE 代表)

岩手・盛岡で薪ストーブの施工を手がけて20年。

薪ストーブのある暮らしを始める。

ご相談は無料です。ショールームに炎の入ったストーブがあります。

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