サウナストーブを調べていると、ハルビア(HARVIA)という名前に出会います。フィンランドのメーカーで、現在は世界130か国以上でサウナ製品を販売しています。日本でも多くのサウナ施設で使われており、当社D'STYLEも岩手県の正規代理店として取り扱っています。
ハルビアが何者なのか。1950年の創業から今日に至るまでの歴史と、どんなものを作っているメーカーなのかをまとめました。
1950年、フィンランドで生まれたストーブ職人
ハルビアは1950年、フィンランド中部のムーラメという町で創業しました。創業者のヤルモ・リラカンガス(Jarmo Liikakangas)が地元の鍛冶職人として薪ストーブを作り始めたのが出発点です。フィンランドのどの家庭にもサウナがあり、サウナを焚くためのストーブへの需要は途切れなかった。
最初は地域向けの小さな製造業でした。それがフィンランド国内で評判を得て、やがて輸出へと広がっていきます。1980年代から90年代にかけて、北欧以外の市場でもサウナへの関心が高まり、ハルビアの名前が世界に出ていきます。
「HARVIA」という名前の意味
HARVIA(ハルビア)はフィンランド語で「まれな」「珍しい」を意味する形容詞 harva(ハルヴァ)に近い語から来ているとされます。創業者の姓に由来する説もあり、正式な語源については諸説ありますが、フィンランドで親しみやすい響きの名前として定着しています。
製品のラインナップ
ハルビアの主力製品はサウナストーブ(フィンランド語でキウアス / kiuas)です。電気式と薪式があり、家庭用から業務用まで幅広いモデルがあります。
薪式のキウアスは、本格的なフィンランドサウナの体験ができる製品です。薪で焚くことで電気式では出しにくい蒸気の質と香りが生まれ、ロウリュのしやすさも変わります。当社が手がけるサウナ施工では、薪式のハルビアを使うことが多い。
電気式はコントロールのしやすさと維持管理のシンプルさが特徴です。一般住宅のリビングやバスルームに併設するサウナ、マンションのサウナ室には電気式が向いています。
そのほか、サウナ用のストーン(石)、サウナバケツ、ひしゃく(ロウリュ用)、タイマー・コントローラーなどの周辺製品も揃えています。
現在の規模と市場
ハルビアは2019年にフィンランドのヘルシンキ証券取引所に上場しています。売上高は年間約2億ユーロ(2023年時点)、従業員は世界で1,000人以上。サウナストーブのメーカーとしては世界最大規模のうちの一社です。
北欧だけでなく、ドイツ・オーストリア・スイスなどの欧州中部、アメリカ、カナダ、オーストラリア、日本でも販売網を持っています。日本でのサウナブームの高まりとともに、ハルビア製品を求める施設や個人も増えています。
D'STYLEとの関係
当社は岩手県でHARVIAの正規代理店として認定を受けています。製品の販売だけでなく、設置工事・施工・アフターサービスまで一貫して対応しています。フィンランドから取り寄せた本物のキウアスを使ったサウナ室を、岩手・東北に作りたいという方のご相談を受けています。
ショールームには実際のハルビアの製品を展示しており、サウナストーブの構造や質感を実際に見て触れていただけます。購入を決めていなくても構いません。どんな空間にどのサイズが合うか、薪式と電気式はどう違うかを確かめてから考えてください。
よくある質問
Q. ハルビアとフィンランドの他のサウナメーカーとの違いは。
フィンランドにはハルビアのほかにも、キルノ(Kirno)、イロ(ILO)などのメーカーがあります。ハルビアは規模が大きく製品ラインが広い点、日本での正規サポート体制がある点で選ばれることが多いです。
Q. 個人の住宅にもハルビアのサウナが作れますか。
はい、作れます。一戸建てのバスルーム隣接タイプから独立したサウナ小屋まで、規模や予算に応じてご提案できます。まず現地の状況を確認してからお見積もりします。