
迷ったら、ドブレ。 岩手で薪ストーブを20年据えてきた、盛岡D'STYLEの答えです。
エルメスのシルクが風になびくような、やわらかくて品のある炎。派手さはないぶん、鋳物の厚みと、この炎の落ち着きがある。氷点下の朝が続く岩手の冬で、いちばん頼りになるタイプのストーブです。ベルギー・自社鋳造の本物を、盛岡D'STYLEが。
「永遠の安定」を意味する
A+エネルギークラス
クリーンバーン燃焼
1500℃鋳造の重厚感
EU Ecodesign A+
派手じゃない。
だから、飽きない。
鋳物の厚みが生む、落ち着いた炎。氷点下の朝も、じんわり長く。20年据えてきた私たちが、いちばん名前を出すストーブです。
GALLERY / ドブレのある部屋





※ 写真はドブレ(Dovre)提供の参考画像を含みます。仕様・ラインナップは変更される場合があります。
DOVRE × D'STYLE
薪から始まった店が、
鋳物のストーブに行き着いた話。
D'STYLEは、もともと岩手の木を薪にして売ることから始まった会社です。 解体現場でただ捨てられていく木材が、もったいなかった。 薪を売っているうちに、その薪をいちばん気持ちよく燃やしてくれる道具はどれか、という話になる。 そうやって薪ストーブの仕事に入り、岩手で20年、数多くのストーブを据えてきました。
その中で、ドブレには独特の信頼があります。1929年にノルウェーで鋳物屋として生まれ、 いまはベルギーの自社工場で、溶鉱炉での鋳造から組立、検品まで全部を自分たちでやっている。 扉のヒンジひとつ、天板の鋳肌ひとつに、鋳物屋の几帳面さが出ています。 欧州で「薪ストーブの代名詞」と呼ばれるのは、この積み重ねのせいです。
ドブレには「長く使うものだから、良いものを」という創業からの考え方があります。 うちの仕事の決め方と同じです。だから据えやすいし、何年経っても胸を張って点検に行けます。
ベルギーの自社工場で、鋳造から検品まで一貫生産。
小学生の頃、腰まで積もった雪を漕いで家に帰ると、屋根から白い煙が上がっていました。玄関を開けた瞬間の、あの暖かさ。真っ赤になった手をストーブの上にかざしたときの、ビリビリくる感じ。あれを岩手の家に増やすのが、この仕事です。
D'STYLE 代表 橋本大治
CAST IRON
鋳物の何がいいか、現場の言葉で言います。
薪ストーブには鋼板製と鋳物製があって、どちらにも良さがあります。 ただ、岩手の冬に限って言えば、鋳物を勧める理由がはっきりあります。
朝、熾火が
残っている。
厚い鋳物は熱をため込みます。夜、寝る前に最後の薪を入れて空気を絞っておくと、薪と焚き方にもよりますが、朝に灰をかくとまだ熾が赤いことがある。火が落ちたあとも本体がじんわり放熱を続けるので、夜中にストーブが冷え切らない。氷点下の朝が続く岩手で、この差は毎日効いてきます。
暖かさが、
体の芯に入る。
鋳物から出る遠赤外線は、空気より先に体と建物を暖めます。エアコンの「顔だけ熱い」感じとは別物です。外から帰ってきた子どもが、まっすぐストーブの前に立つ。かじかんだ体がほどけていくあの感じは、焚いている家でないと分かりません。
直しながら、
何十年も使える。
鋳物は熱変形に強く、ガスケットやガラス、内部部品を替えながら長く使えます。鋳造から自社でやっているドブレは部品の精度が良く、メンテナンスする側から見ても素性のいいストーブです。私たちは据えたストーブの面倒を毎年見続ける側なので、ここは正直に大事です。
LINEUP
機種ごとの寸評。
カタログに書いていないことを書きます。

640WD
迷ったらこれ「迷ったらこれ」と言い続けて、もう何年にもなります。岩手の一般的な住宅なら、まずこのサイズから。クラシックな見た目に最新の燃焼技術が入っていて、扱いにクセがありません。天板が広いのも実用で、冬の煮込みも焼き芋も、ストーブの上が台所の延長になります。
| 定格出力 | 10 kW |
|---|---|
| 暖房のめやす | 27.5〜44 畳 |
| 熱効率 | 80 % |
| 最大薪長 | 約45 cm(推奨〜40cm) |
| 本体価格 | ¥520,300税込 |
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760WD
大型・余力で勝つ640WDの考え方そのままに、火室をひと回り大きくした兄貴分。吹き抜けのある家、断熱がひかえめな築年数のある家、大きなLDK。岩手の寒さに「ぎりぎり」ではなく「余力」で勝ちたいなら、こちらです。ただし大は小を兼ねません。大きすぎる火室でちょろちょろ焚くと、ガラスが曇り煙突が汚れます。
| 定格出力 | 12 kW |
|---|---|
| 暖房のめやす | 32.5〜52 畳 |
| 熱効率 | 80.2 % |
| 最大薪長 | 約50 cm |
| 本体価格 | ¥629,200税込 |
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vintage50
レトロモダン正直に言うと、これはデザインで選んでいいストーブです。1960年代の北欧家具のような丸みと脚。リビングに置いたときの絵が、ほかのどの機種とも違います。それでいて中身は実直なドブレの鋳物なので、見た目で選んでも後悔しない。50は、大きめの空間に。
| 定格出力 | 9.0 kW |
|---|---|
| 暖房のめやす | 27.5〜44 畳 |
| 熱効率 | 84.2 % |
| 最大薪長 | 約50 cm |
| 本体価格 | ¥613,800税込 |
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vintage35
コンパクトvintage50の弟分。高断熱の家や、コンパクトな住まいに。こういう「ちょうどいい火室」を提案できるかどうかが、実は専門店の腕の見せどころです。大きければいい、という話ではありません。家に対して火室が大きすぎると、焚き方のほうが窮屈になります。
| 定格出力 | 7.0 kW |
|---|---|
| 暖房のめやす | 22.5〜36 畳 |
| 熱効率 | 83 % |
| 最大薪長 | 約35 cm |
| 本体価格 | ¥525,800税込 |
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ROCK 500
TB/WB 2仕様縦に伸びるシルエットの、現代的なドブレ。設置面積を抑えながら、炎の位置が目の高さに近づくので、ソファに座ったときの眺めがいい。モダンな新築やリノベの内装に、鋳物の重厚さを違和感なく持ち込めます。薪を置けるウッドボックス仕様(WB)も選べます。
| 定格出力 | 9.0 kW |
|---|---|
| 暖房のめやす | 27.5〜44 畳 |
| 熱効率 | 80 % |
| 最大薪長 | 約50 cm |
| 本体価格 | ¥555,500〜 ¥588,500 税込 |
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VISTA 700C
ワイドガラス名前のとおり、炎を「眺める」ためのストーブです。横に広いガラスいっぱいに火が踊る。テレビを消す理由になる一台、と言えば伝わるはずです。炎の見え方を最優先したい方は、これを見てから決めてください。
| 定格出力 | 10.0 kW |
|---|---|
| 熱効率 | 83 % |
| 本体寸法 | 720×395×1030 mm |
| 煙突径 | φ150 mm |
| 本体価格 | ¥797,500税込 |
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SAGA101
最新世代ドブレの最新世代。奥行きのあるスリムな躯体で、幅は360mmしか取りません。狭い炉台にも据えられて、それでいて7kW。クリーンな燃焼と扱いやすさが磨かれています。最新モデルは納期や仕様の動きがあるので、検討中の方は店で直接聞いてください。
| 定格出力 | 7 kW |
|---|---|
| 熱効率 | 81 % |
| 本体寸法 | 360×580×730 mm |
| 最大薪長 | 約35 cm |
| 本体価格 | ¥363,000税込 |
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SAGA101の詳細・スペック・写真を見る →
SAGA107
最新世代SAGA101と同じ躯体の、仕様違いです。サイズも出力も同じなので、選ぶ基準は見た目と価格になります。実物を並べて見てもらうのがいちばん早い。カタログを広げて一緒に見ましょう。
| 定格出力 | 7 kW |
|---|---|
| 熱効率 | 75 % |
| 本体寸法 | 360×580×730 mm |
| 最大薪長 | 約35 cm |
| 本体価格 | ¥396,000税込 |
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SAGA107の詳細・スペック・写真を見る →※ 正式な出力・暖房面積・寸法はメーカーカタログ値をご案内します。カタログの暖房面積は欧州基準のため、 岩手の冬での実際の目安は現地を見た上で、当社の経験値からお伝えします。
※ 価格は2026年7月時点のメーカー希望小売価格(税込・本体のみ)です。煙突部材・設置工事費は別途。価格は改定される場合があります。
岩手・東北の家に、
ドブレを据えた実例。
「自分の家でも使えるか」——それを確かめるには、同じ気候・同じ住まいでの実例が一番早い。盛岡・滝沢・一関・青森で実際にドブレを導入したお客様の事例を紹介します。いずれも当社D'STYLEが施工しました。
LDK30畳のリビングに「ちょうど良い一台」
盛岡市 / 木造2階建て / 標準断熱 / 2023年秋施工「迷ったらこれ」と紹介した640WDを、木造2階建てのLDKに設置。天板で冬中お湯を沸かし、煮込み料理も楽しんでいる。「最初はどれを選べばいいかわからなかったが、使い始めたらこれ以外考えられない」とのこと。
断熱性の低い古い家に、「余力で勝つ」大型機
滝沢市 / 木造2階建て / 築35年 / 2022年冬施工断熱が薄い築古住宅に、「ぎりぎりではなく余力で暖める」という方針で760WDを選択。14kWの最大出力と190kgの蓄熱が、気密性の低い家でも朝まで温もりをキープ。「朝起きてもほんのり暖かい」と大変喜ばれた。
高断熱住宅に「小さく効率よく」
一関市 / 木造平屋 / 高断熱(UA値0.4)/ 2024年春施工UA値0.4の高断熱平屋に、最高効率83%のBold 225を選択。高断熱住宅はストーブを絞り気味に使うため、逆に小さな機種が適している。エアコン不要の冬を初めて体験し「これが本物の暖房だ」と話してくれた。
狭い炉台でも設置できた最新世代
青森市 / 木造2階建て / 2024年冬施工設置スペースが限られ、幅360mmのSAGA101が解決策になった。7kWながら燃焼が安定しており、初めての薪ストーブユーザーでも扱いやすい。「思っていたより煙が少なくて、ご近所への配慮が心配だったが問題なかった」と安心していただけた。
東北の冬は、
北欧の鋳鉄技術が一番合う。
ノルウェー・オスロの暖房度日(HD18)は約4,000。Dovrefjell高原に至っては5,000超え。盛岡の約3,400、青森の約3,500——東北の冬は、鋳鉄ストーブの本場と同じ水準の厳しさを持つ。だからドブレが東北の家に合うのは偶然ではない。
盛岡市
岩手県 / 標高155m青森・秋田
日本海型気候 / 豪雪地帯八幡平・岩手山麓
標高400〜800m地帯| 暖房方法 | Dovre 640WD | エアコン(6kW) | 灯油ボイラー暖房 |
|---|---|---|---|
| 年間ランニングコスト目安 | 薪代 3〜8万円 | 電気代 15〜25万円 | 灯油代 20〜35万円 |
| 停電時の使用 | ○ 使える | × 使えない | △ 電源必要 |
| 耐用年数目安 | 30〜50年(鋳鉄の実績) | 10〜15年 | 15〜20年 |
| 輻射熱・乾燥感 | ○ 穏やか | × 乾燥しやすい | △ やや乾燥 |
※ コストは薪の調達方法・断熱性能・使用頻度によって変わります。上記は目安です。現地を見てから詳細お見積りをお出しします。
広さ・断熱・予算。
3つの問いで、最適なドブレが見つかる。
ドブレは日本市場に7機種(640WD・760WD・Bold 400・Bold 225・VISTA 700C・SAGA101・SAGA107)を展開する。「どれが合うか」は広さ・断熱性能・使い方の3つで絞り込める。
何坪を暖めたいか
- 〜20坪 → Bold 225 / SAGA101
- 20〜30坪 → 640WD / Bold 400
- 30〜45坪 → 640WD(余力あり)
- 45坪以上・吹き抜け → 760WD
- 高断熱住宅 → 一回り小さくてOK
家の断熱性能
- 高断熱(UA0.4以下)→ 小さめ機種でも十分
- 標準断熱 → カタログ値通りの機種選定
- 築古・無断熱 → 大きめ・余力重視が鉄則
- 吹き抜けあり → 1.5倍の出力で計算
- 不明 → 現地調査必須(D'STYLEで確認)
見た目と初期費用
- クラシック鋳鉄感 → 640WD / 760WD
- モダン・スリム → SAGA101 / Bold 225
- インサート(暖炉改修)→ VISTA 700C
- 予算300万円以内 → SAGA101から検討
- 迷ったら → まず来店で実物を見る
640WD
¥520,300 / 27.5〜44畳岩手の一般的な住宅なら、まずこのサイズから。クラシックな見た目に最新燃焼技術。扱いにクセがなく、初めての薪ストーブに最適。
Bold 225
¥797,500 / 高断熱住宅向け全機種最高効率83%。高断熱住宅・コンパクトな空間に最適。省エネルギー性能を最大化したい方へ。
760WD
¥663,300 / 吹き抜け・築古14kW・190kgの最大機種。「ぎりぎり」ではなく「余力」で勝ちたい家に。断熱が弱い家・吹き抜けのある家の最終解答。
7機種を、
一覧で比べる。
出力・効率・重量・薪長さ・価格。全機種のスペックをここで比べてください。「どれが自分の家に合うか」が、一目でわかります。
| 機種名 | 定格出力 | 燃焼効率 | 暖房目安 | 最大薪長 | 本体重量 | 本体価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 640WD | 10kW | 80% | 27.5〜44畳 | 45cm | — | ¥520,300 | 定番・迷ったらこれ |
| 760WD | 14kW | 79% | 吹き抜け・大型 | 55cm | 190kg | ¥663,300 | 最大出力・余力型 |
| Bold 400 | — | 82% | — | — | — | — | 高効率モデル |
| Bold 225 | — | 83% | 高断熱住宅 | — | — | ¥797,500 | 全機種最高効率 |
| VISTA 700C | — | 83% | — | — | — | ¥797,500 | インサートモデル |
| SAGA101 | 7kW | 81% | — | 35cm | — | — | 最新世代・幅360mm |
| SAGA107 | 7kW | 75% | — | 35cm | — | ¥396,000 | 最新世代・最安値 |
※ 「—」はカタログ値未確認または要問合せ。正確な仕様は現地調査時にお伝えします。価格は2026年7月時点・税込・本体のみ(煙突・工事費別)。
THE FIRST FIRE
いちばん好きな仕事は、
引き渡しの日の「火入れ」です。
工事が終わった日、最初の火はお客様と一緒に入れます。 焚きつけの組み方、空気の絞り方、薪を足すタイミング。 道具の説明というより、これから何十年つきあう火との、最初の顔合わせです。
ガラスの向こうで炎が立ち上がって、鋳物がチンチンと音を立てて温まりはじめる。 お客様の顔がふっとゆるむ。その瞬間のために、煙突のルートを考え、 壁の裏の納まりを詰め、消防の基準と突き合わせてきたようなものです。
ドブレを「買う」のは一日ですが、ドブレと「暮らす」のは何十年です。 私たちはその何十年のほうを請け負う店でありたい。だから売って終わりにしません。
引き渡しの日の火入れ。最初の火は、お客様と一緒に入れます。(岩手県内・当社施工)
BEFORE
ドブレは、機種を決める前に
三つ、決めることがあります。
ストーブ本体の性能は、施工と使い方で生きも死にもします。 煙突のルート、炉台と炉壁、建物の断熱、外気温。 カタログの数字がそのまま出るのは、条件が揃った家だけです。
だから当社は、機種の話より先に、この三つを現地で詰めます。 ここが決まっていれば、あとの機種選びは早い。 反対に、ここを飛ばして本体だけ決めた家は、あとから直しに行くことになります。
Q&A
ドブレと岩手の冬について、よく聞かれること
岩手の冬でも、ドブレ1台で家中あたたかくなりますか?
ドブレはなぜ「薪ストーブの代名詞」と呼ばれるのですか?
薪はどこで手に入れればよいですか?
ドブレ(Dovre)という名前には、意味があるのですか?
うちはモダンな内装なのですが、鋳物ストーブは浮きませんか?
ドブレのデザインは、流行に左右されませんか?
設置後のメンテナンスはお願いできますか?
補助金は使えますか?
「ドブレ山が崩れるまで」
ノルウェーの誓いから生まれた鋳物の哲学
ドブレ(Dovre)の名はノルウェー中央部のドブレ山脈に由来する。"Til Dovre faller"(ドブレ山が崩れるまで)——揺るぎないものを指すノルウェー語の慣用句が、そのまま1929年に創業したこのメーカーの姿勢になった。北欧の冬に耐えるために磨かれ、半世紀以上かけてベルギーへ進化した鋳物技術の全史。
1929
ノルウェー・クヴァム(Kvam)で創業
オップラン県クヴァムで小規模な鋳物工房として産声を上げる。創業当初から薪ストーブ専門。ノルウェーの農村に普及し始めた「閉じた暖炉」の需要に応える形で事業を拡大した。
1950年代〜60年代
640シリーズ原型の確立——北欧の定番へ
鋳物薪ストーブの「黄金比」を求めて試行を重ねた時期。二次燃焼を促す炉内流路設計と、厚み20mm超の鋳鉄壁による蓄熱効果を組み合わせたシリーズが広く普及。のちに伝説的名機640CBの原点となる設計が確立された。
1970年代
オイルショックが追い風——欧州全土へ拡大
1973年のオイルショックで欧州全土の薪ストーブ需要が急増。ドブレはノルウェー国内生産の限界を超えるため、欧州大陸での生産拠点整備に着手。スカンジナビアを越えて西欧・中欧市場へ本格進出した。
1980年代
ベルギーに自社溶鉱炉を建設——垂直統合の完成
ベルギー・フランダース地方に大型の自社製造工場を建設。鉄鉱石の溶解から型抜き・仕上げ・組立まで一貫して自社内で行う垂直統合モデルを確立。「自社溶鉱炉を持つ薪ストーブメーカー」として欧州でも稀有な存在となった。
1990年代〜2000年代
640CB → 640WD——排出規制への対応
欧州のNS/EN規格対応強化とともに燃焼効率を段階的に向上。クラシック「640CB」シリーズをベースに炉内流路を最適化し「640WD」シリーズへ刷新。75%以上の熱効率と低PM排出を実現した。
2022
ECODesign 2022全ライン対応
EU固体燃料燃焼機器規制「ECODesign 2022」が施行。ドブレは全現行モデルで同規制をクリア。PM排出量40mg/m³以下・熱効率75%以上を達成。環境性能と暖房性能を両立した現代の薪ストーブの水準を満たす。
現在
SAGAシリーズ——新世代の幕開け
SAGA101・SAGA107に代表される最新世代では、鋳鉄の温もりをもちながら直線的なモダンデザインを実現。「北欧のクラフトマンシップと現代建築の融合」をコンセプトに、新たな層の住宅オーナーへ届け始めている。
「Dovre」という名はノルウェーの慣用句「Til Dovre faller(ドブレ山が崩れるまで)」から来ている。この言葉は国の分裂を許さない不動の意志を指す。ストーブも同様に——何十年も家族の傍に在り続けるものであるべきだ、とドブレは考えてきた。
— Dovre社 ブランドヒストリーより自社溶鉱炉という強さ
なぜドブレの鋳物は別格なのか
鋳鉄の品質はその成分配合と溶解温度の精密な制御によって決まる。ドブレはベルギーの自社工場に自前の溶鉱炉を持ち、鉄の配合から自社でコントロールしている。「鋳物の仕入先を持つメーカー」ではなく「鋳物を自分で作るメーカー」——この差が、形状の自由度・寸法精度・長期耐久性として現れる。
蓄熱性能——厚壁鋳鉄の物理学
鋳鉄の比熱は0.46 J/(g·K)。薪を燃やして炉壁が600〜700℃まで蓄熱すると、燃焼終了後もしばらく放射熱が持続する。ドブレの炉壁厚は主要部で15〜20mm以上。この質量が「消えない暖かさ」を生む。空気の温度ではなく、壁・床・家具が温まる輻射熱暖房の本質がここにある。
二次燃焼システム——煙を燃やし尽くす
薪から出る揮発性ガスは600℃以上で完全燃焼する。ドブレの炉内流路は、1次燃焼(薪の燃焼)で生じたガスを天井部に誘導し、2次空気口から加熱した空気を供給して再燃焼させる設計。この工程が煤の排出を抑え、熱効率を75%以上に引き上げる。煙突から出る煙が少ないのは、捨てているはずの熱まで燃やしているからだ。
ベルギー自社工場——鋳造から組立まで一貫
ベルギー・フランダース地方の自社製造拠点では、鉄の配合・溶解・砂型成形・表面処理・組立・品質検査まで全工程を自社内で完結。外注鋳物を使わないため、パーツの寸法公差が極めて小さく、扉の密閉性・炉内気密性が高い。使い込んでも歪まないのは、鋳造精度の高さが理由のひとつだ。
ECODesign 2022——現代の環境基準をクリア
EUの固体燃料燃焼機器規制(ECODesign 2022)は、PM(粒子状物質)排出量40mg/m³以下・熱効率75%以上を義務づける。ドブレ全現行ラインはこれを達成。適切に乾燥した薪(含水率20%以下)を使えば、煙突から出るPM量は「ろうそく1本」レベルまで下がる。
エアウォッシュ——ガラスを汚さない技術
ガラス面の上部スリットから流入するエアウォッシュ気流が、ガラス面に沿って薄い空気膜を形成。燃焼ガスや煤がガラスに付着しにくくなる。薪の樹種や含水率が適切であれば、数か月間クリアな炎の視界を保つことができる。ガラスが汚れる場合は「薪が湿っている」サインでもある。
ガスケット+扉密閉——炉内気圧のコントロール
扉周囲のセラミックファイバーガスケットが炉内を高気密に保ち、空気量を扉・灰受けの開度でほぼ完全にコントロール可能。空気を絞れば燃焼速度が落ち、薪が長持ちする。夜間に「おき火」を作り、朝に少量の薪で再点火できる——これがドブレで冬を過ごす人たちの日常の使い方だ。
| 炉壁素材 | グレー鋳鉄(自社ベルギー工場溶鉱炉製造) |
|---|---|
| 主要壁厚 | 15〜22mm(モデルによる) |
| 熱効率 | 75%以上(ECODesign 2022基準値) |
| PM排出量 | 40mg/m³以下(ECODesign 2022準拠) |
| 炉内温度 | 燃焼ピーク時 600〜750℃(2次燃焼域) |
| 耐久設計年数 | 20〜30年以上(適切なメンテナンス時) |
| 製造地 | ベルギー(鋳造・組立・品質検査一貫) |
| 適合規格 | ECODesign 2022 / EN 13240 / DEFRA(一部機種) |
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ドブレのラインナップ、その設計意図
ドブレは自社溶鉱炉を持つがゆえに、形状の自由度が高い。クラシックな鋳肌の640WDから縦型モダンのROCK、ワイドビューのVISTA 700C、そして最新のSAGAシリーズまで——すべてが「ベルギー鋳物」の血を引く。どれを選ぶかは、部屋の広さだけでなく、その家に流れる時間と空気の話でもある。
🔥
WD Series — Standard
640WD
暖房出力 約8〜10kW / 推奨暖房面積 〜100m²目安
「迷ったらドブレの640」と言い続けてきた理由がこの機種にある。前身の640CBJから燃焼効率を大幅に向上させながら、クラシックな鋳肌とプロポーションを継承。炉内容積が適度に大きく、50〜55cmの薪が入る。岩手の標準的な住宅(築10〜15年、延床120〜160m²)で最も選ばれてきたサイズ帯。長年使われてきた実績は、煙突設計・炉台設計のノウハウが最も蓄積している機種でもある。夜間燃焼でおき火をつくり、朝に追加薪1〜2本で再点火——これが640と過ごす冬の日常だ。
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WD Series — Large
760WD
暖房出力 約10〜13kW / 推奨暖房面積 〜130m²目安
640WDの上位機種。炉内容積が拡大し、太い薪・長い薪が入る。吹き抜けのある大空間・古民家リノベ・寒冷地(岩手山沿い・北上高地等)での採用が多い。出力が大きい分、薪の消費量も増えるが、一度蓄熱した後の輻射熱の質は別格。ファンレスで無音、自然対流だけで家全体を温める——これができるのは高出力のストーブに限られる。
🕯️
Vintage Series
vintage 35 / vintage 50
vintage35: 約5〜7kW / vintage50: 約7〜10kW
ドブレの「レトロモダン」シリーズ。鋳物の厚みとシルエットをあえてクラシックに寄せながら、燃焼効率はECODesign 2022水準に仕上げた。vintage50は炉口が広く、50cm以上の長薪が入る大型機。アンティーク家具や古材フローリングとの相性が抜群で、「新築だけれどどこか懐かしい部屋」を作りたいオーナーに選ばれる。vintage35はコンパクトで、16〜20畳前後の部屋に適合。
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ROCK Series
ROCK
暖房出力 約7〜10kW
縦型シルエットが際立つ現代デザインのシリーズ。鋳鉄の塊感を縦方向に強調し、コンクリート打ちっぱなしやスチールフレーム家具と組み合わせたインダストリアルな空間に映える。見た目の印象とは異なり燃焼性能は標準的なドブレと同等。設置面積がコンパクトなため、リビングの角や壁面に置きやすい。「薪ストーブを家具のひとつとして選ぶ」という視点を持ったオーナーに響くモデル。
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VISTA Series
VISTA 700C
暖房出力 約7〜9kW
横幅広のパノラマガラスが特徴の「炎を見るために作られた」シリーズ。ガラス面積が大きく、炎の揺らめきが部屋全体に広がる。コーナー設置対応(C)により、部屋の隅の死角を活かした設置が可能。炎を視覚的に楽しむ優先度が高いオーナーや、「暖炉のような炎の存在感がほしい」という要望に応えるモデル。暖房性能より炎体験を第一に選ぶなら、このシリーズが候補に上がる。
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SAGA Series — Next Generation
SAGA 101 / SAGA 107
SAGA101: 約6〜8kW / SAGA107: 約8〜11kW
ドブレの最新世代。「北欧の伝説(Saga)」をテーマに、鋳鉄の温かみを残しながら現代建築に溶け込む直線的フォルムを実現した。ガラス面を最大化しつつ炉内の燃焼効率を高め、ECODesign 2022の水準を余裕でクリア。SAGA101はリビングの主役として、SAGA107は大空間を一台で温める上位機種として機能する。「クラシックなドブレは好きだが、部屋がモダンで似合わない」という悩みを解消した、新時代のドブレ。
認証が語る品質、デザインが語る思想
薪ストーブの品質は「感覚」ではなく数値で証明されなければならない。ドブレは欧州規格・EU環境規制の双方をクリアしたうえで、鋳物ならではの造形自由度を活かしたデザインで評価されてきた。数字と形の両方が揃っているから、何十年も安心して使い続けられる。
ECODesign 2022
EU固体燃料燃焼機器規制。PM排出40mg/m³以下・熱効率75%以上。2022年より全新製品に義務付け。ドブレ全現行モデル対応済み。
EN 13240
欧州薪ストーブの統一規格。燃焼試験・排ガス試験・表面温度試験など複数の安全・性能試験を第三者機関で通過した製品のみ表示可能。
DEFRA認証(一部機種)
英国スモークコントロールゾーン(煙規制地域)での使用を許可する認証。英国市場向け基準はECODesign 2022より厳しい場合もある。
ベルギー自社工場認証
ISO 9001に準じた品質管理体制のもと、同一工場内で鋳造から最終検査まで一貫生産。外注鋳物メーカーへの依存がなく、ロット間のばらつきを最小化。
🏭
「ドブレの鋳物」が別格な理由——自社溶鉱炉という根拠
多くの薪ストーブメーカーは鋳物を外部の鋳造会社に発注し、それを加工・組立する。ドブレはベルギーの自社工場に溶鉱炉を持ち、鉄の配合比率から自社でコントロールする。これにより、一般的な建材用鋳鉄より炭素濃度を高く保つことができ、耐熱性と蓄熱性能が高まる。厚肉鋳物が安定して作れるのも、自社で溶解温度・冷却速度を精密制御しているからだ。
また、自社鋳造であることは「部品の継続供給」にも直結する。廃盤になった機種でも主要鋳鉄部品を長期製造できる体制が整っており、「20年前のドブレをまだ直せる」という状況がつくられる。買い替えではなく修理して使い続ける——それが北欧の物に対する考え方であり、自社工場を持つことでそれが実現できる。
東北の現場から
ドブレと過ごす北の冬
岩手・青森・秋田——ドブレが最も本領を発揮する気候帯がここにある。内陸の盆地から沿岸の漁村、山間の古民家まで、D'STYLEが据えてきたドブレの事例を紹介する。「機種と家の相性」こそが、薪ストーブ施工の本質だ。
Morioka, Iwate — 盛岡市
築15年・木造2階建て|640WD
延床130m²・吹き抜けなし。家族4人の典型的な北東北住宅に640WDを据えたケース。煙突はトップ排気・シングル煙突+外壁断熱。1階中心部の炉台に設置し、2階廊下まで温気が届く自然対流を実現。毎年11月〜3月の5か月間、主暖房として稼働中。エアコン補助なしで過ごせる冬が来たと喜ばれた事例。
Ninohe, Iwate — 二戸市(山間)
古民家リノベ・土間リビング|vintage50
明治期の曲り家をリノベした住宅。土間を活かしたリビングに高天井があり、容積が大きい。vintage50の大型炉口(50cm薪対応)と高出力を活かし、土間の広い空間を輻射熱で包む。古材の梁・漆喰壁とvintageシリーズの鋳肌が視覚的にも調和。「古民家に洋風ストーブが入った」ではなく「もともとそこにあったような存在感」と施主が語った。
Hachimantai, Iwate — 八幡平市
新築別荘・スキー拠点|760WD
スキー場近くの別荘として建てた新築木造平屋。八幡平は岩手県内でも積雪量が多く、最低気温が−15℃を下回る日もある。760WDの高出力と鋳鉄の蓄熱性が相まって、長時間の暖房を薪1投入で実現。煙突は2重断熱直筒を使用。到着後すぐに点火して1時間後には快適温度——これが別荘利用での選択理由だった。
Kamaishi, Iwate — 釜石市(沿岸)
リノベ事務所兼住宅|SAGA101
三陸沿岸の築20年物件をSOHO兼住居にリノベした事例。コンクリート床・白壁のモダンな内装にSAGA101を採用。「鋳物ストーブは古い家のイメージがあった」というオーナーが、SAGAシリーズの直線的なフォルムに一目惚れ。燃焼性能はドブレ伝統品と同水準を保ちながら、デザインの幅を広げた最新世代が東北沿岸にも根を張り始めた事例。
岩手で最も長いドブレ施工歴
この気候でドブレは鍛えられる
11月〜3月、毎冬フル稼働
岩手・青森・秋田に対応
もっと深く知りたい人へ
ドブレ技術Q&A
「ドブレにしようと思っているが、もう少し技術的なことを知りたい」という方へ。機種選定・施工・燃料・メンテナンスにまつわる技術系の疑問に答える。
640WDと640CBJは何が違うのですか?+
鋳鉄製と鋼板製のストーブ、どちらが岩手の冬向きですか?+
ドブレはなぜベルギーで作られているのですか?ノルウェー製ではないのですか?+
含水率の高い薪を使うと何が起きますか?+
ドブレのガスケット交換は何年ごとに必要ですか?+
断熱煙突(2重断熱)と1重煙突+断熱材の違いは何ですか?+
SAGAシリーズは旧世代のドブレより燃焼性能が上がっていますか?+
ドブレが合う家と、
合わない家を正直に説明します。
「買ったけど思ったより暖かくない」「煙が逆流する」——薪ストーブの後悔はほぼ、事前に防げる。ドブレが向いている家と、事前確認が必要なケースを正直にお伝えします。
こんな家・こんな方に適しています
- ○木造一戸建て・LDK中心の間取り。鋳鉄の輻射熱が部屋全体に広がりやすい。
- ○築古・断熱性が低い家。190kgの蓄熱と14kWの出力は、断熱が弱い家で真価を発揮する。
- ○「一生使える道具」として買いたい方。鋳鉄は30〜50年現役の実績がある。
- ○停電・灯油不要の主暖房を求める方。電気も灯油も要らない自律した暖房になる。
- ○天板料理を楽しみたい方。広い天板でお湯・煮込み・焼き芋が冬の楽しみになる。
こういう場合は導入前に相談ください
- △高断熱新築(UA0.3以下)への760WD。大きすぎて絞り気味の焚き方になり、ガラスが曇りやすい。
- △集合住宅・煙突が通せない建物。設置できない場合がある。事前に煙突ルートの確認が必須。
- △190kgの760WDは床荷重の確認が必要。木造住宅の積載荷重(180kg/m²)を参考に補強を検討。
- △薪の調達手段がない方。年間1〜3立米の薪が必要。購入・調達ルートを確認してから導入を。
- △毎朝すぐに暖かい家が必要な方。鋳鉄は立ち上がりに15〜30分かかる。併用暖房との計画が必要。
「一生使える」の意味を、
10年間のコストで確認する。
初期費用150〜250万円は高い。しかし鋳鉄製のドブレが30〜50年現役で働き、年間の薪代がエアコン電気代の1/3以下になるなら——10年・20年で見ると別の答えが見えてくる。
薪の年間コスト
3〜8万円 年間1〜3立米自己調達・薪割りなら1〜2万円も可能。購入の場合は1立米1.5〜3万円が相場。ドブレ640WDで標準住宅なら年2立米程度。
煙突掃除・点検
2〜4万円 年1回を目安にクリーンバーン+乾燥薪で煤の発生は最小限だが、年1回の専門点検が安全の基本。当社で承ります。
消耗品・部品交換
0〜3万円 鋳鉄本体は長寿命5年保証の鋳物パーツは長持ち。ガスケット(扉パッキン)は5〜10年サイクルで交換。耐火レンガも数年ごとに点検。
| 暖房方法 | 初期費用目安 | 年間維持費目安 | 耐用年数 | 停電耐性 |
|---|---|---|---|---|
| Dovre 640WD(薪購入) | 150〜250万円 | 8〜15万円 | 30〜50年 | ○ |
| Dovre 640WD(薪自己調達) | 150〜250万円 | 3〜6万円 | 30〜50年 | ○ |
| エアコン(10畳用×2台) | 30〜50万円 | 12〜25万円 | 10〜15年 | × |
| 灯油ボイラー暖房 | 80〜150万円 | 20〜35万円 | 15〜20年 | △ |
※ コストは断熱性・使用頻度・薪の調達方法・灯油価格によって変わります。数字は目安です。
Fuel & Care ─ 買ったあとも、ずっと。
薪で焚く火は、「薪」と「手入れ」まで、
まるごと当社の仕事です。
人が生きるのに衣食住が欠かせないように、薪ストーブにも薪サウナにも、「薪という燃料」と「メンテナンス」は必ずついてきます。売って終わりの店では、そこで行き詰まる。D'STYLEは、この2つを自社で持っているから、火のある暮らしを、買ったその先まで支え続けられます。ここが、当社の強みです。
薪を、切らさない。
薪の販売はもちろん、ご自宅の薪棚のそばまで届ける配達、原木の販売、薪割り機のレンタルまで。燃料の心配をせずに、火のある暮らしを続けられます。ストーブが他社の一台でも、薪だけのご購入でも、大歓迎です。
薪の販売・配達を見る →煙突掃除・点検・修理まで。
煤や煙道火災のリスクは、定期的な煙突掃除と点検で防げます。他社で入れた一台も含め、点検・部品交換・修理まで対応。長く、安全に焚き続けられます。
メンテナンス・煙突掃除を見る →薪も、掃除も、修理も、ぜんぶ一社で。だから、"売ったあとまで面倒を見られる店"で選んでください。
CONTACT
カタログより、実物の炎です。
機種選びの相談だけでも構いません。盛岡の店で、ドブレのこと、煙突のこと、薪のこと、岩手の冬のこと、ぜんぶ聞いてください。
- アクセス
- 国道4号線沿い/滝沢中央スマートICから車で約10分
鋳鉄のクリーンバーンは、
「乾いた薪」で最大限に活きる。
ドブレの最高効率83%を出せるかどうかは、ストーブではなく薪の質で決まる。含水率20%以下の薪を使うだけで、煙が激減し、燃費が上がり、煙突が汚れにくくなる。薪の選び方を正しく知ることが、鋳鉄の性能を活かす前提だ。
ナラ・クヌギ・ブナ・サクラ
密度が高く熱量が大きい。火持ちが良く長時間燃焼に最適。鋳鉄との相性は抜群。岩手・東北では入手しやすい。乾燥期間は1〜2年必要。
スギ・マツ・カラマツ
着火しやすく立ち上がりが速い。鋳鉄を温める最初の段階に有効。ただし油脂分で煤が多いため、メインはナラ等の広葉樹に切り替える。
含水率30%超の薪は使わない
不完全燃焼でタール・クレオソートが煙突に蓄積。煙道火災の主因になる。640WD・760WDの広い火室も、湿った薪では本来の性能が出ない。
割ってから1〜2年、屋根付きで
丸太を早めに割り、屋根付き薪棚で通気性よく保管。含水率計で20%以下を確認してから使う。760WDの55cm薪は特に乾燥が重要。
ドブレを最大限活かす3原則
含水率の上限。含水率計(2,000〜5,000円)で確認。これだけで燃費・煙・汚れが劇的に改善する。
着火から安定燃焼まで30分。最初は小割薪から始め、鋳鉄が温まるまで焦らない。
煙突掃除の基本頻度。タールが溜まる前にシーズン後の清掃を習慣に。
「こんなはずじゃなかった」——
導入前に知っておくべき5つの落とし穴。
薪ストーブを後悔するケースのほとんどは、「自分の家・生活に合わない機種選び」か「事前準備の不足」だ。ドブレに関するよくある失敗パターンと、D'STYLEでの解決策を正直に書きます。
「大きすぎた」——760WDを高断熱住宅に入れてしまった
UA値0.4以下の高断熱住宅に760WD(14kW)を入れると、すぐ暖まりすぎてエアを絞り気味に使うことになる。低温燃焼が続くと不完全燃焼が増え、ガラスが曇り、煙突にタールが溜まりやすくなる。
→ 解決:高断熱住宅には640WD・Bold 225を推奨。現地調査で断熱性能を確認してから機種を決定します。「煙が逆流する」——ドラフト不良
煙突が短い・曲がりが多い・屋根からの突き出しが足りないとドラフト(上昇気流)が弱くなる。高気密住宅では給気口がないと室内の気圧が下がり、煙突から煙が逆流することがある。
→ 解決:煙突は屋根から最低60cm突き出し、総曲がり180度以内が目安。高気密住宅は外気取入れ口の設計が必須。D'STYLEが現地確認します。「薪が確保できなかった」——冬直前に在庫ゼロ
乾燥薪は急には手に入らない。薪の用意は夏から始めないと冬に間に合わない。「とりあえずホームセンターで」は量が少なく割高で、シーズン中に枯渇するケースが多い。
→ 解決:D'STYLEは薪の販売・配達に対応。導入時に翌シーズンの薪計画も一緒に立てます。「190kgが重すぎた」——床補強なしで搬入してしまった
760WDは190kgある。木造住宅の積載荷重(180kg/m²)の計算上、補強なしではストーブ台座の面積が足りないケースがある。後で床が沈んで修繕が必要になった事例もある。
→ 解決:D'STYLEでは据え付け前に床構造・根太・基礎を確認。補強が必要な場合は工務店と連携して対応します。「メンテが続かなかった」——面倒さを甘く見た
煙突掃除(年1回)・ガスケット交換(5〜10年)・灰の処理(週〜月1回)。薪ストーブは自動車と同じく定期メンテが前提の道具だ。「楽しそう」だけで始めて、数年後に使わなくなるケースがある。
→ 解決:導入前に「薪ストーブのリアル」を正直にお伝えするのがD'STYLEの姿勢。煙突掃除・点検も当社でお受けします。ドブレ・ヨツール・ヒタ・ヘストン——
どう違うのか、正直に比べる。
「ドブレとヨツールはどちらがいい?」——最も多い質問に、正直に答える。どれが一番ではなく、あなたの家・生活に合うものを選んでほしい。
| ブランド | 国 | 主素材 | 歴史 | 燃焼効率 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Dovre(ドブレ) | ベルギー製造 (ノルウェー発祥) | 鋳鉄 | 1936年〜(約90年) | 75〜83% | ○(リーズナブル) | 耐久性・コスパ・扱いやすさ |
| Jøtul(ヨツール) | ノルウェー | 鋳鉄 | 1853年〜(170年+) | 75〜82% | △(高価格) | 最古ブランドの信頼・デザイン多様 |
| HETA(ヒタ) | デンマーク | スチール+ソープストーン | 1972年〜(50年+) | 80〜86% | △(高価格) | 最大14h蓄熱・モダンデザイン |
| Hearthstone(ヘストン) | アメリカ | ソープストーン専業 | — | 75〜80% | △(高価格) | 最大30h蓄熱・ソープストーン特化 |
| Nestor Martin(ネスターマルタン) | ベルギー | 鋳鉄 | — | 75〜82% | △ | 重厚感・欧州クラシック |
「コスパと耐久性を両立したい」→ Dovre
欧州ユーザーの評価では「ヨツールのほぼ半額で同等以上の性能」という声が多い。鋳鉄の30〜50年の耐久性に、クリーンバーンの高効率燃焼。実用性と経済性のバランスが最も高いブランド。
「ブランドの歴史・信頼感が大事」→ Jøtul
1853年創業、170年以上の鋳鉄ストーブの歴史。Made in Norwayの純血ブランドとしての格は別格。価格は高いが、「ヨツールを選んだ」という誇りが価値の一部になる。
「翌朝まで暖かくしたい・モダンな見た目」→ HETA
ソープストーン+スチールで最大14時間の余熱暖房。就寝前に薪を入れれば翌朝まで温かい。北欧ミニマルデザインでモダンインテリアにも合う。価格はDovre比で1.3〜1.8倍程度。
薪ストーブは冬だけじゃない。
365日のリズムが、暮らしをつくる。
鋳鉄製のドブレを「一生使う」なら、年間の管理サイクルを知っておくことが大切だ。薪の準備・煙突掃除・試し焚き——それが面倒に感じる人には薪ストーブは向かない。豊かさに感じる人には、かけがえのない季節のリズムになる。
春——片付けとメンテナンス
3月〜5月- シーズン終了、最後の薪を焚ききる
- 煙突掃除(年1回の定期点検)
- 炉床の灰を清掃、耐火レンガの点検
- ガスケット(扉パッキン)の劣化確認
- 今シーズンの薪消費量を記録する
夏——次の冬の薪を仕込む
6月〜8月- 原木・丸太を入手、薪割り開始
- 割った薪を薪棚に積み乾燥スタート
- 含水率計で前年の薪が20%以下か確認
- D'STYLEで乾燥薪を注文する方は夏に
- 760WDの55cm薪は早めに準備を
秋——試し焚き・準備完了
9月〜11月- 10月頃に今シーズンの試し焚きを開始
- 薪の含水率を再確認(20%以下を確保)
- 鋳鉄初焚きはゆっくり温度を上げる
- 煙突接続・シール部分の最終確認
- 薪の在庫量確認——冬前に補充を
冬——Koseliが始まる
12月〜2月- ドブレが主暖房として活躍するメインシーズン
- 190kgの鋳鉄が翌朝まで温もりをキープ
- 天板でお湯・煮込み料理・焼き芋を楽しむ
- 炎を見ながらKoselig(北欧の居心地)を実践
- 停電・灯油切れに頼らない暖房の安心感
ネスターマーティン
ヒタ
アグニ
ヨツール
ハースストーン
バーモントキャスティングス
プリムソル