
AGNI-C
定番・料理もシリーズで一番薪が入り、一番長く保つ一台。55cmの薪がそのまま入ります。
| 最大出力 | 11,520 kcal/h |
|---|---|
| 最大薪長さ | 55 cm |
| 連続燃焼 | 約10 時間 |
| W×D×H | 660×640×710〜730 mm |
→ 横に動かすと、続きが見えます
AGNI-C を見る(全仕様・特長) AGNI-C の寸法図を見る(mm)
針葉樹も燃やせる、ダクタイル鋳鉄の国産薪ストーブ「AGNI」。3段階で薪を燃やしきる独自の燃焼構造で、少ない薪でも長く、美しく。岐阜・岡本の鋳物を、盛岡のDスタイルが選定から施工・メンテナンスまで一貫してお届けします。
世界唯一、針葉樹を焚けるストーブ なぜ、そう言えるのか ─ 杉を薪にできる理由を読む →はぜる音。立ちのぼる炎。ダクタイル鋳鉄が放つ、芯まで届く遠赤外線。
薪をくべる手間ごと、冬の楽しみに変わります。
AWARDS ─ 外から評価された一台
性能の話は当社もメーカーも言えます。けれど外の目で選ばれたという事実は、言葉より確かです。AGNIは、日本のインダストリアルデザインの選定と、グッドデザイン賞の両方を受けています。
GOOD DESIGN AWARD 2016
グッドデザイン・ベスト100
AGNI-HUTTE /「ものづくりデザイン賞」も同時受賞
その年の受賞対象のうち、特に高く評価された100点に選ばれました。あわせて、つくり方そのものを評価する「ものづくりデザイン賞」も受けています。幅330mmの縦型に、鋳物の技術と日本の住まいへの収まりを詰めた一台です。
グッドデザイン賞 公式サイト →AGNI / 日本インダストリアルデザイナー協会
その年の日本のプロダクトから、デザイナー自身の目で選び、収蔵していく選定です。流行ではなく、長く残るものが選ばれます。鋳物の質感と炎の見え方が、そのまま評価された結果です。
JIDAデザインミュージアム →つくっているのは、創業1560年・岐阜の株式会社岡本。マンホールの蓋と同じダクタイル鋳鉄で薪ストーブを鋳っているのは、世界でこの一社だけです。
OFFICIAL DEALER ─ 岩手県盛岡市
盛岡市厨川、国道4号線沿い。岩手県盛岡市で唯一のAGNI正規代理店として、選定から現地調査、煙突の設計、施工、そのあとの点検・煙突掃除・修理まで、ぜんぶ当社で引き受けます。売って終わりにしません。岩手県全域から秋田県・青森県まで伺います。
中身は3モデルとも同じです。違うのは、入る薪の長さと量、そして置き場所の寸法。それぞれのページに寸法図と全仕様、価格を載せています。

シリーズで一番薪が入り、一番長く保つ一台。55cmの薪がそのまま入ります。
| 最大出力 | 11,520 kcal/h |
|---|---|
| 最大薪長さ | 55 cm |
| 連続燃焼 | 約10 時間 |
| W×D×H | 660×640×710〜730 mm |
→ 横に動かすと、続きが見えます
AGNI-C を見る(全仕様・特長) AGNI-C の寸法図を見る(mm)
Cと同じ中身のまま、幅と奥行きを詰めたモデル。扉は左右どちら開きでも。
| 最大出力 | 8,640 kcal/h |
|---|---|
| 最大薪長さ | 45 cm |
| 連続燃焼 | 約9 時間 |
| W×D×H | 595×550×660〜680 mm |
→ 横に動かすと、続きが見えます
AGNI-CC を見る(全仕様・特長) AGNI-CC の寸法図を見る(mm)
幅330mm。寸法を奥行きに振った縦型で、幅の取れない家にも収まります。
| 最大出力 | 7,000 kcal/h |
|---|---|
| 最大薪長さ | 35 cm |
| 連続燃焼 | 約7 時間 |
| W×D×H | 330×700×640〜660 mm |
→ 横に動かすと、続きが見えます
AGNI-HUTTE を見る(全仕様・特長) AGNI-HUTTE の寸法図を見る(mm)| AGNI-C定番・料理も | AGNI-CCコンパクト | AGNI-HUTTE縦型・省スペース | |
|---|---|---|---|
| 本体価格(税込) | ¥759,000 | ¥657,800 | ¥506,000 |
| 最大出力 | 11,520 kcal/h | 8,640 kcal/h | 7,000 kcal/h |
| 燃焼効率 | 85.7 % | 85.5 % | 81.1 % |
| 最大薪長さ | 55 cm | 45 cm | 35 cm |
| 最大薪容量 | 18 kg | 12 kg | 9 kg |
| 連続燃焼 | 約10 時間 | 約9 時間 | 約7 時間 |
| W×D×H | 660×640× 710〜730 mm | 595×550× 660〜680 mm | 330×700× 640〜660 mm |
| 重量 | 240 kg | 200 kg | 140 kg |
| 触媒 | ツイン触媒 | ツイン触媒 | 触媒 |
| 扉 | 前面 | 左右どちら開きも選べる | 前面 |
| 天板 | クッキンググリドル (強火と中火を同時に) | 大型グリドル2つ | ウォーミングシェルフ (左右・オプション) |
| 向いているのは | 広い居間。原木から薪を作る方 | ふつうの居間。薪を買って使う方 | 幅が取れない家。小屋・離れ・仕事場 |
| AGNI-C を見る | AGNI-CC を見る | AGNI-HUTTE を見る |
→ 表は横に動かせます。価格は本体のみ(ブラック・税込)。煙突部材・設置工事費は別途です。
※ 価格は本体のみ(ブラック・税込)です。煙突部材・設置工事費は別途で、住宅の構造や煙突計画によって変わります。現地調査のうえ、総額のお見積りをご案内します。
※ 岡本は暖房坪数を公表していません。当社では数字だけで機種を決めず、間取り・断熱・煙突の経路を現地で確認したうえでご提案します。
国内外29ブランドの薪ストーブを扱ってきて、岩手・秋田・青森の家にはこれが合う、と考えている一台です。理由は3つあります。
多くの鋳鉄ストーブは広葉樹が前提。AGNIは鋳物の一体構造と3次燃焼で、敬遠されがちな杉やヒノキもクリーンに燃やしきります。岩手・秋田・青森に豊富な針葉樹・間伐材を薪として活かせます。
1次・2次・3次。着火からクリーンバーン、ツイン触媒まで、薪を三度燃やす独自構造。燃焼効率85.7%。だから少ない薪で長く暖まり、煙もすすも抑えられます。
創業1560年、戦国時代から鋳造を続ける岐阜・株式会社岡本の国産ストーブ。釣鐘を鋳る技が、ダクタイル鋳鉄の頑丈な一体構造として、この一台に生きています。
岡本が450年つくってきたのは、お寺の釣鐘と、マンホールの蓋。大型トラックが乗っても割れない、あの鋳物です。素材はダクタイル鋳鉄(球状黒鉛鋳鉄)。薪ストーブにこれを使っているのは、岡本だけです。
はぜる薪、立ちのぼる炎、天板でことこと煮える鍋。火のそばに、いつのまにか人が座っています。












※ 写真はAGNI(株式会社岡本)提供の参考画像を含みます。当社の施工事例ではありません。当社が手がけた実物は施工事例をご覧ください。
薪ストーブは、買った後の年月の方がずっと長い。近くで面倒を見られる会社かどうかが、そのまま20年の使い心地になります。
2006年創業。岩手の冬に向き合い続けてきた専門店です。
HARVIAをはじめ、国内外ブランドの正規ディーラー。
現地調査・煙突・板金・大工工事・メンテまで一社で完結。
「専門店としての実績がしっかりしていて、最初から安心感がありました。初心者の私にもすごく分かりやすく教えてくれて、作業も本当に丁寧。連絡のやり取りもストレスなし。信頼できるプロという感じで、また何かあればお願いしたいと思える会社でした。」
「薪ストーブも薪割り機も薪も販売していて、煙突やストーブのメンテナンスも自社でやっているので、トータルで相談に乗ってくれます。」
「専門店としての実績もあり、正規代理店ということで安心して依頼できました。最初の相談から設置まで一貫して対応していただけるのも決め手でした。」
Googleマップにて5の評価をいただいています(上記はクチコミの一部です)。
薪ストーブは、本体を置けば終わりではありません。煙突設計・防火・施工品質・その後の点検。冬の安全と、火の落ち着きは、ここで決まります。
建物の構造・間取り・断熱を確認し、置く場所と機種、煙突の経路まで一軒ごとに設計します。
薪ストーブの性能と安全は煙突で決まります。離隔距離や防火基準に配慮した、壁の裏まで美しい施工を。
ショールームでは実際に薪を焚いています。熱の届き方も、扉を開けたときのにおいも、確かめてから決められます。
点検・煙突清掃・修理まで継続サポート。入れて終わりにしないのが、Dスタイルの仕事です。
暮らし方やご希望、気になっている機種などをお聞かせください。
建物を確認し、機種・設置場所・煙突計画と根拠のあるお見積りをご提示します。
防火・安全基準に配慮し、煙突から本体まで丁寧に施工します。
使い方をご説明し、その後の点検・清掃まで継続してサポートします。
燃え方・素材・受賞のご質問はAGNIの技術ページに、寸法や仕様は各機種のページにまとめています。
AGNIを鋳っているのは、岐阜県の岡本工業(岡本製作所)。永禄3年(1560年)、織田信長が桶狭間の戦いに向かっていた年に創業した鋳物師の家が、464年の技術の積み重ねをもって日本初のダクタイル鋳鉄薪ストーブをつくっています。「千利休に茶釜を納めた家が、令和の薪ストーブを鋳る」——これはたとえ話ではなく、記録に残る事実です。
岐阜県は日本有数の鋳物産地です。水と砂の質が鋳物製造に適した土地柄で、古くから金属加工業が栄えてきました。江戸時代から続く「岐阜の鋳物」は、刃物(関市)、鉄器(美濃)とともに岐阜ものづくりの柱のひとつです。
岡本工業は、この岐阜の鋳物伝統の系譜の中で464年にわたって技術を磨いてきた工房です。「茶釜→梵鐘→マンホール蓋→薪ストーブ」という製品の変遷は、技術の連続性を物語っています。形が変わっても、「鉄を溶かして正確な形に固める」という本質は変わらないのです。
鋳物は、型の精度がそのまま製品の精度になります。0.1mmのずれが、空気漏れ・熱効率の低下・長期的な変形につながります。岡本が464年かけて磨いてきたのは、この「精度」への執着です。
梵鐘(仏教寺院の釣鐘)は、薪ストーブと似た要求を持ちます。①大きな温度変化に耐えること(夏と冬の温度差)、②薄くても割れないこと(軽量化と耐久性の両立)、③一体構造で継ぎ目がないこと(音の響きのため)。これらはそのまま、薪ストーブの要件でもあります。
「AGNI Bell Cast(ベルキャスト構造)」という製品名は、梵鐘(Bell)の鋳造技術(Cast)を薪ストーブに応用したことを意味します。炉内を一体成型する技術は、梵鐘の内部を空洞にしながら一体で鋳る技術の応用です。継ぎ目がないことで気密性が飛躍的に高まり、空気コントロールの精度が上がります。これが針葉樹を燃やせる根本的な理由のひとつです。
世界の薪ストーブメーカーで、梵鐘を鋳った職人の技術が設計に生きているのは、おそらく岡本だけです。
千利休に納めた。1560年の出発点。火と鉄の仕事の始まり。
寺院の釣鐘。一体構造・薄くて割れない技術の源流。
ダクタイル鋳鉄へ転換。大型トラックが乗っても割れない素材。
464年の集大成。日本の針葉樹のための薪ストーブ。
2000年代以降、鋳物製品の多くが中国・東南アジアへの製造移管が進みました。コスト削減のため、多くの日本ブランドが「設計は日本、製造は中国」という体制に移行しています。
岡本はそれをしませんでした。理由は明確です。ダクタイル鋳鉄の精密鋳造は、熟練した職人の技術と設備への継続的な投資が必要であり、品質の均一性を維持するためには製造を分散できない。特にAGNIのBell Cast構造(炉の一体成型)は、型の精度管理が非常に難しく、岐阜の工場以外では再現が困難です。
「安くても割れるストーブ」より「高くても30年使えるストーブ」を作るという判断が、岐阜製造を守り続けている背景にあります。あなたがAGNIを購入するとき、その価格の一部は「日本で作ること」と「30年持つこと」への投資です。
火は、人類が最初に制御した自然の力。それを1560年扱い続けてきた。― 岡本工業・岡本製作所の鋳物師たちに捧げる言葉
「薪ストーブに針葉樹は使えない」——この常識は、日本に輸入される欧米製薪ストーブのカタログから広まりました。しかしこれは、薪ストーブ全体の話ではありません。欧米の薪ストーブが「広葉樹で育った技術」であることの制約です。日本の山に広がる杉・カラマツ・ヒノキの豊富さを、この常識は無視しています。
針葉樹(杉・ヒノキ・カラマツ・マツ)が一般的な薪ストーブで「使いにくい」とされてきた理由は2つあります。①樹脂分(ピネン・テルペン)が多く、不完全燃焼時に煙突へクレオソートが蓄積しやすい。②密度が低く(広葉樹の約半分)、燃焼が速く炉の温度が急上昇する。
しかしこれは「不完全燃焼」と「温度管理の不備」が前提の話です。完全燃焼できる設計と精密な空気コントロールができれば、針葉樹の樹脂分はむしろ高い発熱量の源になります。カラマツ・杉の発熱量(乾燥後)は1kgあたり広葉樹と大差ありません。問題は「樹種」ではなく「燃焼の完成度」でした。
AGNIが解決したのはこの「燃焼の完成度」です。Bell Cast一体構造による精密気密性、3次燃焼(クリーンバーン+ツイン触媒)、欧州認証85.7%という燃焼効率——これらが揃うことで、針葉樹の樹脂分まで燃やし切ることができます。
戦後の拡大造林政策で、日本全国に杉・ヒノキ・カラマツの人工林が造成されました。総面積は約1,020万ヘクタール(国土の約27%)。当初は木材需要を見込んでいましたが、輸入木材の普及で国産材の価格が暴落し、多くの人工林が「間伐未実施のまま放置」される状況が続いています。
放置された人工林は暗くなり、下草が育たず、土壌が弱化します。豪雨時の土砂崩れリスクが高まり、生態系も単純化します。「森林の荒廃」問題は、国産薪ストーブの普及と切り離せないテーマです。
AGNIで針葉樹を燃やすことは、日本の森林管理への参加でもあります。間伐材・林地残材の活用が、山の手入れにつながります。岩手・青森・秋田の山林を持つ農家・林家の方には、特に強くお勧めできる理由がここにあります。
岩手県は全国4位の森林率(70%、約100万ヘクタール)を誇ります。そのうち人工林は約50万ヘクタールで、カラマツ・スギを中心とした針葉樹が大半を占めます。
特にカラマツ(落葉松)は岩手を代表する植林樹種で、北上山地・奥羽山脈の広大な面積に植林されています。カラマツは成長が早く、建材・パルプ用途に使われますが、小径木・間伐材は利用先がなく山に残されることが多い状況です。
岩手でAGNIを使う最大のメリットのひとつは、この豊富な針葉樹(カラマツ・スギ)を薪として活用できることです。広葉樹薪(ナラ・カシ)は購入すると3〜4万円/m³ですが、カラマツ間伐材は地域によっては無償または廉価で入手可能です。
岩手を代表する植林樹種。成長が早く、間伐材が豊富。乾燥させると比較的よく燃え、発熱量も十分。針葉樹の中では比較的煙が少なく扱いやすい。
岩手全域で入手可岩手南部・宮城に多い。燃えやすく着火材として優秀。細薪に割ると火付けが速い。AGNIの3次燃焼なら、樹脂分ごと燃やし切る。
岩手南部・宮城に多い岩手ではやや少ないが、宮城・山形に豊富。香りが高く、燃焼時のにおいが良い。発熱量は杉より高め。AGNIとの相性は良好。
宮城・山形に豊富薪ストーブカタログに「鋳鉄製」と書いてあっても、その中身は大きく異なります。ねずみ鋳鉄(グレー鋳鉄)・球状黒鉛鋳鉄(ダクタイル鋳鉄)・鋼板(スチール)の3種類。この違いを知ることが、「30年使えるストーブ」と「10年で問題が出るストーブ」を見分ける目を養います。
| 素材 | 引張強さ | 伸び率 (割れにくさ) |
熱衝撃への耐性 | 精密成形 | 蓄熱性 | 重量 | 代表的な用途 | 主な採用薪ストーブ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ダクタイル鋳鉄 (球状黒鉛鋳鉄) |
400〜900 MPa | 10〜17%以上 | 非常に高い | ◎(複雑形状可) | ◎ | 重い | マンホール蓋・水道管・クランクシャフト | AGNI(世界唯一) |
| ねずみ鋳鉄 (グレー鋳鉄) |
100〜350 MPa | 0〜1%(脆い) | 中程度 | ◎(精密鋳造可) | ◎ | 重い | エンジンブロック・工作機械 | ヨツール・Heta・Dovre・多くの欧州ブランド |
| 鋼板 (スチール) |
400〜500 MPa | 20%以上 | 中程度 | ○(板金溶接) | △(薄いと低い) | 軽い | 自動車ボディ・建築 | ネスターマルタン・一部の薄型ストーブ |
| ヴァーミキュライト +鋳鉄ライニング |
─ | ─ | ◎(蓄熱) | ○ | ◎◎ | 非常に重い | 断熱炉材 | Tulikivi(ソープストーン)・Hearthstone |
道路のマンホール蓋は、1日に数千回、大型トラック(最大25トン)が乗り越えます。それでも割れない。割れたら道路に穴が開き、人命に関わる事故が起きます。
グレー鋳鉄のマンホール蓋は過去に割れる事例があり、現在の都市インフラではダクタイル鋳鉄(JIS G 5502)が標準になっています。
薪ストーブの炉は、1日に200〜600℃の温度変化を繰り返します。この「繰り返しの熱衝撃」はマンホールの機械的衝撃と似た性質があります。「トラックに踏まれても割れない素材」が薪ストーブに使われているのは、偶然ではありません。
そうではありません。ヨツール・Heta・Dovreなどの欧州一流ブランドは、グレー鋳鉄の精密鋳造で50年以上の実績があります。グレー鋳鉄でも、十分な壁厚(8〜12mm)と精密な成形があれば長期耐久性は確保できます。
問題になるのは「安価なグレー鋳鉄ストーブ」です。壁厚4〜5mm程度の薄い鋳鉄、精度の低い型、歪みを溶接でごまかした製品——これらは急激な温度変化でクラックが入り、5〜10年で炉が割れるケースがあります。
ダクタイル鋳鉄の強みは「製品のグレードを問わず、素材レベルで割れにくい」ことです。AGNIは素材の優位性に加えて、岡本の464年の精密鋳造技術が組み合わさっています。
鋳鉄ストーブの寿命を決める要因のひとつが、炉壁の厚さです。薄い壁は熱衝撃に弱く、数年でクラックが入るリスクが高まります。厚い壁は蓄熱量も増え、温度変化の緩衝材として機能します。
AGNIの壁厚は欧州一流ブランド同等。ただし素材はダクタイル鋳鉄のため、同じ厚さでも割れにくさは段違いです。
「なぜ同じ鋳鉄ストーブなのにこんなに価格が違うのか」——それはこの壁厚と素材の違いです。安い薪ストーブを5年で交換するより、適切な価格のストーブを30年使う方が、トータルコストは低くなります。
「日本製だから安心」「針葉樹が使える」「部品が手に入りやすい」——AGNIを選んだお客様の声に共通するのは、これらの実用的な理由です。岩手・東北でのAGNI導入事例をご紹介します。
花巻市内の山林(約5ha)を持つご家族。毎年の間伐で発生するカラマツが廃棄されていた状況に「もったいない」と感じていた。AGNIに変えることで、カラマツ薪をそのまま主暖房燃料として活用。「薪代がゼロになった。山の手入れが楽しくなった」とご主人。
ハイブリッド燃焼で樹脂分を燃やし切るため、煙突へのタール付着も最小限。年1回の煙突清掃で問題なく稼動中。
AGNI-C新築計画中、薪ストーブ選びで「20年後に部品が手に入るか」を最も気にしていた。欧州ブランドは「日本の輸入代理店が撤退したら終わり」という不安があり、国産メーカーを探してAGNIへ。
岡本製作所(創業1560年)という圧倒的な信頼性、D'STYLEの部品在庫・修理対応を確認し決断。「10年後・20年後も修理・部品交換できる体制があることが一番の決め手だった」
AGNI-CC20年使った欧州ブランドの鋳鉄ストーブを買い替え。前のストーブで「針葉樹(津軽杉)は絶対ダメ」と言われ続け、広葉樹薪の調達に苦労していた。AGNIに替えてから「地元の津軽杉も燃やせる。青森に合ったストーブだと思った」とご主人。
弘前の古民家(延床40坪・築80年)への施工。土間仕上げの炉台に天然石を使用し、AGNI-Cの存在感が古民家の雰囲気と調和。
AGNI-C大仙市の農家(大人4人+子ども2人)。「火のある食卓を作りたい」という奥様の希望でAGNIを選択。広い天板(AGNI-Cは全機種で最大の天板面積)を活かして、鍋料理・スキレット・ダッチオーブンが家族の日課に。
「天板の上でずっと何かが温まっている。それだけで冬の台所が豊かになった」と奥様。自作の薪棚に、農地の木を整理した秋田スギを積んで活用中。
AGNI-C「カタログに書いてないこと」「代理店に聞きにくいこと」「比較検討で迷うこと」——D'STYLEが岩手・東北でAGNIを販売・施工する中で受けた実際の質問に答えます。
「国産だから高い」ではなく、「品質のために日本で作っているから高い」です。
AGNI-Cは¥759,000(税込)。輸入欧州ブランドと同等か、やや高い価格帯です。この価格の内訳には次のものが含まれています:
比較対象として、中国製の廉価版「鋳鉄薪ストーブ」は15〜30万円台で市場にあります。素材・構造・精度が全く異なります。「同じ鋳鉄ストーブ」と比較するのは、軽自動車とドイツ車を「同じ車」として比較するのと似た話です。
見た目では分かりません。違いは素材の内部構造にあります。
ふつうの鋳鉄(グレー鋳鉄・ねずみ鋳鉄)は、炭素が「薄片状の黒鉛」として分散しています。この薄片の先端が割れの起点(亀裂発生点)になります。
ダクタイル鋳鉄は、炭素が「球状の黒鉛」として分散しています。球に先端はないため、割れの起点になりにくい。これがJIS G 5502(球状黒鉛鋳鉄品)で規定される引張強さ約400〜900MPa、伸び率10%以上という高い値の理由です。ふつうの鋳鉄の引張強さは100〜350MPa、伸びの規定はありません。
確認する方法:製品仕様書に「ダクタイル鋳鉄」「球状黒鉛鋳鉄」「FCD(JIS記号)」という表記があるか確認してください。
技術的には針葉樹のみでも燃やせます。ただし広葉樹との混合を推奨します。
AGNIの3次燃焼(クリーンバーン+ツイン触媒)は、含水率20%以下に乾燥した針葉樹を完全燃焼できる設計です。純粋な針葉樹のみで使用しても、適切な焚き方をすれば煙突へのタール蓄積は最小限に抑えられます。
ただし現実的な観点から広葉樹との混合を推奨する理由:
目安として、針葉樹7:広葉樹3〜針葉樹5:広葉樹5の割合が実用的です。岩手では、カラマツ(針葉樹)+ナラ(広葉樹)の組み合わせが最も入手しやすく、コスト効率も良好です。
Bell Cast(ベルキャスト)とは、炉の内部構造を継ぎ目なく一体で鋳造した構造のことです。梵鐘(Bell)の一体鋳造技術(Cast)をストーブに応用したことを意味します。
一般的な薪ストーブの炉は、複数のパーツを組み合わせて炉を形成します。パーツとパーツの継ぎ目は、使用を重ねるうちにわずかに開いてきます。この隙間から空気が入ることで、空気量のコントロール精度が落ちます。
Bell Castの一体構造には継ぎ目がありません。空気の流入経路は設計された穴のみ。これが「空気コントロールの精度」を飛躍的に高め、針葉樹の樹脂分まで燃やし切る高温燃焼を可能にします。
難しさ:Bell Cast構造は複雑な三次元形状を一体で鋳造するため、型の設計・製造が非常に難しい。岡本工業の464年の精密鋳造技術があって初めて実現した構造です。
交換目安:5〜10年(使用頻度・薪の質による)。費用:2〜5万円程度。
AGNIはツイン触媒(2つの触媒コンバーター)を搭載しています。触媒は消耗品で、使用を重ねると触媒活性が低下します。
交換のサイン:① 以前より煙が増えた、② 同じ薪量で温まりにくくなった、③ ガラスが汚れやすくなった。
触媒を長持ちさせるコツ:乾燥薪(含水率20%以下)を使うことが最重要です。湿薪は触媒にタールを付着させ、詰まりの原因になります。また、低温でくすぶらせる焚き方も触媒を傷めます。
D'STYLEでは触媒の点検・交換を承っています。年1回の煙突清掃のタイミングで触媒の状態確認も行います。
正直に比較します。
AGNIの方が優れている点:
欧州ブランドの方が優れている点:
結論:針葉樹が豊富な岩手・東北の環境で主暖房として使うなら、AGNIは最も実用的な選択肢のひとつです。デザインや蓄熱時間を重視するなら欧州ブランドも検討価値があります。
ほとんどの場合、AGNI-Cが最適解です。
3モデルの比較:
設置スペースに制約がなく、岩手の25坪以上の家であれば、まずAGNI-Cを候補にしてください。D'STYLEでは現地調査の上、最適モデルをご提案します。
グッドデザイン賞は、日本最大の公的デザイン評価制度です。公益財団法人日本デザイン振興会が主催し、製品・建築・システム・活動など幅広い分野を対象に毎年審査します。
2016年、AGNI-HUTTEがグッドデザイン賞ベスト100に選出され、同時に「ものづくりデザイン賞」も受賞しました。ものづくりデザイン賞は「素材・製法・製造プロセスそのものがデザインされている」製品に贈られる特別賞で、AGNIが受賞できた理由は:
単に「見た目がきれい」なだけでなく、「作ること自体の意味」が評価されました。
Fuel & Care ─ 買ったあとも、ずっと。
人が生きるのに衣食住が欠かせないように、薪ストーブにも薪サウナにも、「薪という燃料」と「メンテナンス」は必ずついてきます。売って終わりの店では、そこで行き詰まる。D'STYLEは、この2つを自社で持っているから、火のある暮らしを、買ったその先まで支え続けられます。ここが、当社の強みです。
薪の販売はもちろん、ご自宅の薪棚のそばまで届ける配達、原木の販売、薪割り機のレンタルまで。燃料の心配をせずに、火のある暮らしを続けられます。ストーブが他社の一台でも、薪だけのご購入でも、大歓迎です。
薪の販売・配達を見る →煤や煙道火災のリスクは、定期的な煙突掃除と点検で防げます。他社で入れた一台も含め、点検・部品交換・修理まで対応。長く、安全に焚き続けられます。
メンテナンス・煙突掃除を見る →薪も、掃除も、修理も、ぜんぶ一社で。だから、"売ったあとまで面倒を見られる店"で選んでください。
AGNIの暖かさは、写真では伝わりません。ショールームで火にあたって、お住まいの間取りと断熱に合う一台を一緒に決めましょう。盛岡・岩手県全域・秋田・青森、現地調査とご相談は無料です。
ATK指数 ─ AGNI 3機種の暖かさの質
暖かさの質
メーカーが暖房のめやすを公表していないため、適正坪数はお出しできません
| AGNI-C | 定格 10.2kW(最大13.4kW×0.76)・重量240kg・燃焼効率85.7%・鋳鉄単体 | 77 ATK | 適正坪はお出しできません |
|---|---|---|---|
| AGNI-CC | 定格 7.6kW(最大10.0kW×0.76)・重量200kg・燃焼効率85.5%・鋳鉄単体 | 77 ATK | 適正坪はお出しできません |
| AGNI-HUTTE | 定格 6.2kW(最大8.1kW×0.76)・重量140kg・燃焼効率81.1%・鋳鉄単体 | 77 ATK | 適正坪はお出しできません |
値段のことも、面倒なところも、先に出しておきます。読んだうえでご相談いただいた方が、話が早く進みます。
薪ストーブ・サウナ・ペレットの対応エリア岩手県・青森県・秋田県の全域と、宮城県・山形県の一部エリアに対応しています(県名をタップで市町村一覧)。
写真ではわからないことが、いくつもあります。熱の届き方、はぜる音、部屋のにおい。盛岡・国道4号線沿いのショールームで、実際に焚いています。ご相談は無料です。
岩手県・青森県・秋田県の全域と、宮城県・山形県の一部エリアへ伺います。
対応エリアを見る / 使える補助金を確認する