五戸の話 馬の牧と、茅葺きと、坂の山車
「五戸」という名前は、牧場から来ているといわれます。南部氏の領地だったこのあたりを九つの「戸」(牧場)に分け、さらに東西南北に分けた「四門九戸」の牧場制から、五戸の地名が生まれたと町は伝えています。文書に残るいちばん古い名は、1246年の「陸奥国糠部五戸」です。人の暮らしは、さらに古く5000年以上前の縄文時代までさかのぼると考えられています。
江戸時代、五戸には南部藩の代官所が置かれました。1635年ごろにできたと考えられ、いまの上北郡まで含めた28の村を治めていました。明治に入り、1889年に五戸村、1915年に五戸町となりました。1955年に川内村・浅田村と合わさり、2004年7月1日には倉石村を迎えて、いまの町の形になっています。
馬の話は、町のあちこちに残っています。石沢の南部駒踊は、放牧していた馬を秋に若者たちが捕らえる様子を踊りにしたもので、7頭の駒が輪になって踊ります。1962年に県の無形民俗文化財になりました。冬のえんぶりでも、踊り手は馬の形の烏帽子をかぶります。郷土の料理は馬肉鍋。鎌倉時代からの馬の産地として、町は馬肉・倉石牛・シャモロックを「ごのへ三大肉」として紹介しています。
夏の終わりから秋のはじめにかけては、五戸まつりです。京都の祇園祭を移したもので、明治の中ごろから山車が加わりました。綱を引くときの掛け声が大漁節に似ているのは、近くの町の祭りにはない、五戸ならではのものです。坂の多い町なので、山車が坂を上るときは、みんなで声を合わせて引きます。
古い家も残っています。国の重要文化財の江渡家住宅は、天明年間(1781〜88年)に建てられた、茅葺き・寄棟造りの大きな家で、間口は24.5mあります。代官所に仕えた武士の住まいの形をよく伝えています。町の中心には、赤い丸屋根の望楼がついた消防の屯所があります。1913年の大火で焼けた屯所を、1922年に同じ形で建て直したもので、いまも消防の屯所として使われています。大火のあとに同じ形で建て直した屯所を見ると、この町が火の守りを大事にしてきたことが伝わってきます。
町の南側には、奥州街道の昔の道が多く残っていて、浅水には宿場のあった集落がいまも続いています。代官所の門は文久年間(1861〜63年)の建物と考えられ、町の文化財です。縄文時代中期、約5000年前の「石冠」と呼ばれる石の道具も、2023年に町の文化財になりました。町の木の一つオンコ(イチイ)は、このあたりでは古くから生垣や床柱に使われ、赤松は家を建てる木として使われてきました。
八戸から20分。お年寄りと三世代が暮らす町
2025年の国勢調査で、町の人口は14,318人、世帯は5,854でした。5年で10.7%減っています。65歳以上の人は44.5%、平均年齢は56.9歳で、65歳以上の一人暮らしが1,070世帯、三世代で暮らす家が534世帯あります。
町の中に鉄道の駅はありません。そのかわり八戸駅までは車で20分ほど、八戸ICまでは30分ほどです。町のまわりを国道4号・45号・454号が囲み、朝7時と夕方5時台に車がいちばん多くなると、町の報告書にあります。昔は町を鉄道が走っていて、その機関車が2022年に55年ぶりに町へ戻り、いまは展示されています。
住宅地の公示地価の平均は坪3.0万円ほど(2026年)で、八戸市の平均(坪10.3万円ほど)と比べると3分の1ほどです。固定資産税の税率は、国の標準と同じ1.4%。町が売り出した宅地の分譲地は、全11区画が売り切れています。
子育てでは、2025年8月の診療分から、高校生の年代まで医療費の自己負担を、親の所得に関係なく町が出しています。生まれた子1人に10万円のお祝い金があり、3歳児クラスより前の保育料も町が無償にしています。
町内に気象庁の観測所はないため、雪の量や風の強さを数字でお伝えすることはできません。山あいの倉石と、八戸寄りの町なかとでは、冷え込みも雪の残り方も変わります。家を見せていただくときに、その場所の冬の様子をうかがって、ストーブの大きさを決めます。
五戸の家と、それぞれに合うストーブ
五戸で伺う家は、おおまかに2つに分けられます。
五戸へは、盛岡から約110km
D'STYLEの厨川ショールームから五戸までは約110km、八戸道を使って通います。調べに伺った者がそのまま工事をし、毎年の掃除と点検も引き受けます。
五戸町での写真つきの事例は、まだ載せていません。近くの町では、三戸町で鋳物の薪ストーブを据えつけ、別のお宅で点検と掃除もしています。八戸市でも煙突掃除に伺いました。工事は社員が自分たちの手で行い、現場の者はJFSA認定技術者の資格を持っています。前に別の店で入れたストーブも、点検と掃除をお受けします。
家庭用サウナの設置工事も、薪ストーブと同じ社員がうかがいます。これまでのサウナの工事は、盛岡・雫石・奥州の施工事例に載せています。
新しく建てる家でも、古い家に入れたいというご相談でも、かまいません。まずは家を見せてください。住む人の暮らし方を聞いて、合う機種と煙突の通し方をご提案します。
ペレットストーブの設置も五戸へ伺います。家庭用サウナのくわしいご案内は、当社のサウナ専門サイトハルビア岩手(五戸町のサウナ設置)にあります。
出典:五戸町「町の概要」(地名・歴史・町の木)/e-Stat 市区町村の廃置分合(五戸町)/五戸町「五戸代官所」/五戸町「奥州街道」/青森県「南部駒踊(石沢)」/五戸町「えんぶり」/五戸町「ごのへ三大肉」/五戸町「五戸まつり」/文化遺産オンライン「江渡家住宅」/青森県「江渡家住宅」/五戸町「文化財」(消防屯所・機関車)/e-Stat「令和7年国勢調査 市区町村別の主な結果」/五戸町「アクセス」/五戸町の報告書(道路と交通量)/五戸町「宅地分譲 完売のお知らせ」/五戸町「固定資産税の概要」/五戸町「子ども医療費」/五戸町「新生児祝金」/五戸町「保育料無償化事業 実施要綱」/気象庁「青森県の観測地点」/地価は国土交通省の地価公示を集計した土地価格相場サイトの値
五戸町での、これまでの仕事
五戸町では、これまでに1軒のお宅で、2件の仕事を受け持ってきました(2016年〜2018年・社内の記録より)。写真を載せていない仕事も、ここに数えています。
内わけ:設置 1件、メンテナンス 1件
- 2018年7月 薪ストーブのメンテナンス
- 2016年11月 薪ストーブの設置
五戸町へは、いつでも伺います。煙突掃除や点検は、煙突の中の火事を防ぐいちばんの近道です。気になることがあれば、ご相談ください。
五戸町の近くの施工事例
五戸町での写真つきの事例は、まだありません。近くの町で当社が手がけた現場をご覧ください。写真はすべて当社が撮ったものです。
五戸町で、安全に長く使うために
五戸町は省エネ基準の「3地域」です。2025年4月から、新しく建てる家は省エネ基準に合わせることが決まりになりました。薪ストーブとペレットストーブでは計算の扱いが違います。くわしくは薪ストーブと省エネ基準にまとめています。
煙突の中や囲いの中は、使っている方からは見えません。2年に1度は見せてください。他社で設置された機械もお受けします。




五戸町の冬の気候と、ストーブ選び
三戸郡北部の内陸にある、坂の多い町です。町の面積の半分以上を森林が占めます。町内に気温を観測するアメダスがないため、近くの三戸と八戸の値を載せます。
| 観測地点 | 1月の平均気温 | 1月の日最低気温の平均 | 1月の日最高気温の平均 | 1月の最深積雪 |
|---|---|---|---|---|
| 三戸(三戸町) | -1.8℃ | -6.3℃ | 2.4℃ | — |
| 八戸(八戸市) | -0.7℃ | -3.9℃ | 2.8℃ | 15cm |
| (参考)盛岡 | -1.6℃ | -5.2℃ | 2.0℃ | — |
三戸の1月の日最低気温の平均は-6.3℃で、盛岡より1.1℃低くなります。ストーブの出力は、この冷え込みと家の断熱・広さから決めます。
青森県は県内全域が豪雪地帯です(国土交通省「豪雪地帯・特別豪雪地帯指定図」)。
出典:気象庁「過去の気象データ検索」平年値(1991〜2020年)。アメダス地点の値は参考値です。「—」は掲載していない項目です。
五戸町の家と地形から考える、煙突の設計
同じ機種でも、家の建ち方と周りの地形で、煙突の高さ・材質・支持の方法が変わります。五戸町で現地を見るときに、私たちが確かめていることです。
煙突と壁・天井との距離の考え方は離隔距離と内装制限、囲いの中の温度は煙突の囲いと壁貫通部にまとめています。
五戸町での薪の手に入れ方
五戸町には三八地方森林組合があります。薪の販売の有無は直接お問い合わせください。
煙が少なくよく燃えるのは、よく乾いた薪です。当社でも乾かした薪を配達しています。
近くの森林組合:三八地方森林組合(五戸町)(青森県内の森林組合一覧)。薪の販売・配達 →
D'STYLEから五戸町までの距離と費用の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 盛岡ショールーム(厨川)からの道のり | 約110km(実測の道のりから) |
| メンテナンスの出張費 | ¥14,900〜¥18,000(郵便番号ごとの額はメンテナンスのページで引けます) |
メンテナンスの料金はメンテナンス、青森県内の出張は青森県の煙突掃除と青森県の交通費にまとめています。設置工事の交通費・宿泊費は、お見積りの段階でお伝えします。
よくある質問
五戸町まで来てもらえますか?
はい。五戸町は当社の対応エリアです。盛岡から約110km、設置工事もメンテナンスも、うちのスタッフが伺います。
五戸町でメンテナンスを頼むと、出張費はいくらですか?
¥14,900〜¥18,000です。10kmあたり¥1,500(税込)で、郵便番号ごとに実際の道のりを測って決めています。
五戸町で薪ストーブの補助金は使えますか?
五戸町独自の制度は現在確認できていません。年度で変わるので、最新は青森県の各市町村にお問い合わせください。
五戸町でペレットストーブの設置もできますか?
はい。ペレットストーブの設置とメンテナンスも、五戸町へ伺います。メンテナンスの出張費は薪ストーブと同じで、¥14,900〜¥18,000です。排気筒の出し方と停電のときの備えは、現地を見て一緒に決めます。
五戸町の斜面に建つ家でも設置できますか?
できます。周りの建物と地形を見て、煙突の高さを決めます。



