ENERGY CODE / 2025年4月、ルールが変わりました

薪ストーブを入れると、
省エネ基準に通らなくなるのか。

2025年4月から、新築はほぼすべて省エネ基準への適合が義務になりました。 では薪ストーブはどう扱われるのか。制度の条文と、建築研究所の技術資料から、 調べたことをそのまま書きます。

  1. 2025年4月に義務になったこと
  2. 岩手はどの地域か
  3. 薪ストーブは、どう扱われるか
  4. ペレットストーブは違います
  5. 木は非化石なのに、計算では効かない
  6. 測る物差しは、もうある
  7. 補助金では、どうか
  8. 薪が評価される制度が、ひとつある
  9. 岩手県の補助金
  10. 岩手の冬に、太陽光は当てになるか
  11. 木は、エネルギーを溜めている
  12. 設計者に確かめること
  13. よくある質問

2025年4月に義務になったこと

2025年(令和7年)4月1日から、原則すべての新築建築物(住宅・非住宅とも)。適用は「2025年4月1日以後に工事に着手するもの」。増改築は増改築する部分のみ。修繕・模様替えは対象外。

床面積の合計10㎡以下は対象外。ほかに自動車車庫・畜舎、国宝・重要文化財、仮設建築物など。

適合しないとどうなるか。

  • 適合しないと、確認済証・検査済証が交付されない(=家が建てられない、引き渡せない)
  • 基準適合命令が出ることがある
  • 命令に違反すると300万円以下の罰金

住宅に求められるのは、次の2つです。

① 外皮性能

UA値(外皮平均熱貫流率)が地域ごとの基準以下であること。断熱等性能等級4と同じ数値。

② 一次エネルギー消費性能

BEI ≦ 1.0。BEI=設計一次エネルギー消費量 ÷ 基準一次エネルギー消費量。暖房・冷房・換気・照明・給湯をWebプログラムで計算する。

断熱の基準(UA値)

等級2地域3地域
盛岡
4地域位置づけ
等級70.200.200.23HEAT20 G3相当
等級60.280.280.34HEAT20 G2相当
等級50.400.500.60ZEH水準(誘導基準)
等級40.460.560.75★2025年4月からの義務水準

単位は W/(㎡·K)。数字が小さいほど熱が逃げにくい。1〜4地域に冷房期の日射(ηAC)の基準はないので、岩手では出てこない。

一次エネルギー消費量の等級

等級BEIの上限位置づけ
等級80.65★令和7年12月1日施行で新設。GX志向型住宅の要件
等級70.70★同じく新設
等級60.80ZEH水準/誘導基準/長期優良住宅
等級50.90
等級41.00★省エネ基準(義務)

BEIの上限。等級6以上では、太陽光発電による削減量が算入されない。「太陽光を載せれば等級6は取れる」は誤り。差し引けるのはコージェネレーション設備だけ。

岩手はどの地域か

地域区分岩手県の市町村
2地域八幡平市(旧安代町)、葛巻町、岩手町、西和賀町、九戸村
3地域盛岡市、花巻市、久慈市、遠野市、二戸市、八幡平市(旧西根町・旧松尾村)、一関市(旧大東町・旧藤沢町・旧千厩町・旧東山町・旧室根村)、滝沢市、雫石町、紫波町、矢巾町、住田町、岩泉町、田野畑村、普代村、軽米町、野田村、洋野町、一戸町
4地域宮古市、大船渡市、北上市、一関市(旧一関市・旧花泉町・旧川崎村)、陸前高田市、釜石市、奥州市、金ケ崎町、平泉町、大槌町、山田町

岩手県は2・3・4地域にまたがる。1地域も5地域もない。盛岡市は全域が3地域。八幡平市と一関市は、市内で区分が分かれる(合併前の旧町村の境で)。この2市は市名だけでは判断できない。

岩手県は全市町村が「年間の日射地域区分 A3」(5段階の真ん中)。あとで補助金の話に効いてくる。

薪ストーブは、どう扱われるか

ここがこのページの本題です。 業界では「薪ストーブを入れるとBEIが悪くなる」と言われてきました。 その話の前提は、2025年4月に変わっています。

なお、薪ストーブは、当該機器に関する評価方法の提案者の事情により、評価対象から除外されました。このため、以下の技術資料については、公開を停止しました。⚫ 技術情報の第四章「暖冷房設備」第九節「薪ストーブ」── 国立研究開発法人建築研究所「2025年4月における評価方法の変更等の概要」(令和7年4月1日)

評価方法そのものが取り下げられ、技術資料の公開も止まりました。 では、どう計算されるのか。技術資料にこう定められています。

評価方法を定めていない暖房設備を設置する場合、または暖房設備を設置しない場合は、地域区分に応じて、決められた機器を設置するものとして評価する。
地域区分想定される機器効率運転
1・2地域温水暖房用パネルラジエーター熱源=石油従来型温水暖房機 83.0%連続運転
3・4地域FF暖房機定格エネルギー消費効率 86.0%間歇運転
5〜7地域ルームエアコンディショナー区分(ろ)間歇運転

基準一次エネルギー消費量の側も、同じ機器で計算される。つまり設計側と基準側が同じ数字になり、暖房分のBEIへの寄与はちょうど1.0。

薪ストーブは、BEIを悪くしない
薪ストーブは、BEIを悪くしない。そして良くもしない。省エネ計算のうえでは、無いものとして扱われる。

これは抜け道ではなく、告示に基づく技術資料が定めている正規の取り扱い。ただし裏を返せば、薪ストーブでは暖房分の点を1点も稼げないということでもある。

ペレットストーブは違います

同じ2025年4月の改定で、ペレットストーブは評価対象として新たに追加された(第四章 第十節。2025年10月に第九節へ移動)。 引用されている規格はJFSA/PSJ-01:2024 家庭用木質バイオマス燃料燃焼機器の試験方法(現在の JIS S 3051:2026)です。

メーカーの実測値がない場合、次の規定値で計算されます。

項目規定値
最大暖房能力12.5 kW
定格熱効率63.7%
点火時消費電力量155 Wh
定常時消費電力134 W

基準側(岩手の3・4地域)はFF暖房機の86%。設計側でペレットの規定値63.7%を使うと、暖房負荷を割る数が小さくなるぶん、消費量が増える。

暖房分で、約1.35倍
規定値のままだと、暖房分でおよそ1.35倍(+約35%)不利になる。これにファンと点火の電力が加わる。

ただしJIS S 3051で測った実測の熱効率が86%を超えれば、基準より有利になる。メーカーから実測値を取れるかどうかが分かれ目。

さらに、主たる居室に複数の暖房設備を置く場合で、その中に木質燃料ストーブ(評価方法上はペレットストーブに限る)を含むときは、木質燃料ストーブで評価される。ペレットストーブとエアコンを併設しても、エアコンでは評価されない。

能力が足りず暖めきれなかった分(未処理暖房負荷)は、係数を掛けて一次エネルギーに上乗せされる。岩手の間歇運転で、3地域1.22/4地域1.21。小型のペレットストーブ1台で家じゅうを賄う計画は、この形で不利になりうる。

木は非化石なのに、計算では効かない

省エネ法(エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律)

第2条第3項が「非化石燃料」を「化石燃料以外のもの」と定義している。薪もペレットも、定義上まぎれもなく非化石エネルギー。

建築物省エネ法のBEI

木質燃料は、ガスや灯油とまったく同じ扱いで一次エネルギー消費量に加算される。再生可能・非化石であることによる割引は一切ない。

おかしなことに、この二つは同じ文書の中で確認できる。Webプログラムの技術資料には、木質燃料を「再生可能エネルギー利用量」として集計する式がある。ところがその節の見出しは「(誘導基準における設計一次エネルギー消費量の算定で勘案されるものを除く)」。つまり参考として表示されるだけで、計算の外に置かれている。

同じ1MJの薪が、二度、違う顔をする
同じ1メガジュールの薪が、片方では「再生可能エネルギー」として数えられ、もう片方では「消費した一次エネルギー」として満額請求される。

測る物差しは、もうある

番号JIS S 3051:2026
名前家庭用木質バイオマス燃料燃焼機器の試験方法
制定2026年(令和8年)3月23日
主務経済産業大臣

原案を作ったのは一般社団法人日本暖炉ストーブ協会、一般社団法人日本ペレットストーブ工業会、一般財団法人日本規格協会です。 当社が加盟している 日本暖炉ストーブ協会 が関わっています。

薪又は木質ペレットを燃料とする、主として一般家庭用の暖房に用いる木質バイオマス燃料燃焼機器の熱効率・熱出力・消費電力を測定するための試験方法。壁付暖炉(築炉)、燃焼室に扉を備えていない機器、ボイラーを備えた機器は対象外。

物差しは整った。まだ、使われていない
薪ストーブの熱効率を測る国家規格は、もうできている。測る物差しは整ったのに、Webプログラムには入っていない。これが現在地。

補助金では、どうか

国の制度はみらいエコ住宅2026事業(住宅省エネ2026キャンペーン)です。

住宅種別1〜4地域
岩手県
5〜8地域対象世帯
GX志向型住宅125万円/戸110万円/戸すべての世帯
長期優良住宅80万円/戸75万円/戸子育て世帯・若者夫婦世帯
ZEH水準住宅40万円/戸35万円/戸子育て世帯・若者夫婦世帯

岩手県は全域が1〜4地域なので、5〜8地域より補助額が高い側。

GX志向型住宅の要件

ここが岩手には効く。「寒冷地」は1地域と2地域だけ。「低日射地域」は日射地域区分A1またはA2で、岩手は全市町村がA3なので該当しない。つまり盛岡を含む3・4地域は原則「一般」扱いで、再エネ込み100%以上が要る。緩和されるのは2地域の5市町村と、多雪地域に指定されている区域だけ。多雪地域(垂直積雪量100cm以上)の指定は岩手県が定めるので、設計者に確認を。

薪ストーブ・ペレットストーブ・木質バイオマスは、この事業の要件にも対象製品にも出てこない。

薪が評価される制度が、ひとつある

ここまで読むと、薪ストーブは制度の外にあるように見えます。 ひとつだけ、正面から評価される制度があります。低炭素建築物認定(都市の低炭素化の促進に関する法律・エコまち法)です。

再生可能エネルギー利用設備削減効果を反映できるか
太陽光発電設備
風力・水力・バイオマス等の発電設備
太陽熱・地中熱利用設備
大気熱を利用したヒートポンプ
薪・ペレットストーブ等の熱利用

低炭素建築物 認定申請書作成の手引き【第10版】(2026年4月1日)表2-1-1

薪・ペレットストーブ等の熱利用 = ○
低炭素化促進設計一次エネルギー消費量の式には、「再生可能エネルギー利用設備を用いて得られるエネルギー量」を差し引く項がある。そこに木質燃料消費量が入る。つまり薪の熱量が暖房で足され、再エネで引かれて、差し引きゼロになる。

しかも一戸建てに必要な「再生可能エネルギー利用設備の導入」の要件も満たせる。

ただし手引きは「計算支援プログラムにおいて、全ての設備がエネルギー削減効果を計算上見込める訳ではない」と注記している。ペレットストーブはWebプログラムで数値が出るが、薪ストーブは入力できないので出ない。薪ストーブでこの要件を満たせるか、数値をどう示すかは、所管行政庁への事前相談が必須。

岩手県の補助金

国の制度とは別に、岩手県にも住宅の補助があります。 薪ストーブそのものへの補助ではありませんが、家を建てるときに使えます。

いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金

令和8年度/受付 令和8年5月18日〜令和8年12月4日(予算の上限まで)/窓口 一般財団法人岩手県建築住宅センター(盛岡市盛岡駅西通1-7-1)
断熱等性能等級6等100万円/戸
断熱等性能等級7等180万円/戸
+ 太陽光発電設備(必須)上限35万円/戸(7万円/kW×5kW)
+ HEMS補助率2/3・上限6.6万円/戸
+ 蓄電池(選択)補助率1/3・上限35.7万円/戸

最大で、等級6等なら177.3万円、等級7等なら257.3万円。

令和8年8月末時点の申請は、等級6等が11戸中2戸、等級7等が8戸中7戸。等級6等の枠が9戸分空いている。

要件:岩手型住宅賛同事業者等であること/県産木材5m³以上/ZEHを上回る基準/気密試験でC値1.0以下/建設現場見学会の実施/温熱環境測定への協力/FIT・FIPの認定は取得不可。

太陽光発電設備が必須で、薪・ペレットストーブは対象設備に入っていない。

いわて木づかい住宅普及促進事業

令和8年度/受付 令和8年4月17日〜(予算の上限まで)/窓口 岩手県木材産業協同組合
県産木材の使用量に応じて10万円 または 15万円
+ JAS材等5万円
+ 18歳未満の子がいる世帯10万円
+ 大船渡市産材を一定以上使用10万円

要件:県内に自ら居住するため住宅を新築する方/完成前の住宅を購入する方/県内所有住宅をリフォームする方。

住みたい岩手の家づくり促進事業

令和8年度
断熱等性能等級6に適合10万円
高齢者等配慮対策等級310万円

要件:上の「いわて木づかい住宅」の補助を受けることが前提(併用できる)。木造一戸建て、県産木材を構造材10m³または仕上材20㎡以上、令和8年4月1日以降着工〜令和9年3月15日完了、県内に本店を置く建築業者が施工。

補助金は年度ごとに内容が変わり、予算の上限に達すると締め切られる。ここに書いた数字は2026年9月時点のもの。申請の前に必ず最新をご確認ください。当社でも一緒に確認します。

岩手の冬に、太陽光は当てになるか

省エネの計算では、太陽光発電が大きく効きます。 では岩手はどうなのか。気象庁の平年値で確かめました。

地点1月の日照時間1月の日射量年の日射量
盛岡115.6 時間7.112.3
宮古(岩手・沿岸)158.4 時間8.112.8
仙台149.0 時間8.312.5
東京192.6 時間9.412.7
秋田39.0 時間4.711.9
青森48.5 時間5.012.1
札幌90.4 時間6.012.3

全天日射量の単位は MJ/㎡(日平均)。気象庁の平年値(1991〜2020年)。

ただし同じ岩手でも、沿岸の宮古は158.4時間、内陸の盛岡は115.6時間。43時間の差がある。奥羽山脈を越えた雪雲が盛岡側まで届くためで、「岩手は太平洋側だから冬も晴れる」は盛岡には当てはまらない。

弱いのは、冬の数か月だけ
まとめると、岩手の太陽光は年間で見れば関東とほぼ互角。弱いのは冬の数か月だけ。そしてその数か月こそ、暖房がいちばん要る時期ということになる。

木は、エネルギーを溜めている

三浦秀一教授(東北芸術工科大学 建築・環境デザイン学科)が、山形のシンポジウムで発表された資料があります。 薪と蓄電池を、同じ土俵で比べたものです。

蓄電池 5kWh(50kg) = 薪 3本(4.6kg)
暖房に使えるエネルギーで比べたもの。蓄電池5kWh(重さ50kg)の電気をエアコン(消費効率2.7)で暖房に使った場合と、薪3本(4.6kg)を薪ストーブ(効率70%として)で燃やした場合が、同じになる。ペレットなら3.7kg。

50kgの箱と、薪3本。木がどれだけエネルギーを溜め込んでいるかが、重さで比べると分かる。しかも薪は、置いておくだけでは減らない。

真のエネルギー自給率

山形市のモデル住宅で、売電を除いた「自分の家で使った分」だけで自給率を計算したもの。

家の作り売電込み
いまのZEH
自家消費のみ蓄電池を入れて
オール電化(太陽光7.1kW+蓄電池5kWh)100%28%44%
薪ストーブ+太陽熱+太陽光4.8kW+蓄電池5kWh102%59%78%

売電を含めれば、どちらも100%前後。いまのZEHの数え方ではここを見る。ところが自分の家で実際に使った分だけで数えると、オール電化は44%、薪ストーブの家は78%。しかも薪のほうは、太陽光が4.8kWと小さい。

山に立っている木を、備蓄として数えると

日本の石油備蓄 7,800万kl(230日分)日本の森林の5%(12,600km²)
日本のLNG在庫 150万kl(7日分)日本の森林の0.14%(350km²)

山に立っている木を、エネルギーの備蓄として数え直すとこうなる。

出どころ:「薪ストーブと住宅のエネルギー自給」山形RE100シンポジウム 発表資料(2026年5月19日)
著書に『研究者が本気で建てた ゼロエネルギー住宅 ── 断熱、太陽光・太陽熱、薪・ペレット、蓄電』(農山漁村文化協会・2021年)があります。

設計者に確かめること

家を建てる段になったら、次のことを設計者と確認検査機関にお確かめください。

当社は薪ストーブの会社で、設計事務所でも確認検査機関でもありません。ここに書いたことは2026年9月時点で公開されている制度を調べたものです。実際の申請では、必ず設計者と確認検査機関にお確かめください。当社も、設計事務所さん・工務店さんと一緒に確認します。煙突の位置と暖房の計画は、建ててからでは動かせません。図面ができる前にお声がけいただくのが、いちばん確実です。

よくある質問

薪ストーブを入れると、省エネ基準に通らなくなりますか?

なりません。薪ストーブは2025年4月1日に、住宅版Webプログラムの評価対象から除外されました。いまは「その他の暖房設備」として扱われ、設計側と基準側が同じ機器で計算されるため、暖房分のBEIへの寄与はちょうど1.0になります。つまり悪くもならないし、良くもなりません。省エネ計算の上では無いものとして扱われます。

ペレットストーブはどうですか?

こちらは事情が違います。同じ2025年4月の改定で、ペレットストーブは評価対象として追加されました。メーカーの実測熱効率がない場合の規定値は63.7%で、岩手の3・4地域の基準側(FF暖房機86%)と比べると、暖房分でおよそ1.35倍不利になります。ただしJIS S 3051で測った実測値が86%を超えれば、逆に有利になります。メーカーから実測値が取れるかどうかが分かれ目です。

ペレットストーブとエアコンを併設すれば、エアコンで評価されますか?

されません。主たる居室に複数の暖房設備を置く場合で、その中にペレットストーブを含むときは、ペレットストーブで評価すると技術資料に定められています。逃げられない仕組みになっています。

薪は再生可能エネルギーなのに、省エネ計算では評価されないのですか?

評価されません。省エネ法では薪もペレットも明確に「非化石エネルギー」ですが、建築物省エネ法のBEI計算では、木質燃料はガスや灯油とまったく同じように一次エネルギー消費量に加算され、非化石であることによる割引はありません。同じ1メガジュールの薪が、片方では再生可能エネルギーとして数えられ、もう片方では消費した一次エネルギーとして満額請求される、という状態です。

薪ストーブが省エネとして評価される制度はありませんか?

低炭素建築物認定(エコまち法)があります。認定の手引きの表では「薪・ペレットストーブ等の熱利用」が○になっており、薪の熱量が暖房で足された分だけ再エネで引かれて、差し引きゼロになります。一戸建てに必要な「再生可能エネルギー利用設備の導入」の要件も満たせます。ただし薪ストーブはWebプログラムに入力できないため数値が出ません。所管行政庁への事前相談が必要です。

盛岡は何地域ですか?

盛岡市は全域が3地域です。義務水準の断熱等性能等級4でUA値0.56以下、ZEH水準の等級5で0.50以下、等級6で0.28以下になります。岩手県は2・3・4地域にまたがり、1地域も5地域もありません。八幡平市と一関市は市内で区分が分かれるので、市名だけでは判断できません。

岩手は冬に日照が少ないので、太陽光は不利ですか?

冬だけ見れば不利です。1月の全天日射量は盛岡7.1に対して東京9.4で、約76%です。ただし年間で見ると盛岡12.3、東京12.7で約97%とほぼ互角です。5月と6月は、むしろ盛岡のほうが多くなります(6月は約1.20倍)。東北のなかでも岩手は良い側で、1月の日照時間は秋田の約3.0倍、青森の約2.4倍あります。弱いのは冬の数か月だけで、そこがちょうど暖房のいちばん要る時期です。

岩手県の補助金は、薪ストーブに使えますか?

使えません。いわて省エネルギー住宅建設推進事業費補助金は太陽光発電設備が必須で、薪・ペレットストーブは対象設備に入っていません。国のみらいエコ住宅2026事業にも、木質バイオマスは出てきません。ただし住宅そのものへの補助は使えますので、断熱を上げて補助を受けつつ薪ストーブを入れる、という組み合わせは可能です。

SAFETY / 安全について、逃げずに書いたページ

見えないところの話を、
ぜんぶ表に出しています。

薪ストーブで本当に怖いのは、壁の中や囲いの中など、 できてしまえば誰にも確かめられないところです。 当社は日本暖炉ストーブ協会に加盟し、現場に関わる者は認定技術者の資格を取っています。 そこで学んだことと、国の資料や研究で裏の取れたことを、そのまま公開しています。

どのページも、出どころを全部書いています。 当社が行った実験ではないものは、そう明記しています。 数字は、一次資料まで確かめたものだけを載せました。

ここまで読んだあなたと、話したい。

ここに書いたことは、全部うちが現場でやっていることです。 煙突の高さも、給気の穴も、機種の選定も、この考え方で決めています。
盛岡のショールームには、火を入れた実機があります。数字の話の続きを、炎の前でどうぞ。

019-681-24779:00〜17:00 定休日:毎週水曜日・大型連休・年末年始