三戸の話 城山と、七つの子の山登りと、風の弱い盆地
三戸は、青森県のいちばん南にある町です。南は岩手県の二戸市、西は秋田県の鹿角市と接していて、三つの県の境にあります。国道4号を北へ行けば青森市まで、南へ行けば盛岡市まで、どちらもおよそ100km。ちょうど真ん中にある町です。
町の真ん中には、高い台地の上に三戸城の跡があります。熊原川と馬淵川が削ってできた台地で、城下との高さの差は約90mあります。1590年、豊臣秀吉の朱印状で三戸城が南部氏の正式な居城と決まりました。その後、居城は福岡城(いまの二戸市)を経て盛岡城へ移り、1633年に盛岡城が正式な居城になります。三戸城はそのあとも残され、城代が置かれました。2022年3月15日に国の史跡になり、いまは桜の名所の城山公園として親しまれています。
町の名は、南部氏が牧場の土地を九つに分け、一戸から九戸と呼んだうちの「三戸」から来たと考えられています。当時の三戸は、いまの三戸町・田子町・南部町を合わせた広さでした。町は1889年に町制をしき、1955年3月20日に留崎・斗川・猿辺の3つの村と合わさっています。
夏のはじめには、国の重要無形民俗文化財「泉山の登拝行事」があります。毎年7月25日、数えで7歳になった男の子が父親と一緒に、名久井岳の月山まで約2.5kmの山道を登ります。県の資料には、県内では泉山だけに残る行事とあります。秋のさんのへ秋まつりでは、大正時代から使われている「ドンデン返し」という仕掛けが、山車の見どころです。1633年から続く「まける日」という、町の商店がおまけをする行事もあります。
盆地で昼と夜の気温の差が大きく、りんごなどの果樹がよく育ちます。町は「県南地方の一大産地」と書いています。山あいでは葉たばこを中心にした畑が広がり、町の土地の7割以上は山林と原野です。町の木は桐。県の天然記念物の関根の松は、樹齢420年以上のアカマツで、いちばん長い枝は16mあります。郷土の味には、ひっつみ、串もち、きんかもちがあります。
絵本『11ぴきのねこ』の作者のふるさとでもあり、町は2011年から「11ぴきのねこのまち さんのへ」として町づくりを進めています。町を歩くと、ねこの石像に出会います。
持ち家の多い町で、八戸や二戸へ通う
2025年の国勢調査で、町の人口は7,955人、世帯は3,383でした。5年で12.4%減っています。65歳以上の人は45.3%、平均年齢は57.5歳です。住む家を持っている世帯が多く、ふだん暮らす世帯のおよそ83%が持ち家です。
町の計画には、多くの町民が東へ約30kmの八戸市へ通勤や買い物に出かけ、南へ約20kmの二戸市へ県境を越えて通う人も少なくない、とあります。町内の駅は青い森鉄道の目時駅です。最寄りの三戸駅(所在地は南部町)までは、新幹線の二戸駅から16分、八戸駅から23分。高速は一戸ICを使い、町の中心まで45分ほどです。
住宅地の公示地価の平均は坪4.7万円ほど(2026年)。固定資産税の税率は国の標準と同じ1.4%です。町には、町へ移り住んで家を新しく建てる人に最大150万円(都市計画区域の中の場合)を出す補助があります。ただし、冷暖房機の購入や設置の費用は、この補助の対象になりません。
子育てでは、0歳から18歳までの医療費を町が助成し、県内の病院なら窓口での支払いがありません。小中学校の給食費と0〜2歳の保育料は完全に無料。1歳から5歳の誕生を迎える子には、1人10万円の町独自の応援金もあります。赤ちゃんには、町から絵本の贈りものがあります。
冬の様子は、気象庁の三戸の観測(1991〜2020年の平年値)で見ると、ひと冬に降る雪の合計が367cm、いちばん深く積もるときで52cmです。青森市の567cmよりは少なく、八戸市の134cmよりは多い、ちょうどあいだの量です。1月の朝の冷え込みは平均−6.3℃。そして年の平均風速が毎秒1.3mと、風のとても弱い盆地です。冷えて風の止まった朝に、ストーブの火が家をゆっくり起こしてくれます。
三戸の家と、それぞれに合うストーブ
三戸で伺う家は、町なかと山あいとで、おおむね2つに分かれます。
盛岡から約90km。三戸では設置もメンテナンスも
D'STYLEの厨川ショールームから三戸までは約90km、国道4号でも八戸道でも通えます。青森県の中でも、盛岡からいちばん近い町の一つです。見に伺った者が工事をし、そのあとの掃除と点検も続けて受け持ちます。
三戸町では、鋳物の薪ストーブの設置と、薪ストーブのメンテナンスを手がけてきました。どちらの現場も、下の施工事例に写真を載せています。工事は社員が自分たちで行い、現場の者はJFSA認定技術者の資格を持っています。よその店で入れたストーブの掃除や点検もお受けします。
家庭用サウナの設置工事も、同じ社員が担当します。サウナの工事の様子は、盛岡・雫石・奥州の施工事例に載せています。
家を建てる前でも、住みはじめて長い家でも、気軽に声をかけてください。まずは家を見せていただき、冬の暮らし方をうかがったうえで、合う機種と煙突の通り道をご提案します。
ペレットストーブの設置も三戸へ伺います。家庭用サウナのくわしいご案内は、当社のサウナ専門サイトハルビア岩手(三戸町のサウナ設置)をご覧ください。
出典:三戸町 過疎地域持続的発展計画(令和8〜12年度)(位置・沿革・名前の由来・通勤・果樹・土地)/文化遺産オンライン「三戸城跡」/青森県「三戸城跡」/三戸町「三戸城跡」/三戸町「国史跡 三戸城跡」/三戸町「城山公園」/青森県「泉山の登拝行事」/三戸町「泉山の登拝行事」/三戸町「さんのへ秋まつり」/三戸町「元祖まける日」/三戸町「町の花・木・鳥」/三戸町「関根の松」/三戸町「郷土の味のレシピ集」/三戸町「11ぴきのねこのまち」/青森県「令和7年国勢調査 確定値 統計表」(人口・年齢・持ち家)/交通エコロジー・モビリティ財団「三戸駅」(所在地)/三戸町「アクセス」/三戸町「固定資産税」/三戸町「移住定住応援事業 要綱」/三戸町「子ども医療費」/三戸町「子育て費用の無償化」/三戸町「三戸っ子はぐくみ応援金」/気象庁「三戸の平年値」/気象庁「青森の平年値」/気象庁「八戸の平年値」/地価は国土交通省の地価公示を集計した土地価格相場サイトの値
三戸町での、これまでの仕事
三戸町では、これまでに2軒のお宅で、8件の仕事を受け持ってきました(2016年〜2026年・社内の記録より)。写真を載せていない仕事も、ここに数えています。
内わけ:設置 1件、メンテナンス 7件
- 2026年6月 薪ストーブのメンテナンス
- 2025年6月 薪ストーブのメンテナンス
- 2024年8月 薪ストーブのメンテナンス
- 2023年6月 薪ストーブのメンテナンス
- 2021年7月 薪ストーブのメンテナンス
- 2019年10月 薪ストーブのメンテナンス
- 2018年11月 薪ストーブのメンテナンス
- 2016年3月 薪ストーブの設置
三戸町へは、いつでも伺います。煙突掃除や点検は、煙突の中の火事を防ぐいちばんの近道です。気になることがあれば、ご相談ください。
三戸町と近くの町の施工事例
三戸町と、近くの町で当社が手がけた現場です。写真はすべて当社が撮ったものです。
三戸町で、安全に長く使うために
三戸町は省エネ基準の「3地域」です。2025年4月から、新しく建てる家は省エネ基準に合わせることが決まりになりました。薪ストーブとペレットストーブでは計算の扱いが違います。くわしくは薪ストーブと省エネ基準にまとめています。
煙突の中や囲いの中は、使っている方からは見えません。2年に1度は見せてください。他社で設置された機械もお受けします。




三戸町の冬の気候と、ストーブ選び
岩手県との県境にあり、町の中心を馬淵川が南北に流れる町です。当社が青森県で最初に仕事をしたのが三戸町でした。
| 観測地点 | 1月の平均気温 | 1月の日最低気温の平均 | 1月の日最高気温の平均 | 1月の最深積雪 |
|---|---|---|---|---|
| 三戸(三戸町) | -1.8℃ | -6.3℃ | 2.4℃ | — |
| (参考)盛岡 | -1.6℃ | -5.2℃ | 2.0℃ | — |
三戸の1月の日最低気温の平均は-6.3℃で、盛岡より1.1℃低くなります。ストーブの出力は、この冷え込みと家の断熱・広さから決めます。
三戸町は豪雪地帯に指定されています。青森県は県内全域が豪雪地帯です(国土交通省「豪雪地帯・特別豪雪地帯指定図」)。
出典:気象庁「過去の気象データ検索」平年値(1991〜2020年)。アメダス地点の値は参考値です。「—」は掲載していない項目です。
三戸町の家と地形から考える、煙突の設計
同じ機種でも、家の建ち方と周りの地形で、煙突の高さ・材質・支持の方法が変わります。三戸町で現地を見るときに、私たちが確かめていることです。
煙突と壁・天井との距離の考え方は離隔距離と内装制限、囲いの中の温度は煙突の囲いと壁貫通部にまとめています。
三戸町での薪の手に入れ方
近くの五戸町に三八地方森林組合があります。盛岡から近い地域なので、当社からの薪の配達もしやすいエリアです。
煙が少なくよく燃えるのは、よく乾いた薪です。当社でも乾かした薪を配達しています。
近くの森林組合:三八地方森林組合(五戸町)(青森県内の森林組合一覧)。薪の販売・配達 →
D'STYLEから三戸町までの距離と費用の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 盛岡ショールーム(厨川)からの道のり | 約90km(実測の道のりから) |
| メンテナンスの出張費 | ¥12,300〜¥15,200(郵便番号ごとの額はメンテナンスのページで引けます) |
メンテナンスの料金はメンテナンス、青森県内の出張は青森県の煙突掃除と青森県の交通費にまとめています。設置工事の交通費・宿泊費は、お見積りの段階でお伝えします。
よくある質問
三戸町まで来てもらえますか?
はい。三戸町は当社の対応エリアです。盛岡から約90km、設置工事もメンテナンスも、うちのスタッフが伺います。
三戸町でメンテナンスを頼むと、出張費はいくらですか?
¥12,300〜¥15,200です。10kmあたり¥1,500(税込)で、郵便番号ごとに実際の道のりを測って決めています。
三戸町で薪ストーブの補助金は使えますか?
三戸町独自の制度は現在確認できていません。年度で変わるので、最新は青森県の各市町村にお問い合わせください。
三戸町でペレットストーブの設置もできますか?
はい。ペレットストーブの設置とメンテナンスも、三戸町へ伺います。メンテナンスの出張費は薪ストーブと同じで、¥12,300〜¥15,200です。排気筒の出し方と停電のときの備えは、現地を見て一緒に決めます。
三戸町は岩手から近いですが、出張は早く来てもらえますか?
盛岡から東北道で約1時間40分です。青森県内では近い地域なので、点検や修理も日程を組みやすいです。
他店で買った薪ストーブの整備もお願いできますか?
はい。三戸町でも他店で入れた機種の整備をしてきました。機種と煙突の写真を送っていただければ、可否と費用をお伝えします。



