八戸の話 港と山車と、晴れた冬
八戸が市になったのは、1929年5月1日です。八戸町・小中野町・湊町・鮫村の4つが一つになりました。市になった大きな理由は、鮫の港(のちの八戸港)をつくることでした。そこから港と工場の町として育ち、2005年に南郷村が加わり、2017年からは中核市になっています。
町の歴史はもっと古く、1664年に盛岡藩から分かれて八戸藩2万石が生まれました。いまの市役所がある内丸に八戸城を構え、明治4年まで207年続きました。藩の領地は、いまの岩手県の久慈や軽米、九戸のあたりまで広がっていました。盛岡とも、昔から縁の深い土地です。
夏は八戸三社大祭です。1721年、天候不順が直ることと五穀豊穣を願って、神輿が城下を回ったのが始まりです。いまは8月1日のお通りと3日のお還りに、27台の山車が町を進みます。大きな山車は幅8m・高さ10mほどになります。2016年に、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」の一つになりました。
冬の祭りは、えんぶりです。毎年2月17日の早朝から4日間、馬の頭をかたどった長い烏帽子をかぶった太夫が、田植えのしぐさを舞って、その年の豊作を願います。国の重要無形民俗文化財です。冬のさなかに、笛と太鼓の音が町に響きます。
人の暮らしは、ずっと昔から続いています。是川の縄文遺跡は、2021年に世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つになりました。赤い漆を塗った器や櫛が、湿った土の中から見つかっています。国宝の合掌土偶も、市内の風張1遺跡から出たものです。
海べりも、八戸らしい場所です。蕪島はウミネコが巣をつくる島で、1922年に国の天然記念物になりました。蕪島から南へ続く種差海岸のあたりは、2013年に三陸復興国立公園に加わり、蕪島はその北の入り口とされています。潮風の届く家が多いのも、この町の家づくりの一面です。
港の町の味といえば、サバです。秋の決まった期間に三陸沖より北の近海でとれ、八戸港に揚がったサバが「八戸前沖さば」として認められます。南の南郷では、そばとブルーベリーが特産で、夏にはジャズフェスティバルも開かれます。
県南の中心の町で、家を建てる
八戸の人口は205,130人、世帯は91,731です(2025年の国勢調査)。5年前より8%ほど減りましたが、2020年の国勢調査では青森市に次ぐ、県内2番目の市でした。1世帯あたりはおよそ2.2人です。
2002年12月1日、東北新幹線が八戸まで来ました。新幹線の八戸駅は中心街から離れていて、中心街の本八戸へはJR八戸線に乗り換えます。駅の西側では区画整理が進み、道路の整備と住宅の建設が進んでいると、市も知らせています。新しい家が増えている場所の一つです。
家を建てる方が気にする数字も挙げておきます。住宅地の公示地価の平均は坪10.3万円ほどです(2026年)。盛岡は坪18万円ほどなので、土地は手に入れやすい町です。一方で、固定資産税の税率は1.6%で、国が決めた標準の1.4%より高く決められています。土地を選ぶときは、土地の値段と毎年の税の両方を見ておくと安心です。
子育てでは、2024年10月の診療分から、0歳から高校生まで(18歳になった年度の終わりまで)の医療費が、親の所得に関係なく助成されるようになりました。申請は郵送でもできます。
八戸の冬は、晴れて乾いた日が多く、北東北にしては雪の少ない土地です(1月の最深積雪の平年値は15cm)。そのかわり、晴れた夜はぐっと冷え込みます。雪かきの手間が少ないぶん、薪の出し入れも楽です。冷えた夜に、乾いた薪の火が家じゅうをゆっくり温めます。
いまの八戸の家と、合うストーブ
八戸で伺う家は、大きく2つに分かれます。家によって、合うストーブも煙突の通し方も変わります。
盛岡から八戸道で。八戸へも、社員が伺います
D'STYLEの厨川ショールームから八戸までは、八戸自動車道を使って約110kmの道のりです。現地調査から工事、毎年のメンテナンスまで、同じ会社の者が通います。
八戸市では煙突掃除で伺い、すぐ近くの三戸町では薪ストーブの設置とメンテナンスを手がけてきました。下に、実際の工事の写真を載せています。工事は社員の手で行い、現場に関わる者はJFSA認定技術者の資格を持っています。他の店で入れたストーブの点検もお受けします。
家庭用サウナの工事も、薪ストーブと同じ社員がうかがいます。サウナの現場は盛岡・雫石・奥州の施工事例に載せています。
家づくりの途中でも、建ってからでも大丈夫です。まずは家を見せてください。家の作りと暮らし方を伺って、合う機種と煙突の通し方をご提案します。
ペレットストーブの設置も八戸へ伺います。家庭用サウナの設置は、当社のサウナ専門サイトハルビア岩手(八戸市のサウナ設置)でご案内しています。
出典:青森県史「空から見た臨海工業都市八戸」(市制施行)/e-Stat 市区町村の廃置分合(八戸市)/八戸市「八戸藩の誕生」/八戸市「八戸三社大祭の山車行事」/八戸市「ユネスコ無形文化遺産登録」/青森県「八戸のえんぶり」/北海道・北東北の縄文遺跡群「是川石器時代遺跡」/八戸市「天然記念物 蕪島ウミネコ繁殖地」/環境省「三陸復興国立公園 管理運営計画書」/青森県産業技術センター 食品総合研究所だより(八戸前沖さば)/八戸市「ジャズとそばの郷-南郷」(南郷の特産・気候)/八戸市「令和7年国勢調査結果」/青森県「令和2年国勢調査 結果の概要」/国土交通省資料(新幹線八戸駅と中心街)/八戸市「八戸駅西土地区画整理区域」/八戸市「固定資産税の概要」(税率1.6%)/総務省「固定資産税」(標準税率1.4%)/八戸市「子ども医療費助成」/地価は国土交通省の地価公示を集計した土地価格相場サイトの値
八戸市での、これまでの仕事
八戸市では、これまでに5軒のお宅で、6件の仕事を受け持ってきました(2018年〜2026年・社内の記録より)。写真を載せていない仕事も、ここに数えています。
内わけ:設置 4件、メンテナンス 2件
薪ストーブ 1軒、ペレットストーブ 1軒のお宅に伺っています(機種が分かっているお宅)。
伺っているお宅の主な機種:オーロラ・ヒタ
- 2026年9月 設置
- 2025年11月 薪ストーブの設置(ヒタ アンビション)
- 2022年10月 メンテナンス
- 2022年9月 設置
- 2019年1月 メンテナンス
- 2018年10月 ペレットストーブの設置(オーロラ Sミニ)
八戸市へは、いつでも伺います。煙突掃除や点検は、煙突の中の火事を防ぐいちばんの近道です。気になることがあれば、ご相談ください。
八戸市と近くの町の施工事例
八戸市と、近くの町で当社が手がけた現場です。写真はすべて当社が撮ったものです。
八戸市のペレットストーブ
ペレットストーブも、八戸市へ伺って設置とメンテナンスを行っています。燃料を入れてボタンを押せば自動で着火し、温度も自動で保つので、朝の火の番がいりません。排気筒は薪ストーブの煙突より短く、壁から外へ出す形で納まる家が多いです。
八戸市の補助金(令和8年度・上限15万円)は、ペレットストーブも対象です。詳しくは下の補助金の欄へ。青森県の煙突掃除・メンテナンスに最新を載せています。
八戸市で、安全に長く使うために
八戸市は省エネ基準の「3地域」です。2025年4月から、新しく建てる家は省エネ基準に合わせることが決まりになりました。薪ストーブとペレットストーブでは計算の扱いが違います。くわしくは薪ストーブと省エネ基準にまとめています。
煙突の中や囲いの中は、使っている方からは見えません。2年に1度は見せてください。他社で設置された機械もお受けします。




八戸市の冬の気候と、ストーブ選び
太平洋に面し、馬淵川と新井田川が流れる県南の中心都市です。日本海側に比べると雪は少ない一方、冬は晴れて冷え込みます。
| 観測地点 | 1月の平均気温 | 1月の日最低気温の平均 | 1月の日最高気温の平均 | 1月の最深積雪 |
|---|---|---|---|---|
| 八戸(八戸市) | -0.7℃ | -3.9℃ | 2.8℃ | 15cm |
| (参考)盛岡 | -1.6℃ | -5.2℃ | 2.0℃ | — |
八戸の1月の日最低気温の平均は-3.9℃で、盛岡より1.3℃高くなります。ストーブの出力は、この冷え込みと家の断熱・広さから決めます。
八戸市は一部の地域が特別豪雪地帯です。青森県は県内全域が豪雪地帯です(国土交通省「豪雪地帯・特別豪雪地帯指定図」)。
出典:気象庁「過去の気象データ検索」平年値(1991〜2020年)。アメダス地点の値は参考値です。「—」は掲載していない項目です。
八戸市の家と地形から考える、煙突の設計
同じ機種でも、家の建ち方と周りの地形で、煙突の高さ・材質・支持の方法が変わります。八戸市で現地を見るときに、私たちが確かめていることです。
煙突と壁・天井との距離の考え方は離隔距離と内装制限、囲いの中の温度は煙突の囲いと壁貫通部にまとめています。
八戸市の補助金(2026年度の確認結果)
八戸市には、薪ストーブ・ペレットストーブの購入と設置に使える市の補助金があります(2026年10月に八戸市の公式ページで確認)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 令和8年度 八戸市木質バイオマス利活用促進事業補助金 |
| 対象機器 | 薪ストーブ・ペレットストーブ・木質バイオマスボイラー(未使用品、日常の暖房用、燃焼効率60%以上、木質バイオマスのみを燃料とするもの) |
| 補助額 | 補助対象経費(消費税等を除く)の3分の1(1,000円未満切り捨て)、上限15万円 |
| 対象者 | 市内の住居・店舗等に設置する個人(個人事業者を含む)または法人。過去3年度の市税の滞納がないこと |
| 申請期間 | 令和8年5月1日〜令和9年1月29日(予算がなくなり次第終了) |
| 主な条件 | 事前申請が必要。1世帯(1法人)1台まで。交付決定後に設置し、令和9年2月26日までに設置と実績報告を行うこと。市の使用状況調査への協力 |
| 問い合わせ先 | 八戸市 農林水産部 畜産林政課 畜産林政グループ(0178-43-9254) |
出典:八戸市公式「令和8年度八戸市木質バイオマス利活用促進事業補助金」。契約・着工の前に申請が必要です。当社でお見積りを作る段階から、申請の日程を一緒に組みます。青森県としての個人向けの薪・ペレットストーブ補助金は、現時点で確認できていません。全体は補助金まとめ。
八戸市での薪の手に入れ方
八戸市には八戸市森林組合があり、近くの五戸町に三八地方森林組合があります。薪の販売の有無は時期で変わるため、直接お問い合わせください。
煙が少なくよく燃えるのは、よく乾いた薪です。当社でも乾かした薪を配達しています。
近くの森林組合:八戸市森林組合(八戸市)、三八地方森林組合(五戸町)(青森県内の森林組合一覧)。薪の販売・配達 →
D'STYLEから八戸市までの距離と費用の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 盛岡ショールーム(厨川)からの道のり | 約110km(実測の道のりから) |
| メンテナンスの出張費 | ¥14,200〜¥18,600(郵便番号ごとの額はメンテナンスのページで引けます) |
メンテナンスの料金はメンテナンス、青森県内の出張は青森県の煙突掃除と青森県の交通費にまとめています。設置工事の交通費・宿泊費は、お見積りの段階でお伝えします。
よくある質問
八戸市まで来てもらえますか?
はい。八戸市は当社の対応エリアです。盛岡から約110km、設置工事もメンテナンスも、うちのスタッフが伺います。
八戸市でメンテナンスを頼むと、出張費はいくらですか?
¥14,200〜¥18,600です。10kmあたり¥1,500(税込)で、郵便番号ごとに実際の道のりを測って決めています。
八戸市で薪ストーブの補助金は使えますか?
令和8年度の「八戸市木質バイオマス利活用促進事業補助金」は、補助対象経費(税抜)の3分の1、上限15万円です。薪ストーブ・ペレットストーブ・木質バイオマスボイラーが対象で、申請は令和8年5月1日〜令和9年1月29日(予算がなくなり次第終了)。事前申請が必要です。
八戸市でペレットストーブの設置もできますか?
はい。ペレットストーブの設置とメンテナンスも、八戸市へ伺います。メンテナンスの出張費は薪ストーブと同じで、¥14,200〜¥18,600です。排気筒の出し方と停電のときの備えは、現地を見て一緒に決めます。
八戸の海の近くですが、煙突は錆びませんか?
潮風が当たる場所では、ふつうのステンレスより錆に強いSUS316の煙突やトップをおすすめすることがあります。現地で海からの距離と風向きを見て決めます。



