グリーンマウンテン60 のこと。
グリーンマウンテン60は、モダンな新世代ラインの中核。最大17.5kW・暖房のめやす54坪(約108畳)と、少し広めのリビングにちょうどいい出力です。ワイドなガラスいっぱいに広がる炎が、現代的な空間の主役になります。
鋳鉄で早く立ち上がり、ソープストーンで長く暖かい。クリーンなハイブリッド燃焼で、少ない薪で長く暖かく。直線的で飾りのないデザインは、コンクリート調やモノトーンの内装によく似合います。
写真14点で見る、グリーンマウンテン60。
色・つくり・オプション・据えた部屋。順に並べています。写真をクリックすると拡大します。実物の色と石の表情は、盛岡のショールームでご覧いただけます。
色と仕上げ
選べる色と、石の表情。同じ機種でも一台ごとに石の模様が違います。




つくりと炉内
外から見えないところ。ここが値段の理由です。







オプション部材
別売の部材です。設置場所によって、必要になるものが変わります。

暮らしの中で
メーカーが撮った、実際に据えた部屋の写真です。


※ 写真はハースストーン(HearthStone)の製品写真です(写真:HearthStone)。当社の施工事例ではありません。
グリーンマウンテン60 の仕様と、全色の価格。
色と価格(税込)
| 色・仕上げ | 本体価格 | 参考 |
|---|---|---|
| マットブラック | ¥847,000 | ¥770,000(税抜) |
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オプション部材の価格(税込)
| 部材 | 価格 |
|---|---|
| 外気導入アダプター | ¥15,400 |
| 外気導入アダプター変換リング Φ75→Φ100 | ¥9,350 |
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メーカー仕様(2024年11月版)
| 最大出力 | 17.5 kW(15,120 kcal/h) |
|---|---|
| 最大暖房面積 | 180㎡(54坪=約108畳) |
| 重量 | 183kg |
| 最大薪長さ | 45cm |
| 使用煙突径 | 150mm(6 inch) |
| 煙突接続方向 | 上面 |
| 燃焼効率(EPA・%HHV) | 79 % |
| 燃焼効率(LHV換算・参考) | 88.5 % |
| 2020 EPA 排気煙量 | 0.6g/hr |
| 燃焼方式 | ハイブリッド |
| 本体サイズ(W×H×D) | 660×760×460mm |
| 炉内サイズ | 500×280(H300〜330)mm |
| 炉内容量 | 2.0立方フィート |
| ヒートライフ | 24時間 |
| サイドドア | なし |
| 灰受け皿 | なし |
| リアヒートシールド | ○(標準装備) |
| ボトムヒートシールド | ○(標準装備) |
| 構造 | 鋳鉄製、炉内に32mm厚のソープストーンを使用。三次燃焼切り替えハンドルあり |
| 認証 | 米国EPA 2020 認証クリーンストーブ |
| 製造 | 鋳鉄部品はスペインの自社鋳造所/組み立ては米バーモント州モリスビル |
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※ 価格はメーカー希望小売価格(税込・本体のみ)。送料は全国無料(沖縄・離島も追加料金なし)。商品はトラックの荷台からのお引き渡しとなります。別途、煙突部材・炉台・据え付け・煙突工事の費用がかかります。現地を見てから総額をお出しします。
※ 燃焼効率は米国EPA規格のHHV(高位発熱量)基準。参考としてJIS S 3051:2026の換算式でLHV基準に換算した値を併記しました(×1.1199)。
※ 暖房面積の単位はメーカー表記の「坪」です。畳数は坪×2で計算した目安です。断熱・間取り・天井高で実際は変わります。
※ 価格は改定されることがあります。最新はお問い合わせください。
グリーンマウンテン60 が、向いているのは。
- 少し広めのリビング / 暖房のめやす54坪(約108畳)
- モダン・ミニマルな内装 / 直線的なデザイン
- 大きな炎を楽しみたい / ワイドなガラス
- 早く暖まって長く暖かい / 鋳鉄+石
SOAPSTONE & TRUHYBRID
石で暖める、というのはこういうことです。
外は鋳鉄で、炉のなかに32mm厚のソープストーンを張っています。 ソープストーンは石鹸石とも呼ばれる天然の石で、ハースストーンは「鋼の2倍の熱を蓄える」と言っています。焚いているあいだに石が熱を吸って、火が落ちてからその熱を出す。ですから立ち上がりはゆっくりです。そこは正直にお伝えします。そのかわり、朝になってもまだ暖かい。グリーンマウンテン60のヒートライフは24時間です。
ヒートライフ 24時間
メーカーが決めた独自のものさしで、薪を一度入れてから使える熱が出ているあいだの合計時間です。炎が見えている時間ではありません。条件が良ければ、この時間の終わりまでは焚き付けを足すだけで火が起きます。
TruHybrid の三段
薪そのものが燃える一次燃焼、薪から出たガスが燃える二次燃焼、残りを触媒で処理する三次燃焼。触媒はステンレスの板にコーティングしたもので、約650〜760℃の範囲で働きます。グリーンマウンテン60の燃焼効率は79%HHV、排気の煙は0.6g/hrです。
操作するのは2つだけ
空気の量を決めるレバーと、触媒を働かせるバイパスハンドル。立ち上げのあいだはバイパスを開けておいて、本体が温まってから閉じます。あとは薪を入れる間隔だけ。慣れれば手はほとんどかかりません。
1978年から、同じ作り方
鋳鉄の部品はスペインの自社鋳造所で作り、組み立ては米バーモント州モリスビルの工場。石は1枚ずつ模様が違い、高い温度に晒されるほど色が深くなります。キャッスルトンには、組み立てた職人のサインが入っています。
石は最初、採ったときの水分を含んでいます。ですから最初のひと月は、弱い火から少しずつ慣らして焚いてください。この慣らし焚きのやり方も、お引き渡しのときに実際にやってお見せします。
据えるために必要な、寸法のすべて。
「置けるかどうか」は、本体の大きさだけでは決まりません。壁までの距離、炉台の広さ、煙突と可燃物の距離。この3つが揃ってはじめて据えられます。輸入元が出している承認図の数字を、そのまま載せます。図面を見て事前に判断していただくためです。
現地を見れば、遮熱板を入れるか、リアヒートシールドを付けるか、煙突をどう通すかで答えが変わります。図面の数字で無理そうでも、あきらめる前に一度ご相談ください。
本体の寸法
| 幅 | 660mm |
|---|---|
| 奥行き | 460mm |
| 高さ | 760mm |
| 重量 | 224kg(承認図) |
| 最大薪長さ | 45cm |
| 炉内サイズ | W500 × D280(H300〜330)mm |
| 炉内容積 | 2.0立方フィート(0.0566m³) |
| 使用煙突径 | 150mm(6インチ)/上面のみ |
| サイドドア | なし |
※ 色(品番):マットブラック(8660-0010)
オプション部材の品番
| リアヒートシールド | 標準装備 |
|---|---|
| 外気導入アダプター | オプション 96-53400 |
炉台の最小寸法
床は不燃材で保護します。ハースストーンは熱抵抗値(R値)の要件がありません。厚みではなく、広さで決まります。下の数字はトッププレートの外周から測った距離です。
| 前方 | 後方 | 側面 | 炉台の幅 | 炉台の奥行き |
|---|---|---|---|---|
| 400mm以上 | 150mm以上 | 150mm以上 | 960mm以上 | 1,010mm以上 |
※ 前方が400mmと大きいのは、ドアを開けたときに熾きや灰がこぼれる範囲を見ているためです。ここを削ることはできません。
可燃壁からの離隔距離
壁が木や石膏ボードなど燃えるものでできている場合の距離です。リアヒートシールド(標準装備)で、最初から付いているので、この表の数値がそのまま最小値です。狭い部屋では、この部材があるかないかで置けるかどうかが変わります。
| 条件 | A | B | C | D | E | F |
|---|---|---|---|---|---|---|
| シングル煙突+リアヒートシールド有(標準) | 280 | 330 | 410 | 660 | 230 | 520 |
| 中空二重煙突+リアヒートシールド有(標準) | 280 | 330 | 410 | 660 | 230 | 520 |
単位mm。A・B・Eはトッププレートからの距離、C・D・Fは平行設置/コーナー設置の各部を指します(承認図の離隔距離図をご参照ください)。
・25mm以上の空気層をとった不燃の遮熱板を立てた場合も、最小値は「リアヒートシールド有」の数値になります。
・リアヒートシールドはハースストーン純正品に限ります(標準装備)。
・数値は試験値であり、保証値ではありません。設置はストーブと煙突の両方のクリアランスを満たす必要があります。
煙突と可燃物の距離
| 断熱二重煙突 | 150mm以上(インナー管から) |
|---|---|
| 室内用 中空二重煙突 | 150mm以上(アウター管から)※ICCウルトラブラックの場合 |
| シングル煙突 | 460mm以上 |
※ 本体の離隔を満たしていても、煙突が壁や梁に近ければ設置できません。当社は現地で梁の位置・小屋裏の抜け方まで見てから図面を起こします。



グリーンマウンテン60の、焚き方。
買う前に、使い方まで知っておいてほしいと思っています。ここに書いてあるのは輸入元の取扱説明書の内容です。お引き渡しのときには、実際に火を入れて同じことをやってお見せします。
最初にやること ─ 慣らし焚き
鋳鉄も、炉のなかに張ったソープストーンも、急に熱くすると割れることがあります。低い温度で数回焚いて、部品どうしを馴染ませ、石の水分をゆっくり抜く。これを慣らし焚きといいます。最低3回(または3日)。しかも最初の年だけでなく、毎年シーズンの初めに行います。使っていない間に石はまた湿気を吸うためです。
- 換気をする必要に応じて窓を開けます。焚き始めは塗料が焼けて煙と匂いが出ます。ふつうは最初の数回でおさまります。
- バイパスを開けて、焚き付けを組むバイパスハンドルを手前へ。着火剤かきつくねじった新聞紙を5〜6本置き、その上に直径15mm程度に割った焚き付けを10本ほど交差させます。
- 空気を全開にする空気調節レバーは手前に引くと空気が多く入り、奥へ押すと絞れます(前後式)。
- 火を点ける焚き付けに火が回ってドラフトが起きるまで、フロントドアをほんの少し開けた状態にします。
- ドアを閉める閉めたら、そのまま。このストーブはドアを閉めて焚くことを前提に作られています。
- 低い温度を保つここが慣らし焚きの本番です。触れないほど熱くしないこと。細めの薪を2〜3本足す程度で十分です。
- 空気を絞って、燃やしきるあたたまったら空気を絞り、薪が燃え尽きるまで待ちます。
- 室温まで冷ますここまでで1回。これを3回くり返します。
- 薪を炉のなかへ投げ入れない。
- ドアで薪を押し込まない。
- 表面が凍った薪を、燃えているストーブに入れない(熱衝撃で割れます)。
- 付属品でないグレートやロストルは使わず、炉床の上で直接燃やす。
- 炉床のソープストーンは決して取り外さない。
毎日の焚き方
灰は毎回きれいに取らず、2〜3cm溜めたまま使います。火が点きやすく、火持ちがよく、炉床の保護にもなります。
- バイパスを開けて、組むバイパスハンドルを手前へ。着火剤か新聞紙5〜6本の上に、15mm程度の焚き付けを10本ほど交差させます。
- 空気を全開に空気調節レバーは手前に引くと空気が多く入り、奥へ押すと絞れます(前後式)。
- 点火ドラフトが起きるまで、少しのあいだドアをかすかに開けておきます。
- 薪を足す最初は細めから。薪は奥のほうへ置き、フロントガラスから離します。ガラスに沿って空気を流す仕組み(エアウォッシュ)が働くようにするためです。
- プローブ温度計が「ACTIVE」を指したら、バイパスを閉じるハンドルを後ろへ。これで触媒を通した三次燃焼に切り替わります。
- 20分は空気を絞らない触媒が ACTIVE を保てるように。着火のあいだにガラスへ付いた汚れも、この時間で燃えてきれいになります。
- あとは空気で燃やし方を決める絞るほどゆっくり長く燃えます。いちばん絞った位置でも空気が完全に止まることはありません。
薪を足すときは、先にバイパスハンドルを手前へ。そのうえで、まず少しだけ開けて間をおき、ゆっくりドアを開けます。こうすると炉内の煙が抜けて、部屋へ逆流しません。真っ赤な熾きが十分あるうちに足すと、煙が少なく、すぐに高温に戻ります。熾きが少ないときは、10分ほど空気を多めにして温度を上げてください。
ハンドルの操作
フロントドアのハンドルは、閉まった状態で5時。押し込んでから反時計回りに2時まで回すと開きます。ハースストーンの他の機種とは回す向きが逆です。
空気調節レバーは手前に引くと空気が多く入り、奥へ押すと絞れます(前後式)。
| 温度計の表示 | ハンドル | ダンパー | どうするか |
|---|---|---|---|
| INACTIVE | 手前へ “BYPASS” | 開 | まだ触媒が働く温度ではありません。ACTIVE を指すまで、ハンドルは手前のまま焚きます。 |
| ACTIVE | 後ろへ “ENGAGE” | 閉 | 触媒の作動温度に達しました。バイパスを閉じて三次燃焼へ切り替えてOKです。 |
| TOO HOT | 手前へ “BYPASS” | 開 | ドアは閉めたまま、空気調節レバーをいちばん右へ。ACTIVE に下がるまでバイパスを開けて燃やします。 |
※ 触媒(キャタリティックコンバスター)は波型のステンレスに触媒物質をコーティングしたもので、作動開始温度は260℃。燃え残った煙をもう一度燃やし、効率を上げて煙の粒子を減らします。
※ 切り替えを忘れても、二次燃焼(クリーンバーン)は常に自動で働いています。触媒を使うのは、さらにきれいに、さらに薪の熱を取り切るためです。
※ 冷えた状態からの着火では、20分ほど空気を多めに入れて高温で焚くと、本体・触媒・炉内が安定します。2〜3分で260℃に達しても、燃える薪がなくなればすぐに触媒も止まります。
温度の見かた
天板の中央にソープストーン用の温度計を置いて、表面温度を見ます。
燃焼時間が短くなる、ストーブや煙突からごうごうと唸る音が聞こえる、煙突が変色する。これらは焚きすぎのサインです。次の4点を確かめてください。
- ドラフト/強すぎるときはご相談ください。0.1インチWC(24パスカル)を超えるならダンパーの取り付けを検討します。
- 燃料/石炭、キルン乾燥材など、自然乾燥の薪以外は燃やさない。
- 操作/フロントドアを開けたまま燃やさない。
- 手入れ/ガスケットが剥がれたり擦り切れたりしたら交換する。
逆に、炎を出さずくすぶらせるのも危険です。不完全燃焼の未燃ガスが炉内に溜まり、突然引火(爆燃)することがあります。空気の絞りすぎにご注意ください。クレオソート対策として、一日に1〜2回、35〜45分ほど高温で焚いて煙突をあたためることをおすすめします。
薪のこと
ストーブの性能は、薪の乾き具合でほとんど決まります。切ったばかりの生木は水分が多く、燃えないうえに煙突を詰まらせます。割った薪は日当たりと風通しのよい場所で、地面に直接触れないようパレットやブロックの上に積み、最低1年、広葉樹なら2年乾かします。雨よけは上だけ。側面を覆うと水分が逃げません。
薪を積むときの隙間は「ネズミは通れるが、追いかけるネコは通り抜けられないくらい」──アメリカ・バーモント州で古くから言われている目安です。
針葉樹(軟木)はすぐ火力が上がるかわり火持ちが悪く、広葉樹(堅木)は火持ちがよく熾きが多くできます。化学薬品・ガソリン・ナフサ・灯油・ライターオイル・エンジンオイルを着火剤に使わないでください。木炭・ペレット・石炭・ゴミも燃やせません。海水に浸かった流木は塩分で鋳鉄とスチールを腐らせます。この機種の最大薪長さは45cmです。
当社は薪の販売も行っています。薪の供給について →



手入れは、この4つだけ。
灰・ガスケット・煙突・触媒。見るところが決まっているので、慣れれば手間はかかりません。ご自身でやれるところと、当社にお任せいただくところを分けて書きます。
点検の周期
| いつ | 見るところ |
|---|---|
| 毎週末(または数日おき) | 炉内に灰が溜まったら、2〜3cmを残して取り出す。 |
| 2か月に一度 | 煙突とストーブパイプの内側を目視でチェック(クレオソートが6mm以上なら掃除)。ガスケットの気密チェック。触媒の表面に付いた汚れを、灰専用の掃除機かやわらかいブラシで落とす。 |
| シーズンの終わり | 煙突掃除と部材の点検。炉内の掃除。触媒の清掃。ドア周りのガスケットに剥がれ・ほつれ・硬化がないか確認。湿気の多い地域では、炉内の灰を全部取り除いて錆を防ぐ。 |
灰の扱い
ストーブが完全に冷えてから行ってください。取り出した灰は金属製のフタ付き容器へ移し、フタを閉めて空気を遮断して冷まします。灰のなかに残った炭は数日間熱を保つことがあります。木製・プラスチック製の容器、紙袋、ビニール袋は絶対に使わないでください。冷めるまでは可燃物から離し、不燃の床か土の上に置きます。
ガスケットの溝に灰が詰まるとドアが閉まりにくくなり、気密が落ちます。湿気の多い地域では、シーズンの終わりに炉内の灰を全部取り除いて錆を防いでください。
ガラスとガスケット
ガラスはIR(赤外反射)コーティングを施したセラミックガラスです。熱を炉内へ反射して温度を保ちます。汚れは薪ストーブ専用のガラスクリーナーで。湿らせたペーパータオルに灰を付けて円を描くように落とす方法もよく効きます。コーティングは外側にあるので、外面はやわらかい布で。カッター・スチールウール・研磨剤は使わないでください。傷が入るとガラスの強度が落ちます。割れ・ひびが出たら、使用を止めてご連絡ください(純正品番 取扱説明書に品番の記載がありません。当社で調べてお取り寄せします。)。
ガスケットの交換は2〜3シーズンに1回が目安です。気密のチェックは、紙をはさんでドアを閉め、引っ張って簡単に抜けるかどうかで見ます。
| 使用箇所 | サイズ | 品番 | 必要長さ |
|---|---|---|---|
| フロントドア | 1/2″(12.7mm) | 3110-051 | 約180cm |
| ガラス | 3/8″ LOW(9.5mm) | 3110-057 | 約160cm |
※ ガスケットはハースストーン純正品をご使用ください。交換直後はドアが閉まりにくくなることがあります。改善しないときはラッチの調整が要りますので、ご連絡ください。
炉内のソープストーンについて
炉のなかに張った厚さ32mmのソープストーンが、鋳鉄より熱をやわらげ、火が落ちたあとも熱を出し続けます。直火に当たる場所なので、使ううちに色が変わり、細い線状のひび(ヘアラインクラック)が出ることがあります。これは自然な変化で、性能にも安全にも影響しません。交換の必要はありません。
炉床のソープストーンは決して取り外さないでください。
鋳鉄とエナメルの手入れ
鋳鉄の部分は乾いた布かやわらかいブラシでほこりを落とします。湿らせた布で拭いたら、必ずよく乾かしてください(錆の原因になります)。錆が出たらワイヤーブラシで落とし、ストーブポリッシュか耐熱スプレーで補修します。
エナメル仕上げの色ムラは欠陥ではありません。マヨルカエナメルはガラスをベースにした釉で、不透明なオフホワイトの下地に半透明の色をのせ、約1,100℃の窯で焼いて鋳物と融合させています。色の厚みと焼成温度で濃淡が出るので、鋳物のレリーフの上では一台ずつ表情が違います。細かい線が網目状に出ることもありますが、これも欠陥ではありません。エナメルには研磨剤を使わないでください。
煙突掃除
年に一度、シーズンの終わりに行います。ゆっくり燃えている(燃焼温度が低い)状態ではタールなどの有機蒸気が出て、水分と組み合わさってクレオソートになります。これが煙突の温度の低いところに溜まり、引火すると極めて高い温度で燃えて、煙突を傷めるだけでなく建物の火災につながります。厚みが6mmを超えたら掃除の合図です。寒い時期より、比較的おだやかな季節のほうが汚れは付きやすくなります。
当社は他店で買われた一台でも、点検・掃除・修理をお受けしています。メンテナンスについて →



0.6 g/hr という数字の、中身。
米国EPAの2020年新規制(NSPS Phase 2020)の基準値は 2.0g/hr 以下。グリーンマウンテン60 は 0.6 g/hr で認証されています。ただ、この数字だけ見せられても実感が湧かないと思いますので、試験報告書の中身を出します。
試験の条件
| 試験機関 | Services Polytests Inc.(カナダ・ケベック州)/第三者認証 PFS |
|---|---|
| 試験日 | 2018年1月15日〜22日(報告 2018年2月6日) |
| 試験番号 | PI-20162 |
| 試験方法 | ASTM E2780・ASTM E2515(EPA Method 28R/40 CFR Part 60 Subpart AAA)。効率は CSA B415.1 |
| 煙突 | 6インチ断熱二重煙突/床から15フィート(約4.6m) |
| 燃料 | ブリティッシュコロンビア産モミ・含水率19〜25% |
この試験報告書は、グリーンマウンテン60(8660)とシェルバーン8372を同じ燃焼系の機種として一括で認証したものです。報告書には両方の機種名が記載されています。
燃やし方を変えた、実測
同じストーブでも、空気の入れ方で結果は変わります。下は空気を最小にした回から全開にした回まで、実際に測った数字です。
| 空気の設定 | 燃焼速度 | 排気の煙 | 効率(HHV) | 熱出力 |
|---|---|---|---|---|
| 最小 | 0.83 kg/hr | 0.395 g/hr | 80.42% | 12,608 BTU/hr |
| 中 | 1.24 kg/hr | 0.199 g/hr | 80.29% | 18,702 BTU/hr |
| 中 | 1.60 kg/hr | 0.777 g/hr | 77.81% | 23,468 BTU/hr |
| 最大 | 2.37 kg/hr | 2.153 g/hr | 75.37% | 33,576 BTU/hr |
| 加重平均 | — | 0.62 g/hr | 79.2% | — |
いちばん煙が少なかったのは、全開でも最小でもなく、1.24kg/hrで焚いた回の0.199g/hr。ここが効率も80.29%と高い。「中くらいで長く焚く」がこのストーブのいちばん良い使い方だということです。全開の2.37kg/hrでは2.153g/hrと基準を超えますが、加重平均は0.62g/hrで基準の3分の1以下に収まっています。
※ CO排出は平均0.39 g/min。
※ 熱出力(BTU/hr)は、この排ガス試験の条件で燃やしたときの実測値です。メーカーがカタログに載せている最大出力17.5 kWは、独立した研究機関が通常の薪(cord wood)で試験した別の数値で、燃やし方も燃料も違います。同じ土俵の数字ではありませんので、並べて比べないでください。
※ 効率はHHV(高位発熱量)基準です。日本で見慣れたLHV基準に換算すると数値は上がります(JIS S 3051:2026の換算式 ×1.1199)。他社のカタログと比べるときは、どちらの基準かをご確認ください。
グリーンマウンテン60について、よくいただくご質問。
シェルバーンと同じ数字が並んでいますが。
煙突は上出しだけですか。
40と60、どちらを選ぶべきですか。
触媒の掃除はどうやりますか。
224kgあります。床は大丈夫でしょうか。
出典:ハースストーン グリーンマウンテン608660 取扱説明書/同 承認図(長野総商)/EPA試験報告書(Services Polytests Inc.)/メーカー仕様表 2024年11月版。写真はハースストーン(HearthStone)の製品写真です。当社の施工事例ではありません。
ここに書いた数値は資料に基づく参考値で、保証値ではありません。実際の据え付けは現地の条件で変わります。
部品は、出ます。
ガラスが割れた。ガスケットが硬くなった。触媒を替えたい。ハースストーンは古い機種の部品も現行で出ています。当社は他店でお買い上げの一台でも、部品の販売と交換をお受けしています。まずご自分で型番と部位を確かめられるよう、輸入元の公式パーツリストをそのまま置いておきます。
グリーンマウンテン60 のパーツリスト(輸入元の公式PDF)
※ PDFは輸入元・株式会社長野総商が公開しているパーツ価格表(2025年9月版)です。リンク先は長野総商のサイトが開きます。価格は改定されることがありますので、ご注文の前に当社へご確認ください。
当社で買えるもの・やれること
ガラス・ガスケット・触媒(キャタリティックコンバスター)・バッフル・炉内の耐火材・ドアハンドル・温度計・アッシュパン・リアヒートシールド・外気導入アダプター。純正部品はひと通り取り寄せられます。純正が廃番になっているものでも、鉄板やバーミキュライトからワンオフで製作して直した例が何台もあります。「もう部品が無いと言われた」一台こそ、一度ご相談ください。
部品だけの販売、部品の発送、交換工事、煙突掃除とあわせての点検、どれでもお受けします。
部品のご注文・ご相談は、LINEがいちばん早いです。
型番がわからなくても大丈夫です。ストーブ全体と、直したい部分の写真を撮って送ってください。こちらで機種と年式を見て、必要な部品と金額をお返しします。写真1枚で話が決まることがほとんどです。
ご相談は無料です。部品は全国へ発送します(送料無料)。交換工事に伺えるのは岩手・青森・秋田を中心とした東北5県です。
販売終了した薪ストーブの修理・部品について →
10機種を、暖房面積の順に並べます。
出力が大きいほうが良い、ということはありません。部屋に対して大きすぎるストーブは、絞って焚くことになって煙が増え、ガラスも曇ります。ちょうどいい大きさを選ぶのが、いちばん長く気持ちよく使うコツです。
| 機種 | 最大出力 | 暖房のめやす | 重量 | 本体価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| リンカーン小さな部屋・小屋・寝室に。天板のクックプレートで湯も沸かせる | 6.7 kW | 16坪 | 90kg | ¥583,000 |
| グリーンマウンテン40鋳鉄の箱型。中型でいちばん扱いやすい | 11.7 kW | 38坪 | 160kg | ¥759,000 |
| クラフツバリー鋳鉄の模様と3色。同じ出力で見た目を選ぶなら | 11.7 kW | 38坪 | 160kg | ¥781,000〜 |
| キャッスルトン一般的なリビングに。無垢ソープストーンでこのサイズ | 13.2 kW | 42坪 | 215kg | ¥891,000〜 |
| グリーンマウンテン60(この機種)薪を長く入れられる中大型。三次燃焼の切り替えあり | 17.5 kW | 54坪 | 183kg | ¥847,000 |
| シェルバーン鋳鉄+3色で中大型。背面排気にも対応 | 17.5 kW | 54坪 | 183kg | ¥869,000〜 |
| ヘリテイジ迷ったらこれ。サイドドアの横入れと4色 | 17.5 kW | 56坪 | 242kg | ¥1,067,000〜 |
| マンチェスター装備がいちばん多い。横入れ・灰受け皿・リアシールドが標準 | 21 kW | 66坪 | 235kg | ¥1,001,000〜 |
| グリーンマウンテン80効率81%。ハースストーンでいちばん薪を長く焚ける | 23.4 kW | 68坪 | 249kg | ¥1,023,000 |
| マンスフィールド無垢ソープストーン最大。石を230ポンド以上使う | 23.4 kW | 68坪 | 274kg | ¥1,083,500〜 |
→ 横に動かすと、続きが見えます
Fuel & Care ─ 買ったあとも、ずっと。
薪で焚く火は、「薪」と「手入れ」まで、
まるごと当社の仕事です。
人が生きるのに衣食住が欠かせないように、薪ストーブにも薪サウナにも、「薪という燃料」と「メンテナンス」は必ずついてきます。売って終わりの店では、そこで行き詰まる。D'STYLEは、この2つを自社で持っているから、火のある暮らしを、買ったその先まで支え続けられます。ここが、当社の強みです。
薪を、切らさない。
薪の販売はもちろん、ご自宅の薪棚のそばまで届ける配達、原木の販売、薪割り機のレンタルまで。燃料の心配をせずに、火のある暮らしを続けられます。ストーブが他社の一台でも、薪だけのご購入でも、大歓迎です。
薪の販売・配達を見る →煙突掃除・点検・修理まで。
煤や煙道火災のリスクは、定期的な煙突掃除と点検で防げます。他社で入れた一台も含め、点検・部品交換・修理まで対応。長く、安全に焚き続けられます。
メンテナンス・煙突掃除を見る →薪も、掃除も、修理も、ぜんぶ一社で。だから、"売ったあとまで面倒を見られる店"で選んでください。
石の暖かさを、盛岡で確かめてください。
実演機はいつでも焚いています。火が落ちたあとも続く暖かさを、その場で体感できます。機種選びから設計・施工・メンテナンスまで、岩手県正規代理店のD'STYLEにお任せください。
