マンスフィールド のこと。
マンスフィールドは、ハースストーンのソープストーンストーブの最上位。最大23.4kW・暖房のめやす68坪(約136畳)と、吹き抜けや大きなLDK、断熱のひかえめな家にも余裕で応えます。ぶ厚いソープストーンがたくわえる熱量が桁違いで、火が落ちてもとても長く暖かさが続きます。
堂々とした佇まいは、火がないときも部屋の主役。大きな窓ごしに広がる炎と、石全体からのやわらかな放射熱。北東北の厳しい冬に「余力で勝ちたい」方に、迷わずおすすめできる一台です。
写真19点で見る、マンスフィールド。
色・つくり・オプション・据えた部屋。順に並べています。写真をクリックすると拡大します。実物の色と石の表情は、盛岡のショールームでご覧いただけます。
色と仕上げ
選べる色と、石の表情。同じ機種でも一台ごとに石の模様が違います。







つくりと炉内
外から見えないところ。ここが値段の理由です。






オプション部材
別売の部材です。設置場所によって、必要になるものが変わります。




暮らしの中で
メーカーが撮った、実際に据えた部屋の写真です。


※ 写真はハースストーン(HearthStone)の製品写真です(写真:HearthStone)。当社の施工事例ではありません。
マンスフィールド の仕様と、全色の価格。
色と価格(税込)
| 色・仕上げ | 本体価格 | 参考 |
|---|---|---|
| マットブラック | ¥1,083,500 | ¥985,000(税抜) |
| ブラウンエナメル | ¥1,232,000 | ¥1,120,000(税抜) |
→ 横に動かすと、続きが見えます
オプション部材の価格(税込)
| 部材 | 価格 |
|---|---|
| 外気導入アダプター | ¥20,900 |
| リアヒートシールド | ¥40,700 |
| アッシュパンキット | ¥92,400 |
| 外気導入アダプター変換リング Φ75→Φ100 | ¥9,350 |
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メーカー仕様(2024年11月版)
| 最大出力 | 23.4 kW(20,160 kcal/h) |
|---|---|
| 最大暖房面積 | 225㎡(68坪=約136畳) |
| 重量 | 274kg |
| 最大薪長さ | 53cm(左右)/45cm(前後) |
| 使用煙突径 | 150mm(6 inch) |
| 煙突接続方向 | 上・背面 |
| 燃焼効率(EPA・%HHV) | 78 % |
| 燃焼効率(LHV換算・参考) | 87.4 % |
| 2020 EPA 排気煙量 | 0.54g/hr |
| 燃焼方式 | ハイブリッド |
| 本体サイズ(W×H×D) | 686×775×610mm(承認図ではトッププレート面まで768mm・最高部810mm) |
| 炉内サイズ | 550×470(H300〜320)mm |
| 炉内容量 | 3.0立方フィート |
| ヒートライフ | 30時間 |
| サイドドア | なし |
| 灰受け皿 | ○(オプション) |
| リアヒートシールド | ○(オプション ¥40,700) |
| ボトムヒートシールド | ○(標準装備) |
| 構造 | 鋳鉄のフレームに厚さ32mmのソープストーンをはめ込んだ無垢ソープストーン構造。三次燃焼の切り替えハンドルあり |
| 認証 | 米国EPA 2020 認証クリーンストーブ |
| 製造 | 鋳鉄部品はスペインの自社鋳造所/組み立ては米バーモント州モリスビル |
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※ 価格はメーカー希望小売価格(税込・本体のみ)。送料は全国無料(沖縄・離島も追加料金なし)。商品はトラックの荷台からのお引き渡しとなります。別途、煙突部材・炉台・据え付け・煙突工事の費用がかかります。現地を見てから総額をお出しします。
※ 燃焼効率は米国EPA規格のHHV(高位発熱量)基準。参考としてJIS S 3051:2026の換算式でLHV基準に換算した値を併記しました(×1.1199)。
※ 暖房面積の単位はメーカー表記の「坪」です。畳数は坪×2で計算した目安です。断熱・間取り・天井高で実際は変わります。
※ 価格は改定されることがあります。最新はお問い合わせください。
マンスフィールド が、向いているのは。
- 吹き抜け・大きなLDK / 暖房のめやす68坪(約136畳)の大空間対応
- 寒冷地でしっかり暖まりたい / 桁違いの蓄熱量
- 存在感のある一台を / 火がないときも空間の主役
- 長く続く暖かさ / 大型ソープストーンで朝までぬくもり
SOAPSTONE & TRUHYBRID
石で暖める、というのはこういうことです。
外から見えている石が、32mm厚のソープストーンそのものです。 ソープストーンは石鹸石とも呼ばれる天然の石で、ハースストーンは「鋼の2倍の熱を蓄える」と言っています。焚いているあいだに石が熱を吸って、火が落ちてからその熱を出す。ですから立ち上がりはゆっくりです。そこは正直にお伝えします。そのかわり、朝になってもまだ暖かい。マンスフィールドのヒートライフは30時間です。
ヒートライフ 30時間
メーカーが決めた独自のものさしで、薪を一度入れてから使える熱が出ているあいだの合計時間です。炎が見えている時間ではありません。条件が良ければ、この時間の終わりまでは焚き付けを足すだけで火が起きます。
TruHybrid の三段
薪そのものが燃える一次燃焼、薪から出たガスが燃える二次燃焼、残りを触媒で処理する三次燃焼。触媒はステンレスの板にコーティングしたもので、約650〜760℃の範囲で働きます。マンスフィールドの燃焼効率は78%HHV、排気の煙は0.54g/hrです。
操作するのは2つだけ
空気の量を決めるレバーと、触媒を働かせるバイパスハンドル。立ち上げのあいだはバイパスを開けておいて、本体が温まってから閉じます。あとは薪を入れる間隔だけ。慣れれば手はほとんどかかりません。
1978年から、同じ作り方
鋳鉄の部品はスペインの自社鋳造所で作り、組み立ては米バーモント州モリスビルの工場。石は1枚ずつ模様が違い、高い温度に晒されるほど色が深くなります。マンスフィールドは、この石を274kgの本体のなかにいちばん多く使った一台です。
石は最初、採ったときの水分を含んでいます。ですから最初のひと月は、弱い火から少しずつ慣らして焚いてください。この慣らし焚きのやり方も、お引き渡しのときに実際にやってお見せします。
据えるために必要な、寸法のすべて。
「置けるかどうか」は、本体の大きさだけでは決まりません。壁までの距離、炉台の広さ、煙突と可燃物の距離。この3つが揃ってはじめて据えられます。輸入元が出している承認図(2022年4月1日版)の数字を、そのまま載せます。図面を見て事前に判断していただくためです。
現地を見れば、遮熱板を入れるか、リアヒートシールドを付けるか、煙突をどう通すかで答えが変わります。図面の数字で無理そうでも、あきらめる前に一度ご相談ください。
本体の寸法
| 幅 | 686mm(アッシュリップを含む張り出し 715mm) |
|---|---|
| 奥行き | 610mm |
| 高さ | 810mm(トッププレート面まで 768mm/脚の下から炉底まで 210mm) |
| 重量 | 274kg |
| 煙突の接続 | 上面・背面のどちらも可(150mm/6インチ) |
| 上面排気の芯 | 背から480mm・側面から130mm |
| 背面排気の芯 | 床上605mm・中心から155mm/200mm |
| フロントドアの開き | 半径533mm・150度(前方に開くぶんの余地が要ります) |
| 外気導入アダプター | φ75(オプション 90-53220) |
※ 承認図(長野総商/2022年4月1日)より。マットブラック 8013-4110/ブラウンエナメル 8013-4120。
炉台の最小寸法
床は不燃材で保護します。ハースストーンは熱抵抗値(R値)の要件がありません。厚みではなく、広さで決まります。下の数字はトッププレートの外周から測った距離です。
| 前方 | 後方 | 側面 | 炉台の幅 | 炉台の奥行き |
|---|---|---|---|---|
| 400mm以上 | 150mm以上 | 150mm以上 | 1,000mm以上 | 1,160mm以上 |
※ 前方が400mmと大きいのは、ドアを開けたときに熾きや灰がこぼれる範囲を見ているためです。ここを削ることはできません。
可燃壁からの離隔距離
壁が木や石膏ボードなど燃えるものでできている場合の距離です。リアヒートシールド(オプション 90-68210)を背面に付けると、後方の距離が480mm→260mmまで詰められます。狭い部屋では、この部材があるかないかで置けるかどうかが変わります。
| 条件 | A | B | C | D | E | F |
|---|---|---|---|---|---|---|
| シングル煙突+リアヒートシールド無 | 480 | 590 | 610 | 940 | 360 | 700 |
| シングル煙突+リアヒートシールド有 | 260 | 590 | 390 | 940 | 360 | 700 |
| 中空二重煙突+リアヒートシールド無 | 480 | 590 | 610 | 940 | 360 | 700 |
| 中空二重煙突+リアヒートシールド有 | 260 | 590 | 390 | 940 | 360 | 700 |
単位mm。A・B・Eはトッププレートからの距離、C・D・Fは平行設置/コーナー設置の各部を指します(承認図の離隔距離図をご参照ください)。
・25mm以上の空気層をとった不燃の遮熱板を立てた場合も、最小値は「リアヒートシールド有」の数値になります。
・リアヒートシールドはハースストーン純正品に限ります(90-68210)。
・数値は試験値であり、保証値ではありません。設置はストーブと煙突の両方のクリアランスを満たす必要があります。
煙突と可燃物の距離
| 断熱二重煙突 | 150mm以上(インナー管から) |
|---|---|
| 室内用 中空二重煙突 | 150mm以上(アウター管から)※ICCウルトラブラックの場合 |
| シングル煙突 | 460mm以上 |
※ 本体の離隔を満たしていても、煙突が壁や梁に近ければ設置できません。当社は現地で梁の位置・小屋裏の抜け方まで見てから図面を起こします。
内装制限(建築基準法の告示)について
マンスフィールドの発熱量は18kWを超えるため、告示の簡易ルートには乗りません。承認図には、ストーブの投影面積から可燃物燃焼距離を計算した設置図が付いています。参考までに数字を出しておくと、正面(ガラス側)1,475mm・側面934mm・背面977mm・上方1,390mm。ここに特定不燃材料の遮熱板を、25mm以上の空気層をとって、本体から275mm以上離して立てることで距離を詰めていく考え方です。
この計算と遮熱板の設計は、当社が現地に合わせて行います。図面はお出ししますので、設計事務所・工務店との打ち合わせにお使いください。



マンスフィールドの、焚き方。
買う前に、使い方まで知っておいてほしいと思っています。石のストーブは、鋳鉄のストーブとは焚き方が少し違います。ここに書いてあるのは輸入元の取扱説明書(2022年版)の内容です。お引き渡しのときには、実際に火を入れて同じことをやってお見せします。
最初にやること ─ 慣らし焚き
ソープストーンは天然の石です。切り出して間もない石には水分が含まれていて、いきなり高い温度で焚くと、石にも鋳鉄にも割れが出ることがあります。低い温度で数回焚いて、水分をゆっくり抜く。これを慣らし焚きといいます。最低3回(または3日)。しかも最初の年だけでなく、毎年シーズンの初めに行います。使っていない間に石はまた湿気を吸うためです。
- 換気をする必要に応じて窓を開けます。焚き始めは塗料が焼けて煙と匂いが出ます。ふつうは最初の数回でおさまります。
- バイパスを開けて、焚き付けを組むバイパスハンドルを手前へ。着火剤かきつくねじった新聞紙を5〜6本置き、その上に直径15mm程度に割った焚き付けを10本ほど交差させます。
- 空気を全開にする空気調節レバーをいちばん左へ。
- 火を点ける焚き付けに火が回ってドラフトが起きるまで、フロントドアをほんの少し開けた状態にします。
- ドアを閉める閉めたら、そのまま。このストーブはドアを閉めて焚くことを前提に作られています。
- 低い温度を保つここが慣らし焚きの本番です。触れないほど熱くしないこと。細めの薪を2〜3本足す程度で十分です。
- 空気を絞って、燃やしきるあたたまったら空気調節レバーを閉め、薪が燃え尽きるまで待ちます。
- 室温まで冷ますここまでで1回。これを3回くり返します。
使っていない間にストーブは湿気を吸います。慣らし焚きの最中、本体の底から黒い液体が滴ることがありますが、これは結露です。事前にストーブの下や足元に不燃性のものを敷いて炉台を保護してください。汚れたら水とたわしで落ちます。
- 薪を炉のなかへ投げ入れない。
- ドアで薪を押し込まない。
- 表面が凍った薪を、燃えているストーブに入れない(熱衝撃で割れます)。
- 付属品でないグレートやロストルは使わず、炉床の上で直接燃やす。
- 炉床のソープストーンは決して取り外さない。
毎日の焚き方
灰は毎回きれいに取らず、2〜3cm溜めたまま使います。火が点きやすく、火持ちがよく、炉床の保護にもなります。
- バイパスを開けて、組むバイパスハンドルを手前へ。着火剤か新聞紙5〜6本の上に、15mm程度の焚き付けを10本ほど交差させます。
- 空気を全開にレバーをいちばん左へ。炉内に空気をたくさん入れます。
- 点火ドラフトが起きるまで、少しのあいだドアをかすかに開けておきます。
- 薪を足す最初は細めから。薪は奥のほうへ置き、フロントガラスから離します。ガラスに沿って空気を流す仕組み(エアウォッシュ)が働くようにするためです。
- プローブ温度計が「ACTIVE」を指したら、バイパスを閉じるハンドルを後ろへ。これで触媒を通した三次燃焼に切り替わります。
- 20分は空気を絞らない触媒が ACTIVE を保てるように。着火のあいだにガラスへ付いた汚れも、この時間で燃えてきれいになります。
- あとは空気で燃やし方を決めるレバーを右へ寄せるほどゆっくり長く燃えます。いちばん右でも空気が完全に止まることはありません。
薪を足すときは、先にバイパスハンドルを手前へ。そのうえで、まず少しだけ開けて間をおき、ゆっくりドアを開けます。こうすると炉内の煙が抜けて、部屋へ逆流しません。真っ赤な熾きが十分あるうちに足すと、煙が少なく、すぐに高温に戻ります。熾きが少ないときは、10分ほど空気を多めにして温度を上げてください。
バイパスハンドルと、プローブ温度計
操作するのは2つだけです。ひとつは空気の量を決めるレバー(アッシュリップの左下)。もうひとつが、右側面のバイパスハンドル。ハンドルの上にある温度計が、切り替えどきを教えてくれます。ハンドルの上のディスクは、回す向きを示して一緒に回ります。
| 温度計の表示 | ハンドル | ダンパー | どうするか |
|---|---|---|---|
| INACTIVE | 手前へ “BYPASS” | 開 | まだ触媒が働く温度ではありません。ACTIVE を指すまで、ハンドルは手前のまま焚きます。 |
| ACTIVE | 後ろへ “ENGAGE” | 閉 | 触媒の作動温度に達しました。バイパスを閉じて三次燃焼へ切り替えてOKです。 |
| TOO HOT | 手前へ “BYPASS” | 開 | ドアは閉めたまま、空気調節レバーをいちばん右へ。ACTIVE に下がるまでバイパスを開けて燃やします。 |
※ 触媒(キャタリティックコンバスター)は波型のステンレスに触媒物質をコーティングしたもので、作動開始温度は260℃。燃え残った煙をもう一度燃やし、効率を上げて煙の粒子を減らします。
※ 切り替えを忘れても、二次燃焼(クリーンバーン)は常に自動で働いています。触媒を使うのは、さらにきれいに、さらに薪の熱を取り切るためです。
※ 冷えた状態からの着火では、20分ほど空気を多めに入れて高温で焚くと、本体・触媒・炉内が安定します。2〜3分で260℃に達しても、燃える薪がなくなればすぐに触媒も止まります。
温度の見かた ─ ソープストーン温度計
天板の中央にソープストーン用の温度計を置いて、表面温度を見ます。石のストーブは、鋳鉄より表面温度が低く出るのがふつうです。
燃焼時間が短くなる、ストーブや煙突からごうごうと唸る音が聞こえる、煙突が変色する。これらは焚きすぎのサインです。次の4点を確かめてください。
- ドラフト/強すぎるときはご相談ください。0.1インチWC(24パスカル)を超えるならダンパーの取り付けを検討します。
- 燃料/石炭、キルン乾燥材など、自然乾燥の薪以外は燃やさない。
- 操作/フロントドアを開けたまま燃やさない。
- 手入れ/ガスケットが剥がれたり擦り切れたりしたら交換する。
逆に、炎を出さずくすぶらせるのも危険です。不完全燃焼の未燃ガスが炉内に溜まり、突然引火(爆燃)することがあります。空気の絞りすぎにご注意ください。クレオソート対策として、一日に1〜2回、35〜45分ほど高温で焚いて煙突をあたためることをおすすめします。
薪のこと
ストーブの性能は、薪の乾き具合でほとんど決まります。切ったばかりの生木は水分が多く、燃えないうえに煙突を詰まらせます。割った薪は日当たりと風通しのよい場所で、地面に直接触れないようパレットやブロックの上に積み、最低1年、広葉樹なら2年乾かします。雨よけは上だけ。側面を覆うと水分が逃げません。
薪を積むときの隙間は「ネズミは通れるが、追いかけるネコは通り抜けられないくらい」──アメリカ・バーモント州で古くから言われている目安です。
針葉樹(軟木)はすぐ火力が上がるかわり火持ちが悪く、広葉樹(堅木)は火持ちがよく熾きが多くできます。化学薬品・ガソリン・ナフサ・灯油・ライターオイル・エンジンオイルを着火剤に使わないでください。木炭・ペレット・石炭・ゴミも燃やせません。海水に浸かった流木は塩分で鋳鉄とスチールを腐らせます。
当社は薪の販売も行っています。薪の供給について →
手入れは、この4つだけ。
灰・ガスケット・煙突・触媒。見るところが決まっているので、慣れれば手間はかかりません。ご自身でやれるところと、当社にお任せいただくところを分けて書きます。
点検の周期
| いつ | 見るところ |
|---|---|
| 毎週末(または数日おき) | 炉内に灰が溜まったら、2〜3cmを残して取り出す。 |
| 2か月に一度 | 煙突とストーブパイプの内側を目視でチェック(クレオソートが6mm以上なら掃除)。ガスケットの気密チェック。触媒の表面に付いた汚れを、灰専用の掃除機かやわらかいブラシで落とす。 |
| シーズンの終わり | 煙突掃除と部材の点検。炉内の掃除。触媒の清掃。ドア周りのガスケットに剥がれ・ほつれ・硬化がないか確認。湿気の多い地域では、炉内の灰を全部取り除いて錆を防ぐ。 |
灰の扱い
ストーブが完全に冷えてから行ってください。取り出した灰は金属製のフタ付き容器へ移し、フタを閉めて空気を遮断して冷まします。灰のなかに残った炭は数日間熱を保つことがあります。木製・プラスチック製の容器、紙袋、ビニール袋は絶対に使わないでください。冷めるまでは可燃物から離し、不燃の床か土の上に置きます。
炉床の手前、ドアフレームの下中央に小さな丸い穴(ドッグハウス)があります。ここから入る空気が炉床の薪へ直接当たり、薪を足したときの着火を助けます。灰や熾きでふさがないよう、薪もこの穴から離して置いてください。ガスケットの溝に灰が詰まるとドアが閉まりにくくなり、気密が落ちます。
ガラスとガスケット
ガラスはIR(赤外反射)コーティングを施したセラミックガラスです。熱を炉内へ反射して温度を保ちます。汚れは薪ストーブ専用のガラスクリーナーで。湿らせたペーパータオルに灰を付けて円を描くように落とす方法もよく効きます。コーティングは外側にあるので、外面はやわらかい布で。カッター・スチールウール・研磨剤は使わないでください。傷が入るとガラスの強度が落ちます。割れ・ひびが出たら、使用を止めてご連絡ください(純正品番 90-58215)。
ガスケットの交換は2〜3シーズンに1回が目安です。気密のチェックは、紙をはさんでドアを閉め、引っ張って簡単に抜けるかどうかで見ます。
| 使用箇所 | サイズ | 品番 | 必要長さ |
|---|---|---|---|
| フロントドア | 3/8″ MED(9.5mm) | 3110-059 | 約180cm |
| ガラス | 1/4″(6.4mm) | 3110-056 | 約150cm |
| 灰受けドア(オプション) | 3/8″ MED(9.5mm) | 3110-059 | 約90cm |
※ ガスケットはハースストーン純正品をご使用ください。交換直後はドアが閉まりにくくなることがあります。改善しないときはラッチの調整が要りますので、ご連絡ください。
ソープストーンの手入れと、経年変化
石が冷めているときに、水で湿らせたやわらかい布で拭きます。研磨剤入りの洗剤、化学薬品、ワックスなどの艶出し剤は使わないでください。天板でスチーマーを使うときは引きずらないように。
使ううちに、表面へ薄い茶・赤・黄の色の変化が現れます。これは自然な経年変化です。細い線状のひび(ヘアラインクラック)も出ますが、性能にも安全にも影響しません。交換の必要はありません。
ハースストーンの石は厚さ約32mm。内側まで貫通するひびはまれです。疑わしいときは外側からライトを当て、炉内から光が見えるかどうかで判断します。空気漏れがない限り性能に影響はなく、念のため内側から耐火セメントで補修すれば、それ以上開くことはほとんどありません。
鋳鉄の部分は乾いた布かやわらかいブラシでほこりを落とします。湿らせた布で拭いたら、必ずよく乾かしてください(錆の原因になります)。錆が出たらワイヤーブラシで落とし、ストーブポリッシュか耐熱スプレーで補修します。
エナメル仕上げの色ムラは欠陥ではありません。マヨルカエナメルはガラスをベースにした釉で、不透明なオフホワイトの下地に半透明の色をのせ、約1,100℃の窯で焼いて鋳物と融合させています。色の厚みと焼成温度で濃淡が出るので、鋳物のレリーフの上では一台ずつ表情が違います。細かい線が網目状に出ることもありますが、これも欠陥ではありません。
煙突掃除
年に一度、シーズンの終わりに行います。ゆっくり燃えている(燃焼温度が低い)状態ではタールなどの有機蒸気が出て、水分と組み合わさってクレオソートになります。これが煙突の温度の低いところに溜まり、引火すると極めて高い温度で燃えて、煙突を傷めるだけでなく建物の火災につながります。厚みが6mmを超えたら掃除の合図です。寒い時期より、比較的おだやかな季節のほうが汚れは付きやすくなります。
当社は他店で買われた一台でも、点検・掃除・修理をお受けしています。メンテナンスについて →



0.54g/hr という数字の、中身。
米国EPAの2020年新規制(NSPS Phase 2020)の基準値は 2.0g/hr 以下。マンスフィールドは 0.54g/hr で認証されています。基準の4分の1です。ただ、この数字だけ見せられても実感が湧かないと思いますので、試験報告書の中身を出します。
試験の条件
| 試験機関 | Services Polytests Inc.(カナダ・ケベック州)/第三者認証 PFS |
|---|---|
| 試験日 | 2020年9月29日〜10月7日(報告 2020年10月22日/改訂 2021年10月4日) |
| 試験方法 | ASTM E2780-10・ASTM E2515-11(EPA Method 28R/40 CFR Part 60 Subpart AAA)。効率は CSA B415.1-10 |
| 煙突 | 6インチ断熱二重煙突/床から15フィート(約4.6m) |
| 燃料 | ブリティッシュコロンビア産モミ・含水率19〜25% |
| 慣らし | 試験前に50時間の慣らし運転 |
燃やし方を変えた、4回の実測
同じストーブでも、空気の入れ方で結果は変わります。下は空気を最小にした回から全開にした回まで、実際に測った数字です。
| 空気の設定 | 燃焼速度 | 排気の煙 | 効率(HHV) | 熱出力 |
|---|---|---|---|---|
| 最小 | 0.920 kg/hr | 0.60 g/hr | 81.2% | 14,043 BTU/hr |
| 最小 | 0.961 kg/hr | 0.42 g/hr | 79.9% | 14,447 BTU/hr |
| 中 | 1.479 kg/hr | 0.32 g/hr | 75.7% | 21,048 BTU/hr |
| 最大 | 2.307 kg/hr | 1.18 g/hr | 74.2% | 32,200 BTU/hr |
| 加重平均 | — | 0.54 g/hr | 77.7% | — |
読み取れることが2つあります。ひとつは、絞って焚いたときのほうが効率が高いこと(最小で81.2%、全開で74.2%)。石にじっくり熱を移す焚き方が、このストーブの本領だということです。もうひとつは、全開で焚いても煙は1.18g/hrで、基準の2.0g/hrを下回っていること。急いで部屋を暖めたい日でも、煙の心配をせずに焚けます。
※ 最初の1時間の排出は平均1.26g/hr、CO排出は平均0.82g/min。
※ 熱出力(BTU/hr)は、この排ガス試験で使う規定の角材を燃やしたときの実測値です。メーカーがカタログに載せている最大出力23.4kW(20,160kcal/hr)は、独立した研究機関が通常の薪(cord wood)で試験した別の数値で、燃やし方も燃料も違います。同じ土俵の数字ではありませんので、並べて比べないでください。
※ 効率78%はHHV(高位発熱量)基準です。日本で見慣れたLHV基準に換算すると約87.4%になります(JIS S 3051:2026の換算式 ×1.1199)。他社のカタログと比べるときは、どちらの基準かをご確認ください。
マンスフィールドについて、よくいただくご質問。
274kgもありますが、うちの床は大丈夫でしょうか。
石のストーブは立ち上がりが遅いと聞きました。
触媒(キャタリティックコンバスター)は交換が必要ですか。
マンスフィールドとグリーンマウンテン80、どちらも23.4kWですが何が違いますか。
サイドドアはありますか。
色は2色だけですか。
高気密高断熱の家ですが、空気は足りますか。
設置までどれくらいかかりますか。
出典:ハースストーン マンスフィールド8013 取扱説明書(Mansfield 8013_2204)/同 承認図(2022年4月1日・長野総商)/EPA試験報告書(Services Polytests Inc./PI-20240/2021年10月4日改訂)/メーカー仕様表 2024年11月版。写真はハースストーン(HearthStone)の製品写真です。当社の施工事例ではありません。
ここに書いた数値は資料に基づく参考値で、保証値ではありません。実際の据え付けは現地の条件で変わります。
部品は、出ます。
ガラスが割れた。ガスケットが硬くなった。触媒を替えたい。ハースストーンは古い機種の部品も現行で出ています。当社は他店でお買い上げの一台でも、部品の販売と交換をお受けしています。まずご自分で型番と部位を確かめられるよう、輸入元の公式パーツリストをそのまま置いておきます。
マンスフィールド のパーツリスト(輸入元の公式PDF)
※ PDFは輸入元・株式会社長野総商が公開しているパーツ価格表(2025年9月版)です。リンク先は長野総商のサイトが開きます。価格は改定されることがありますので、ご注文の前に当社へご確認ください。
本体の底面か背面に、ワイヤーでつながれた金属のラベルが付いています。そこに刻まれたシリアル番号を、上の表の「シリアルNo.」と見比べてください。年式がわかれば、合う部品が決まります。番号が読み取れないときは、本体の写真を撮ってLINEで送っていただければ、こちらで判別します。
当社で買えるもの・やれること
ガラス・ガスケット・触媒(キャタリティックコンバスター)・バッフル・炉内の耐火材・ドアハンドル・温度計・アッシュパン・リアヒートシールド・外気導入アダプター。純正部品はひと通り取り寄せられます。純正が廃番になっているものでも、鉄板やバーミキュライトからワンオフで製作して直した例が何台もあります。「もう部品が無いと言われた」一台こそ、一度ご相談ください。
部品だけの販売、部品の発送、交換工事、煙突掃除とあわせての点検、どれでもお受けします。
部品のご注文・ご相談は、LINEがいちばん早いです。
型番がわからなくても大丈夫です。ストーブ全体と、直したい部分の写真を撮って送ってください。こちらで機種と年式を見て、必要な部品と金額をお返しします。写真1枚で話が決まることがほとんどです。
ご相談は無料です。部品は全国へ発送します(送料無料)。交換工事に伺えるのは岩手・青森・秋田を中心とした東北5県です。
販売終了した薪ストーブの修理・部品について →
10機種を、暖房面積の順に並べます。
出力が大きいほうが良い、ということはありません。部屋に対して大きすぎるストーブは、絞って焚くことになって煙が増え、ガラスも曇ります。ちょうどいい大きさを選ぶのが、いちばん長く気持ちよく使うコツです。
| 機種 | 最大出力 | 暖房のめやす | 重量 | 本体価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| リンカーン小さな部屋・小屋・寝室に。天板のクックプレートで湯も沸かせる | 6.7 kW | 16坪 | 90kg | ¥583,000 |
| グリーンマウンテン40鋳鉄の箱型。中型でいちばん扱いやすい | 11.7 kW | 38坪 | 160kg | ¥759,000 |
| クラフツバリー鋳鉄の模様と3色。同じ出力で見た目を選ぶなら | 11.7 kW | 38坪 | 160kg | ¥781,000〜 |
| キャッスルトン一般的なリビングに。無垢ソープストーンでこのサイズ | 13.2 kW | 42坪 | 215kg | ¥891,000〜 |
| グリーンマウンテン60薪を長く入れられる中大型。三次燃焼の切り替えあり | 17.5 kW | 54坪 | 183kg | ¥847,000 |
| シェルバーン鋳鉄+3色で中大型。背面排気にも対応 | 17.5 kW | 54坪 | 183kg | ¥869,000〜 |
| ヘリテイジ迷ったらこれ。サイドドアの横入れと4色 | 17.5 kW | 56坪 | 242kg | ¥1,067,000〜 |
| マンチェスター装備がいちばん多い。横入れ・灰受け皿・リアシールドが標準 | 21 kW | 66坪 | 235kg | ¥1,001,000〜 |
| グリーンマウンテン80効率81%。ハースストーンでいちばん薪を長く焚ける | 23.4 kW | 68坪 | 249kg | ¥1,023,000 |
| マンスフィールド(この機種)無垢ソープストーン最大。石を230ポンド以上使う | 23.4 kW | 68坪 | 274kg | ¥1,083,500〜 |
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Fuel & Care ─ 買ったあとも、ずっと。
薪で焚く火は、「薪」と「手入れ」まで、
まるごと当社の仕事です。
人が生きるのに衣食住が欠かせないように、薪ストーブにも薪サウナにも、「薪という燃料」と「メンテナンス」は必ずついてきます。売って終わりの店では、そこで行き詰まる。D'STYLEは、この2つを自社で持っているから、火のある暮らしを、買ったその先まで支え続けられます。ここが、当社の強みです。
薪を、切らさない。
薪の販売はもちろん、ご自宅の薪棚のそばまで届ける配達、原木の販売、薪割り機のレンタルまで。燃料の心配をせずに、火のある暮らしを続けられます。ストーブが他社の一台でも、薪だけのご購入でも、大歓迎です。
薪の販売・配達を見る →煙突掃除・点検・修理まで。
煤や煙道火災のリスクは、定期的な煙突掃除と点検で防げます。他社で入れた一台も含め、点検・部品交換・修理まで対応。長く、安全に焚き続けられます。
メンテナンス・煙突掃除を見る →薪も、掃除も、修理も、ぜんぶ一社で。だから、"売ったあとまで面倒を見られる店"で選んでください。
石の暖かさを、盛岡で確かめてください。
実演機はいつでも焚いています。火が落ちたあとも続く暖かさを、その場で体感できます。機種選びから設計・施工・メンテナンスまで、岩手県正規代理店のD'STYLEにお任せください。
