年表で見る、ヒタ。
本国サイトの沿革(hetas-history)に書かれていることだけを並べます。この系譜は、日本のどのページにもまだ載っていません。
- 1850
スヴェンボーで、鋳物ストーブづくりが始まる
のちにヒタの一部になる鋳物工場 L. Lange & Co を Lars Lange が創業。この年から、デンマークで鋳物ストーブを作り続けてきました。
- 1972
レムヴィでヒタ創業
最初の数年は温水タンク・冷却設備・漁船用タンク・農業用給餌機の会社でした。鋼を正確に加工する腕が、先にあった会社です。
- 1984
L. Lange & Co と手を組む
1850年からの鋳物工場と協業を開始。数年後、ヒタがその事業を取得します。鋼の会社に、134年分の鋳物の蓄積が加わりました。
- 1989
現行機の土台となる、最初の近代ストーブ
いま日本で売られている6機種すべての土台は、この年に生まれた設計です。
- 現在
家族経営のまま、22か国へ
創業者 Erik Bach の息子、Carsten Bach と Martin Bach の2人が率いています。開発も製造もレムヴィから動かしていません。
レムヴィの工場。
本国が公開している工場の写真です。部品の棚、鋼を曲げる機械、目で確かめる職人、塗装を待つ本体。「着想から完成品まで(from idea to finished product)」という言い方を、本国はしています。外注の寄せ集めではなく、一つの工場で完結しているということです。






※ 写真:HETA A/S
なぜ鋼板の本体に、鋳鉄のドアなのか。
鋼板は、気密が取れる
隙間なく溶接できるので、燃焼に必要な空気だけを取り込めます。輸入元は「レバーひとつの簡単操作で驚くほど制御が効くのは、高い気密性のなせる技」と説明しています。焚いてみると、この意味が分かります。空気を絞ったときの従い方が素直です。
鋳鉄は、火に近いところへ
いちばん熱が集中するドアと炉床には、厚みのある鋳鉄。1850年からの鋳物の蓄積が、ここに入っています。歪みにくく、重い扉は閉まりの手応えも違います。
三次空気で、燃やしきる
本国の説明では、予熱された三次空気(preheated tertiary air)が、煙が煙突へ上がる前にガスを燃やします。燃やし残しが少ないということは、同じ薪から取れる熱が多いということです。ロギの効率86%はこの積み重ねです。
石は、フィンランドの Tulikivi 社
ソープストーン仕様の石は、フィンランドの Tulikivi 社が切り出して加工した天然石です。石の話は長くなるので、別のページにまとめました。蓄熱のこと →
よくあるご質問
ヒタは、どこで作られていますか?
デンマーク・ユトランド半島西岸のレムヴィ(Lemvig)です。開発も製造も同じ町の自社工場で、鋼と鋳鉄を使って、着想から完成品まで一貫して作っています。本国はこれを Made in Denmark と呼んでいます。
「150年」と「1972年」、どちらが正しいのですか?
両方です。会社としてのヒタは1972年創業。1984年に、1850年から鋳物ストーブを作ってきたスヴェンボーの鋳物工場 L. Lange & Co と協業を始め、数年後にその事業を取得しました。この系譜を指して、本国は「150年以上をかけて育ったデンマークのデザインと品質」と書いています。
家族経営というのは本当ですか?
本国サイトに明記されています。創業から長いあいだ Erik Bach が経営し、いまは息子の Carsten Bach と Martin Bach の2人が率いています。現在22か国で販売されています。
日本には、どこを通って入ってくるのですか?
ファイヤーサイド株式会社(長野県駒ヶ根市)です。ヒタ本国の世界販売店検索に登録されている日本の販売元は、この1社だけです。並行輸入ではなく、この1社を通ったものが日本のヒタです。当社はその正規販売店として、岩手で販売・施工・保守をしています。
ストーブの会社として始まったのですか?
いいえ。創業からの数年は、温水タンク・冷却設備・漁船用タンク・農業用の給餌機を作っていました。鋼を正確に加工する仕事が先にあって、そこにストーブが乗った会社です。1989年に、現行の全機種の土台になる最初の近代ストーブを開発しました。
環境への取り組みは?
本国は、ヒタの薪ストーブを「ヨーロッパでもっともクリーンに燃える部類」とし、スカンジナビアと欧州のエコデザイン規則に従って試験されていると書いています。燃焼室と空気の通り道の寸法を独自に設計することで、二酸化炭素と有害な粒子を可能なかぎり減らしている、という説明です。日本で売られている6機種のうち5機種が欧州連合エネルギー効率クラスA+です(アンビションはA)。
デンマークの火に、盛岡で会えます。
ショールームには火の入ったヒタがあります。鋳鉄のドアの重さ、レバーの手応え。写真では伝わらないところを確かめに来てください。
019-681-24779:00〜17:00/水曜定休(土日営業) 有限会社D'STYLE(盛岡市厨川3-12-44)