サウナのあとの外気浴は格別だ。冬の外の空気を肌に受けたとき、全身がゆるむ感覚がある。「ととのい」と呼ばれる状態だ。
では、サウナのあとにエアコンの冷房をつけた部屋で休んだらどうか。同じように涼しい。でも、ととのわない。なぜか。
風の質が違う
エアコンの冷風は一定方向から一定の温度で吹く。体の一部だけが冷えて、残りは蒸し暑いまま。しかも乾いた空気なので、肌が突っ張る。
外気浴の空気は違う。風は不規則にそよぐ。温度は一定ではなく、微妙に揺れる。湿度も自然のまま。全身を均一に冷やすのではなく、体が自分のペースで熱を放出するのを、空気が受け止める。この「自分のペースで冷える」感覚が、ととのいの正体のひとつだ。
自律神経のリセット
サウナ(熱い)→ 水風呂(冷たい)→ 外気浴(常温)。この温度変化が自律神経の交感神経と副交感神経を大きく揺さぶり、外気浴でニュートラルに戻る。エアコンの一定温度の冷風では、この揺さぶりが起きない。一定温度は自律神経にとって「刺激ゼロ」であり、リセットではなく現状維持だ。
自宅サウナと外気浴スペース
自宅にサウナを作るとき、外気浴のスペースをあわせて計画すると満足度が上がる。ウッドデッキ、庭先のベンチ、軒下のスペース。壁に囲まれた室内でエアコンを回すのではなく、外の空気に触れられる場所を確保する。
冬の岩手の外気は冷たい。水風呂の代わりに外気浴だけで十分に冷えるので、水風呂なしでととのう方もいる。
岩手・青森・秋田・山形・宮城の東北の冬に、自宅サウナという楽しみ方があります。エアコンの風とは別の世界の暖かさです。
サウナのページ 自宅サウナの施工事例と、ハルビアヒーターの一覧。 エアコン暖房の実力 暖房も冷房も、エアコンの仕組みと限界。
