東北に転勤する。新築を建てる。引っ越す。そのとき「暖房はエアコンだけで大丈夫か」と調べる人は多い。答えを先に言う。エアコンだけでは厳しい。
東北3県の冬の最低気温
| 都市 | 1月の平均最低気温 | 厳しい朝 |
|---|---|---|
| 盛岡(岩手) | −6℃ | −13℃ |
| 青森 | −4℃ | −10℃ |
| 秋田 | −3℃ | −8℃ |
| (参考)東京 | 1℃ | −2℃ |
JIS試験条件の外気温7度と比べると、盛岡は13〜20度低い。青森は11〜17度低い。秋田でも10〜15度低い。
エアコン20畳用の実力
| 都市の朝 | 標準エアコン(20畳用) | 実質畳数 |
|---|---|---|
| 秋田 −8℃ | 3.6 kW(50%) | 10畳 |
| 青森 −10℃ | 3.1 kW(43%) | 7畳 |
| 盛岡 −13℃ | 2.4 kW(30%) | 5畳 |
秋田でも20畳用が実質10畳分。盛岡では5畳分。20畳のLDKをエアコン1台で暖めきるのは、東北のどの県でも難しい。
東北の家庭が選んでいる暖房
東北では昔から灯油のストーブやボイラーが主力だった。最近は寒冷地エアコン+灯油ストーブの併用が増えている。そこに薪ストーブやペレットストーブを加える家庭も出てきた。
エアコンだけで冬を越そうとすると、電気代が跳ね上がり、暖かさも足りない。サブの暖房を持つのが東北の冬の現実解だ。
ここでは盛岡・青森・秋田の気温で見たが、山形や宮城の内陸部でも冬の冷え込みは厳しい。エアコンの能力低下は外気温で決まる物理現象なので、この計算は東北5県だけでなく全国どこでも使える。
エアコン暖房の実力 外気温ごとの能力低下と実質畳数の計算。 薪ストーブのページ 東北の冬に頼れる暖房。取扱い機種の一覧。 ペレットストーブのページ 手間の少ない木質燃料暖房。取扱い機種の一覧。
