HETA / 取扱説明書の点検スケジュールから

HETAの点検と手入れ、
いつ、何を。

取扱説明書には、点検の時期が表になって載っています。でも取説は引き出しの奥です。 全機種の取説から、いつ何を見るか・5年に1回の業者点検・すぐ止めるべき症状・保証書番号ごとの取説の版を、 このページに集めました。手順そのものは取説で。ここは「いつ、何を」の一覧です。

  1. このページのこと
  2. 点検の時期
  3. 5年に1回の定期点検
  4. 取説の数字
  5. お手入れで守ること
  6. 取説の版と保証書番号
  7. 機種ごとの取説の頁
  8. 当社でやること

このページのこと

HETAの取扱説明書は、機種が違っても点検の章は同じ型で書かれています。 エクリプス・スクルド・ノルン・ロギ・アンビション・インスパイアの取説を並べて確かめました。 違うのは、灰の扱いと、対流層の有無と、ホーロー仕上げの手入れくらいです。

だから一枚にまとめられます。取説の文面をそのまま使い、機種で違うところだけ書き分けました。 手順の図や写真は、取説の該当の頁を最後に一覧にしてあります。

点検の時期

点検・お手入れは、ストーブを消して、本体と煙突が十分冷えてから。 取説にある「メンテナンススケジュール」は標準的な使い方でのもので、使う環境や状態に合わせて増やしてください。

ご使用のたびに
周囲の状態ストーブ、煙突、給気口の周囲は常に整理・掃除し、燃えやすいものを置かない
汚れいつも清潔に。汚れたままの使用は錆の発生などで劣化を早める
ほこりストーブや煙突のほこりは掃除機で吸い、固くしぼった濡れ雑巾でふく
臭気・煙漏れ燃焼中に臭いがしないか、煙突から煙が漏れていないか。異常があれば販売店へ
燃焼室(灰受けボックスのある機種はそこも)がいっぱいになる前に取り出す。隙間にたまった灰は掃除機で
気になったときに
ドアガラスススが付いたら早めに専用クリーナーで。タール状のものは放っておくと落とすのに手間がかかる。割れが見えたらただちに使用をやめ、販売店へ
シーズン中2〜3回程度
排気経路煙の排気経路がススで塞がる前に、燃焼室と煙突を点検・掃除
給気口のほこり給気口がほこりで塞がれないよう、ブラシや掃除機で取る
遮熱板のほこり煙突の遮熱板がある場合、ほこりがたまったら隙間に入るブラシで取る
シーズン終了後
ストーブの破損変形・損傷・ガタつきがあれば販売店へ
煙突掃除のあと、外れ・劣化・煙漏れがないか確かめる。見つけたら販売店へ
ファイバーロープ弾力がなくなった、ほつれた、などの劣化があれば新しいものに交換
バッフルパネル・各パネル湾曲した、割れた、ひどく削れた、なら新しい部品に交換
灰・ススの除去残しておくと湿気がたまって錆の原因になる。全部取り除く
塗装はがれたら耐熱補修スプレー(別売)で表面を保護。ホーロー仕上げの機種はホーロー用補修液
対流層のほこり本体側面・背面の対流層の内部にほこりがたまったら、隙間に入るブラシで。または販売店へ
災害のあと

地震・水害・落雷などの天災にあったら、そのまま使わず、販売店か専門業者の点検を受ける。隠れた不具合に気づかず使い続けると火災の原因になる。

機種で少し違うところ
  • 灰の扱い:ノルンは灰受けボックスに加え「アンダイアンを外して、隙間にたまった灰を掃除機で」。エクリプスは燃焼室のみ。インスパイアは「グレートから3cm以内」が目安。
  • 対流層のほこり:鋼板の側面・背面に対流層のある機種(エクリプス・スクルド・ノルン・ロギ)の項目。
  • 塗装:ホーロー仕上げ(インスパイアのホーロードア)は、付属のホーロー用補修液。

5年に1回は、専門業者の点検を

定期的(5年に1回程度)に専門業者の点検・整備を受ける(有料)。ファイヤーサイドは購入後5年で「あんしん点検」を案内している。 自分でできる日々の手入れと、業者が見る定期点検は、別のものです。点検を受けずに使い続けると、経年劣化で故障や事故の原因になる、と取説は言っています。

全機種に共通する項目

点検項目点検箇所
給排気経路の点検・掃除給気ダクト、燃焼室の閉塞、煙突の接続部や支持部の劣化
消耗部品の点検・交換・掃除バッフルパネル、各パネル、各部のファイバーロープ
装置のはたらきの点検・交換可動部(各種ドア)の調整、操作部品
防火設備の点検炉台、炉壁、周囲の可燃物

「機能部品」は機種で違う

定期点検の表のうち、機能部品の欄だけは機種ごとに部品が違います。取説の記載どおりに並べます。

機種機能部品の点検・交換・掃除
モデルナドアガラス、ドアハンドル(セット)
エクリプスドアガラス、ドアアッセンブリー
スクルドグレート、ドアガラス、ドアアッセンブリー
ノルングレート、アンダイアン、燃焼室ドアガラス、燃焼室ドアアッセンブリー
ロギグレート、燃焼室ドアガラス、燃焼室ドアアッセンブリー
アンビションスチールバッフル、燃焼室ドアガラス、燃焼室ドアアッセンブリー
インスパイア(販売終了)スチールバッフル、グレート、グレートサポート、アンダイアン、ドアガラス、燃焼室ドアアッセンブリー

こうなったら、すぐ使うのをやめて連絡を

どの機種の取説にも「次の症状が認められた場合は、すぐにお買い求めの販売店まで点検をご依頼ください」とあります。

  • 煙突火災を起こした
  • 煙突掃除で、灰やススのほかに金属片や断熱材が混じって出てきた
  • ドアが閉まらない
  • ストーブや煙突の内部に歪みや破損が見える
  • 火力の調節ができない
  • ストーブや煙突が赤熱した
  • 煙突が外れている、または強い異臭がする
  • 煙突やストーブがガタつく

買った店が分からない、遠い、もう無い。そういう方も当社で見ます。 019-681-2477(9:00〜17:00・水曜定休)

取説の数字で、覚えておくこと

取説のあちこちに散らばっている数字を、一つの表にしました。全機種の取説で同じ数字です。

数字出どころ
煙突の掃除少なくとも1年に1回。または煙突の内部に3mm以上のススやタールが付いたら必ず掃除各取説 p.5「特に注意していただきたいこと」
煙突の高さ最低4m以上(海抜ゼロ地点)。「60cm・90cm・3m」の煙突基準も満たす各取説「煙突の据え付け」
業者の点検5年に1回程度(有料)。日々の手入れとは別各取説「定期点検」
部品の保有製造打切り後10年各取説「定期点検」・「保証とアフターサービス」
保証お買い上げから5年(消耗部品を除く)各取説「保証とアフターサービス」
灰の処分取り出した灰は密閉できる金属の容器へ。可燃物から離し、不燃材の上で72時間以上おいて、火の気がないことを確かめてからノルン 2024年4月版 p.28

お手入れで、守ること

手順は取説の図を見ながらやってください。ここはやる前に知っておくことだけです。 部品の品番と価格は交換部品のページに。

灰の掃除

  • 燃焼中は灰を触らない。ストーブが完全に冷えてから
  • 紙袋やビニール袋など、燃える容器に入れない
  • 燃焼室や灰受けをいっぱいにしない。空気の吹き出し口が塞がれて燃焼が不完全になり、ドアが閉まらなくなる
  • 灰は少し残す。おき火を保って次の薪へ火を移す役目がある(残す量は機種の取説の指示で)

ガラスの手入れ

  • 別売の専用ガラスクリーナーを使い、自然に乾かす
  • タールがひどいときは研磨剤入りのクリーナーも効くが、使い続けるとガラスの表面を傷める
  • 割れたら使用をやめる。交換はHETA純正の耐熱ガラスだけ。代用品は使わない
  • ガラスを替えるときは、ガラス用のファイバーロープも新しいものに

ファイバーロープ(ガスケット)

  • ドアと本体の間、ドアとガラスの間、灰受けボックスに使われている。使ううちに硬くなり、縮む
  • 気密テスト:紙を長方形に切ってドアと本体の間に挟み、ドアを閉める。抵抗なくスルスル抜けるなら密閉されていない。交換
  • 弾力がない、ほつれている、も交換の目安

バッフルパネル・各パネル

  • 湾曲、割れ、ひどい削れがあれば交換。取説の手順に従って外す
  • バックパネルの空気吹き出し口が灰で塞がっていないか、外したついでに見る

本体の背面・対流層

  • 鋼板の側面・背面の内部(対流層)にほこりがたまる。隙間に入るブラシか掃除機で
  • 給気口のほこりも同じ。塞がると燃焼に効く

煙突

  • シーズンが終わってから次のシーズンまでの間に必ず点検。3mm以上のススが確認されたら掃除
  • 掃除のあと、接続部の外れ・劣化・煙漏れがないか確かめる
  • 屋根に登る作業は安全具を。無理はしない。当社の煙突掃除は下から機械で行うのが基本

取説の版と、保証書番号

同じ機種でも、作られた時期で取説の版が違います。 手元の保証書の番号で、自分の版が分かります。ファイヤーサイドが公開している一覧をそのまま載せます。 エクリプス・スクルドは番号の範囲が一つしか出ていません。それより前の番号の方は輸入元に確認します。

機種保証書番号取説の版ファイヤーサイド
エクリプス 全モデル共通
#7300・#7308・#7310・#7318
H03428〜2024年4月PDF
スクルド 全モデル共通
#9000・#9007・#9008・#9010・#9017・#9018
H01954〜2024年5月PDF
ノルン basic
#5008 ノルン ソープストーン
H00001〜H006992019年7月PDF
H00700〜H009232019年10月PDF
H00924〜H016402021年2月PDF
H01641〜2024年4月PDF
ノルン basic
#5000 ノルン
H00001〜H006992019年7月PDF
H00700〜H010032019年10月PDF
H01004〜2024年4月PDF
ノルン oven
#5218 ノルン ソープストーン+オーブン
H00001〜H006992019年4月PDF
H00700〜H010132019年11月PDF
H01014〜2023年12月PDF
ノルン oven
#5210 ノルン オーブン
H00001〜H006992019年4月PDF
H00700〜H009232019年11月PDF
H00924〜2023年12月PDF
ロギ basic
#1008 ロギ ソープストーン
H00001〜H009372020年2月PDF
H00938〜2024年7月PDF
ロギ basic
#1000 ロギ
H00001〜H011462020年2月PDF
H01147〜2024年7月PDF
ロギ oven
#1018 ロギ ソープストーン+オーブン
H00001〜H011542020年2月PDF
H01155〜H017782021年6月PDF
H01779〜2024年1月PDF
ロギ oven
#1010 ロギ オーブン
(旧型。輸入元は「販売終了モデル」欄に掲載)2020年2月PDF
H00880〜H017782021年6月PDF
H01779〜2024年1月PDF
アンビション
#1800
H00001〜H008642019年12月PDF
H00865〜2023年12月PDF
インスパイア(販売終了)
40H・45H・55H
全番号2020年4月PDF
モデルナ
#7400・#7408
全番号2026年6月(代理店向けの配布のみ。輸入元の公開一覧には無い。必要な方は当社から)

2026年9月15日時点。輸入元が改訂した場合は新しい方が優先します。

機種ごとの、取説の頁

最新版の取説で、どの章が何ページにあるか。「ガラスとロープの交換」の頁を開いてから、部品を注文してください。

機種点検ガラスの
手入れ
ガラスと
ロープの交換
パネル煙突トラブル
シュート
仕様一覧
モデルナ
2026年6月・48ページ
30〜31323334〜363738〜404245
エクリプス
2024年4月・56ページ
32〜33343536〜3839404649
スクルド
2024年5月・56ページ
32〜333436〜38394049
ノルン basic
2024年4月・48ページ
26〜27282930〜3233363841
ノルン oven
2023年12月・52ページ
30〜31323334〜3637404245
ロギ basic
2024年7月・48ページ
28〜29303132〜3435394146
ロギ oven
2024年1月・52ページ
29〜30313233〜35414247
アンビション
2023年12月・44ページ
26〜27282930〜3233〜34363841
インスパイア
2020年4月・48ページ
30〜31323334〜3637384043

「—」は、こちらで頁を確かめられなかったところ。取説の目次で見てください。

当社でやること

シーズン終了後の煙突掃除と本体の手入れ、5年ごとの定期点検、部品の交換。 岩手・盛岡から、青森・秋田まで伺います。煙突掃除は下から機械で行うのが基本で、屋根に登るのは必要なときだけの追加です。

出どころ:ファイヤーサイド株式会社「HETA 取扱説明書」各機種の最新版(エクリプス2024年4月・スクルド2024年5月・ノルン2024年4月/2023年12月・ ロギ2024年7月/2024年1月・アンビション2023年12月・インスパイア2020年4月)。取説の版の一覧は同社「HETA 使い方・お手入れ」ページ。 資料が改訂された場合は新しい方が優先します。

HETA / あわせて

続きは、こちらに。

ここまで読んだあなたと、話したい。

ここに書いたことは、全部うちが現場でやっていることです。 煙突の高さも、給気の穴も、機種の選定も、この考え方で決めています。
盛岡のショールームには、火を入れた実機があります。数字の話の続きを、炎の前でどうぞ。

019-681-24779:00〜17:00 定休日:毎週水曜日・大型連休・年末年始