まず、部品のことから。
燃焼ポットは、改良版が出ています
8,800円(税別8,000円)
warmArts が2020年9月に出した改良燃焼ポットです。お知らせに「SS-5 ※SS-1・SS-2 互換性あり」と明記されています。同じお知らせに「劣化等により燃焼ポットの交換をご希望される場合は、改良燃焼ポットへ交換していただくことになります」と書かれています。
燃焼ポットは、この機種でいちばん症状に出る部品です。穴が灰でふさがれば火が付かない。傾けば炎が左右に暴れる。灰が溜まれば運転中に消える。着火まわりで困っているなら、まずここを見ます。在庫はその時々で変わりますので、お問い合わせください。
本体は、新品では買えません
さいかい産業のペレットストーブは、2021年4月にブランド名が warmArts(ウォームアーツ)へ変わり、ペレットストーブの事業と営業の担当者は株式会社新越ワークスへ引き継がれています。会社が無くなったわけではありません。現行はRS-4・RS-mini・SS-10・SS-5Plusの4機種です。
当時の本体価格は240,000円(税別)でした。排気管・運送費・工事諸経費は別途です。これは記録として書いています。いまの価格ではありません。
この症状なら、ここを見ます。
当時のカタログに載っていた対処と、私たちが実際に手を入れてきた順番をあわせて並べました。ご自分で確かめられるところまで書いてあります。ここまで見て直らなければ、ご連絡ください。
着火しない
まず燃焼ポットを見てください。穴が灰でふさがると空気が入らず、火が付きません。着火材が少なすぎないか、燃焼スイッチを入れるのが早すぎないか(ペレットに確実に火が移ってから)、ペレットが湿気ていないか。主電源が入っていないと排気ファンが回らず、そもそも空気が流れません。
着火のときに煙が室内へ充満する
給排気管にエンドキャップが付いたままだと、排気できずに煙が戻ります。給排気管や煙管の詰まりも同じことが起きます。主電源を入れ忘れているときも煙が戻ります。この症状は放っておくと一酸化炭素の心配が出ます。焚くのを止めて、ご連絡ください。
運転中に消火してしまう
ペレットの投入量が少なすぎると消えます。ペレットによって火力が違うので、ダイヤルを少し大きめに合わせてやり直してください。燃焼ポットに灰が溜まっていることもあります。
過熱防止装置が働く(ブザーが鳴る・ランプが点く)
内部が90℃以上になると作動して、ペレットの供給が止まります。前に物が置かれて温風が出せていないか、吸気口の金網がホコリで詰まっていないか、給排気管が詰まっていないか。90℃を下回れば自動で戻りますが、原因を直さずに焚き続けないでください。
炎が上に上がらず、左右に暴れる
燃焼ポットが傾いています。消して、ポットと炉内が冷めてから、しっかり取り付け直します。
ペレットタンクが結露する/タンクから煙が出る
煙管パイプが詰まって、排気できずに火がタンク側へ上がっています。付属のバネブラシで煙管を掃除してください。給排気管の詰まり(ススや異物、鳥の巣)も同じ原因になります。
ガラスが真っ黒にすすける
燃焼スイッチが入っていない、ペレットの投入量が多すぎる、給排気管が詰まっている。炎の先が炉内の天井に触れるくらいが最大火力の目安です。
ペレットが落ちてこない
初めて使うときは、ペレット送り部に充填されるまで15分ほどかかります。タンクに粉や異物が溜まっていないか。感震装置が作動したままだと止まります(出荷時はロックされているので、解除してからセットします)。
※ 煙が室内に出ているときは、確かめる前に焚くのをやめてください。一酸化炭素の心配が出ます。
SS-1 の仕様。
当時のカタログに載っていた数値です。手元にある資料をそのまま表にしました。「あのストーブ、何キロワットだったか」を調べる方がいらっしゃるので、残しておきます。
| 使用燃料 | 全木ペレット・ホワイトペレット(使用するペレットによる設定調整は不要) |
|---|---|
| 外形寸法 | W482 × D534(排気口を除く)× H770 mm |
| 重量 | 約82kg |
| 給排気方式 | 強制給排気方式(FF) |
| 構造 | 燃焼炉と外層の2層構造(外側は熱くなりません) |
| 熱交換方式 | 煙管熱交換方式(管の中に燃焼熱を通し、管の周りの空気を暖める) |
| 蓄熱 | 燃焼炉の内面に蓄熱レンガを組み込み |
| 前面 | 大型の鋳鉄製の扉で、前面に輻射熱 |
| タンク容量 | 約12kg |
| 暖房のめやす | 最大40畳程度(建築条件で変わります) |
| 燃料消費量 | 0.5〜1.65 kg/h(無段階調節) |
| 最大時の性能 | 6,500 kcal/h / 燃焼効率 86% / 暖房出力 6.5kW |
| 最小時の性能 | 1,970 kcal/h / 燃焼効率 84% / 暖房出力 1.9kW |
| 点火方式 | 手動点火(点火操作は1〜2分程度) |
| 温度調節 | ペレットダイヤルで無段階。風量調節はなし |
| 電源・消費電力 | AC100V 50/60Hz / 常時 90W |
| 停電時 | 車載バッテリーでの運転が可能(DC-ACインバーターが必要。150W推奨) |
| 安全装置 | 手動復帰式の感震装置(東京消防庁認証)/過熱センサー(異常加熱で停止・ブザー)/ヒューズ 5A×2本 |
| 消火後 | 主電源を切ってから45分後に排気ファンが停止(冷却運転) |
| 使用配管 | 二重給排気管(外径110Φ・内径75Φmm) |
| 設置工事 | 壁面に給排気管を通す穴を開け、壁面金具で固定。立ち上げは不要 |
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可燃物からの離隔距離
この4つは、いま据わっている状態が正しいかを確かめるときにも使います。
| 左右 | 600mm 以上 |
|---|---|
| 天板の上 | 1,000mm 以上 |
| 前面 | 1,500mm 以上 |
| 背面 | 150mm 以上 |
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手入れの周期
煙管の掃除が月1〜2回というのが、この機種の性格です。煙管熱交換方式なので、ここが詰まると排気が抜けず、火がタンク側へ上がります。結露も煙もそこから来ます。
| 灰受皿 | 1週間に1回程度(毎日8時間焚いた場合) |
|---|---|
| 煙管の掃除 | 付属のバネブラシで月1〜2回。1回15分程度 |
| 排気管の掃除 | シーズンが終わったら掃除機でススを吸う |
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当時のオプション価格(税別)
記録です。いまこの値段で出るものではありません。給排気管の作り方を思い出す材料として残しておきます。
| 基本給排気管セット(並行設置) | 20,000円 |
|---|---|
| 追加給排気管(コーナー設置) | 5,600円 |
| 追加給排気管(立上げ設置) | 33,400円 |
| ステンレス炉台・並行設置用(900×900mm/0.8mm/SUS430ヘアーライン) | 9,000円 |
| ステンレス炉台・コーナー設置用(1,100×1,100mm) | 11,000円 |
| ストーブガード(取付タイプ) | 9,000円 |
| ストーブガード(置きタイプ) | 15,000円 |
| 給排気管防護ネット(壁面接続部 280×310mm/飛出し300mm) | 9,000円 |
| 特注カラーリング(受注後1ヶ月) | 40,000円 |
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※ 仕様・離隔距離・オプション価格は、さいかい産業 SS-1 のカタログ(販売店が公開しているPDF)から写しました。消費税5%の時代の資料のため、税込表記は当時のものです。当ページでは税別で書いています。
※ 部品の情報は warmArts 公式のお知らせ(2020年9月2日)から。
ペレットストーブは、中を開けて直します。
薪ストーブと違って、送風ファン・オーガ・感震装置といった電動部品が入っています。灰とタールが溜まると、点火から燃焼までの調子が崩れます。逆に言えば、中をきれいに保てば長く使えます。下は当社が撮った整備の写真です。SS-1 と同じシリーズのSS-10、それに輻射式のRS-4です。






※ すべて当社が撮った施工・整備写真です。メーカー提供の製品写真ではありません。
よくあるご質問
SS-1 は、まだ買えますか?
新品は買えません。さいかい産業のペレットストーブは2021年4月にブランド名が warmArts(ウォームアーツ)へ変わり、事業は株式会社新越ワークスへ引き継がれています。現行はRS-4・RS-mini・SS-10・SS-5Plusの4機種です。SS-1をお使いの方の点検・分解清掃・部品交換は承ります。
燃焼ポットは手に入りますか?
warmArtsが2020年9月に改良燃焼ポットを出しており、そのお知らせに「SS-1・SS-2 互換性あり」と明記されています。価格は8,800円(税別8,000円)。同じお知らせに「劣化等により燃焼ポットの交換をご希望される場合は、改良燃焼ポットへ交換していただくことになります」と書かれています。在庫はその時々で変わりますので、お問い合わせください。
着火しません。どこを見ればいいですか?
いちばん多いのは燃焼ポットです。穴が灰でふさがると空気が入らず火が付きません。灰を落として、穴が通っているか確かめてください。それでも付かないときは、着火材の量、燃焼スイッチを入れる早さ、ペレットの湿気、主電源を順に見ます。
煙が室内に出ます。使い続けて大丈夫ですか?
止めてください。給排気管や煙管が詰まっていると、排気できずに煙が室内へ戻ります。一酸化炭素の心配が出ますので、焚くのをやめてご連絡ください。原因は詰まりか、エンドキャップの付け忘れか、主電源の入れ忘れのいずれかがほとんどです。
何年くらい使えるものですか?
ペレットストーブは送風ファンやオーガのような電動部品が多く、灰とタールが溜まると点火から燃焼までの調子が崩れます。逆に言えば、内部をきれいに保てば長く使えます。年に1回は分解して見せてください。
他店で買ったSS-1でも見てもらえますか?
はい。購入店は問いません。岩手県全域のほか、青森県・秋田県の全域、宮城県・山形県の一部エリアへ伺っています。
いま買い替えるとしたら、どれになりますか?
現行のウォームアーツなら、輻射式のRS-4(440,000円)とRS-mini(363,000円)、温風式のSS-10(495,000円)とSS-5Plus(330,000円)です(いずれも税込・本体のみ)。SS-1は温風式で最大40畳のめやすでしたので、近いのはSS-10になります。ただし部屋の広さと断熱で変わりますから、現地を見てからお答えします。
写真を1枚、送ってください。
燃焼ポットの中、ガラスの汚れ方、給排気管の出口。写真で分かることがたくさんあります。直せるかどうかも、だいたいそこで見えます。無理なものは無理と申し上げます。ご相談は無料です。
019-681-24779:00〜17:00/水曜定休(土日営業) 有限会社D'STYLE(盛岡市厨川3-12-44)