テキスト内容
この資料から読み取れるテキストです。
[アスペン]
1920
ASPEN
このたびは、V
バーモント
ERMONT C
キャスティングス
ASTINGSのA
アスペン
SPENをお買い上げいただき、
まことにありがとうございます。
正しくお使いいただくために、ご使用前に必ずこの取扱説明書をよくお読みください。
この「取扱説明書」はお読みになった後も「工事説明書」、「保証書」とともに
お使いになる方がいつでも見られるところに、大切に保管してください。
(最新の取扱説明書は弊社ホームページよりダウンロードできます 47ページ)
ようこそ薪ストーブの国へ
Welcome to Wood Stove-Country.
薪ストーブの国へ、ようこそいらっしゃいました。
今日から、あなたも薪ストーブの国の住人です。
さて、これから薪ストーブの炎がゆらめく素晴らしい日々がはじまりますが、
その前にお願いしたいことがあります。
それは、ご使用の前にこの「取扱説明書」を必ずていねいにお読みいただくことです。
そして、この薪ストーブをより正しくご使用いただき、
末永くこの薪ストーブとともに暖かい人生を分かちあっていただきたいということです。
2
3
Model#1920 アスペン 取扱説明書
目次
目次
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特に注意していただきたいこと
安全のために必ずお守りください
付属品一覧
アスペンの基礎知識
アスペンの歴史
各部名称
機能と特長
設置
据え付け場所の選定
床の保護(炉台の寸法)
前方、および天井の離隔距離
壁の保護と離隔距離
煙突の据え付け
部屋の気密と燃焼用空気について
薪について
使用する薪の条件
薪作りのための斧と薪割り
焚き方と燃焼維持
着火の前に用意するもの
慣らし焚きについて
着火
薪の追加
温度計の温度について
消火
ドラフト管理
点検スケジュール
点検・お手入れの区分
定期点検
メンテナンス
灰の掃除
一次空気吹き出し口の掃除
本体のお手入れ
ドアガラスのお手入れ
ドアガラスの交換
ファイバーロープの交換
フロントドアの調整
一次空気取入れ口、サーモスタットの点検
耐火レンガの点検・交換
煙突の点検と掃除
トラブルシュート(問題解決のヒント)
仕様
仕様一覧
ストーブ寸法図
保証とアフターサービス
1.
2.
3.
4.
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6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
4
4
9
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4
Model#1920 アスペン 取扱説明書
1
特に注意していただきたいこと
特に注意していただきたいこと
4
警告表示について
この取扱説明書には、安全にお使いいただ
くためにいろいろな警告表示をしていま
す。誤った取り扱いをすることによって生
じるリスクの内容を、次のように区分して
います。内容をよく理解してから本文をお
読みください。
この表示を無視して誤った使い方をする
と、人が死亡、重傷を負う危険、または火
災の危険が差し迫って生じることが想定さ
れる内容を示しています。
この表示を無視して誤った使い方をする
と、人が死亡、重傷を負う可能性、または
火災の可能性が想定される内容を示してい
ます。
この表示を無視して誤った使い方をする
と、人が傷を負う可能性や物的損害の発生
が想定される内容を示しています。
本文中のマークは、次の意味を表します
この表示は、「禁止」されている内容です。
この表示は、
「注意」していただく内容です。
この表示は、必ずしていただく「指示」内
容です。
安全のために必ずお守りください
お客様による据え付け
移設工事の厳禁
据え付けや移設工事は販売店、または専
門業者に依頼し、お客様ご自身では行わ
ないでください。設置については別紙の
「工事説明書」の他、火災予防条例、建築
基準法などの法令の基準があります。こ
れらに従わない場合、火災など、危険な
状況を引き起こす場合があります。
据え付ける床を必ず保護する
ストーブを据え付ける床を不燃材料で防
火上有効に保護してください。また、ス
トーブの底部に付属のボトムヒートシー
ルド(遮熱板)を必ず取り付けてください。
床の保護を怠ると燃えた炭の落下や輻射
熱で、火災の原因になります。
14 ページ/別紙「工事説明書」
ガソリン厳禁
ガソリン、軽油、灯油、またはオイルな
ど引火しやすい油は絶対に使用しないで
ください。火災の原因になります。
スプレー缶厳禁
スプレー缶、カセットボンベなどの高圧
容器等をストーブの上や周囲に置かない
でください。熱で缶の圧力が上がり、爆
発して危険です。
衣類の乾燥禁止
ストーブの上に物が落下する場所では使
用しないでください。また、ストーブの上
部で衣類などの乾燥はしないでください。
落下物に着火して、火災の原因になります。
灰を可燃性の容器に入れない
ストーブから取り出した灰を紙袋やビ
ニール袋など可燃性のものに入れないで
ください。火災の原因になります。
32 ページ
5
Model#1920 アスペン 取扱説明書
1
特に注意していただきたいこと
5
定期点検の実施
お客様ご自身で行われる日々のメンテナ
ンスのほか、定期的(5 年に1 回程度)
に専門業者の点検・整備を受けてくださ
い。点検を受けずに長期間使用し続ける
と、経年劣化等により、故障や事故の原
因になります。
31 ページ/別紙「あんしん点検の
ご案内」
お子様やお年寄りの
ご使用注意
お子様やお年寄り、お身体の不自由な方
がお使いになる場合は、周囲の方々がや
けど等に十分に注意してください。
移動防止柵(フェンス)の
設置
特に小さなお子様やペットがいるご家庭
では、移動防止柵(フェンス)を設置して、
ストーブに近づかせないでください。や
けどの原因になります。
フロントドアを
開けたままの使用禁止
フロントドアを開けたまま使用しないで
ください。また、ドアが閉まらないよう
な長い(太い)薪はくべないでください。
煙や火の粉が室内に漏れたり、火がつい
た薪が室内に転がり落ちるなどして、火
災の原因になります。
天災地変の後は
そのまま使用しない
地震、水害、落雷などの天災地変にあっ
た場合はそのまま使用せず、必ずお買い
求めになった販売店、または専門業者に
点検をご依頼ください。隠れた不具合に
気づかず使用し続けると、火災の原因に
なります。
可燃物との距離を離す
ストーブ、および煙突から、周囲の壁・
天井・柱などの建築物までの間は、火災
予防上の安全な離隔距離を設けてくださ
い。火災の原因になります。
14ページ/別紙「工事説明書」
家具、カーテン、寝具、薪
など、可燃物近接禁止
家具、カーテン、寝具、薪など、燃えや
すいものをストーブや煙突に近づけない
でください。火災の原因になります。
14ページ/別紙「工事説明書」
煙突・給気筒外れの危険
煙突や給気筒が外れたまま使用しないで
ください。煙が室内に漏れて健康に害を
およぼすほか、火災の原因になります。
給気・排気経路閉そくの危険
煙突や給気用のダクトがつまったり、ふ
さがれたまま使用しないでください。煙
突内部は定期的(少なくとも1 年に1
回)、または煙突内部に3mm 以上のスス
やタール等が付着した場合は必ず掃除を
行い、屋外給気口の周囲は常に整理整頓
してください。煙突火災の発生や煙が室
内に漏れて危険です。
38、40 〜41 ページ
分解・改造使用の禁止
本書に記載されているメンテナンス以外
の分解、および改造はしないでください。
火災や破損の原因になります。
6
Model#1920 アスペン 取扱説明書
1
特に注意していただきたいこと
6
換気の必要性
ストーブをご使用になる前に、必ず部屋
の給気口(レジスター等)を開き、外気
が入る状態にしてください。
使用中に煙の強い臭いや異臭を確認した
ら、ただちに使用をおやめになり、窓や
戸を開けて室内の換気を行い、お買い求
めの販売店にご相談ください。
16 ページ「部屋の気密と燃焼用空
気について」
特に注意していただきたいこと
安全のために必ずお守りください
ストーブを据え付ける部屋の気密が高
い場合で、部屋の換気設備やストーブ
の他に空気を必要とする機器の影響に
より、ストーブが燃焼に必要な空気量
を十分に取り込めないと、不完全燃焼
が起こる他、一酸化炭素等を含んだ煙
が部屋に漏れて、健康に害をおよぼす
おそれがあります。
一酸化炭素検知機能の付いた火災警報
器の取り付けをおすすめします。
警告
高温やけどに注意
燃焼中や消火直後はストーブ、および煙
突が高温になりますので、手などで触れ
ないでください。やけどの原因になりま
す。ストーブを操作する際は、燃えにく
く断熱効果のあるグローブを必ず着用し
てください。
自然薪以外の燃料使用禁止
乾燥した自然の薪以外は燃やさないでく
ださい。化学物質や塩分等が含まれてい
る薪は、有害物質が発生し健康に害をお
よぼすほか、破損の原因になります。
18 ページ
焚きすぎ注意
燃焼室に薪を入れすぎないでください。
また、ストーブ天板の温度は連続して
350℃以上で使用しないでください。火
力が大きすぎるとドアを開けたときに炎
が漏れる、またはストーブや煙突が過熱
され、破損の原因になります。
23 ページ
換気扇使用時のご注意
ストーブの燃焼中に換気扇を使用すると、
ストーブや煙突接続部から室内に煙が漏
れることがあります。異常に気付かれた
場合には換気扇を止め、販売店にご相談
ください。
異常・異臭・故障時の
使用禁止
制御できない燃焼、強い臭い、部品の変形、
または破損など、異常や故障に気づいた
ら使用を中止し、販売店へご相談くださ
い。事故の原因になります。
7
Model#1920 アスペン 取扱説明書
1
慣らし焚き必要
ストーブを焚き始める前に、必ず「慣ら
し焚き」を行ってください。いきなり高
温で使用すると、破損のおそれがありま
す。焚きはじめの数回は、ストーブと煙
突に塗られている錆び止め油や塗料が熱
せられ、臭いと煙が発生しますので、窓や
戸を開けて室内の換気を行ってください。
21 ページ
消火器の設置
万が一のために、消火器を常に決まった
場所に置いてください。
火災警報器の設置
万が一の時でも、火災警報器があればい
ち早く火災を知らせてくれます。お住ま
いの地域の火災予防条例に従い、火災警
報器を設置してください。一酸化炭素の
検知機能の付いた警報器ですと、なお安
心です。
外出前の確認
外出する場合は、しばらく前から薪を追
加するのをやめてください。 必ずフロン
トドアが閉まっていることを確認してく
ださい。また、周囲にある燃えやすいも
のをストーブから十分離し、万が一に備
えてからお出かけください。ストーブを
設置している部屋にペットが入らないよ
うにしてください。
ガラスの破損注意
ドアを激しく閉めないでください。また、
薪を激しく投入しないでください。ドア
ガラスが衝撃により破損すると、ケガを
するほか、室内に火の粉や煙が漏れるお
それがあります。
急激な温度上昇の禁止
ストーブに急激な温度上昇をさせないで
ください。変形、破損のおそれがあります。
ストーブの上にのらない
ストーブの上にのったり、腰かけたりし
ないでください。ケガや破損の原因にな
ります。
水ぬれ注意
ストーブに水分や塩分を付着させたま
まにしないでください。錆の原因になり
ます。
子供の火遊び注意
お子様だけで使用させるのはおやめくだ
さい。また、ライター、マッチ、着火剤
などはお子様の手の届かないところで保
管してください。予想しない事故のおそ
れがあります。
ストーブの近くで
輻射熱に長時間当たらない
燃焼中は、ストーブの輻射熱に長時間当
たらないでください。低温やけどや脱水
症状のおそれがあります。特に小さなお
子様がいる家庭では十分ご注意ください。
料理中は本体のそばから
絶対に離れない
料理中のものが焦げたり燃えたりして火
災のおそれがあります。また、天ぷらや
揚げもの料理は火がつく原因になります
ので、絶対に行わないでください。
特に注意していただきたいこと
8
Model#1920 アスペン 取扱説明書
1
特に注意していただきたいこと
特に注意していただきたいこと
安全のために必ずお守りください
● 煙突火災が発生したら……
このような場合、煙突火災が発生している可能
性があります。
火力を弱めるため火力調整レバーを閉じ、フロ
ントドアを確実にロックして屋外へ避難し、消
防署に連絡してください。後に必ず専門業者に
点検を依頼してください。
28 ページ 「クレオソート」
煙突火災の症状
・煙突が赤熱する
・煙突から「ゴーッ」「パリパリ」といった
異音が聞こえる
・屋外の煙突トップから炎が立ち上がる
■「燃焼が制御できない」「煙が室内にもれる」
など、異常が生じたら一時ご使用をお止めにな
りトラブルシュートをご確認ください。
42 〜44 ページ
■トラブルシュートにない場合、あるいは、ご自
身で問題が解決されない場合や故障と思われる
時は、お買い求めの販売店へご連絡ください。
異常時の処置
緊急時の処置
【 注意 】
万が一火災や地震が発生した際は人命を優先し、
初期消火が行える場合は消火器で行ってくださ
い。やむを得ず水を使う場合は、高温の蒸気が
噴出し、二次的な被害が発生するおそれがあり
ますので、安全な距離から初期消火を試みてく
ださい。
● 地震が起こったら……
1)まず身の安全を確保してください。
2)揺れがおさまったら、あわてず落ち着いて
火力を弱めるため火力調整レバーを閉じ、
フロントドアを確実に閉めてください。
3)地震のあとはそのままご使用にならず、お
買い求めの販売店へご相談ください。
灰をためすぎない
燃焼室や灰受け皿を灰でいっぱいにしな
いでください。一次空気吹き出し口がふ
さがれて燃焼が不完全になる他、薪やお
きが外にこぼれたり、フロントドアが閉
まらなくなり、焚きすぎによる破損の原
因になります。
32 ページ
ドアで手を挟まないよう注意
フロントドアの開閉はハンドルを持って
操作してください。ハンドル以外の部分
を持って開閉すると、手を挟みケガをす
るおそれがあります。
9
Model#1920 アスペン 取扱説明書
2
付属品一覧
アスペンの付属品は下記のとおりです。ご使用前に必ずご確認ください。
万一同梱されていない場合には、お買い求めの販売店までお問い合わせください。
■オーナーズマニュアルケース
□ 取扱説明書(本書)
□ 保証書
□ お引渡し時確認書
□ 薪ストーブを安全にご使用いただくために
□ あんしん点検のご案内、兼 所有者登録ハガキ
□ 個人情報保護シール
□ 工事説明書
□ パーツリスト
■その他
□ 着火剤
□ ドアガラス用ファイバーロープ60㎝
(交換用予備)
付属品一覧
付属品の確認
10
Model#1920 アスペン 取扱説明書
3
1975 年、バーモントキャスティングスは2人の
起業家によって設立されました。時はまさに石油高
騰オイルショックのさなか。人々は石油にかわる安
価な燃料を探し求めていました。
そんな折、当時としては驚異的な燃焼効率を誇る
薪ストーブを世に送り出しました。家具のようなデ
ザインの美しさも手伝い、バーモントキャスティン
グスの名はまたたく間に全米を駆け抜けました。
その後、ヨーロッパから「小型の薪ストーブが欲
しい」という声に応えて誕生したのがスリムなボッ
クス型の 「アスペン」。1999 年のことでした。ア
スペンは、小型なこのクラスの薪ストーブの中では
圧倒的に大きなガラスを備え、ゆらめく炎も充分に
楽しめます。また、麦の穂のレリーフが優しさを演
出し、住居だけでなく、店舗やアトリエなどでも広
く愛されています。
アスペンの基礎知識
アスペンの基礎知識
アスペンの歴史
11
Model#1920 アスペン 取扱説明書
各部名称
3
アスペンの基礎知識
リアヒートシールド
(遮熱板)
ドアガラス
フロントドア
フロントドア・
ハンドル
フルーカラー(煙突接続口)
トップ(天板)
ボトムヒート
シールド
(遮熱板)
火力調整レバー
火力調整レバー
燃焼用の空気を屋外から
供給する際に、給気筒を接
続するためのアダプター。
給気アダプター
オプション
サーモスタット/
サーモスタットカバー
一次空気取入れ口
二次空気取入れ口
一次空気フラップ
12
アスペンの基礎知識
Model#1920 アスペン 取扱説明書
■ 一次空気制御システム
ストーブの背面左側にある火力調整レバーで薪の燃
焼に必要な一次空気の量を増減します。ストーブに
入る空気が多いほど、火はより強く燃え、空気量が
少ないと弱くなります。
ストーブ背面下部にあいた2 つの空気取入れ口か
ら取り入れられた二次燃焼空気は、両側面下部か
ら前方、上方へと導かれて温められ、燃焼室上方
にある3本のステンレスチューブにあいた穴から供
給されます。一次燃焼で放出された煙と混合され、
二次燃焼が行なわ
れます。このことに
より、高い燃焼効
率とクリーンな排気
を実現しています。
機能と特長
アスペンの基礎知識
●燃焼コントロールシステム
耐火レンガ
バイメタルコイル
バイメタル
コイル
一次空気
温度が下がると
フラップが開く
温度が上がると
フラップが閉じる
二次空気吹き出し口の
あいたステンレスチューブ
(二次空気チューブ)
グレート
灰受け皿
火力調整レバー
ボールチェーン
ボールチェーン
フラップ
フラップ
ステンレス
チューブ
3
■ 二次燃焼システム
煙突のドラフト(上昇気流)が強すぎる場合、
過燃焼になることがあります。その場合には「煙突ダン
パー」の調節で制御が可能です。設置は専門業者にご相
談ください。
一次燃焼の付随機能
・ エアウォッシュ機能
ドアガラス上部から侵入する空気は、ドアガラスの表
面を流れ、燃焼室に供給されるため、ガラスにススが
付きにくくなります。
・ 自動温度調節機能(サーモスタット)
アスペンには火力調整レバーでどの位置をお選びに
なっても、その温度域で安定した熱出力を維持する
ことができる自動温度調節機能が装備されています。
薪が燃焼する過程に応じて、バイメタルコイルはストー
ブ背面から放射される熱に反応し、一次空気の取り
入れを自動調整します。
火の勢いが強くなり熱の出力が高まると、バイメタル
コイルがゆっくりと空気取入れ口を閉じ、出力がそれ
以上にならないように働きます。火の勢いが弱くなり
熱の出力が減少すると、バイメタルコイルはゆっくり
と空気取入れ口を開き、出力がそれ以下にならない
ように働きます。この強弱作用は継続的に働き、燃料
が燃え尽きるまで続きます。
13
アスペンの基礎知識
Model#1920 アスペン 取扱説明書
■ 耐火レンガ
燃焼室には10 枚から構成された耐火
レンガがあり、鋳物を保護します。
■ 二次空気チューブ
燃焼室上方に3本装着されている二次空気
吹き出し口のあいたステンレスチューブ。熱
い二次燃焼用の空気を燃焼室に供給し、無
駄のないクリーンな二次燃焼を達成。
■ エアウォッシュ機能
ドアガラス上部から進入す
る空気は、ドアガラスの内
側の表面を流れ、燃焼室に
供給されるため、ガラスに
ススが付きにくくなります。
■ コーティングガラス
赤外線反射コーティングが
施されたガラスパネルを使
用することにより、内側のガ
ラス表面を高温に保ち、ガ
ラスが汚れるのを防ぎます。
■ 灰受け皿
灰はグレートのすきまから灰受け皿に落とすことがで
きるので、かき出す手間がかかりません。さらに、たまっ
た灰は灰受け皿ごと取り出すことができる構造。簡単
に処理できます。
二次空気
二次空気
二次空気
一次燃焼
排気
一次空気
3
14
Model#1920 アスペン 取扱説明書
設置
据え付け場所の選定
設置
4
据え付けや移設工事は販売店、または専門業者に依頼し、お客様ご自身では行わないでください。設置については別
紙の「工事説明書」の他、火災予防条例、建築基準法などの法令の基準があります。これらに従わない場合、火災など、
危険な状況を引き起こす場合があります。
●次の場所には据え付けないでください。
・水平でない場所、不安定な場所
・ストーブの上に物が落下する場所
・可燃性のガスや液体を保管、または溜まる場所
・乾燥室、温室、飼育室など人がいない場所
・避難口など、避難の支障となる場所
・付近に燃えやすい物がある場所
ストーブ前方の可燃物* までの離隔距離はアッシュリップから、ストーブ上方(天井等)の離隔距離は最頂部から計測した
離隔距離を離してください。
* 可燃物:家具、カーテン、寝具、薪などを含む
ご自身による据え付け・移設工事の厳禁
・ホコリや湿気の多い場所
・化学薬品を使用する場所
・14.5㎥ 未満の閉鎖された空間
・天井高が2.1m 未満の場所
・燃焼に必要な空気を取り入れる空気取り入れ口のない
場所、または換気の行えない場所
床の保護(炉台の寸法)
前方、および上方の離隔距離
(単位:mm)
●不燃材料
本体重量に長期間耐えられる不燃材料を敷いてください。不燃材料
は熱抵抗値R が、0.105m²K/W 以上になる厚みが必要です。炉
台には隙間が生じないように目地にはモルタルをつめてください。
前面M
後方N
側面O
幅P
奥行きQ
876 以上
356 以上
394 以上
788 以上
1232 以上
(単位:mm)
NMQ
0
0
P
メーカー指示
告示第225 号
前方離隔距離
1220
932
上方離隔距離
915
1040
前方離隔距離
上方離隔距離
ストーブを据え付ける床を不燃材料で防火上有効に保護してください。また、ストーブの底部に付属品のボトムヒート
シールド(遮熱板)を必ず取り付けてください。床の保護を怠ると燃えた炭の落下や輻射熱で、火災の原因になります。
設置の床を必ず保護する
15
Model#1920 アスペン 取扱説明書
設置
壁の保護と離隔距離
4
●ストーブを設置する居室の壁、および天井の仕上げは建築基準法等に定められた基準に従い、ストーブの熱を受け、火災の
発生するおそれがある部分を不燃材料で防火上有効に保護してください。
●機種別に壁の仕上げと遮熱板の有無により離隔距離が異なります。ストーブから周囲の可燃物との離隔距離は、壁の仕上げ
と遮熱板の有無により下記に定めた離隔距離が決められています。
遮熱板なし
遮熱板あり
● メーカー離隔距離
建築基準法施行令の内装制限により、壁、天井を木材等
の可燃下地材に準不燃材の仕上げを施した場合、および
平屋 、最上階など内装制限の規制を受けず、壁の仕上げ
が木材等の可燃材である場合は下表に示された数値以上
の離隔距離を設けてください。仕上げと下地が不燃材料
の場合は除外されます。
● 告示第225 号離隔距離
内装制限緩和の告示第225 号に従い、壁、天井を難燃
材等( 木材含む) の仕上げを施した場合は、下表に示さ
れた数値以上の離隔距離を設けてください。仕上げと下
地が特定不燃材料の場合は除外されます。
遮熱板なし
離隔距離
ABCDEF
795
985
643
795
795
1037
遮熱板なし
離隔距離
ABCDEF
610
800
280
432
331
573
(単位:mm)
(単位:mm)
遮熱板あり
離隔距離
GHIJKL
407
597
229
381
204
446
遮熱板の幅
abcde
610
864
356
421
799
遮熱板の高さ
abcde
1680
1680
遮熱板あり
離隔距離
GHIJKL
407
597
325
477
300
542
遮熱板の幅
(最小離隔時)
abcde
900
1208
452
517
863
遮熱板の高さ
(最小離隔時)
abcde
1100
1100
CDABFEaabcIJGHdeedLK
※遮熱板とは25mm 以上の空気層のある特定不燃材の壁。
遮熱板
16
Model#1920 アスペン 取扱説明書
設置
4
設置
煙突から可燃物の間は下記に定めた火災予防上安
全な離隔距離を設けてください。
●据え付け後の確認
煙突の据え付け状況は住宅の構造などにより異な
ります。点検や煙突掃除など、後の保守メンテナ
ンスの方法については、販売店、または据え付け
業者とよくご相談ください。
●既存の煙突にストーブを据え付ける場合
既存の煙突にストーブを据え付けた場合に、隠れ
た瑕疵により排気漏れや火災が発生するおそれが
あります。必ず販売店にご相談ください。
●煙突のドラフト(排気)性能
排気の流れを生み出す力を「ドラフト」と呼び
ます。機械的ではない自然なドラフトによる薪ス
トーブの燃焼では実に多くの要件によってその効
果がもたらされます。
詳しくは26 ページ 「ドラフト管理」をご確認く
ださい。
壁 ※ 3
天井 ※ 3
シングル煙突(一重室内煙突)
遮熱板 ※1 なし
381
458
シングル煙突(一重室内煙突)
遮熱板 ※1 あり
280
断熱二重煙突 ※ 2
150
150
断熱二重煙突 ※ 2 ( 自在管)
300
300
※1 遮熱板とは25mm 以上の空気層のある不燃材壁。
※ 2 断熱二重煙突は煙突火災に対する熱衝撃テストに合格した認定品
(UL103、BS EN1856-1)をご使用ください。
※ 3 離隔距離は内側煙突からの寸法。
ストーブを据え付ける部屋の気密が高い場
合で、部屋の換気設備やストーブの他に空
気を必要とする機器の影響により、ストー
ブが燃焼に必要な空気量を十分に取り込め
ないと、不完全燃焼が起こる他、一酸化炭
素等を含んだ煙が部屋に漏れて、健康に害
をおよぼすおそれがあります。
一酸化炭素検知機能の付いた火災警報器の
取り付けをおすすめします。
ストーブを設置する部屋の壁などには、ストーブ
の燃焼に必要な空気量を不自由なく取り込めるよ
うに屋外へ直接通じる給気口や給気ダクトを設け
てください。屋外側の給気開口部はゴミや雪など
でストーブの燃焼が妨げられない場所に設けてく
ださい。
床、もしくは壁の給気開口から本体空気取入れ口
までの接続方法については、部屋の換気設備の種
類などにより異なりますので、お買い上げの販売
店にご確認ください。
煙突の据え付け
部屋の気密と燃焼用空気について
(単位:mm)
警告
17
Model#1920 アスペン 取扱説明書
設置
4
18
Model#1920 アスペン 取扱説明書
薪について
5
薪について
切られてすぐの生木は、重量の50%が水分です。
薪として燃やすには水分を20%以下まで乾燥させ
ることが必要です。薪は割ることにより空気に触れ
る表面積が大きくなるのでより早く乾燥させること
ができます。割った薪は風通しが良く雨のあたらな
い屋根の下で、少なくとも12 ~18 ヶ月は乾燥さ
せてください。薪は太さや樹種にもよりますが、冬
に切って2 年間乾燥させた薪が理想の薪といえま
す。
乾燥していない薪は、薪ストーブの性能を十分に引
き出すことができません。暖まりにくく、燃やすとク
レオソートやススが多く発生し煙突内に付着するの
で、煙突掃除をこまめにしなければ「煙突火災」の
原因になります。またドアガラスの汚れの原因にも
なります。
薪は針葉樹系の軟木と広葉樹系の堅木とに分ける
ことができます。軟木は乾燥しやすく着火力に優れ
ていますが、火持ちがよくありません。堅木は、そ
の逆の性質をもっています。十分に乾燥していても、
なおズッシリと重い薪が質量に富み、暖房用には優
れた薪といえます。
温度や燃焼時間を調節するために、大きく分けて
「焚き付け用」「中くらい」「長時間用」の3 種類の
薪を用意します。たき火の火を起こす時のように細
い薪や枯れ枝に着火し、徐々に太い薪をくべていき
ます。薪を使い分けることで、薪ストーブの温度や
燃焼時間を調節しやすくなります。
使用する薪の条件
↑含水率計
針を薪に差し込むと薪の乾燥度が
ひと目でわかります。
焚き付け用の細い薪
(小枝や細く割った針葉樹など)
長い時間燃やすための太い薪
(直径約10cm 程度の広葉樹など)
中くらいの薪
(直径約5cm 以内の小枝や細く割っ
た針葉樹など)
ガソリン、軽油、灯油、またはオイルなど引火しやす
い油は絶対に使用しないでください。火災の原因にな
ります。
ガソリン厳禁
乾燥した自然の薪以外は燃やさないでください。化学
物質や塩分等が含まれている薪は、有害物質が発生し
健康に害をおよぼすほか、破損の原因になります。
自然薪以外の燃料使用禁止
●薪の乾燥
●薪の種類
●使用する薪のサイズ
堅木
軟木
火持ちがよく
暖める力が大きい
火持ちはよくないが
すぐに火力がでる
(広葉樹)
(針葉樹)
(広葉樹)
・ミズナラ
・ニレ
・カラマツ
・シラカバ
・コナラ
・カキ
・アカマツ
・ポプラ等
・クヌギ
・クスノキ
・スギ
・アカシア
・サクラ等
・ヒノキ等
・ブナ
「薪づくり」
詳しくは
ホームページで
アスペンで使用する薪の長さは30 ~35cm が最適な
長さです。
屋外で保管されていた冷たい薪や濡れた
薪をストーブにくべないでください。燃焼状態が悪く
なり暖房効率が落ち、ストーブに熱衝撃を与え破損す
ることがあります。室内で半日以上経過した薪をご使
用ください。
注意
19
Model#1920 アスペン 取扱説明書
薪について
5
薪作りのための斧と薪割り
●薪を入手するためのヒント
・地元の森林組合、または営林署に問い合わせ
て購入する。
・薪業者(燃料屋)から購入する。
・チップ工場に問い合わせるか、原木を納入して
いる業者に卸してもらう。
・果樹園で剪定した木を譲ってもらう。
・山林地主と知り合いになり、間伐材を譲っても
らう。
・地元の役場に問い合わせて、公園の木や街路
樹の剪定枝を払い下げてもらう。
【手斧】
片手用の小型斧。焚き付け用に薪を細く
割ったり、細枝を切ったりするのに便利。
【小型薪割り】
両手、片手兼用の薪割り。
小径木の玉割り材を割るときに。
【大型薪割り】
両手用の本格的な薪割り。
●キンドリングクラッカー
焚き付けが安全に、
しかも手軽に作れます。
●グレンスフォシュ・ブルーク
【薪割り鎚】
斧頭が鎚を兼用する薪割り。
割れにくいときは、
この斧頭で楔を打ち込んで割ります。
づち
【薪割り楔】
薪割りでは割りにくい薪を
割るための鋼鉄製の楔。
2 本の楔があれば、ほとんどの薪を
割ることができます。
くさび
「キンドリングクラッカーの
使い方」
動画で
Check!
20
Model#1920 アスペン 取扱説明書
焚き方と燃焼維持
焚き方と燃焼維持
6
●温度計
●ファイヤーツール
ストーブの状態を知るのに欠かせないツールです。危
険な過燃焼を防ぐために、火力調整操作のタイミン
グの目安になります。
●ストーブグローブ
●灰取りバケツ
●着火剤
火かき棒/
燃焼室の薪の位置を変えたい時に
スコップ/
灰をすくう時に重宝します
ほうき
/
ストーブまわりのお掃除に
灰かき棒/
燃焼室の灰を灰受けに落としたり、
灰をかき集めるのに使います
薪ばさみ/
燃焼室に薪を入れる時に
熱に強い革素材の物が適しています。薪をくべる時や
ハンドルなどの操作時に熱から手を保護してくれます。
密閉できる金属製の容器を必ず使用します。
ストーブを焚き始める前に、必ず「慣らし焚き」を
行ってください。焚きはじめの数回は、ストーブと煙
突に塗られている錆び止め油や塗料が熱せられ、にお
いと煙が発生しますので、窓や戸を開けて室内の換気
を行ってください。いきなり高温で使用すると、破損
のおそれがあります。
慣らし焚きの必要性
●薪3 種類( 18 ページ)
燃焼中や消火直後はストーブ、および煙突が高温にな
りますので、手などを触れないでください。やけどの
原因になります。ストーブを操作する際は、燃えにく
く断熱効果のあるグローブを必ず着用してください。
高温やけどに注意
フロントドアを開けたまま使用しないでください。ま
た、フロントドアが閉まらないような長い(太い)薪
はくべないでください。煙や火の粉が室内に漏れたり、
火がついた薪が室内に転がり落ちるなどして、火災の
原因になります。
フロントドアを開けたままの使用禁止
ストーブの燃焼中に換気扇を使用すると、ストーブや
煙突接続部から室内に煙が漏れることがあります。異
常に気付かれた場合には換気扇を止め、販売店にご相
談ください。
換気扇使用時のご注意
着火の前に用意するもの
温度計
ファイヤーツール
ストーブグローブ
灰取りバケツ
着火剤
薪3 種類( 18 ページ)
21
Model#1920 アスペン 取扱説明書
6
焚き方と燃焼維持
慣らし焚きについて
● 慣らし焚きの目的
新品の本体、および煙突は塗料が完全に硬化していません。慣らし焚きの熱により塗装が徐々に硬化してい
きますが、完全に硬化するまで塗装の表面から臭いと煙が発生しますので、窓や戸を開けて室内の換気を行っ
てください。
・ 本格的な運転を行う前に、必ず慣らし焚きを行っ
てください。
( 21 ページ「着火」 ~ )
・ 焚きすぎの目安となる情報を得るために、運転中
は必ず温度計をご使用ください。
・ 乾燥が不十分な薪は燃えが悪く暖房効率が低下し
ますので、乾燥した薪をご使用ください。
・ 塗料、および接着剤(モルタル)を硬化させる
・ 熱による膨張伸縮により組み立て部品を馴染ませる
・ 適正なドラフトが得られるかを確認する
( 22、28 ページ)
・ 焚き方に慣れるための試用的な運転
着火
「慣らし焚き」は、「着火」の ~ の手順で行っ
てください。
温度計をトップ(天板)の中央に置きます。
温度計
一次空気
一次空気吹き出し口
一次空気の流れ
を遮らないよう、
薪やおき、灰をよ
けてください
・ 焚き始める前にフロントドア近くの一次空気吹き
出し口が、灰などで空気の流れが遮断されていな
いか確認してください。一次空気吹き出し口が詰
まってしまった場合は、32 ページの掃除方法に
従い掃除を行ってください。
焚き始める前に
・ 部屋の給気口(レジスター等)を開けてください。
火力調整レバーを反時計回りに止まるまで回し
『高』にします。
火力調整レバー
22
Model#1920 アスペン 取扱説明書
着火剤に点火してください。薪に燃え移ったあと、
フロントドアをロックせずに少し開けて炎の状態
を観察します。薪が全体に勢い良く燃えてきた
らフロントドアを閉めロックします。ドアを開け
ている間はス
トーブのそば
から離れない
でください。
投入した全ての薪の表面に炎が完全に行き
渡ったら、炎の状態と温度計を確認しながら
過剰燃焼にならないように火力調整レバーで
燃焼速度を制御してください。
23 ページ「火力調整方法」
・ 慣らし焚きの場合 …… 260℃以下
・ 慣らし焚きが終えている場合
…………………………… 350℃以下
焚き方と燃焼維持
焚き方と燃焼維持
6
着火
フロントドアを開けた状態で、煙突につなが
る排気の通り道付近に着火剤をかざし、煙突
をよく暖めます。
ドラフトが発生したら着火方法 に従い、
薪の着火を始めます。
ファイヤーツールのシャベル等の上で着火剤
を燃やします。
煙突が冷えていると、ドラフト(上昇気流)が
弱く、うまく着火しない、燃えない、逆流する
などの問題が起こる場合があります。このよう
な場合は、煙突につながる排気の通り道付近に
火をかざし煙突をよく暖め、ドラフトを発生さ
せる手助けをします。慣らし焚きの手順 の
段階で下の手順で煙突を暖めてください。
うまくつかない、燃えない、逆流する…そんな時は
【ドラフト(上昇気流)を起こす】
ポイント
ドラフトが発生すると着火剤の火が煙
突方向に引き寄せられます。
フロントドアを開け、着火剤1~2 個を入れ、
着火剤の上に「焚き付け用の薪」を空気の通り
が良くなるように隙間をあけながら組みます。
・ 慣らし焚きの場合 …………… 6〜8本
・ 慣らし焚きが終えている場合 … 12 ~14 本
隙間をあけながら、さらに2 〜3 本の 「中くら
いの薪」を組みます。
ポイント
一次空気
一次空気吹き出し口
前から流れる一次空気の通りが良くなるよう、
手前に隙間をあけて薪を配置してください。35 センチ以
内の長さの薪を燃焼室の奥まで入れてください。燃焼室上
部のステンレスパイプまで5センチ程度の空間を開けてく
ださい。
注意
フロントドアを開けたまま
使用してはいけません
ストーブのドアを開けたままで運転すると、過剰なドラ
フトを引き起こす、もしくは室内に煙が漏れる原因にな
ります。本書で指示がある場合を除き、燃焼中はドアを
閉めた状態でご使用ください。
23
Model#1920 アスペン 取扱説明書
慣らし焚きの場合は、これ以上薪を入れるの
をやめ、薪が燃えつきるまで放置してください。
3 ~4 回繰り返して慣らし焚きは終了です。
上方より着火する方法
6
焚き方と燃焼維持
ストーブ内に薪をいっぱいにくべないでくだ
さい。燃焼室の上部にあるステンレスパイプより5cm 程
度空間を開けてください。薪がくずれてガラスに当たら
ないように注意してください。
注意
薪が全体に勢いよく燃えてきたら、炎の状態
と温度計を確認して350℃以内で過剰燃焼に
ならないように火力調整レバーを操作します。
薪が少なくなって炎の勢いが弱くなってきたら、
火力調整レバーを反時計回りに回し「高」にしま
す。フロントドアを開け中くらいの薪を数本足し、
ドアを閉めロックしてください。
少なくとも5㎝の深さの赤々としたおき床が全
体にできるまで、このサイズの薪を追加し続けま
す。適切な機能を得るためには良い火床が必要
で、おきがたまるまでに1時間ほどかかります。
「慣らし焚き」終了後の通常の着火手順は、 ~
のあと、 に進みます。
・燃焼室に薪を入れすぎないでください。
・ストーブ天板の温度は350℃以上で使用しないで
ください。一時的に越えても問題ありませんが、連
続して350℃以上で使用すると火力が強くなり、
ドアを開けたときに炎が漏れる、またはストーブや
煙突が過熱され、破損の原因になります。
・ストーブが部分的に赤熱している時は過剰燃焼です。
火力調整レバーで給気量を減らし燃焼出力を下げて
ください。
焚きすぎ注意
強くする
弱くする
● 火力の調整方法
火力調整レバーを反時計回りに回すと、
火力が上がります。
本体左後ろの火力調整レバーで調整します。
火力調整レバーを時計回りに回すと、
火力が下がります。
火力調整レバー
補足
~ に代わり、組んだ薪の上から下に火
を移していく着火方法があります。グレー
トの上に「中くらいの薪」その上に「焚き
付け用の薪」を組み、最後に着火剤を組ん
だ薪の上に置いて着火します。
この方法は、着火初期の煙の排出量を抑え
る効果がありますが、十分な焚き付け用の
薪(場合によってはさらに細かな小枝など)
が必要です。
24
Model#1920 アスペン 取扱説明書
焚き方と燃焼維持
焚き方と燃焼維持
6
太い薪を数本くべ、ドアを閉めロックしてくださ
い。
注意
薪を投入する時は、勢いよく入れないでくだ
さい。耐火レンガが破損することがあります。
数分後、薪が全体に燃えて安定したら火力調
整レバーを希望の出力が得られる位置に動か
します。
温度計
注意
長く燃やしたい時には太めの薪( 直径10cm
程度) を入れてください。細い薪を多量に入れると高い
温度での燃焼が続き、過剰燃焼になります。
火力調整レバーを反時計回りに回し「高」にします。
ドアを開き、ファイヤーツールを使用して大き
なおきは砕き、火室の前方に寄せます。薪が
前方から燃え出し効率的な燃焼になります。た
だし、一次空気吹き出し口をふさがないように
注意してください。
注意
燃焼室前方の一次空気吹き出し口が灰でふさ
がると、燃えが悪くなり温度が上がらない、ガラスがく
もる等の影響が出ます。
22 ページ「ポイント」
32 ページ「一次空気吹き出し口の掃除」
一次空気吹き出し口が
ふさがらないよう注意
薪の追加
5センチ以上のおきがたまり、まだ赤く熱いうちに
薪を追加します。おきがなくなり着火しない場合に
は、21ページの着火 から行うことになります。
25
Model#1920 アスペン 取扱説明書
薪ストーブを消化する時は薪をくべるのをやめ、
火力調整レバーを時計回りに止まるまで回し
「低」にします。燃焼空気の供給が少なくなり、
火の勢いが徐々に落ち、ゆっくり燃えつきます。
消火
注意
ストーブ本体や燃焼室に水をかけて消火す
るのは非常に危険です。また、このような急激冷却に
よる消火はストーブ本体に重大な損傷をもたらします。
緊急時の処置( 8ページ)
注意
まだ燃えている薪が残っていて火力が強いう
ちに空気を絞りすぎるとバックパフィングを起こすことが
あります。それを防ぐには、バックパフィングが起こらな
いところまで火力調整レバーを垂直方向に調節します。
28ページ「バックパフィング」
6
焚き方と燃焼維持
温度計の温度について
【 温度の目安 】
・200 ~250℃ 中低温
・250 ~300℃ 中温
・300 ~350℃ 高温
温度計
通常の運転温度は200 ~350℃の間です。
温度計がこの範囲を示すように火力調整レバーを操作して
ください。
ポイント
200 ~
350℃
火力が上がり、燃焼効率が良好な状態
です。
200℃
以下
火力が弱いです。火力調整レバーで燃
焼出力を上げるか、ストーブに薪を補
給する温度です。
状況(煙突・薪・気温など)によって、ドラフトが
強すぎる場合があります。煙突ダンパーはドラフト
を適正に制御することが可能です。
28 ページ
350℃
以上
過剰燃焼です。火力調整レバーで給気量
を減らし火力を下げてください。
火力調整レバー
▲▲▲▲▲▲▲▲▲
中低温
中温
高温
過剰燃焼
火力調整レバーの位置と温度の関係は変化します。
「薪の質」や「煙突のドラフト(上昇気流)の状態」「気
象条件」などに左右されます。ドラフトは煙突の長さ、
種類、設置状況、地形、付近の障害物など様々な
要因に影響されます。
ストーブを初めて使う際は、火力調整レバーの記録
を取ることをお薦めします。特定の設定で一定の熱
量を得る方法が分かります。1 〜2 週間ほどで、
個々の設定から得られる熱量と燃焼時間を判断で
きます。
● 煙突ダンパーの設置
本製品は、安全構造上、火力調節を全閉にしても燃
焼空気の供給は完全には遮断されません。よって、
ガスストーブや石油ストーブのように瞬時のうちに
消火することはできません。薪が燃えつきて灰に
なった時が消火を意味します。
外出する場合は、しばらく前から薪を追加するのを
やめてください。
外出の際は、必ずフロントドアが閉まっていること
を確認してください。また、周囲にある燃えやすい
ものをストーブから十分離し、万が一に備えてから
お出かけください。ストーブを設置している部屋に
ペットが入らないようにしてください。
● 外出するときには
26
Model#1920 アスペン 取扱説明書
ストーブは使用者、煙突、燃料、そして住宅などか
ら構成される暖房システムの一部です。システムの
あらゆる部分がストーブの作動状態を左右します。
これらの要素がうまく調和して初めて全体のシステ
ムが適切に機能します。
暖炉・薪ストーブの機能は自然のドラフト(上昇気
流)で決まります。ドラフトは煙突の周囲の外気温
より、煙の温度が高い場合に生じます。その温度差
が大きいほど、ドラフト作用も大きくなります。燃
焼室内の高温気体が煙突内を上昇していくと同時
に、燃焼用の空気をストーブに引き込む吸引力が生
じます。
一次空気取入れ口を開くことによって火が活発化す
る場合は、ドラフトが適切であることを意味します。
ストーブの一次空気取入れ口を全開にした状態にも
かかわらず、火が活発にならない場合はドラフトを
妨げる何らかの問題が疑われます。ドラフトが弱い
場合、一次空気取入れ口を開いてもストーブ内に空
気を取り入れることができず、火力の調節はできま
せん。
システム構成の中で、煙突はドラフトを支配する大
きな要因です。煙突の断熱性能や煙突の直径、煙
突のレイアウトなどによって、ドラフトが早く生じ
る場合もありますし、正常なドラフトが得られる温
度差に達するまで時間がかかる場合もあります。特
に断熱性能においてはストーブの燃焼室内で発生し
た高温気体の熱を屋外に排気させるまで保持する
ことが重要になります。以下に煙突の種類による特
徴とその効果を挙げます。
●シングル煙突(一重室内煙突)
シングル煙突(一重室内煙突)は名前のとおり、煙
突の中と外を金属製の板で仕切られた円筒です。
よって、煙突内部の熱は外部に放射されやすく、ス
スやタールなどが煙突内部に付着し排気の抵抗とな
り、ドラフト効果が弱まります。
●断熱煙突
断熱煙突は内管と外管の間に、断熱材が充填され
た円筒です。断熱層により煙の温度が屋外に排気
されるまで保たれ、安定したドラフト効果を得るこ
とができます。断熱煙突はドラフト効果を得るため
だけでなく、壁や屋根裏などの貫通部において、防
火上重要な役割を果たします。
●屋内/屋外の設置
煙突は煙を保温する必要があるため、できるだけ屋
内に立ち上げるのが有効です。この方法は、住宅自
体が煙突の断熱材の役割を果たし、屋外に熱を失
うことがないため、より少ない熱量で煙突を暖め、
また保温することができます。
ドラフト管理
7
ドラフト管理
シングル煙突
(一重室内煙突)
断熱二重煙突
シングル煙突
(一重室内煙突)
断熱二重煙突
27
Model#1920 アスペン 取扱説明書
7
●煙突の高さ
煙突の高さは最低5m 以上とし、「60㎝、90㎝、
3m 煙突基準」の安全条件を十分満たしていれば、
有効なドラフトが得られると考えられています。こ
の基準はドラフトばかりではなく煙突火災時の煙突
周り延焼防止になります。煙突の高さは高い方が
より良いドラフトを生むと考えがちですが、基準以
上に高さを加えることはドラフト問題の正しい解決
策ではありません。実際、問題を悪化させることも
あります。高い先の方の煙突が冷えてしまうからで
す。煙突の高さは必要以上に伸ばさない方が良い
でしょう。
●煙突径
煙突の内側寸法は、ストーブの排気口寸法と一致し
なければなりません。煙突が気密性のあるストーブ
に接続される場合、大きめの寸法は好ましくありま
せん。それどころか、不利になる場合があります。
煙は膨張により熱を失います。
●煙突のレイアウト
煙は煙突のトップまで上昇する過程で、曲がりがあ
るたびに抵抗となり速度が落ちます。理想的な煙突
のレイアウトはストーブから垂直に真直ぐ伸ばす方
法です。
シングル煙突(一重室内煙突)を使用する推奨長さ
はフルーカラーから2.4m 以内とします。家の断熱
性能にもよりますが、これより長いと煙が冷却され
ドラフトが弱まり、またクレオソートの問題が生じ
る可能性があります。
●単一排気
ストーブにはそれぞれ専用の煙突が必要です。気密
性のあるストーブが他の開放型の暖炉やストーブの
煙突に接続されている場合、煙突のドラフトは気密
性の高いストーブ以外の別の経路から空気を引き
込むため、効果が落ちます。ホースに穴が開いた掃
除機を仮定すると、この状況をよく理解することが
できます。場合によっては、煙が逆流するおそれも
あります。
ドラフト管理
※ 2.4m 以内の数値は、メーカーの推奨値。
現場によって異なりますので、販売店にお尋ねください。
※風が吹くと建物のまわりは圧力の差ができます。
煙突はこの風圧帯より上まで立ち上げる必要があります。
以内
cm
cm
シングル煙突
2.4m 以内
28
Model#1920 アスペン 取扱説明書
●クレオソート
クレオソートは薪(特に湿った薪)がゆっくり燃焼
した時に生じます。クレオソートは煙の濃度が高い、
または排気の速度が遅く、煙が130℃以下に冷や
されると、煙突内に蓄積する有機タールです。蓄積
されたクレオソートは揮発性で、一定の温度以上
に加熱されると煙突火災を発生させるおそれがあ
ります。
煙突のドラフトを左右する全ての要素は、クレオ
ソートの蓄積にも影響します。従って、正しい煙突
レイアウトと燃焼操作で適切なドラフトを促し、ク
レオソートの発生を最小限に抑えてください。
●燃料
最適な方法でストーブが設置されていても、燃料の
質が悪いと効果が出ません。最適な燃料は、12 ~
18 ヶ月間乾燥させた堅木です。軟木でもかまいま
せんが、堅木ほど火持ちが良くありません。
「乾燥させていない」薪は大量の水分を含んでいる
ため、熱量は薪に残る水分の除去に使われてしまい
ます。結果的に、暖房にまわる熱量が削減され煙
突内部の温度も上がらず、クレオソート発生の原因
となります。
薪の乾燥具合を知るには、水分量がひと目でわか
る薪用の含水率計がおすすめです。薪は乾燥するに
つれて収縮し、ひび割れが出てきますので、ひびの
入った薪ほど乾燥していることになります。
●バックパフィング
煙突のドラフトがストーブから燃焼ガスを引き出す
より早い速度で、薪が揮発性ガスを発生させた場
合にバックパフィングが生じます。ガスは点火に十
分な濃度と温度になるまで、燃焼室に待機します。
ストーブがバックパフィングを起こした場合は、火
力調整レバーを開放し空気を送り込んで煙を早く煙
道へ送り、大きな薪の使用を避けてください。燃焼
室の中の炎は常に鮮やかにゆらめいている状態に保
ちます。煙が多く速度の遅い火は効率が悪く、煙突
内にクレオソートを堆積させます。
●ドラフト試験
ドラフトの不具合において、ドラフトが過剰な場合
の兆候としては、火力調整レバーで制御不可能な燃
焼や、ストーブの一部が赤熱することが挙げられま
す。また、弱いドラフトの兆候としては、ストーブ
や室内煙突接合部からの煙の漏れ、弱火、ガラス
の汚れなどが挙げられます。
煙突ドラフトの簡単な試験方法は、火力調整レバー
をしぼり、気流が安定するまで数分待ってから、火
力調整レバーを開け閉めして、火の強弱が調節でき
るかどうかを観察する方法です(火力調整レバーを
操作してから、火の状態が変わるまで数分かかるこ
ともあります)。火が調節できない場合は、ドラフ
トが足りないのかもしれません。火力調整レバーを
もうしばらく開放しておき、ドラフトが強くなるま
で待ちます。
燃焼状態の記録を取り、それぞれの燃焼状態とス
トーブ操作状態を関係付けていくと、お客様の設
置状況に合った燃焼方法が見つかるでしょう。
●煙突ダンパー
状況(煙突・薪・気候)によって、ドラフトが強すぎ
る場合には煙突ダンパーを設置してドラフトを適正
に制御することが可能です。
ドラフトの弱い煙突や気密の高い住宅、ストーブと
同一の部屋に換気扇が設置してある場合など、室
内の気圧がマイナスになる状況では煙突ダンパーの
設置は必要ありません。場合によっては排気が室内
に流出し危険をともなうことがあります。販売店に
お問い合わせください。
ドラフト管理
7
ドラフト管理
29
Model#1920 アスペン 取扱説明書
●負圧
最適なドラフトはストーブへの給気量にも関係しま
す。煙突は自然に得られる空気だけを引き込むこと
ができます。
住宅の気密性が高く、ストーブへの給気が妨げられ
る場合や、室内空気を屋外に排出する他の設備(特
にレンジ・フード、衣類乾燥機・機械換気設備のよ
うな動力駆動設備)がストーブと空気を取り合う場
合、ドラフトの障害になります。ストーブ以外のそ
うした設備の運転中に、ストーブが十分な空気を取
り込めるのであれば問題はありません。近くの窓や
ドアを開けないと煙突が十分な空気を取り込めな
いのであれば、外気取り入れ口を増設したり、屋外
からダクトをストーブに継ぎ、燃焼空気を直接引き
入れる必要があります。
●ドラフト管理
ストーブで薪を燃やすということは「機械的な機能」
というより「使用者の技術」です。ストーブと煙突
が適切に設置されていれば、後は技術(操作のタイ
ミング)を向上させればストーブのシステム全体の
機能はより高くなります。
システムを構成する要素によってそれぞれ違う、ス
トーブの特性にあった適切な技術を得るために、燃
焼状態の記録を取り、それぞれの燃焼状態とストー
ブ操作を関連付けていくと、より満足のいく効果を
得ることができるでしょう。
7
ドラフト管理
30
Model#1920 アスペン 取扱説明書
点検・お手入れの区分
点検スケジュール
8
点検スケジュール
■ご使用のたびに
■気になったときに
■シーズン中2〜3回程度
注意
・ 点検・お手入れを行うときは、ストーブを消火し、ストーブと煙突が十分冷えてから行ってください。
・ 本書に記載されているメンテナンススケジュールは、本書に準じたご使用のもとでのスケジュールとなります。 ご使用
の環境や状態に合わせて行ってください。
周囲の状態
ストーブ、煙突、および空気取入れ口の周囲は常に整理、掃除し、燃えやすいものを置かないようにし
てください。
汚れ
ストーブはいつも清潔に掃除してください。汚れたままのご使用は錆の発生などでストーブの劣化を早
めます。
ほこり
ストーブや煙突に付いたほこりや汚れは掃除機で吸い取り、固くしぼった濡れ雑巾などでふき取ってく
ださい。
臭気・煙漏れ
燃焼中に臭いがしたり、煙突から煙が漏れていないか確認してください。異常があれば販売店に連絡し
てください。
灰
燃焼室内や灰受け皿が灰でいっぱいになる前に、取り出してください。
排気経路
煙の排気経路内がススで閉塞する前に燃焼室内と煙突を点検・掃除してください。
一次、および二次空気
取入れ口のほこり
一次、および二次空気取入れ口がほこりで閉塞されないように、ブラシや電気掃除機などで取り除いて
ください。
遮熱板のほこり
ストーブや煙突の遮熱板にほこりがたまった場合は、隙間に入るブラシなどでたまったほこりを取り除
いてください。
ドアガラス
ガラスにススなどが付いた場合、お早めに専用のクリーナーで除去していただくことをおすすめします。
特にタール状のものが付着してしまった場合、放っておくと除去に手間がかかります。ガラスに割れが
確認されたときは、ただちに使用を中止し、お買い求めの販売店に連絡してください。
一次空気プレート内
一次空気プレート内に灰が入ると燃えが悪くなります。取り外して内部を掃除してください。
■シーズン終了後
■地震、洪水、落雷などの災害が発生したときの点検について
ストーブの破損
ストーブに変形、損傷やガタつきが認められる場合は、お買い求めの販売店に連絡してください。
煙突
煙突は掃除の後に、外れ、劣化、および煙漏れのないことを確認してください。発見されたら、お買い
求めの販売店に連絡してください。
ファイバーロープ
弾力性がなくなり、ほつれ等の劣化が見られるファイバーロープは新しいものと交換してください。
フロントドアの調整
ロックが緩く(またはきつく)なった場合は、フロントドアの調整をしてください。
灰・ススの除去
ストーブ内の灰やススは、残しておくと湿気が溜まり錆の原因になりますので、全て取り除いてください。
塗装
ストーブの塗装がはがれた場合は、錆の発生を防ぐため専用の補修スプレーを使って、表面を保護して
ください。
地震、水害、落雷などの天災地変にあった場合はそのまま使用せず、必ずお買い求めになった販売店、または専門業者に点
検をご依頼ください。隠れた不具合に気づかず使用し続けると、火災の原因になります。
31
Model#1920 アスペン 取扱説明書
点検スケジュール
8
■定期点検の案内
項目
内容
給排気経路の点検・掃除
給気ダクト、燃焼室内、および煙突の接続部や支持部、閉塞、劣化の点検と掃除。
機能部品の点検・交換
パーツリスト図番【 H6、H18、H19、H37 】 別紙「パーツリスト」
消耗部品の点検・交換
各接続部のファイバーロープ。
装置のはたらき
可動部の調整、および操作部品の点検・交換。
防火設備
炉台、炉壁、周囲可燃物の点検。
定期点検
お客様ご自身で行われる日々のメンテナンスのほか、定期的(5 年に1 回程度)に専門業者の点検・整備を受けてくだ
さい(有料)。点検を受けずに長期間使用し続けると、経年劣化等により、故障や事故の原因になります。
定期点検の実施
ストーブと煙突をより良い状態で、快適かつ安全にお使いいただくために、ファイヤーサイドでは購入後、5 年を経過し
たお客様に「あんしん点検」をご依頼いただきますようお願いしています。お買い求めの販売店、または当社にお問い合
わせください。
別紙「あんしん点検のご案内」
煙突火災を起こした
煙突掃除で灰やススの他に、金属片や断熱材が混入
フロントドアが閉まらない
ストーブや煙突の内部に歪みや破損が認められた
火力調節ができない
ストーブや煙突が赤熱した
煙突が外れている、または強い異臭がする
煙突やストーブがガタつく
■本製品のパーツの保有期間は、製造終了から10 年です。
※次の症状が認められた場合は、すぐにお買い求めの販売店まで点検をご依頼ください。
・・・・・・・・
32
Model#1920 アスペン 取扱説明書
メンテナンス
9
メンテナンス
灰の掃除
ストーブから取り出した灰を紙袋やビニール袋など可
燃性のものに絶対に入れないでください。火災の原因
になります。
燃焼室や灰受け皿を灰でいっぱいにしないでくださ
い。一次空気吹き出し口がふさがれて燃焼が不完全に
なる他、薪やおきが外にこぼれたりドアが閉らなくな
り、焚きすぎによる破損の原因になります。
灰を可燃性の容器に入れない
灰をためすぎない
フロントドアを開け、グレートのすき間から灰
をスコップや灰かき棒で灰受け皿に落とします。
灰受け皿の引き出しをゆっくり引き出し、灰を
灰取バケツ等に移します。中のこぼれた灰もき
れいに取り除きます。
ポイント
薪が長い、または前方で燃やすと、一次空気
プレートの下に灰がたまりやすくなり、プレート下の一
次空気吹き出し口をふさぐ可能性があります。
「一次空気吹き出し口の掃除」
灰受け皿
一次空気吹き出し口
一次空気プレート
一次空気吹き出し口の掃除
一次空気プレート内部の一次空気吹き出し口から
灰が入り込み蓄積すると、燃焼に必要な空気の量
を減らし、燃えにくくなります。薪が燃えにくく感じ
たら灰の除去を行ってください。
一次空気プレートを固定しているネジを外し、
一次空気プレートを外します。
一次空気吹き出し口に溜まった灰を、除去しま
す。一次空気プレートを戻しネジで固定します。
ネジ
注意
危険ですから燃焼中は灰の処理を行わない
でください。ストーブが完全に冷えた状態で行ってくだ
さい。
取り出した灰は火災のおそれがないように、密閉で
きる金属製の容器に移します。その際、周りの可燃
物から遠ざけて、厚み5cm 以上の金属以外の不燃
材の上に置き、72 時間以上経過させ、灰の中に火
の気がないことを確かめてから処分してください。
●灰の処分について
定期的な灰の除去は、ストーブの耐久性にとっても
重要な作業です。灰受け皿の縁まで溜まる前に以下
の手順に従って処理してください。また、数日ごと
にグレートの灰をスコップや灰かき棒でかき落とし、
ストーブ内部の灰を取り除きます。
33
Model#1920 アスペン 取扱説明書
本体のお手入れ
ドアガラスのお手入れ
「ストーブ表面の補修」
「ドアガラスの掃除」
動画で
Check!
専用の「ガラスクリーナー」(別売り)を布に付けて
汚れをよくふき取り、自然に乾かしてください。ター
ルなどで汚れがひどい場合は、研磨剤を含んだク
リーナーが有効ですが、継続的に使用し続けると、
ガラスの表面を傷つけるおそれがありますのでご
注意ください。
・ワイヤーブラシ ・ウェス(布)
・耐熱塗料、またはストーブポリッシュ
必要工具等
・ウェス(布)、またはペーパータオルなど
・ガラスクリーナー
必要工具等
メンテナンス
9
本書に記載されているメンテナンス以外の分解、お
よび改造はしないでください。火災や破損の原因に
なります。
分解・改造使用の禁止
注意
お手入れを行うときは、ストーブを消火し、
ストーブと煙突が十分冷えてから行ってください。また、
安全のため、ゴーグルやマスク、グローブ等の安全衛
生保護具を着用してください。
ドア部分にスプレーする場合はドアを取り外
すなど、ガラス表面に塗料が付着しないようにご注意く
ださい。その際、周囲に塗料が飛び散らないようにダン
ボール等を敷いてい行います。
ポイント
● 日常のお手入れ
● 塗装の剥がれ
劣化した場合のお手入れ
本体全体のほこりや汚れを乾いた布、もしくは水に
浸した後、きつく絞った布を使って、表面の汚れを落
としてください。ストーブ表面に水分が残らないよう
に注意してください。
ワイヤーブラシで錆や古い塗装を落とし、乾い
た布で本体全体のほこりや汚れを拭き取ります。
湿らせた布を使う場合には、ストーブ表面に水
分が残らないように注意してください。
専用の「耐熱塗料」(スプレー)、または専用の「補
修磨き剤」(ストーブポリッシュ)をご使用くだ
さい(いずれも別売り)。
専用の「耐熱塗料」(スプレー)を使用する場合
劣化部分、または本体全体を塗装してください。新
しいスプレーで塗装する場合、周囲の色と違いが
出る場合がありますので、目立たない部分で試し塗
りすることをおすすめします。スプレー作業中は十
分な換気を行ってください。
専用の「補修磨き剤」(ストーブポリッシュ)を使用
する場合
専用補修磨き剤(ストーブポリッシュ)を柔らかい
ブラシでのばし、ウェス(布)で拭き取り磨きます。
周囲の色と違いが出る場合があります。
34
Model#1920 アスペン 取扱説明書
ドアガラスの交換
ドアマニホールド
ファイバーロープ
ガラス
ガラスリテーナー
ガラスに注意をしながら、ドアマニホールドと
ガラスをおさえている左右のガラスリテーナー
を外します。(ビス2 本ずつ)
破損したガラスを丁寧に外します。
新しいガラスがファイバーロープに均一に当た
るようにします。熱反射コーティング側がストー
ブの外側に向くようにし、ガラスリテーナーとド
アマニホールドでガラスをおさえ、元のように
取り付けます。
と逆の要領で、フロントドアを本体に取り付
けます。
割れたガラスが飛散
しないように、裏か
らガムテープなどで
割れ目をつないでく
ださい。
フロントドアを90°以上開き(①)、ヒンジピ
ンがヒンジの穴から外れるまでドアを持ち上げ
(②)、ドアを外します。
注意
ポイント
・交換用ガラス 品番30000362
・ガムテープ等 ・毛布、またはダンボール等
・プラスドライバー
必要部材
必要工具等
注意
必ずバーモントキャスティングスの純正耐
熱セラミックガラスをお使いください。その他の代用
品は決して使わないでください。
ドアガラスの表側の面には赤外線反射コーティングが
施されているため、裏表が決まっています。
ガラスリテーナーを取り付ける際、ビスを強
く締めすぎるとガラスが破損するおそれがあります。
熱反射コーティング側の見分け方
ガラスに天井の蛍光灯等を映すと、蛍光灯がぼやけて見
える側と、はっきりと見える側があります。はっきりと
見える側が熱反射コーティング側です。わかりづらい場
合、晴れた屋外で対象物を変えながら行うと、より判別
がしやすいでしょう。
注意
外したドアは、表側が下になるようにし、表
面にキズがつかないように毛布やダンボール等の上に置
きます。
1
2
ポイント
ガラスとドアの間にはファイバーロープが付
いています。ファイバーロープはガラスとドアの間がきっ
ちり密閉できるように、柔らかくて弾力性がなければな
りません。ファイバーロープが硬くなっている場合やほつ
れ等の劣化が見られる場合は交換が必要です。
36 ページ
メンテナンス
9
メンテナンス
・ ドアガラスが破損した場合はご使用をやめ、新し
いガラスと交換してください。
・ ガラスを扱う際は、ケガを防止するために、必ず
グローブを着用してください。
35
Model#1920 アスペン 取扱説明書
メンテナンス
9
薪ストーブの気密性を保つため、ドアと本体の間、
ドアとガラスの間にファイバーロープが使われてい
ます。
次のいずれかに該当する場合は、手順に従い新しい
ファイバーロープと交換してください。
そのままお使いになると、過剰に燃焼空気が入り火
力コントロールができなくなります。過燃焼となり
燃焼室の中のパーツが歪んだりストーブの劣化を招
くばかりでなく大変危険です。
弾力はあるが、途中で剥がれてしまったファイバーロープ
は、耐火セメントや補修専用の接着剤(サーミックシール
など)で再度貼り付けてください。
① 劣化や破損
弾力がなく、触るとボロボロとほつれる、または
途中で切れている場合。
② 密閉されていない
ファイバーロープは使用に伴い硬くなり、徐々に
収縮していきます。気密テストを行い、ドアに隙
間が認められる場合は交換が必要です。
●交換が必要な症状
備考
紙を長方形にカットし、ドアと本体の間に挟みこんで
ハンドルをロックします。
ゆっくりと紙を引き出して、抵抗を感じずスルスルと
抜けてしまうようであれば密閉がされていません。
同じテストをドア周囲の数箇所で行ってください。
● 気密テストの方法
ファイバーロープの交換
●ドア部分は「シリコンシー
ラント」で接着されていま
すが「耐火セメント」を使
用することもできます。他
の部分には「シリコンシー
ラント」は使用できません。
●ドアガラス部分
ドアガラス用ファイバーロープ
φ 4.76mm(81219)長さ60㎝
※ドアガラスの上部はエアウォッ
シュの通気のため、ファイバーロー
プはつけません。
※ドアガラスの交換方法
34 ページ
●ドア部分
ドア用ファイバーロープ
φ 9.5mm(R722)長さ140㎝
紙
36
Model#1920 アスペン 取扱説明書
●ファイバーロープの交換方法
ドアを外し、作業のしやすい所に置きます。
劣化したファイバーロープの端をつかんで、強く
引っ張り外します。(図1)
ワイヤーブラシやドライバーの先端を使って、
残ったシリコンリーラントやファイバーロープの
破片を溝から取り除きます。(図2)
適切なサイズ(太さ)で規定の長さより5cm 程
長めのファイバーロープを用意し、溝に約3mm
厚でシリコンシーラントを注入します。(図3)
ファイバーロープを溝の一方から押込んでいき
ます。(図4)
溝の終了部分のファイバーロープにマスキング
テープを巻き、余分をカットして長さの調整を
行います。(図5)
ドアを閉めて、該当する接触部分をファイバー
ロープにしっかりと密着させます。
注意
注意
ファイバーロープ
(図3)
(図4)
シリコンシーラント
ワイヤーブラシ
新しい
ファイバーロープ
(図2)
(図1)
(図5)
カッター
外したドアは表側が下になるようにし、表
面にキズがつかないように毛布や段ボール等の上に置き
ます。
ポイント
使い始めやファイバーロープを交換した
後、新しいファイバーロープがなじむまで、フロントド
アの調整を37 ページに従って行います。しばらくし
てハンドルの当たりがゆるんできたら、再度調整を行
います。なじむまで数回調整が必要です。
弾力を持たせるため、ファイバーロープは強く
伸ばさないようにしてください。
メンテナンス
9
メンテナンス
ファイバーロープの交換
動画で
Check!
「ファイバーロープの交換」
・シリコンシーラント(R76A)、
または耐火セメントガスケット用(R77E)
・ファイバーロープ
必要部材
ドアを再び開け、溝の周辺からはみ出したシ
リコンシーラントをマイナスドライバーの先で
取り除き、ドアを閉め24 時間以上常温で乾
燥させます。
・ゴーグル ・マスク ・ハンマー
・タガネ、またはマイナスドライバー
・ワイヤーブラシ ・布 ・マスキングテープ
・カッター、またはハサミ ・毛布、ダンボール等
必要工具
必要工具
37
Model#1920 アスペン 取扱説明書
フロントドアの調整
・プラスドライバー
必要工具
(図6)
ドアラッチ金具とワッシャー①、②の位置を変
えることによってドアの調整ができます。
ドアラッチ金具を外します。(図6)
ドアの気密を高めるためにきつくする場合
ワッシャー①をドアラッチ金具の裏側から表
側に移動させます。1枚でもゆるい時にはワッ
シャー①、②、2枚とも移動させます。
ドアがきつすぎる場合
ドアラッチ金具の表側にあるワッシャーを裏側
に移動させます。1枚でもきつい時には2枚と
も移動させます。
ネジを締めドアラッチ金具とワッシャーを取付
けます。
ネジを締めドアラッチ金具とワッシャーを取付け
ます。
気密テストを行い(35 ページ)、必要に応じて
ワッシャーを再度移動させ調整します。
ワッシャーを全て移動させても改善されない場
合には、ファイバーロープの交換が必要になり
ます。
ドアラッチ金具
ワッシャー①②
①
②
定期的(シーズン前点検等の際には必ず)に気密テ
ストを行います。気密が不十分であれば、ドアの調
整が必要になります。
35 ページ「気密テストの方法」
ファイバーロープに弾力性がなく、硬くなっ
ている場合やほつれ等の劣化が見られる場合は、ファイ
バーロープの交換が必要です。そのままお使いになると
過剰に燃焼空気が入り火力コントロールができなくなり
ます。過燃焼となり燃焼室の中のパーツが歪んだりストー
ブの劣化を招くばかりでなく大変危険です。必ず実行し
てください。
注意
メンテナンス
9
38
Model#1920 アスペン 取扱説明書
一次空気は、自動温度調節機能により、空気の供
給量が自動的に調節されます。下記のような燃焼の
不具合が起きたときには点検、交換が必要です。
・ 過燃焼が続き、火力調整レバーで調節ができない。
・ 本体が冷えている焚き始めの時に、火力調整レバ
ーを操作しても空気不足で炎が立ち上がらない。
一次空気取入れ口は本体背面の中央下部にあり、
ストーブの背後から確認できます。火力調整レバー
を動かす際、取入れ口の一次空気フラップは連動し
て開閉できなくてはなりません。うまく作動しない
場合には、お買い求めの販売店にご相談ください。
一次空気取入れ口、サーモスタットの点検
●一次空気取入れ口の作動点検
●サーモスタットの作動点検
ポイント
一次/二次空気取入れ口にほこりが溜まって
いる場合がありますので、掃除機等で取り除いてください。
※実際は、右上のイラストのようにリアヒー
トシールドが標準で装着されています。
※給気アダプターが接続されている場合の脱
着は右上のイラストを参照してください。
本体が冷えていることを確認のうえ、背面3箇所
のネジ、スペーサーを外し、リアヒートシールド、
サーモスタットカバーを外します。給気アダプター
が接続されている場合も外します。サーモスタッ
トの破損、劣化などがないか点検し、異常があれ
ば交換します。また、ほこりがあれば取り除きます。
交換の場合には、お買い求めの販売店にご相談く
ださい。
サーモスタットカバー
スペーサー
火力調整レバー
サーモスタット/
サーモスタットカバー
二次空気取入れ口
一次空気フラップ
一次空気取入れ口
二次空気取入れ口
リアヒートシールド
給気アダプター
(オプション)
サーモスタット
メンテナンス
9
メンテナンス
注意
火力調整レバーとつながっている一次空気
取入れ口の構造部分の改造・調整(ボールチェーンの長
さ等)は絶対に行わないでください。過燃焼になるおそ
れがあり大変危険です。
ボールチェーン
39
Model#1920 アスペン 取扱説明書
煙突を取り外します。自在
煙突からストーブ天板(トッ
プ)のフルーカラーに接続
されている煙突までをすべ
て取り外します。
天板(トップ)を止めて
いる六角ボルト4本を
外し、天板を外します。
レンガ3枚を取り外し、レンガが接する部分にあ
る平ファイバーロープ(30000504)を交換し
ます。ファイヤーバックの中等に灰がたまってい
る場合は取り除きます。
新しいレンガをもとの位置に並べます。
天板(トップ)を戻して六角ボルトで固定します。
煙突を接続してネジで止めます。
●燃焼室両側面と奥正面の耐火レンガの交換
フロントドアを開け灰受け皿を取り出します。一
次空気プレートを
固定しているネジ
(1箇所)を外し、
一次空気プレート
を外します。
灰受け皿の空間より
手を入れ、グレート
を持ち上げて浮かせ
取り外します。
交換する劣化した耐火レンガを取り出し、新し
い耐火レンガに交換します。耐火レンガの上部
を差し込み、周りのレンガに合わせて取付けま
す。奥正面のレンガは側面のレンガを外してか
ら交換します。
グレート、一次空気プレート、灰受け皿をもと
に戻します。
シーズン前点検の際に、耐火レンガに大きなクラッ
クが入っている等、激しい劣化が認められた時は交
換します。
耐火レンガの点検・交換
必要工具等
・プラスドライバー
・コンビネーションレンチ 7/16"(11mm)
天板の下(燃焼室二次空気チューブの上)にも耐火
レンガがあります。劣化破損が確認された場合には
交換してください。煙突と天板(トップ)を取り外す
必要があります。煙突掃除の時に行うことをおすす
めします。
グレート
一次空気
プレート
ネジ
ポイント
セメントが付着し一次空気プレートが外れに
くい場合があります。ショックレスハンマーなどで軽く叩
いて外します。プレートを外し点検・交換が終わった後、
再びセメントで固める必要はありません。
●天板(トップ)下の耐火レンガの交換
耐火レンガ
メンテナンス
9
六角ボルト
フルーカラー
自在煙突
ファイヤーバック
耐火レンガ
平ファイバーロープ
ファイヤーバック
【 横断面図 】
40
Model#1920 アスペン 取扱説明書
メンテナンス
メンテナンス
9
点検・掃除のために外した点検口や煙突は、
作業終了後にもとに戻し、フタや煙突が確実に固定され
ているか必ず確認してください。
注意
る煙突(自在煙突、スライドアジャスター)を利用
して煙突内部を点検・掃除する方法があります。お
客様により設置状況が異なりますのでお買い求めの
販売店へご確認ください。
●掃除方法
点検口、もしくは煙突を外したところに、煙突掃除
用袋などのスス受を設けてブラシを煙突内部に挿
入していきます。エルボーの部分はブラシが挿入し
にくい場合がありますが、専用のスプリングを使用
すると楽に挿入できます。決して勢いを付けるなど
無理に挿入しないようにしてください。振動で煙
突が外れてけがをするおそれがあります。煙突の
全長とロッドの長さを確認しながら、ブラシを最
後まで挿入してください。堆積物の質と量に応じ
て一往復、もしくは2~3回繰り返してください。
掃除後に煙突内部を確認して、堆積物が除去され
ていれば終了です。
●煙突点検・掃除に付随する点検内容
・本体と煙突の接続部、および煙突どうしの接
続部に緩みやガタつきがないか。
・屋外給気筒(口)開口部付近の整理整頓、お
よびホコリ除去。
・カーテン、家具など可燃物の近接確認。
・除去された堆積物にクレオソートが含まれる
場合、薪の含水率を確認。
●次の場合は一時ご使用をおやめになり
お買い求めの販売店へご相談ください
・除去された堆積物に、煙突が腐食したと思わ
れる金属片が確認された場合。
・煙突内部に変形、もしくは劣化が認められた
場合。
・ 地震、水害、落雷等の天災地変が起こった場合。
・煙突の接続部、もしくは隠蔽部から煙が漏れ
る場合。
煙突の点検と掃除
●煙突点検の必要性
ストーブの燃焼により、煙に含まれるススやクレオ
ソートなどの物質が煙突内部に蓄積すると、煙突が
つまって室内に煙が漏れるおそれがあるほか、燃え
やすいクレオソートにより、煙突火災が発生するお
それがあります。煙突内部の堆積物量は使用頻度や
使用状況によって異なりますが、シーズンを終えて
から、次のシーズンまでの間に必ず点検を行い、煙
突内部に3mm 以上のススの堆積が確認された場
合、煙突内部の掃除を行ってください。
28 ページ「クレオソート」
●点検の重点部位
ススやクレオソートは燃焼室から煙突頂部の排気経
路全てにおいて堆積する可能性があります。特に、
シングル煙突(一重室内煙突)の内側、または煙
突トップとその付近の煙突内部が冷却されやすい場
所、横引き部分や煙突ダンパーを備えている場合は
その部分など、排気の抵抗のある部分は注意して点
検してください。
●安全の確保
煙突掃除は設置の状況により、はしごを利用して屋
根に登らなければならない場合もありますが、安全
具の着用など、身の安全に十分配慮して行ってくだ
さい。また、煙突の点検を行う前は、お買い求めの
販売店のアドバイスを得ることが重要です。ご自身
で行えない場合は、必ずお買い求めの販売店へご相
談ください。
●掃除道具
煙突内部の掃除には、設置されている煙突の直径と
長さに応じて、ブラシとロッドが必要です。お買い
求めの販売店へご確認いただき、煙突掃除道具をご
購入ください。
●点検口
一般的には煙突頂部の雨仕舞部材を外して、上から
煙突内部を覗き込み点検・掃除を行う方法と、図の
ように点検口を備えた煙突(90°T 型、点検口付
直筒、またはエルボー)や接続部を外すことができ
41
Model#1920 アスペン 取扱説明書
メンテナンス
9
自在煙突
点検口
スライド
アジャスター
90°エルボー
90°T
ロッキングプラグ
42
Model#1920 アスペン 取扱説明書
トラブルシュート
10
トラブルシュート(問題解決のヒント)
薪ストーブのトラブルには一つの現象において複合的に要因が存在する場合があります。要因のひとつひとつ
を追及し対処することが問題解決のカギとなります。
この章をお読みになり、表にない場合、あるいはご自身で問題が解決されない場合や故障と思われるときは、
お買い求めの販売店へご相談ください。
処置
薪が湿っている
●●●●●●●
含水率が20%以下まで乾燥した薪を使用してください。市販
の含水率計を使うことで簡単に薪の乾燥状態を知ることができ
ます。乾燥期間を1 年以上かけても乾燥しない場合は、保管方
法や保管場所を確認し改善してください。水分含有量が多すぎ
ると、熱はその水分を蒸発させるために奪われ、連鎖的な燃焼
にブレーキをかけます。
18 ページ「薪について」
薪が
乾燥しすぎている
●●
乾燥に適した場所で長期間保管した薪は含水率が15% 以下ま
で乾燥してしまう場合があります。含水率が20%前後の薪と
併用するか、薪と薪の間の隙間を少なくして燃やしてください。
スギ、ヒノキ、マツ
などの軟木を
使用している
●●●
針葉樹の多くは広葉樹と比較すると密度が低く軽いため、短時
間当たりの熱量は大きくなります。針葉樹を使用する場合は急
激な温度上昇を回避するためにできるだけ太い薪を使用してく
ださい。また、針葉樹の多くはヤニ成分を含んでおり、十分に
乾燥がされていないと、タールやクレオソートを発生させる原
因となります。
薪の投入量が多い
●●
薪の投入量は二次空気吹き出し口のあいたステンレスチューブ
( 13 ページ)の下5cm 程度までにしてください。
薪が細かすぎる
●
長時間の燃焼に必要な直径約8~10cm 程度の薪をご用意くだ
さい。
塩や化学物質が
含まれた材木を
使用している
●●
合板、塗装、または防腐処理がされた木材、海水に浸された薪
は有害物質を発生させ、ストーブや煙突を破損させますのでご
使用をおやめください。
焚きつけが少ない
●●
スタートや薪の追加時には、太い薪に火が移るために必要とな
る十分な量の焚きつけを使用してください。
おき火が足りない
●●
燃焼が連鎖できる十分なおき床の量が必要です。追加された薪
はこのおき火からの熱を受け、燃焼が連鎖していきます。
薪と薪の間に
通気がない
●●
薪と薪の間には空気が通うように隙間を設けて積み上げてくだ
さい。特におき火のないスタート時は、焚き付けと薪の間に十
分な空間を設けてください。
燃えない(スタート時)燃えない(温度が上がらない)燃えすぎる(温度が上がりすぎる)煙が逆流するバックパフィングガラスがくもる燃焼室に錆が出る灰色や茶色の煙が出るタールが発生するドアが閉まらない一次空気フラップが開閉しない燃料
現象
原因
43
Model#1920 アスペン 取扱説明書
10
トラブルシュート
処置
火力調整レバーを
開けすぎている
●
火力調整レバーを低の方向に動かし、炎のゆらめきがゆっくり
になるよう、また、ストーブトップの温度計が200 ~300℃
になるように調節してください。
火力調整レバーを
閉めすぎている
●●●●●●
スタート時は燃焼が安定するまで火力調整レバーを全開にして
ください。運転中に燃焼室がくすぶっている場合は、火力調整
レバーを開けてください。燃焼室は常に炎が揺らいでいる状態
で運転してください。
ファイバーロ一プが
消耗している
●●●
弾力性を失ったものやほつれがあるものは新しいファイバー
ロープに交換してください。
35 ~36 ページ「ファイバーロープの交換」
ドアの緩み
(ドアに隙間がある)
●●●
ロックの調整をしてください。
37 ページ「フロントドアの調整」
ファイバーロープを交換してドアの調整をしても緩みが改善さ
れない場合は金属部品が消耗している可能性があります。お買
い求めのお販売店へご連絡ください。
ファイバーロープの
交換
●
ファイバーロープを新しく交換した場合はドアのロックを調整
してください。
37 ページ「フロントドアの調整」
灰をためすぎている
●
灰受け皿からこぼれる前に灰を取り出してください。
32 ページ「灰の掃除」
ボールチェーン、
またはサーモスタット
の破損
●●●
火力調整レバーと空気弁が連動しない場合は、消耗、もしくは
破損している可能性があります。お買い求めの販売店へご連絡
ください。
フルーカラー(煙突
接続口)の下がスス
などで閉塞している
●●●●
薪が湿っていないか確認し、乾燥した薪を使用してください。
18 ページ「薪について」
空気を絞りすぎないよう注意し、200 ~350℃で燃焼させて
ください。また、煙突、ファイヤーバックの中は定期的に掃除
してください。
30 ~31 ページ「点検スケジュール」
40 ~41 ページ「煙突の点検と掃除」
給気の不足、ホコリ
が詰まっている
●●●
一次/二次空気取入れ口にほこりが溜まっている場合には掃除
してください。
38 ページ「一次空気取入れ口、サーモスタットの点検」
燃焼中にドアが
開いている
●
燃焼中はドアを開けて使用しないでください。
一次空気プレート内
に灰が詰まっている
●●
一次空気プレートを外し、中の灰を除去してください。
32 ページ「一次空気吹き出し口の掃除」
燃えない(スタート時)燃えない(温度が上がらない)燃えすぎる(温度が上がりすぎる)煙が逆流するバックパフィングガラスがくもる燃焼室に錆が出る灰色や茶色の煙が出るタールが発生するドアが閉まらない一次空気フラップが開閉しないストーブ
現象
原因
44
Model#1920 アスペン 取扱説明書
トラブルシュート(問題解決のヒント)
トラブルシュート
10
処置
煙突がススなどで
閉塞している
●●●●●
排気の妨げにならないよう煙突内部のススが3mm 以上堆積し
ている場合は煙突掃除で除去してください。突然燃焼異常が生
じた場合は、煙突頂部に鳥の巣や飛来したゴミにより閉塞した
可能性があります。
40 ページ「煙突の点検と掃除」
また、煙突から落ちてきたススが、燃焼室上部の排気経路に堆
積し、閉塞している可能性があります。ストーブと煙突の接続
部を取り外し、口元から堆積物を取り除いてください。
一次・二次空気取入
れ口、もしくは給気
ダクトがゴミなどで
閉塞している
●●●●●
屋外に直接通じる給気口がゴミやホコリにより閉塞している場
合、または飛来したゴミが給気アダプター(オプション)を閉
塞している場合には、除去してください。
ドラフトが強い
●
常にドラフトが強い場合は煙突ダンパーの装着により解決され
る場合があります。お買い求めの販売店へご連絡ください。
曲がりが多い、
あるいは横引きが長い
●●●●●
曲がりや横引きにより排気抵抗が大きい可能性があります。お
買い求めの販売店へご連絡ください。
煙突が短い
(5 m未満)
●●●●●
煙突は最低5 メートル(海抜ゼロ地点)必要です。お買い求め
の販売店へご連絡ください。
煙突ダンパーが
閉じている
●●●●●
煙突ダンパーを開けてください。
(煙突ダンパー付きのみ)
部屋の気密が高い
●●●●●
エネルギー効率を配慮した高気密住宅では、屋内空気の循環が
制限されているので、室内から十分な燃焼空気を得にくい場合
があります。燃焼中にストーブに近い窓を少し開けておくか、
外気の導入により屋外から直接燃焼空気を取り込むための経
路が必要となります。お買い求めの販売店へご連絡ください。
換気扇を
使用している
●●●●●
ストーブを据え付けている部屋(空間)の換気扇を止めてく
ださい。
屋外障害物による
風圧帯
※ある方向から
吹く風だけ
逆流する場合
●●
煙突頂部が障害物の風下に位置している場合、乱気流による
風圧帯によって一時的に煙が逆流する場合があります。この
場合、どの方向からの風によるものかを判断することは、障
害物の原因特定、および問題解決の手がかりとなります。お
買い求めの販売店へご連絡ください。
冷え込みが
激しい日
●●
冷え込みが激しい日は、屋外の煙突が冷却され、スタート時
のドラフトが容易に得られない場合があります。このような
場合は、「ドラフトを起こす」(22 ページ)の方法で、強制的
にドラフトを発生させることで逆流を防ぐことができます。
小春日和など
穏やかな天候時
●●
室内と屋外の温度差が小さい場合、適切なドラフトが生じる
まで時間がかかる場合があります。
強風時
●●●
煙突の頂部が横風にさらされると、頂部の風下側で負圧が発
生し、煙突内の負圧を補助する働きが生まれ、一時的にドラ
フトが加速される場合があります。一方、強風の都度、室内
に煙が漏れる場合は、お買い求めの販売店へご連絡ください。
燃えない(スタート時)燃えない(温度が上がらない)燃えすぎる(温度が上がりすぎる)煙が逆流するバックパフィングガラスがくもる燃焼室に錆が出る灰色や茶色の煙が出るタールが発生するドアが閉まらない一次空気フラップが開閉しない
現象
原因
煙突建物天候
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Model#1920 アスペン 取扱説明書
仕様
11
仕様
※ 1:暖房面積は、アメリカ建築基準に適合した住宅を基準に完全乾燥した良質広葉樹による燃焼実験データです。
上記スペックは、住宅構造、設置方法、薪質、お客様の使用状況により、必ずしも一致するものではありません。
名称/品番
アスペン/#1920
ストーブサイズ
幅415 ×奥行き640 ×高さ575㎜
ストーブ重量
109kg
材質
鋳物
仕上げ
黒耐熱塗装
最大出力
4,500kcal/h(5.2kW)
暖房面積
6~17 坪(20 ~56㎡)
燃焼効率
69.5%
PM 排出量(EPA)
4.3g/ h
燃焼システム
クリーンバーン方式
燃料の種類
薪
燃料容量
8kg
最大薪長さ
35cm(最適長さ30 ~35cm)
温度調節機能(火力調整レバー)
自動
天板
クックトップ
ボトムヒートシールド
標準装備
リアヒートシールド
標準装備
灰受け皿
引出し式
ガラス
ガラス空気洗浄システム
耐熱セラミックガラス
煙突直径
φ 150mm(6インチ)
オプション
給気アダプター
燃焼方式・性能
※1
機能
仕様一覧
46
Model#1920 アスペン 取扱説明書
仕様
11
仕様
平面図
ఊ٨
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ו֎ǨǗǰϠ
立面図
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側面図
ѮЉŽљ௰োਫ਼ϛ
ו֎ǨǗǰ܁
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(単位:mm)
ストーブ寸法図
47
Model#1920 アスペン 取扱説明書
12
保証とアフターサービス
まずはトラブルシュート(42 ページ)をご確認くだ
さい。解決しない場合やトラブルシュートにない異
常、破損がある時は使用を中止し、お買い上げの
販売店にご相談ください。
保証について
保証書は、赤いオーナーズマニュアルケースに同封
してあります。
「お引き渡し日・販売店名」等に記入漏れがないか
ご確認ください。記入漏れがある場合、保証いたし
かねますのでご注意ください(記入もれのある場合
は、お買い上げの販売店にお申し出ください)。
保証書は内容をよくお読みになった後、大切に保管
してください。
保証期間中の修理に際しては必ず保証書をご提示
ください。
保証期間
保証期間はお買い上げいただいた日から2年間で
す。この期間中に本書に従った正常な使用状況の
もとで故障が発生した場合、消耗部品(31 ページ)
を除き保証書の規定に従って無料修理させていた
だきます。
保証期間が過ぎているときは、修理すれば使用で
きる場合に限り、ご希望により有料にて修理いたし
ます。お買い求めの販売店か弊社までお問い合わ
せください。
修理料金は部品代などで構成されています。
・ 技術料/診断、故障箇所の修理、部品交換、調整、
完了点検などの作業にかかる費用です。
・ 部品代/修理に使用した部品、および補助材料費
用です。
・ 出張料/製品のある場所へ技術者を派遣する場
合の費用です。
補修用性能部品の保有期限
補修用性能部品 (性能を維持するために必要な部
品)の保有期限は生産終了後10 年です。
あんしん点検のご案内
所有者登録にご記入いただき、あんしん点検のご登
録をしていただいたお客様には、お引き渡しから5
年後にあんしん点検(点検は有料)のご案内通知を
お送りさせていただきます。
ご不明な点や修理に関するご相談は・・・
ご不明な点ならびに故障・修理、あるいは部品のお
取り替えに関するご相談は、お買い求めの販売店に
お問い合せください。
修理を依頼される前に ……
修理料金の内容
保証とアフターサービス
より一層のご理解をいただくために、本書とあわせて下記のサイトもご利用ください。
【 取扱説明書ダウンロード 】
https://www.firesidestove.com/products/stoves/manual.html
ファイヤーサイドのホームページより常に最新版の取扱説明書をダウンロードいただけます。
ファイヤーサイド公式サイト
薪ストーブエッセイ・森からの便り
長野本社/〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂497-871 TEL:0265-82-4676(代) FAX:0265-82-4683
0120-46-7877 e-mail:info@firesidestove.com
● ファイヤーサイド公式サイト https://www.firesidestove.com
● 薪ストーブエッセイ・森からの便り https://fireside-essay.jp
輸入元
THE FIRESIDE COMPANY
FS-2019.02. ⑤
Copyright 2019 Fireside Company Ltd.©
掲載されている全ての情報及び写真、イラスト等の無断転載、複写、複製を禁じます。