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バーモントキャスティングス ENCORE DEFIANT(2018年版)
取扱説明書

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この資料について

メーカー
バーモントキャスティングス
機種
ENCORE DEFIANT(2018年版)
資料種別
取扱説明書
ページ数
56ページ

資料の内容

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1975 [デファイアント] DEFIANT [アンコール] 2040 ENCORE このたびは、V バーモント ERMONT C キャスティングス ASTINGSのE アンコール NCORE/D デファイアント EFIANTをお買い上げいただき、 まことにありがとうございます。 正しくお使いいただくために、ご使用前に必ずこの取扱説明書をよくお読みください。 この「取扱説明書」はお読みになった後も「工事説明書」、「保証書」とともに お使いになる方がいつでも見られるところに、大切に保管してください。 (最新の取扱説明書は弊社ホームページよりダウンロードできます   54ページ) ようこそ薪ストーブの国へ Welcome to Wood Stove-Country. 薪ストーブの国へ、ようこそいらっしゃいました。 今日から、あなたも薪ストーブの国の住人です。 さて、これから薪ストーブの炎がゆらめく素晴らしい日々がはじまりますが、 その前にお願いしたいことがあります。 それは、ご使用の前にこの「取扱説明書」を必ずていねいにお読みいただくことです。 そして、この薪ストーブをより正しくご使用いただき、 末永くこの薪ストーブとともに暖かい人生を分かちあっていただきたいということです。 2 3 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 目次 目次 ※本書内の説明に使用しているイラストは、アンコール(6インチ、または8インチ楕円)で表示しています。 ・・・・・・・・ ・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・ 壁の保護と離隔距離 煙突の据え付け 部屋の気密と燃焼用空気について ハンドルの取り付け オプション/アクセサリー 薪について 使用する薪の条件 薪作りのための斧と薪割り 焚き方と燃焼維持 着火の前に用意するもの 慣らし焚きについて 着火 薪の追加 消火 触媒(キャタリティックコンバスター)について ドラフト管理 点検スケジュール 点検・お手入れの区分 定期点検 メンテナンス 灰の掃除 薪ストーブ本体のお手入れ ドアガラスのお手入れ ドアガラスの交換 ファイバーロープの交換 フロントドアの調整 灰受けドアの調整 バイパスダンパーの調整 アンダイアンの点検 ガス燃焼室の点検掃除 給気アダプターの掃除 給気フィルター(オプション)の掃除 煙突の点検と掃除 トラブルシュート(問題解決のヒント) 仕様 仕様一覧 ストーブ寸法図 保証とアフターサービス 特に注意していただきたいこと 安全のために必ずお守りください 付属品一覧 薪ストーブの基礎知識 アンコール/デファイアントの歴史 各部名称 機能と特長 設置 据え付け場所の選定 床の保護(炉台の寸法) 前方、および天井の離隔距離 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 1. 2. 3. 4. 16 18 18 19 19 20 20 21 22 22 23 23 27 28 28 30 34 34 35 36 36 36 37 38 39 42 43 44 44 45 46 46 47 48 52 52 53 54 4 4 9 10 10 10 12 14 14 14 15 ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ ・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ 4 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 1 特に注意していただきたいこと 特に注意していただきたいこと 4 警告表示について この取扱説明書には、安全にお使いいただ くためにいろいろな警告表示をしていま す。誤った取り扱いをすることによって生 じるリスクの内容を、次のように区分して います。内容をよく理解してから本文をお 読みください。 この表示を無視して誤った使い方をする と、人が死亡、重傷を負う危険、または火 災の危険が差し迫って生じることが想定さ れる内容を示しています。 この表示を無視して誤った使い方をする と、人が死亡、重傷を負う可能性、または 火災の可能性が想定される内容を示してい ます。 この表示を無視して誤った使い方をする と、人が傷を負う可能性や物的損害の発生 が想定される内容を示しています。 本文中のマークは、次の意味を表します この表示は、「禁止」されている内容です。 この表示は、 「注意」していただく内容です。 この表示は、必ずしていただく「指示」内 容です。 安全のために必ずお守りください お客様による据え付け 移設工事の厳禁 据え付けや移設工事は販売店、または専 門業者に依頼し、お客様ご自身では行わ ないでください。設置については別紙の 「工事説明書」の他、火災予防条例、建築 基準法などの法令の基準があります。こ れらに従わない場合、火災など、危険な 状況を引き起こす場合があります。 据え付ける床を必ず保護する ストーブを据え付ける床を不燃材料で防 火上有効に保護してください。また、ス トーブの底部に付属品のボトムヒート シールド(遮熱板)を必ず取り付けてく ださい。床の保護を怠ると燃えた炭の落 下や輻射熱で、火災の原因になります。 14 ページ/別紙「工事説明書」 ガソリン厳禁 ガソリン、軽油、灯油、またはオイルな ど引火しやすい油は絶対に使用しないで ください。火災の原因になります。 スプレー缶厳禁 スプレー缶、カセットボンベなどの高圧容 器等をストーブの上や周囲に置かないでく ださい。熱で缶の圧力が上がり、爆発して 危険です。 衣類の乾燥禁止 ストーブの上に物が落下する場所では使 用しないでください。また、ストーブの上 部で衣類などの乾燥はしないでください。 落下物に着火して、火災の原因になります。 灰を可燃性の容器に入れない ストーブから取り出した灰を紙袋やビ ニール袋など可燃性のものに入れないで ください。火災の原因になります。 36 ページ 5 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 1 特に注意していただきたいこと 定期点検の実施 お客様ご自身で行われる日々のメンテナ ンスのほか、定期的(5 年に1 回程度) に専門業者の点検・整備を受けてくださ い。点検を受けずに長期間使用し続ける と、経年劣化等により、故障や事故の原 因になります。 35 ページ/別紙「あんしん点検の ご案内」 お子様やお年寄りの ご使用注意 お子様やお年寄り、お身体の不自由な方 がお使いになる場合は、周囲の方々がや けど等に十分注意してください。 移動防止柵(フェンス)の 設置 特に小さなお子様やペットがいるご家庭 では、移動防止柵(フェンス)を設置して、 ストーブに近づかせないでください。や けどの原因になります。 ストーブのドアを 開けたままの使用禁止 ストーブの各ドアを開けたまま使用しな いでください。また、ドアが閉まらない ような長い(太い)薪は燃やさないでく ださい。煙や火の粉が室内に漏れたり、 火がついた薪が室内に転がり落ちるなど して、火災の原因になります。 天災地変の後は そのまま使用しない 地震、水害、落雷などの天災地変にあっ た場合はそのまま使用せず、必ずお買い 求めになった販売店、または専門業者に 点検をご依頼ください。隠れた不具合に 気づかず使用し続けると、火災の原因に なります。 可燃物との距離を離す ストーブ、および煙突から、周囲の壁・ 天井・柱などの建築物までの間は、火災 予防上の安全な離隔距離を設けてくださ い。火災の原因になります。 15〜18 ページ/別紙「工事説明書」 家具、カーテン、寝具、薪 など、可燃物近接禁止 家具、カーテン、寝具、薪など燃えやす いものをストーブや煙突に近づけないで ください。発火して火災の原因になり ます。 15 〜17 ページ/別紙「工事説明書」 煙突・給気筒外れの危険 煙突や給気筒が外れたまま使用しないで ください。煙が室内に漏れて健康に害を およぼすほか、火災の原因になります。 給気・排気経路閉そくの危険 煙突や給気用のダクトがつまったり、ふ さがれたまま使用しないでください。煙 突内部は定期的(少なくとも1 年に1 回)、または煙突内部に3mm 以上のスス やタール等が付着した場合は必ず掃除を 行い、屋外給気口の周囲は常に整理整頓 してください。煙突火災の発生や煙が室 内に漏れて危険です。 46、47 ページ 分解・改造使用の禁止 本書に記載されているメンテナンス以外 の分解、および改造はしないでください。 火災や破損の原因になります。 5 6 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 1 特に注意していただきたいこと 高温やけどに注意 燃焼中や消火直後はストーブ、および煙 突が高温になりますので、手などで触れ ないでください。やけどの原因になりま す。ストーブを操作する際は、燃えにく く断熱効果のあるグローブを必ず着用し てください。 自然薪以外の燃料使用禁止 乾燥した自然の薪以外は燃やさないでく ださい。化学物質や塩分等が含まれてい る薪は、有害物質が発生し健康に害をお よぼすほか、破損の原因になります。 20 ページ 焚きすぎ注意 燃焼炉内に薪を入れすぎないでください。 また、ストーブ天板の温度は連続して 350℃以上で使用しないでください。火 力が大きすぎるとドアを開けたときに炎 が漏れる、またはストーブや煙突が過熱 され、破損の原因になります。 26 ページ 換気扇使用時のご注意 ストーブの燃焼中に換気扇を使用すると、 ストーブや煙突接続部から室内に煙が漏 れることがあります。異常に気付かれた 場合には換気扇を止め、販売店にご相談 ください。 異常・異臭・故障時の 使用禁止 制御できない燃焼、強い臭い、部品の変形、 または破損など、異常や故障に気づいた ら使用を中止し、販売店へご相談くださ い。事故の原因になります。 6 換気の必要性 ストーブをご使用になる前に、必ず部屋 の給気口(レジスター等)を開き、外気 が入る状態にしてください。 使用中に煙の強い臭いや異臭を確認した ら、ただちに使用をおやめになり、窓や 戸を開けて室内の換気を行い、お買い求 めの販売店にご相談ください。 18 ページ「部屋の気密と燃焼用空 気について」 特に注意していただきたいこと 安全のために必ずお守りください ストーブを据え付ける部屋の気密が高 い場合で、部屋の換気設備やストーブ の他に空気を必要とする機器の影響に より、ストーブが燃焼に必要な空気量 を十分に取り込めないと、不完全燃焼 が起こる他、一酸化炭素等を含んだ煙 が部屋に漏れて、健康に害をおよぼす おそれがあります。 一酸化炭素検知機能の付いた火災警報 器の取り付けをおすすめします。 警告 7 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 1 ドアを開ける前に必ず バイパスダンパーを確認 ご使用中にトップ、およびフロントのド アを開ける前に、必ずストーブのバイパ スダンパーを開けてください。炎や火の 粉が室内に漏れて、やけどのおそれがあ ります。 ドアを同時に開けない トップ、およびフロントのドアを同時に 開けないでください。炎や火の粉が室内 に漏れて、やけどのおそれがあります。 トップドアで手を挟まない トップドアから薪を投入する際は、ハン ドルから手を離さないようにしてくださ い。手を離すとトップドアが倒れ、やけ どやケガのおそれがあります。 慣らし焚きの必要性 ストーブを焚き始める前に、必ず「慣ら し焚き」を行ってください。いきなり高 温で使用すると、破損のおそれがありま す。焚きはじめの数回は、ストーブと煙 突に塗られている錆び止め油や塗料が熱 せられ、臭いと煙が発生しますので、窓や 戸を開けて室内の換気を行ってください。 22 〜23 ページ 消火器の設置 万が一のために、消火器を常に決まった 場所に置いてください。 火災警報器の設置 万が一の時でも、火災警報器があればい ち早く火災を知らせてくれます。お住ま いの地域の火災予防条例に従い、火災警 報器を設置してください。一酸化炭素の 検知機能の付いた警報器ですと、なお安 心です。 外出前の消火 事故防止のために、お出かけの際はストー ブの火が消えていることをご確認くださ い。予想しない事故が発生するおそれが あります。 ガラスの破損注意 ドアを激しく閉めないでください。また、 薪を激しく投入しないでください。ドア ガラスが衝撃により破損すると、ケガを するほか、室内に火の粉や煙が漏れるお それがあります。 急激な温度上昇の禁止 ストーブに急激な温度上昇をさせないで ください。変形、破損のおそれがあります。 ストーブの上にのらない ストーブの上にのったり、腰かけたりし ないでください。ケガや破損の原因にな ります。 ホウロウの破損に注意 ホウロウ仕上げのストーブは、性質上、 仕上げ面が衝撃に弱いため、お取扱いに 十分ご注意ください。また、水をかける 等ホウロウに急激な温度変化を加えない でください。破損の原因になります。 水ぬれ注意 ストーブに水分や塩分を付着させたままに しないでください。錆の原因になります。 子供の火遊び注意 お子様だけで使用させるのはおやめくだ さい。また、ライター、マッチ、着火剤 などはお子様の手の届かないところで保 管してください。予想しない事故のおそ れがあります。 特に注意していただきたいこと 8 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 1 特に注意していただきたいこと 特に注意していただきたいこと 安全のために必ずお守りください ストーブの近くで 輻射熱に長時間当たらない 燃焼中は、ストーブの輻射熱に長時間当 たらないでください。低温やけどや脱水 症状のおそれがあります。特に小さなお 子様がいる家庭では十分ご注意ください。 料理中は本体のそばから 絶対に離れない 料理中のものが焦げたり燃えたりして火 災のおそれがあります。また、天ぷらや 揚げもの料理は火がつく原因になります ので、絶対に行わないでください。 灰をためすぎない 燃焼室や灰受け皿を灰でいっぱいにしな いでください。空気吹き出し口がふさが れて燃焼が不完全になる他、薪や熾きが 外にこぼれたり、フロントドアが閉まら なくなり、焚きすぎによる破損の原因に なります。 ● 煙突火災が発生したら…… このような場合、煙突火災が発生している可能 性があります。 バイパスタンパーを閉め、火力を弱めるため火 力調整レバーを閉じ、フロントドアを確実に閉 めて屋外へ避難し、消防署に連絡してください。 後に必ず専門業者に点検を依頼してください。 32 ページ 「クレオソート」 煙突火災の症状 ・煙突が赤熱する ・煙突から「ゴーッ」「パリパリ」といった 異音が聞こえる ・屋外の煙突トップから炎が立ち上がる ■「燃焼が制御できない」「煙が室内にもれる」 など、異常が生じたら一時ご使用をお止めにな りトラブルシュートをご確認ください。 48 〜51 ページ ■トラブルシュートにない場合、あるいは、ご自 身で問題が解決されない場合や故障と思われる 時は、お買い求めの販売店へご連絡ください。 異常時の処置 緊急時の処置 【 注意 】 万が一火災や地震が発生した際は人命を優先し、 初期消火が行える場合は消火器で行ってくださ い。やむを得ず水を使う場合は、高温の蒸気が 噴出し、二次的な被害が発生するおそれがあり ますので、安全な距離から初期消火を試みてく ださい。 ● 地震が起こったら…… 1)まず身の安全を確保してください。 2)揺れがおさまったら、あわてず落ち着いて バイパスダンパーを閉め、火力を弱めるた め火力調整レバーを閉じ、各ドアを確実に 閉めてください。 3)地震のあとはそのままご使用にならず、お 買い求めの販売店へご相談ください。 9 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 2 付属品一覧 アンコール、デファイアントの付属品は下記のとおりです。ご使用前に必ずご確認ください。 万一同梱されていない場合には、お買い求めの販売店までお問い合わせください。 ■オーナーズマニュアルケース □ 取扱説明書(本書) □ 保証書 □ お引渡し時確認書 □ 薪ストーブを安全にご使用いただくために □ あんしん点検のご案内、兼 所有者登録ハガキ □ 個人情報保護シール □ 工事説明書 □ パーツリスト ■その他 □ 着火剤 □ 灰受けカバー □ ホウロウ用補修液(ホウロウ製品のみ) □ 六角棒レンチ 小(1/ 8 インチ) □ 六角棒レンチ 大(5/32 インチ) 付属品一覧 付属品の確認 10 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 薪ストーブの基礎知識 アンコール/デファイアントの歴史 薪ストーブの基礎知識 各部名称 1975 年、2 人の起業家によって開発されたバー モントキャスティングスの初代「デファイアント」は、 それまでとはまるで違った高いデザイン性と効率の よい燃焼を可能にする新技術を兼ね備えた画期的 な薪ストーブでした。オイルショックにより、薪を 燃料とした暖房が再評価されるにつれ、「デファイ アント」はバーモントキャスティングスの名を一躍 世界に広め、その地位を不動のものとしました。 改良のため、惜しまれながら一度は姿を消した「デ ファイアント」を1986 年に中型モデルとして復活 させたのが、「デファイアント アンコール」(のちの アンコール)でした。厳しい排ガス規制に対応すべ く生まれたデファイアントアンコールは、触媒を利 用したキャタリティック燃焼システムや水平燃焼シ ステムといった優れたテクノロジーを育て、驚異的 な燃焼効率で絶大な支持を獲得。その後、触媒を 搭載したデファイアントも発売され、バーモントキャ スティングスの「顔」となるモデルになりました。 そして2013 年、伝統のスタイルを継承しつつ燃 焼方式を進化させた「フレックスバーン燃焼システ ム」を確立しました。 ※アメリカの薪ストーブの歴史において、重要な役 割を果たした「デファイアント」の初代モデルは、 スミソニアン博物館に常設展示されています。 給気口 (一次、二次空気 取り入れ口) 脱着式ドアハンドルを使用しない時 はここに保管しておきます。 19 ページ トップドア (クッキンググリドル) フロントドアハンドル リア ヒート シールド (遮熱板) ドアハンドルホルダー 固定式、脱着式、いずれかの方 法を選択することができます。 19 ページ バイパスダンパー ハンドル フロントドア左 ドアガラス レッグ 灰受けドア 灰受けドアハンドル(木製) トップドアハンドル 19 ページ フルーカラー (煙突接続口) フルーカラー ヒートシールド (遮熱板) 火力調整レバー (自動温度調節機能) 19 ページ ボトムヒートシールド (遮熱板) 給気アダプター (給気ボックス+給気ボックスカラー) フロントドア右 アンダイアン レッグレベル (水平調節ネジ) 3 11 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 薪ストーブの基礎知識 ■トップドア(クッキンググリドル) 開閉式のトップドアから楽な姿 勢で安全に薪の補充ができま す。また、このクッキンググリ ドルは、レンジとしてデザイン されています。 触媒式排煙再燃焼装置(キャタ リティックコンバスター)を採 用。煙に含まれるクレオソート やスス等、副生成物の90%を 浄化。クリーンな排気を達成す ると共に、約25%の薪を節約 します。 ■ 触媒式(キャタリティックコンバスター) クリーンな排気 エアウォッシュ インナーパネル アクセスパネル グレート 一次燃焼空気 灰受け皿 薪燃焼室 二次燃焼空気 ガス燃焼室 リフラクトリーエンジン 自動温度調節機能 (サーモスタット/ バイメタルコイル) 触媒 (キャタリティックコンバスター) 燃焼中、フロントドアを開ける 際に、薪がこぼれ落ちてくるの を防ぎます。また、ドアガラス の保護、燃焼空気の対流層を確 保する役目も担っています。 ■ アンダイアン 灰はグレートの隙間から灰受け 皿に落とすことができるので、 かき出す手間がかかりません。 さらに、たまった灰は灰受け皿 ごと取り出すことができる構 造。手や床を汚すことなく簡単 に処理できます。 ■ 灰受け皿 灰受けカバー 3 12 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 薪ストーブの基礎知識 機能と特長 薪ストーブの基礎知識 3 アンコールとデファイアントの燃焼室には、触媒燃 焼とクリーンバーン燃焼システムを融合させたフレッ クスバーン燃焼システムが搭載されています。 ■一次燃焼 火力調整レバーによりコントロールされる空気は、本 体背面にある給気口からフロント上部へ向かって複雑 な経路をたどりながら暖められ、燃焼に適切な状態 で薪燃焼室に流入し、燃焼を制御します。これが一 次燃焼です。 一次燃焼は取り込まれる空気量により燃焼速度が変 化し、空気量が多いほど炎は強く、少ないほど弱くな ります。空気の調整は単に温度を上下させるだけと考 えられがちですが、薪が燃焼する過程と状態で適切 に制御されることも重要となります。 一次燃焼の付随機能 ・ エアウォッシュ機能 一次燃焼空気は、ドアガラスの表面を流れ、燃焼室に 供給されるため、ガラスにススが付きにくくなります。 ・ 自動温度調節機能(サーモスタット) アンコール/デファイアントには火力調整レバーでど の位置をお選びになっても、その温度域で安定した 熱出力を維持することができる自動温度調節機能が 装備されています。薪が燃焼する過程に応じて、バイ メタルコイルはストーブ内部から放射される熱に反応 し、一次空気の取り入れを自動調整します。 火の勢いが強くなり熱の出力が高まると、バイメタル コイルがゆっくりと給気口を閉じ、出力がそれ以上に ならないように働きます。火の勢いが弱くなり熱の出 力が減少すると、バイメタルコイルはゆっくりと給気 口を開き、出力がそれ以下にならないように働きます。 この強弱作用は継続的に働き、燃料が燃え尽きるま で続きます。 ■二次燃焼(クリーンバーン) バイパスダンパーによりガス燃焼室に誘導された未 燃焼ガスは、経路の各部から放出される空気によっ て再燃焼します。未燃焼ガスが適切に再燃焼する条 件はガスと空気の混合状態と発火する温度に大きく 支配されますが、ガスと空気はガス燃焼室内の複雑 な経路から生み出される乱流によりよく混ざりあい、 薪燃焼室の熱を受けて再燃焼し、効率のよい暖房効 果を得ることができます。 ■三次燃焼(触媒燃焼) クリーンバーン燃焼ゾーンの先には、クリーンな排気 に絶大な効果を発揮する触媒が備えられています。 通常、ガスの燃焼には500℃に及ぶ温度が必要とな りますが、触媒を用いるとその作用により260℃前 後の低い温度域から発火させることできます。 この触媒燃焼が効率よく機能しているときには、煙 が透明に近い状態までクリーンに排気させることが 可能です。 【バイパスダンパーの役割】 ストーブの左側にあるバイパスダンパーハンドル を操作して、薪燃焼室から排出される煙の排気 経路を切り替えます。 着火時や薪を追加するときは、バイパスダンパー を開き、直接煙突に煙を誘導する 「垂直燃焼モー ド」で運転します。垂直燃焼は着火や薪の追加 時に、燃焼に勢いを付けてくれるので、ストレス なくスタートすることができます。 薪燃焼室で発生する排ガスには未燃焼物質が含 まれています。燃費や暖房効果を効率よく、ま たクリーンな排気を行うために、バイパスダン パーを閉じ、薪燃焼室裏にあるガス燃焼室へ煙 (未燃焼物質)を誘導する「水平燃焼モード」で 運転します。ガス燃焼室には空気による二次燃 焼と触媒(キャタリティックコンバスター)によ る三次燃焼システムが備えられています。 給気口を開き、 一次空気を取り入れる 給気口を閉じて、 一次空気の量を制限する 13 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 薪ストーブの基礎知識 3 ● フレックスバーン独自の燃焼方式 一次燃焼:Primary burn 薪を燃やす ・ 一次空気による薪燃焼 二次燃焼:Secondary burn ガスを燃やす ・ 追加された空気により未燃焼ガスを再燃焼 ・ 触媒に届く前に76%以上の燃焼効率達成 三次燃焼:Tertiary burn ガスを燃やす ・ さらに残った未燃焼ガスが触媒を通過し、 燃焼効率は84%以上。クリーンな排気を行う 3つの燃焼 触媒 燃焼空気 エアウォッシュ クリーンな排気 14 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 設置 設置 4 ●次の場所には据え付けないでください。 ・水平でない場所、不安定な場所 ・ストーブの上に物が落下する場所 ・可燃性のガスや液体を保管、または溜まる場所 ・乾燥室、温室、飼育室など人がいない場所 ・避難口など、避難の支障となる場所 ・付近に燃えやすい物がある場所 ・ホコリや湿気の多い場所 ・化学薬品を使用する場所 ・14.5m³ 未満の閉鎖された空間 ・アルコーブ( 床の間のような窪み) 内 ・天井高が2.4m 未満の場所 ・燃焼に必要な空気を取り入れる空気取り入れ口のない 場所。または換気の行えない場所 床の保護(炉台の寸法) ●不燃材料 本体重量に長期間耐えられる不燃材料を敷いてください。不燃材料 は熱抵抗値R が、アンコール0.187m²K/W 以上、デファイアント 0.187m²K/W 以上になる厚みが必要です。炉台には隙間が生じない ように目地にはモルタルをつめてください。 モデル名 前面M 後方N 側面O 幅P 奥行きQ アンコール 940 以上 305 以上 547 以上 1094 以上 1245 以上 デファイアント 930 以上 340 以上 610 以上 1220 以上 1270 以上 (単位:mm) NMQ 0 0 P ストーブを据え付ける床を不燃材料で防火上有効に保護してください。また、ストーブの底部に付属品のボトムヒート シールド(遮熱板)を必ず取り付けてください。床の保護を怠ると燃えた炭の落下や輻射熱で、火災の原因になります。 設置の床を必ず保護する 据え付け場所の選定 据え付けや移設工事は販売店、または専門業者に依頼し、お客様ご自身では行わないでください。設置については別 紙の「工事説明書」の他、火災予防条例、建築基準法などの法令の基準があります。これらに従わない場合、火災など、 危険な状況を引き起こす場合があります。 ご自身による据え付け・移設工事の厳禁 15 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 設置 4 ストーブ前方の可燃物* までの離隔距離はアッシュリップから、ストーブ上方(天井等)の離隔距離は最頂部から計測した離隔距離 を離してください。 * 可燃物:家具、カーテン、寝具、薪などを含む 前方、および上方の離隔距離 (単位:mm) (単位:mm) メーカー指示 告示第225 号 上方離隔距離 1400 以上 1400 以上 前方離隔距離 1220 以上 1512 以上 メーカー指示 告示第225 号 上方離隔距離 1600 以上 1600 以上 前方離隔距離 1220 以上 1740 以上 デファイアント アンコール 上方離隔距離上方離隔距離 前方離隔距離 前方離隔距離 16 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 設置 4 設置 アンコール 6、および8 インチ ■メーカー離隔距離 建築基準法施行令の内装制限により、壁、天井を木材等 の可燃下地材に準不燃材の仕上げを施した場合、および 平屋 、最上階など内装制限の規制を受けず、壁の仕上げ が木材等の可燃材である場合は下表に示された数値以上 の離隔距離を設けてください。仕上げと下地が不燃材料 の場合は除外されます。 ■告示第225 号離隔距離 内装制限緩和の告示第225 号に従い、壁、天井を難燃 材等( 木材含む) の仕上げを施した場合は、下表に示さ れた数値以上の離隔距離を設けてください。仕上げと下 地が特定不燃材料の場合は除外されます。 遮熱板なし 遮熱板あり CDABFEaadebcedIJGHLK 遮熱板あり 本体離隔距離 GHIJKL 241 584 191 291 305 475 遮熱板の幅 abcde 610 954 266 450 770 遮熱板の高さ abcde 1220 遮熱板なし 本体離隔距離 ABCDEF 483 826 381 481 470 640 (単位:mm) ※遮熱板とは25mm 以上の空気層のある特定不燃材壁 壁の保護と離隔距離 遮熱板あり 本体離隔距離 GHIJKL 316 659 334 434 390 560 遮熱板の幅 (最小離隔時) abcde 1225 1841 409 535 1240 遮熱板の高さ (最小離隔時) abcde 1525 1530 遮熱板なし 本体離隔距離 ABCDEF 946 1289 1002 1102 1058 1228 (単位:mm) 遮熱板 ●ストーブを設置する居室の壁、および天井の仕上げは建築基準法等に定められた基準に従い、ストーブの熱を受け、火災の 発生するおそれがある部分を不燃材料で防火上有効に保護してください。 ●機種別に壁の仕上げと遮熱板※の有無により離隔距離が異なります。ストーブから周囲の可燃物との離隔距離は、壁の仕上げ と遮熱板の有無により下記に定めた離隔距離が決められています。 17 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 4 設置 デファイアント ■メーカー離隔距離 建築基準法施行令の内装制限により、壁、天井を木材等 の可燃下地材に準不燃材の仕上げを施した場合、および 平屋 、最上階など内装制限の規制を受けず、壁の仕上げ が木材等の可燃材である場合は下表に示された数値以上 の離隔距離を設けてください。仕上げと下地が不燃材料 の場合は除外されます。 ■告示第225 号離隔距離 内装制限緩和の告示第225 号に従い、壁、天井を難燃 材等( 木材含む) の仕上げを施した場合は、下表に示さ れた数値以上の離隔距離を設けてください。仕上げと下 地が特定不燃材料の場合は除外されます。 遮熱板なし 遮熱板あり BACDEFHGIJKbcaaLdeed ※遮熱板とは25mm 以上の空気層のある特定不燃材壁 遮熱板あり 本体離隔距離 GHIJKL 267 667 191 318 305 577 遮熱板の幅 abcde 610 927 293 552 668 遮熱板の高さ abcde 1220 遮熱板なし 本体離隔距離 ABCDEF 533 933 381 508 470 742 (単位:mm) 遮熱板あり 本体離隔距離 GHIJKL 336 736 385 512 385 657 遮熱板の幅 (最小離隔時) abcde 1345 2063 487 632 1308 遮熱板の高さ (最小離隔時) abcde 1685 1690 遮熱板なし 本体離隔距離 ABCDEF 1006 1406 1153 1280 1153 1425 (単位:mm) 遮熱板 ●ストーブを設置する居室の壁、および天井の仕上げは建築基準法等に定められた基準に従い、ストーブの熱を受け、火災の 発生するおそれがある部分を不燃材料で防火上有効に保護してください。 ●機種別に壁の仕上げと遮熱板※の有無により離隔距離が異なります。ストーブから周囲の可燃物との離隔距離は、壁の仕上げ と遮熱板の有無により下記に定めた離隔距離が決められています。 18 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 設置 4 設置 煙突から可燃物の間は下記に定めた火災予防上安 全な離隔距離を設けてください。 ●据え付け後の確認 煙突の据え付け状況は住宅の構造などにより異な ります。点検や煙突掃除など、後の保守メンテナ ンスの方法については、販売店、または据え付け 業者とよくご相談ください。 ●既存の煙突にストーブを据え付ける場合 既存の煙突にストーブを据え付けた場合に、隠れ た瑕疵により排気漏れや火災が発生するおそれが あります。必ず販売店にご相談ください。 ●煙突のドラフト(排気)性能 排気の流れを生み出す力を「ドラフト」と呼び ます。機械的ではない自然なドラフトによる薪ス トーブの燃焼では実に多くの要件によってその効 果がもたらされます。 詳しくは30 ページ 「ドラフト管理」をご確認く ださい。 壁 ※ 3 天井 ※ 3 シングル煙突(一重室内煙突) 遮熱板 ※1 なし 460 762 シングル煙突(一重室内煙突) 遮熱板 ※1 あり 230 断熱二重煙突 ※ 2 150 150 断熱二重煙突 ※ 2 ( 自在管) 325 325 ※1 遮熱板とは25mm 以上の空気層のある不燃材壁。 ※ 2 断熱二重煙突は煙突火災に対する熱衝撃テストに合格した認定品 (UL103、BS EN1856-1)をご使用ください。 ※ 3 離隔距離は内側煙突からの寸法。 ストーブを据え付ける部屋の気密が高い場 合で、部屋の換気設備やストーブの他に空 気を必要とする機器の影響により、ストー ブが燃焼に必要な空気量を十分に取り込め ないと、不完全燃焼が起こる他、一酸化炭 素等を含んだ煙が部屋に漏れて、健康に害 をおよぼすおそれがあります。 一酸化炭素検知機能の付いた火災警報器の 取り付けをおすすめします。 ストーブを設置する部屋の壁などには、ストーブ の燃焼に必要な空気量を不自由なく取り込めるよ うに屋外へ直接通じる給気口や給気ダクトを設け てください。屋外側の給気開口部はゴミや雪など でストーブの燃焼が妨げられない場所に設けてく ださい。 床、もしくは壁の給気開口から本体空気取入れ口 までの接続方法については、部屋の換気設備の種 類などにより異なりますので、お買い上げの販売 店にご確認ください。 煙突の据え付け 部屋の気密と燃焼用空気について (単位:mm) 警告 19 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 4 設置 オプション アクセサリー 【8インチフルーカラー】 【給気フィルター】 【オーブンプレート】 8インチ煙突を接続する時に 使います。 (オプションはアンコールのみ) ホコリをキャッチし詰 まりを防ぎ、メンテナ ンスを簡便にします。 灰受け皿の中で、また はストーブ内でオーブ ン料理をする時にグ レートの上に敷き、使 用します。 ウォーミングシェルフ 料理を温めたり、トップドアから薪をく べる時に、鍋などを置くことができます。 ハンドルの取り付け 【ウォーミングシェルフ】 ミトンラック付き ● トップドアハンドル フロントドアのハンドルは、本体に固定して使用 する方法と脱着式での使用方法をお選びいただけ ます。脱着式は、ハンドルが熱くなるのを避けた い場合、また小さなお子様などが誤ってドアを開 けないようにする際にお使いください。 付属ネジで固定 付属ネジで固定 付属ネジで固定 付属の六角ナット で固定 構成パーツ 未使用時のハンドルは、本 体側面下部にあるドアハン ドルホルダーに掛けてくだ さい。 ● フロントドアハンドル ● バイパスダンパーハンドル ・ 本体に固定する場合 ・ 脱着式で使用する場合 セラミックハンドルをお使いください。木製ハンドルは焦げる おそれがありますので、ご使用はおやめください。 イラストの木製ハンドルをお使いください。 ● 火力調整レバー セラミックハンドル 木製レバー 木製ハンドル 木製ハンドル 20 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 薪について 5 薪について 切られてすぐの生木は、重量の50%が水分です。 薪として燃やすには水分を20%以下まで乾燥させ ることが必要です。薪は割ることにより空気に触れ る表面積が大きくなるのでより早く乾燥させること ができます。 割った薪は風通しが良く雨のあたらない屋根の下 で、少なくとも12 ~18 ヶ月は乾燥させてください。 薪は太さや樹種にもよりますが、冬に切って2 年間 乾燥させた薪が理想の薪といえます。 乾燥していない薪は、薪ストーブの性能を十分に引 き出すことができません。暖まりにくく、燃やすとク レオソートやススが多く発生し煙突内に付着するの で、煙突掃除をこまめにしなければ「煙突火災」の 原因になります。またドアガラスの汚れの原因にも なります。 薪は針葉樹系の軟木と広葉樹系の堅木とに分ける ことができます。軟木は乾燥しやすく着火力に優れ ていますが、火持ちがよくありません。堅木は、そ の逆の性質をもっています。十分に乾燥していても、 なおズッシリと重い薪が質量に富み、暖房用には優 れた薪といえます。 温度や燃焼時間を調節するために、大きく分けて 「焚き付け用」「中くらい」「長時間用」の3 種類の 薪を用意します。たき火の火を起こす時のように細 い薪や枯れ枝に着火し、徐々に太い薪をくべていき ます。薪を使い分けることで、薪ストーブの温度や 燃焼時間を調節しやすくなります。 ●各機種の炉内に投入できる薪の長さは次のとおりです。 使用する薪の条件 ↑含水率計 針を薪に差し込むと薪の乾燥度が ひと目でわかります。 アンコール 55cm 以内 デファイアント 63cm 以内 焚き付け用の細い薪 (小枝や細く割った針葉樹など) 長い時間燃やすための太い薪 (直径約10cm 以上の広葉樹など) 中くらいの薪 (直径約5cm 以内の小枝や細く割っ た針葉樹など) ガソリン、軽油、灯油、またはオイルなど引火しやす い油は絶対に使用しないでください。火災の原因にな ります。 ガソリン厳禁 乾燥した自然の薪以外は燃やさないでください。化学 物質や塩分等が含まれている薪は、有害物質が発生し 健康に害をおよぼすほか、破損の原因になります。 自然薪以外の燃料使用禁止 ●薪の乾燥 ●薪の種類 ●使用する薪のサイズ 堅木 軟木 火持ちがよく 暖める力が大きい 火持ちはよくないが すぐに火力がでる (広葉樹) (針葉樹) (広葉樹) ・ミズナラ ・ニレ ・カラマツ ・シラカバ ・コナラ ・カキ ・アカマツ ・ポプラ等 ・クヌギ ・クスノキ ・スギ ・アカシア ・サクラ等 ・ヒノキ等 ・ブナ 「薪づくり」 詳しくは ホームページで 屋外で保管されていた冷たい薪をすぐにス トーブにくべないでください。燃焼状態が悪くなり暖房 効率が落ち、ストーブに熱衝撃を与え破損することがあ ります。室内で半日以上経過した薪をご使用ください。 注意 21 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 薪について 5 薪作りのための斧と薪割り ●薪を入手するためのヒント ・地元の森林組合、または営林署に問い合わせ て購入する。 ・薪業者(燃料屋)から購入する。 ・チップ工場に問い合わせるか、原木を納入して いる業者に卸してもらう。 ・果樹園で剪定した木を譲ってもらう。 ・山林地主と知り合いになり、間伐材を譲っても らう。 ・地元の役場に問い合わせて、公園の木や街路 樹の剪定枝を払い下げてもらう。 ・近所で家の新築工事があったら、大工さんに かけあって端材を譲ってもらう。 【手斧】 片手用の小型斧。焚き付け用に薪を細く 割ったり、細枝を切ったりするのに便利。 【小型薪割り】 両手、片手兼用の薪割り。 小径木の玉割り材を割るときに。 【大型薪割り】 両手用の本格的な薪割り。 ●キンドリングクラッカー 焚き付けが安全に、 しかも手軽に作れます。 ●グレンスフォシュ・ブルーク 【薪割り鎚】 斧頭が鎚を兼用する薪割り。 割れにくいときは、 この斧頭で楔を打ち込んで割ります。 づち 【薪割り楔】 薪割りでは割りにくい薪を 割るための鋼鉄製の楔。 2 本の楔があれば、ほとんどの薪を 割ることができます。 くさび 「キンドリングクラッカーの 使い方」 動画で Check! 22 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 焚き方と燃焼維持 焚き方と燃焼維持 6 ●温度計 ●ファイヤーツール ストーブの状態を知るのに欠かせないツールです。 危険な過燃焼を防ぐために、火力調整操作のタイミ ングの目安になります。 ●ストーブグローブ ●灰取りバケツ ●着火剤 火かき棒/ 炉の中の薪の位置を変えたい時に スコップ/ 灰をすくう時に重宝します ほうき / ストーブまわりのお掃除に 灰かき棒/ 炉の中の灰を灰受けに落としたり、 灰をかき集めるのに使います 薪ばさみ/ 炉内に薪を入れる時に 熱に強い革素材の物が適しています。薪をくべる時 やハンドルなどの操作時に熱から手を保護してくれ ます。 密閉できる金属製の容器を必ず使用します。 ストーブを焚き始める前に、必ず「慣らし焚き」を 行ってください。焚きはじめの数回は、ストーブと煙 突に塗られている錆び止め油や塗料が熱せられ、にお いと煙が発生しますので、窓や戸を開けて室内の換気 を行ってください。いきなり高温で使用すると、破損 のおそれがあります。 慣らし焚きの必要性 ●薪3 種類(   20 ページ) 燃焼中や消火直後はストーブ、および煙突が高温にな りますので、手などを触れないでください。やけどの 原因になります。ストーブを操作する際は、必ず燃え にくく断熱効果のあるグローブを着用してください。 高温やけどに注意 フロントドアを開けたまま使用しないでください。ま た、フロントドアが閉まらないような長い(太い)薪 は燃やさないでください。煙や火の粉が室内に漏れた り、火がついた薪が室内に転がり落ちるなどして、火 災の原因になります。 フロントドアを開けたままの使用禁止 ストーブの燃焼中に換気扇を使用すると、ストーブや 煙突接続部から室内に煙が漏れることがあります。異 常に気付かれた場合には換気扇を止め、販売店にご相 談ください。 換気扇使用時のご注意 着火の前に用意するもの 温度計 ファイヤーツール ストーブグローブ 灰取りバケツ 着火剤 薪3 種類 23 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 ・ ファイヤーバックの空気吹き出し口(   45 ペー ジ)に詰まりがないか確認してください。空気吹 き出し口がふさがっている場合には45 ページ に従い清掃を行ってください。その際、灰も除去 してください。 火力調整レバーを 手前に引き全開に します。 フロントドアを開 け、着火剤1 ~2 個を入れます。 着火剤の上に4 ~5 本の「焚き付け用の薪」を のせます。 隙間をあけながらさらに2 ~3 本の「中くらい の薪」を組みます。 6 バイパスダンパーハンドルを後方に押し、ダン パーを開けます。 温度計をトップドア(クッキンググリドル)の中 央に置きます。 ポイント 燃焼空気の通りが良くなるように隙間をあ けて薪を配置してください。 焚き方と燃焼維持 「慣らし焚き」の間は、バイパスダンパーを 開けたままにしておきます。 注意 「ストーブを焚こう」 慣らし焚きについて ● 慣らし焚きの目的 新品の本体、および煙突は塗料が完全に硬化し ていません。慣らし焚きの熱により塗装が徐々 に硬化していきますが、完全に硬化するまで塗装の表 面から臭いと煙が発生しますので、窓や戸を開けて室 内の換気を行ってください。 ・ 塗料、および接着剤(モルタル)を硬化させる ・ 熱による膨張伸縮により組み立て部品を馴染ませる ・ 適正なドラフトが得られるかを確認する (   24、30 ページ) ・ 焚き方に慣れるための試用的な運転 注意 運転に必要な温度情報( バイパスダンパー開 閉のタイミングや焚きすぎの目安) を得る場合、温度計 は必ずトップドア( クッキンググリドル) の中央付近に 置いてください。 着火 「慣らし焚き」は、「着火」の  ~   の手順で行っ てください。 ・ 本格的な運転を行う前に、必ず慣らし焚きを行っ てください。 (   23 ページ「着火」  ~  ) ・ 焚きすぎの目安となる情報を得るために、運転 中は必ず温度計をご使用ください。 ・ 炉内のインナーパネル等の耐火パネルは衝撃に 弱い素材です。薪の投入時や灰の処理に使用す る道具の先端などで傷つけないようにご注意く ださい。 ・ 乾燥が不十分な薪は燃えが悪く暖房効率を低下 させるばかりでなく、燃焼室の各パネル等を破 損させる可能性がありますので、乾燥した薪を ご使用ください。 動画で Check! 温度計 焚き始める前に ・ 部屋の給気口(レジスター等)を開けてください。 24 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 着火剤に点火してください。薪に着火したこと を確認したらフロントドアを閉めます。 投入した全ての薪の表面に炎が完全に行き 渡ったら、炎の状態と温度計を確認しなが ら火力調整レバーで燃焼速度を制御してく ださい。 ・ 慣らし焚きの場合 …… 260℃以下 ・ 慣らし焚きが終えている場合 …………………………… 200 ~350℃ ファイヤーツールのシャベル 等の上で着火剤を燃やします。 トップドア( クッキンググリド ル) を閉め、フロントドアを開 けた状態で、バイパスダンパー 付近に着火剤をかざし、煙突 をよく暖めます。 ドラフトが発生したら着火方 法  に従い、薪の着火を始め ます。 煙突が冷えていると、ドラフト (上昇気流)が弱く、うまく着 火しない、燃えない、逆流する などの問題が起こる場合があり ます。このような場合は、バイ パスダンパー付近に火をかざし 煙突をよく暖め、ドラフトを発 生させる手助けをします。慣ら し焚きの手順  の段階で右の 手順で煙突を暖めてください。 うまくつかない、燃えない、逆流する…そんな時は 【ドラフト(上昇気流)を起こす】 ポイント ドラフトが発生すると 着火剤の火が煙突方向に引き寄せ られます。 焚き方と燃焼維持 焚き方と燃焼維持 6 着火 強くする 弱くする ● 火力の調整方法 火力調整レバーを前方に引くと、火力が 上がります。 本体右サイドの火力調整レバーで調整します。 ※レバー調整後、火の勢いが変わると給気口が自動 的に開閉し、火力を一定に保つよう働きます。 火力調整レバーを後方に押すと、火力が 下がります。 慣らし焚きの場合は、これ以上薪を入れるのをや め、薪が燃えつきるまで放置してください。3 〜 4 回繰り返して慣らし焚きは終了です。 「慣らし焚き」終了後の通常の着火手順は、 ~ のあと、  に進みます。 上方より着火する方法 補足 ~ に代わり、組んだ薪の上から下に 火を移していく着火方法があります。グ レートの上に「中くらいの薪」その上に 「焚き付け用の薪」を組み、最後に着火剤 を組んだ薪の上に置いて着火します。 この方法は、着火初期の煙の排出量を抑 える効果がありますが、十分な焚き付け 用の薪(場合によってはさらに細かな小 枝など)が必要です。 25 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 トップドアから薪を投入する際は、ハンドルから手を 離さないようにしてください。手を離すとトップドア が倒れ、やけどやケガのおそれがあります。 トップドアで手を挟まない 薪が燃えているうちに、トップドア(クッキ ンググリドル)をゆっくり開け上から中くら いの薪を数本足しドアを閉めます。投入され た薪に速やかに火が移るように、火力調整レ バーを「開」の方向(手前)に動かします。 薪が全体に勢いよく燃えてきたら、炎の状態 と温度計を確認して200 ~350℃の範囲で 過剰燃焼にならないように火力調整レバーを 操作します。 24 ページ「火力の調整方法」 少なくとも5~7センチの深さの赤々とした おき床が全体にできるまで、このサイズの薪 を追加し続けます。適切な機能を得るために は良い火床が必要です。おきがたまり、ストー ブが全体に暖まるまで1時間以上かかります。 数分後、温度計が230℃を超えたら、バイパ スダンパーを閉めます。バイパスダンパーを閉 める際は、ハンドルがロックするまでしっかり 回転させてください。 おきがたまったら、トップドア(クッキンググリ ドル)をゆっくり開け、火床全体をならします。 太い薪を数本くべ、ドアを閉めます。細い薪を 数本一緒に入れると早く薪に燃え移らせること ができます。 火力調整レバーを「開」のまま5 ~15 分くら い燃やします。その後火力調整レバーを調整し ます。 温度計 0 2 注意 バイパスダンパーを閉めてから、すぐに火力 調整レバーを閉じると触媒で異常燃焼することがありま す。(   28 ~29 ページ) 注意 ストーブ内に薪をいっぱいに詰めないでく ださい。アンダイアンより上にならないようにしてく ださい。 6 焚き方と燃焼維持 注意 各ドアを開けたまま 使用してはいけません ストーブの各ドアを開けたまま運転すると、過剰なドラ フトを引き起こす、もしくは室内に煙が漏れる原因にな ります。燃焼中はドアを閉めた状態でご使用ください。 ・燃焼炉内に薪を入れすぎないでください。 ・ストーブ天板の温度は350℃以上で使用しないで ください。一時的に越えても問題ありませんが、連 続して350℃以上で使用すると、ドアを開けたと きに炎が漏れる、またはストーブや煙突が過熱され、 破損の原因になります。 ・ストーブが部分的に赤熱している時は過剰燃焼です。 火力調整レバーで給気量を減らし燃焼出力を下げて ください。 焚きすぎ注意 トップ、およびフロントのドアを同時に開けないでく ださい。炎や火の粉が室内に漏れて、やけどのおそれ があります。 ドアを同時に開けない 26 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 焚き方と燃焼維持 6 焚き方と燃焼維持 着火 注意 誤って給気ボッ クスから棒を差し入れるな どし、一次空気バルブが開 放したままになると、温度 制御ができなくなりたいへ ん危険です。火災につなが りますので絶対に行わない でください。 状況( 煙突・薪・気温など) によって、ドラフトが強すぎ る場合があります。煙突ダンパーはドラフトを適正に制御 することが可能です。(   32 ページ) 通常の運転温度は200 ~350℃の間です。 温度計がこの範囲を示すように火力調整レバーを操作して ください。 温度目安 175 ~260℃ 中低温 260 ~315℃ 中温 315 ~350℃ 高温 温度計 火力調整レバー ● 煙突ダンパーの設置 175℃ 以下 350℃ 以上 230℃ ポイント 火力が弱いです。火力調整レバーで燃焼出 力を上げるか、ストーブに薪を補給する温 度です。 ストーブ温度はガス燃焼室内での燃焼を開 始する温度に達し、バイパスダンパーを閉 める温度です。 過剰燃焼です。火力調整レバーで給気量を減 らし燃焼出力を下げてください。 ▲▲▲▲▲▲▲▲ 給気ボックス 棒などを入れない × ● 温度計の温度について お客様のストーブの設置状態により、火力調整レバー の位置と温度の関係は異なります。「薪の質」や「煙突 のドラフト( 上昇気流) の状態」などにも左右されます。 ドラフトは煙突の長さ、種類、設置状況、地形、付近の 障害物など様々な要因に影響されます。 ストーブを初めて使う際は、火力調整レバーの記録を取 ることをお薦めします。特定の設定で一定の熱量を得る 方法が分かります。1 ~2 週間ほどで、個々の設定か ら得られる熱量と燃焼時間を判断できます。 ●2つの燃焼モード 着火・薪の補充の燃焼立ち上げ時にバイパス ダンパーを開けて燃焼させるモードです。煙 はバイパスダンパーを通り煙突に導かれま す。薪は全体に燃えます。 ストーブトップが230℃以上になってから バイパスダンパーを閉めることにより、煙が 本体背面のガス燃焼室に導かれ再燃焼しま す。薪は下の方から徐々に燃えます。 水平燃焼モード 垂直燃焼モード 三次燃焼 (触媒燃焼) 二次燃焼 (クリーンバーン燃焼) 二次燃焼空気 一次燃焼空気 エアウォッシュ一次空気バルブ 27 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 6 焚き方と燃焼維持 温度計が230℃以上になったら、バイパスダン パーを閉めます。 数分後、火力調整レバーを調節します。 「中くらいの薪」をくべた上に「太い薪」を 足します。こうすることによって、ストーブが燃焼温度を 素早く回復できます。 ポイント 注意 長時間燃やすために多量の薪をくべる時に は、なるべく太い薪( 直径10cm 以上) を入れてくださ い。細い薪を多量に入れると高い温度での燃焼が続き、 触媒( キャタリティックコンバスター) が劣化するおそれ があります。薪をくべるときにはガラスに当たらないよ うに注意してください。破損や汚れの原因になります。 薪を補充して、ドアを閉めます。 24 ページ「火力の調整方法」 薪の追加 火力調整レバーを「開」にします。 バイパスダンパーを開けます。 トップドア( クッキンググリドル) をゆっくり開 け、ファイヤーツールでおきを広げます。 着火に十分なおきがストーブ内に残っている 間に薪を補充します。 ポイント ご使用中にトップ、およびフロントのドアを開ける前 に、必ずストーブのバイパスダンパーを開けてくださ い。炎や火の粉が室内に漏れて、やけどのおそれがあ ります。 ドアを開ける前に必ずダンパーを確認 28 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 薪が燃焼するのに必要な条件は、十分な温度と酸 素です。薪は燃焼の過程で熱分解により可燃性ガス を放出し、適切に空気と混合された状態で発火す る温度に達すると燃焼が起こります。通常の燃焼反 応は炉内の火炎、おきなどの熱を受け概ね540~ 650℃の範囲で起こりますが、触媒(キャタリティッ クコンバスター)を用いるとその作用により260℃ 前後の低い温度域から発火が始まります。 触媒はそれ自体変化しませんが、可燃性ガスの酸 化反応を早め燃焼の効率を上げる働きがあります。 触媒はセラミックス製のハニカム構造(蜂の巣)で、 表面には触媒物質となる白金、またはパラジウムが コーティングされています。触媒反応を得るには、 可燃性ガスと空気の混合気体が被膜表面に接触す ることが必要になり、接触する表面積を多くするこ とで反応が促進され、高い効果を得ることができ ます。このことから触媒の形状はハニカム構造(蜂 の巣)になっています。 触媒の機能低下の症状は、煙突から出る煙の状態 が目安になります。効率よく機能しているときには、 煙が無色で透明に近い状態ですが、低下してくると 灰色になります。触媒の機能低下には次の様な原 因があります。 ●目詰まり ハニカム構造は効率の良い触媒反応を得られる一 方、排気の流れに対する抵抗が増すことになります。 また表面積が多い分、クレオソートやススが堆積す る場所も多くなります。適切な操作を行い、このよ うな堆積物を最低限に抑え、目詰まりの兆候がな いか定期的に点検することが必要です。 焚き方と燃焼維持 6 焚き方と燃焼維持 薪ストーブを消火する時は薪を追加するのをや め、バイパスダンパーを閉じます。 火力調整レバーを閉めます。燃焼空気の供給が 少なくなり、火の勢いが徐々に落ち、ゆっくりと 燃えつきます。 消火 事故防止のために、お出かけの際はストーブの火が消 えていることをご確認ください。予想しない事故が発 生するおそれがあります。 外出前の消火 注意 ストーブ本体や炉室内に水をかけて消火す るのは非常に危険です。また、このような急激冷却に よる消火はストーブ本体に重大な損傷をもたらします。 緊急時の処置(   8ページ) 薪ストーブは、ガスストーブや石油ストーブのように 瞬時のうちに消火することはできません。薪が燃え つきた時が消火を意味します。 注意 レバーを閉めても燃焼空気の供給は完全に 遮断されません。燃焼空気を遮断して消火することはで きません。燃えつきるには時間がかかります。 触媒(キャタリティックコンバスター)について 29 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 ●化学物質 塗装、防腐処理、接着剤が含まれた合板などの木 材や、色紙、金属ホイル、プラスチックなどを燃や すと、化学物質が触媒の表面に付着します。化学物 質で触媒表面の被膜が覆われていると触媒反応は 正常に機能しないばかりか、触媒の劣化、または破 損の原因になります。乾燥させた自然の薪以外は絶 対に使用しないでください。 ●熱衝撃 触媒(キャタリティックコンバスター)は直接の炎 にさらされるようには設計されていません。ストー ブを過剰燃焼し続けると、表面の触媒物質が剥が れ、反応の妨げや破損の原因になります。ストーブ は炎が直接触媒に接触しない設計になっています が、火力調整レバーを全開にして長時間の高温状態 が続く、ドアを開けて焚く、細かな薪を多量に燃や すなど、強いドラフトが発生している場合は触媒ま で炎を引き込んでしまいます。 触媒付ストーブであれば、約260℃以上の温度が あれば未燃焼ガスやクレオソートを減らす効果を十 分得られますので、無理な高温燃焼は止めましょう。 ●一次燃焼空気の不足 ガス燃焼室内における触媒(キャタリティックコン バスター)の役割は、あくまで薪燃焼室内で燃えき らない未燃焼ガスを再燃焼させるための機能です。 高い燃焼効率とは燃焼ガスに対する適切な空気量 によりクリーンな燃焼を得ることで、ガス燃焼室の 構造を持っているストーブの多くは、ある程度薪燃 焼室内で燃焼を起すことが重要となります。 例えば、薪燃焼室への空気を必要以上に遮断した 場合、二次燃焼では処理できないほどの大量の未 燃焼ガスによって、 燃焼効率の低下や極度の過剰 燃焼につながり、触媒やリフラクトリーエンジンを 破損させる原因になります。この場合、火力調整レ バーを開けて一次燃焼に必要な空気を供給するか、 補充する薪の量を少なくしてください。 32 ページ 「バックパフィング」 ●物理的な破損 触媒(キャタリティックコンバスター)はセラミック ス製です。急激な温度変化による破損や、メンテナ ンス時のお取り扱いには十分注意してください。 ドラフトがどのように触媒に影響するかについて は、30 ~33 ページの「ドラフト管理」をご覧く ださい。ドラフトが過剰だと、ストーブ内が高温に なり、燃焼室や触媒が破損するおそれがあります。 一方、ドラフトが不十分だと部屋の中への煙の逆流 (バックパフィング)が起きたり、触媒や煙突、燃 焼室が「詰まる」おそれがあります。 6 焚き方と燃焼維持 30 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 ストーブは使用者、煙突、燃料、そして住宅などか ら構成される暖房システムの一部です。システムの あらゆる部分がストーブの作動状態を左右します。 これらの要素がうまく調和して初めて全体のシステ ムが適切に機能します。 暖炉・薪ストーブの機能は自然のドラフト(上昇気 流)で決まります。ドラフトは煙突の周囲の外気温 より、煙の温度が高い場合に生じます。その温度差 が大きいほど、ドラフト作用も大きくなります。燃 焼室内の高温気体が煙突内を上昇していくと同時 に、燃焼用の空気をストーブに引き込む吸引力が生 じます。 給気口を開くことによって火が活発化する場合は、 ドラフトが適切であることを意味します。ストーブ の給気口を全開にした状態にもかかわらず、火が活 発にならない場合はドラフトを妨げる何らかの問題 が疑われます。ドラフトが弱い場合、給気口を開い てもストーブ内に空気を取り入れることができず、 火力の調節はできません。 システム構成の中で、煙突はドラフトを支配する大 きな要因です。煙突の断熱性能や煙突の直径、煙 突のレイアウトなどによって、ドラフトが早く生じ る場合もありますし、正常なドラフトが得られる温 度差に達するまで時間がかかる場合もあります。特 に断熱性能においてはストーブの燃焼室内で発生し た高温気体の熱を屋外に排気させるまで保持する ことが重要になります。以下に煙突の種類による特 徴とその効果を挙げます。 ●シングル煙突(一重室内煙突) シングル煙突(一重室内煙突)は名前のとおり、煙 突の中と外を金属製の板で仕切られた円筒です。 よって、煙突内部の熱は外部に放射されやすく、ス スやタールなどが煙突内部に付着し排気の抵抗とな り、ドラフト効果が弱まります。 ●断熱煙突 断熱煙突は内管と外管の間に、断熱材が充填され た円筒です。断熱層により煙の温度が屋外に排気 されるまで保たれ、安定したドラフト効果を得るこ とができます。断熱煙突はドラフト効果を得るため だけでなく、壁や屋根裏などの貫通部において、防 火上重要な役割を果たします。 ●屋内/屋外の設置 煙突は煙を保温する必要があるため、できるだけ屋 内に立ち上げるのが有効です。この方法は、住宅自 体が煙突の断熱材の役割を果たし、屋外に熱を失 うことがないため、より少ない熱量で煙突を暖め、 また保温することができます。 ドラフト管理 7 ドラフト管理 シングル煙突 (一重室内煙突) 断熱二重煙突 シングル煙突 (一重室内煙突) 断熱二重煙突 31 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 7 ●煙突の高さ 煙突の高さは「60㎝、90㎝、3m 煙突基準」の 安全条件を十分満たしていれば、有効なドラフトが 得られると考えられています。この基準はドラフト ばかりではなく煙突火災時の煙突周り延焼防止にな ります。煙突の高さは高い方がより良いドラフトを 生むと考えがちですが、基準以上に高さを加えるこ とはドラフト問題の正しい解決策ではありません。 実際、問題を悪化させることもあります。高い先の 方の煙突が冷えてしまうからです。安全基準を満た す必要がある場合や、ドラフトへのマイナス要因を 回避する場合を除いて、煙突の高さは(最低5m) 必要以上に伸ばさない方が良いでしょう。 ●煙突径 煙突の内側寸法は、ストーブの排気口寸法と一致し なければなりません。煙突が気密性のあるストーブ に接続される場合、大きめの寸法は好ましくありま せん。それどころか、不利になる場合があります。 煙は膨張により熱を失います。 ●煙突のレイアウト 煙は煙突のトップまで上昇する過程で、曲がりがあ るたびに抵抗となり速度が落ちます。理想的な煙突 のレイアウトはストーブから垂直に真直ぐ伸ばす方 法です。 シングル煙突(一重室内煙突)を使用する推奨長さ はフルーカラーから2.4m 以内とします。家の断熱 性能にもよりますが、これより長いと煙が冷却され ドラフトが弱まり、またクレオソートの問題が生じ る可能性があります。 ●単一排気 ストーブにはそれぞれ専用の煙突が必要です。気密 性のあるストーブが他の開放型の暖炉やストーブの 煙突に接続されている場合、煙突のドラフトは気密 性の高いストーブ以外の別の経路から空気を引き 込むため、効果が落ちます。ホースに穴が開いた掃 除機を仮定すると、この状況をよく理解することが できます。場合によっては、煙が逆流するおそれも あります。 ドラフト管理 ※風が吹くと建物のまわりは圧力の差ができます。 煙突はこの風圧帯より上まで立ち上げる必要があります。 以内 cm cm ※ 2.4m 以内の数値は、メーカーの推奨値。 現場によって異なりますので、販売店にお尋ねください。 シングル室内煙突 32 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 ●クレオソート クレオソートは薪(特に湿った薪)がゆっくり燃焼 した時に生じます。クレオソートは煙の濃度が高い、 または排気の速度が遅く、煙が130℃以下に冷や されると、煙突内に蓄積する有機タールです。蓄積 されたクレオソートは揮発性で、一定の温度以上 に加熱されると煙突火災を発生させるおそれがあ ります。 煙突のドラフトを左右する全ての要素は、クレオ ソートの蓄積にも影響します。従って、正しい煙突 レイアウトと燃焼操作で適切なドラフトを促し、ク レオソートの発生を最小限に抑えてください。 ●燃料 最適な方法でストーブが設置されていても、燃料の 質が悪いと効果が出ません。最適な燃料は、12 ~ 18 ヶ月間乾燥させた堅木です。軟木でもかまいま せんが、堅木ほど火持ちが良くありません。 「乾燥させていない」薪は大量の水分を含んでいる ため、熱量は薪に残る水分の除去に使われてしまい ます。結果的に、暖房にまわる熱量が削減され煙 突内部の温度も上がらず、クレオソート発生の原因 となります。 薪の乾燥具合を知るには、水分量がひと目でわか る薪用の含水率計がおすすめです。薪は乾燥するに つれて収縮し、ひび割れが出てきますので、ひびの 入った薪ほど乾燥していることになります。 ●バックパフィング 煙突のドラフトがストーブから燃焼ガスを引き出す より早い速度で、薪が揮発性ガスを発生させた場 合にバックパフィングが生じます。ガスは点火に十 分な濃度と温度になるまで、炉内に待機します。ス トーブがバックパフィングを起こした場合は、火力 調整レバーを開放し空気を送り込んで煙を早く煙道 へ送り、大きな薪の使用を避けてください。炉内の 中の炎は常に鮮やかにゆらめいている状態に保ちま す。煙が多く速度の遅い火は効率が悪く、煙突内に クレオソートを堆積させます。 ●ドラフト試験 ドラフトの不具合において、ドラフトが過剰な場合 の兆候としては、火力調整レバーで制御不可能な燃 焼や、ストーブの一部が赤熱することが挙げられま す。また、弱いドラフトの兆候としては、ストーブ や室内煙突接合部からの煙の漏れ、弱火、ガラス の汚れなどが挙げられます。 煙突ドラフトの簡単な試験方法は、火力調整レバー をしぼり、気流が安定するまで数分待ってから、火 力調整レバーを開け閉めして、火の強弱が調節でき るかどうかを観察する方法です(火力調整レバーを 操作してから、火の状態が変わるまで数分かかるこ ともあります)。火が調節できない場合は、ドラフ トが足りないのかもしれません。火力調整レバーを もうしばらく開放しておき、ドラフトが強くなるま で待ちます。 燃焼状態の記録を取り、それぞれの燃焼状態とス トーブ操作状態を関係付けていくと、お客様の設 置状況に合った燃焼方法が見つかるでしょう。 ●煙突ダンパー 状況(煙突・薪・気候)によって、ドラフトが強すぎ る場合には煙突ダンパーを設置してドラフトを適正 に制御することが可能です。 ドラフトの弱い煙突や気密の高い住宅、ストーブと 同一の部屋に換気扇が設置してある場合など、室 内の気圧がマイナスになる状況では煙突ダンパーの 設置は必要ありません。場合によっては排気が室内 に流出し危険をともなうことがあります。販売店に お問い合わせください。 ドラフト管理 7 ドラフト管理 33 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 ●負圧 最適なドラフトはストーブへの給気量にも関係しま す。煙突は自然に得られる空気だけを引き込むこと ができます。 住宅の気密性が高く、ストーブへの給気が妨げられ る場合や、室内空気を屋外に排出する他の設備(特 にレンジ・フード、衣類乾燥機・機械換気設備のよ うな動力駆動設備)がストーブと空気を取り合う場 合、ドラフトの障害になります。ストーブ以外のそ うした設備の運転中に、ストーブが十分な空気を取 り込めるのであれば問題はありません。近くの窓や ドアを開けないと煙突が十分な空気を取り込めな いのであれば、外気取り入れ口を増設したり、屋外 からダクトをストーブに継ぎ、燃焼空気を直接引き 入れる必要があります。 ●ドラフト管理 ストーブで薪を燃やすということは「機械的な機能」 というより「使用者の技術」です。ストーブと煙突 が適切に設置されていれば、後は技術(操作のタイ ミング)を向上させればストーブのシステム全体の 機能はより高くなります。 システムを構成する要素によってそれぞれ違う、ス トーブの特性にあった適切な技術を得るために、燃 焼状態の記録を取り、それぞれの燃焼状態とストー ブ操作を関連付けていくと、より満足のいく効果を 得ることができるでしょう。 7 ドラフト管理 34 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 点検・お手入れの区分 点検スケジュール 8 点検スケジュール ■ご使用のたびに ■気になったときに ■シーズン中2〜3回程度 注意 ・ 点検・お手入れを行うときは、ストーブを消火し、ストーブと煙突が十分冷えてから行ってください。 ・ 本書に記載されているメンテナンススケジュールは、本書に準じたご使用のもとでのスケジュールとなります。 ご使用の 環境や状態にあわせて行ってください。 周囲の状態 ストーブ、煙突、および給気口の周囲は常に整理、掃除し、燃えやすいものを置かないようにしてください。 汚れ ストーブはいつも清潔に掃除してください。汚れたままのご使用は錆の発生などでストーブの劣化を早 めます。 ほこり ストーブや煙突に付いたほこりや汚れは掃除機で吸い取り、固くしぼった濡れ雑巾などでふき取ってく ださい。 臭気・煙漏れ 燃焼中に臭いがしたり、煙突から煙が漏れていないか確認してください。異常があれば販売店に連絡し てください。 灰 燃焼室内や灰受け皿が灰でいっぱいになる前に、取り出してください。 排気経路 煙の排気経路内がススで閉塞する前に燃焼室内と煙突を点検・掃除してください。 触媒 排気経路の点検にあわせて、触媒に目詰まりや破損がないか確認してください。 給気口のほこり 給気口がほこりで閉塞されないように、ブラシや電気掃除機などで取り除いてください。 遮熱板のほこり ストーブや煙突の遮熱板にほこりがたまった場合は、隙間に入るブラシなどでたまったほこりを取り除 いてください。 ドアガラス ガラスにススなどが付いた場合、お早めに専用のクリーナーで除去していただくことをおすすめします。 特にタール状のものが付着してしまった場合、放っておくと除去に手間がかかります。ガラスに割れが 確認されたときは、ただちに使用を中止し、お買い求めの販売店に連絡してください。 ■シーズン終了後 ■地震、洪水、落雷などの災害が発生したときの点検について ストーブの破損 ストーブに変形、損傷やガタつきが認められる場合は、お買い求めの販売店に連絡してください。 煙突 煙突は掃除の後に、外れ、劣化、および煙漏れのないことを確認してください。発見されたら、お買い 求めの販売店に連絡してください。 ファイバーロープ 弾力性がなくなり、ほつれ等の劣化が見られるファイバーロープは新しいものと交換してください。 フロントドアの調整 ロックが緩く(またはきつく)なった場合は、フロントドアの調整をしてください。 灰受けドアの調整 ロックが緩く(またはきつく)なった場合は、ドアの調整をしてください。 バイパスダンパーの調整 ロックが緩く(またはきつく)なった場合は、バイパスダンパーの調整をしてください。 灰・ススの除去 ストーブ内の灰やススは、残しておくと湿気が溜まり錆の原因になりますので、全て取り除いてください。 塗装・ホウロウ ストーブの塗装がはがれたり、ホウロウが欠けている場合は、錆の発生を防ぐため専用の補修スプレー や補修液を使って、表面を保護してください。 地震、水害、落雷などの天災地変にあった場合はそのまま使用せず、必ずお買い求めになった販売店、または専門業者に点 検をご依頼ください。隠れた不具合に気づかず使用し続けると、火災の原因になります。 35 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 点検スケジュール 8 ■定期点検の案内 項目 内容 給排気経路の点検・掃除 給気ダクト、燃焼室内、および煙突の接続部や支持部、閉塞、劣化の点検と掃除。 機能部品の点検・交換 ENCORE パーツリスト図番【 Y22、Y 25、 Y57~65、Y79 】    別紙「パーツリスト」 DEFIANT パーツリスト図番【 T2、T3、T7 ~10、T19、T25、T26、T28、T38、T48 】 別紙「パーツリスト」 消耗部品の点検・交換 各接続部のファイバーロープ。触媒。 装置のはたらき 可動部の調整、および操作部品の点検・交換。 防火設備 炉台、炉壁、周囲可燃物の点検。 定期点検 ストーブと煙突をより良い状態で、快適かつ安全にお使いいただくために、ファイヤーサイドでは購入後、5 年を経過し たお客様に「あんしん点検」をご依頼いただきますようお願いしています。お買い求めの販売店、または当社にお問い合 わせください。 別紙「あんしん点検のご案内」 煙突火災を起こした 煙突掃除で灰やススの他に、金属片や断熱材が混入 ドアやダンパーが閉まらない ストーブや煙突の内部に歪みや破損が認められた 火力調節ができない ストーブや煙突が赤熱した 煙突が外れている、または強い異臭がする 煙突やストーブがガタつく ■本製品のパーツの保有期間は、製造打切り後10 年です。 ※次の症状が認められた場合は、すぐにお買い求めの販売店まで点検をご依頼ください。 ・・・・・・・・ お客様ご自身で行われる日々のメンテナンスのほか、定期的(5 年に1 回程度)に専門業者の点検・整備を受けてくだ さい(有料)。点検を受けずに長期間使用し続けると、経年劣化等により、故障や事故の原因になります。 定期点検の実施 36 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 メンテナンス 9 メンテナンス 「ストーブ表面の補修」 (クラシックブラック) 動画で Check! 灰受けドア八ンドルを右に回し、灰受けドアを 静かに開きます。 付属の灰受けカバーを図 のようにスライドさせ、 灰受け皿にセットします。 灰受けカバーがしっか りとセットされていることを確認し、灰をこぼ さないように灰受け皿ごと上に持ち上げます。 注意 この際、灰受け皿は前方に傾けないでくださ い。灰受け皿が灰受けカバーから外れる場合があります。 灰の掃除 ストーブから取り出した灰を紙袋やビニール袋など可 燃性のものに絶対に入れないでください。火災の原因 になります。 燃焼室や灰受け皿を灰でいっぱいにしないでくださ い。空気吹き出し口がふさがれて燃焼が不完全になる 他、薪やおきが外にこぼれたりドアが閉らなくなり、 焚きすぎによる破損の原因になります。 灰を可燃性の容器に入れない 灰をためすぎない 注意 危険ですから燃焼中は灰の処理を行わない でください。灰受けドアも開けないでください。ストー ブが完全に冷えた状態で行ってください。 取り出した灰は火災のおそれがないように、密閉で きる金属製の容器に移します。その際、周りの可燃 物から遠ざけて、厚み5cm 以上の金属以外の不燃 材の上に置き、72 時間以上経過させ、灰の中に火 の気がないことを確かめてから処分してください。 ●灰の処分について 薪ストーブ本体のお手入れ ・ワイヤーブラシ     ・ウェス(布) ・耐熱塗料、またはストーブポリッシュ 必要工具等 本書に記載されているメンテナンス以外の分解、お よび改造はしないでください。火災や破損の原因に なります。 分解・改造使用の禁止 注意 お手入れを行うときは、ストーブを消火し、 ストーブと煙突が十分冷えてから行ってください。また、 安全のため、ゴーグルやマスク、グローブ等の安全衛 生保護具を着用してください。 部分塗装の場合、周囲の色と違いが出る場 合がありますので、目立たない部分で試し塗りすること をおすすめします。また、ドア部分にスプレーする場合 はドアを取り外すなど、ガラス表面に塗料が付着しない ようにご注意ください。その際、周囲に塗料が飛び散ら ないようにダンボール等を敷いてい行います。 ポイント 定期的な灰の除去は、ストーブの耐久性にとっても 重要な作業です。灰受け皿の縁まで溜まる前に以下 の手順に従って処理してください。また、数日ごと にグレートの灰をスコップや灰かき棒でかき落とし、 ストーブ内部の灰を取り除きます。 日常のお手入れ 本体全体のほこりや汚れを乾いた布、もしくは水に 浸した後、きつく絞った布を使って、表面の汚れを落 としてください。 塗装が剥がれた場合のお手入れ、もしくは劣化した 塗装の上から専用補修磨き剤(ストーブポリッシュ) をご利用ください。 本体の塗装が剥がれる/ 錆が発生した場合 ●クラシックブラックのお手入れ方法 塗装の劣化が見られる場合 ワイヤーブラシで錆や古い塗装を落とし、次に 乾いた布で、本体全体のほこりや汚れを落とし ます。湿らせた布を使う場合には、ストーブ表 面に水分が残らないように注意してください。 専用の「耐熱塗料」(スプレー)で劣化部分、 または本体全体を塗装してください。新しいス プレーで塗装する場合、周囲の色と違いが出る 場合がありますので、目立たない部分で試し塗 りすることをおすすめします。スプレー作業中 は十分な換気を行ってください。 37 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 「ホウロウの補修」 「ドアガラスの掃除」 ドアガラスのお手入れ ・細毛ワイヤーブラシ、またはスチールウール ・ウェス(布) ・ガラスクリーナー ・ホウロウ補修パテ ・ホウロウ補修液    ・サンドペーパー 必要工具等 必要工具等 ・ウェス(布)     ・ティッシュペーパー ・ガラスクリーナー 必要工具等 注意 研磨剤を使用した場合、表面を傷つけるお それがあります。 ダッチオーブンに代表される鉄鋳物調理器 具にシーズニングをする要領で、ストーブに火を入れる 前にトップドア(クッキンググリドル)の表面に植物性 オイルを薄く塗り、その後通常の使用温度で使用すれ ば、炭化被膜に覆われ錆びにくくなります。 ※油が炭化するまで煙が出ますので、室内の換気を十 分行ってください。 メンテナンス 9 ホウロウが剥がれてしまった場合 錆や汚れを取り除いた後、別売りの専用「ホウロウ 補修パテ」を使用します。乾いたら細かいサンドペー パーで表面をならし、付属の 「ホウロウ補修液」を 塗って仕上げます。 ●ホウロウ仕上げのお手入れ方法 ●トップドアのお手入れ 柔らかな乾いた布で、本体全体のほこりや汚れを落 とします。落ちにくい汚れは、専用の「ガラスクリー ナー」を使用します。 錆が発生したトップドア(クッキンググリドル)は、 細毛ワイヤーブラシかスチールウールで磨いてくだ さい。 別売りの専用「ガラスクリーナー」を布に付けて 汚れをよくふき取り、自然に乾かしてください。 38 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 9 ドアガラスの交換 メンテナンス 9 メンテナンス 必ずバーモントキャスティングス純正耐熱 セラミックガラスをお使いください。その他の代用品 は決して使わないでください。アンコールのドアガラス は、左右の入れ替えができません。 注意 外したドアは、表側が下になるようにし、表 面にキズがつかないように毛布やダンボール等の上に置 きます。ホウロウ色のドアには特に注意が必要です。ド アの納まる上下部分にも十分注意してください。 注意 クリップを取り付ける際、ビスを強く締めすぎ るとガラスが破損するおそれがあります。 注意 割れたガラスが飛散しな いように、裏からガムテー プなどで割れ目をつない でください。 ガラスに注意をしながら、ガラスをおさえてい るクリップを外します。(ビス4本) 破損したガラスを丁寧に外します。 新しいガラスがファイバーロープに均一に当た るようにします。クリップでガラスをおさえ、 元のように取り付けます。 と逆の要領で、フロントドアを本体に取り付 けます。 ドア下部のヒンジピンが穴から外されるまでド アを持ち上げ(①)、次にドアの底を若干外側に 傾け(②)、ドアを下に引き、上のヒンジピンを 外します(③)。 ① ③ ② ガラスクリップ ガラス ガラスとドアの間にはファイバーロープが付 いています。ファイバーロープはガラスとドアの間がきっ ちり密閉できるように、柔らかくて弾力性がなければな りません。ファイバーロープが硬くなっている場合やほ つれ等の劣化が見られる場合には交換が必要です。 39 ページ ポイント ドアガラスが破損した場合は、速やかに交換してく ださい。 ・交換用ガラス アンコール(左側) アンコール(右側) デファイアント(左右共通) ドアガラス用ファイバーロープ ・プラスドライバー    ・ガムテープ等 ・毛布、ダンボール等 必要部材 必要工具等 品番:30005300 品番:30005299 品番:30005247 品番:81219 ………………… ………………… ……… … 39 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 ファイバーロープの交換 メンテナンス 9 薪ストーブの気密性を保つため、フロントドアやトッ プドア(クッキンググリドル)、灰受けドア、ダンパー 周りなどの周囲にはファイバーロープが使われてい ます。次のいずれかに該当する場合は、手順に従い 新しいファイバーロープと交換してください。 そのままお使いになると、過剰に燃焼空気が入り火 力コントロールができなくなります。過燃焼となり 炉の中のパーツが歪んだりストーブの劣化を招くば かりでなく大変危険です。 ●上記以外のファイバーロープは非可動部分どうしに使用さ れています。消耗度合いは異なりますので、パーツ取外し 時以外は基本的に交換は不要です。 ●フロント・灰受けドア部分は「シリコンシーラント」で接着 されていますが「耐火セメント」を使用することもできます。 他の部分には「シリコンシーラント」は使用できません。 ① 劣化や破損 弾力がなく、触るとボロボロとほつれる、または 途中で切れている場合。 ② 密閉されていない ファイバーロープは使用に伴い硬くなり、徐々に 収縮していきます。気密テストを行い、各ドアや ダンパー周りに隙間が認められる場合は交換が必 要です。 ●交換が必要な症状 弾力があるが、途中で剥がれてしまったファイバーロープ は、耐火セメントや補修専用の接着剤(サーミックシール など)で再度貼り付けてください。 備考 紙を長方形にカットし、ドアと本体の間に挟みこんで ドアを閉めます。 ゆっくりと紙を引き出して、抵抗を感じずスルスルと 抜けてしまうようであれば密閉がされていません。 同じテストをドア周囲の数箇所で行ってください。 ● 気密テストの方法 ドア部分 ・アンコール   :左φ7.94㎜(R721)長さ115㎝ 右φ7.94㎜(R721)長さ90㎝ ・デファイアント :左φ11.1㎜(7000910)長さ122㎝ 右φ11.1㎜(7000910)長さ92㎝ ・アンコール: φ7.94㎜(R721)長さ115㎝ ・デファイアント: φ 9.5㎜ (R722)長さ137㎝ ドアガラス用ファイバーロープ 左裏側 左表側 右裏側 可動部 ・アンコール  :φ7. 94㎜(R516GG)長さ117㎝ ・デファイアント:φ7. 94㎜(R516GG)長さ132㎝ ・アンコール: φ7. 94㎜(R721)長さ110㎝ ・デファイアント: φ7. 94㎜(R721)長さ108㎝ ・アンコール: 左φ 4.76㎜(81219)長さ92㎝ 右φ 4.76㎜(81219)長さ97㎝ ・デファイアント: 左右φ 4.76㎜(81219) 長さ107㎝ (ドアガラスの交換方法   38 ページ) (交換方法   41 ページ) ガラス部分 トップドア(クッキンググリドル)部分 ダンパー周り 灰受けドア部分 非可動部 (交換方法   40 ページ) 40 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 メンテナンス 9 メンテナンス ●ドア部分の交換方法 ドアを外し、作業のしやすい所に置きます。 劣化したファイバーロープの端をつかんで、強く 引っ張り外します。(図1) ワイヤーブラシやドライバーの先端を使って、 残ったシリコンリーラントやファイバーロープの 破片を溝から取り除きます。(図2) 適切なサイズ(太さ)で規定の長さより5cm 程 長めのファイバーロープを用意し、溝に約3mm 厚でシリコンシーラントを注入します。(図3) ファイバーロープを溝の一方から押込んでいき ます。(図4) 溝の終了部分のファイバーロープにマスキング テープを巻き、余分をカットして長さの調整を 行います。(図5) 注意 外したドアは表側が下になるようにし、表 面にキズがつかないように毛布やダンボール等の上に置 きます。ホウロウ色のドアには特に注意が必要です。 注意 ホウロウ色の場合、ホウロウ部分の破損に 注意して作業してください。 ポイント 使い始めやファイバーロープを交換した後、新 しいファイバーロープがなじむまで、フロントドアや灰受け ドアの各ハンドル、バイパスダンパーの調整を42 ~44 ページに従って行います。しばらくしてハンドルの当たりが ゆるんできたら、再度調整を行います。なじむまで数回調 整が必要です。 注意 弾力を持たせるため、ファイバーロープは強く 伸ばさないようにしてください。 ファイバーロープの交換 ドアを閉めて、該当する接触部分をファイバー ロープにしっかりと密着させます。 ドアを再び開け、溝の周辺からはみ出したシ リコンシーラントをマイナスドライバーの先で 取り除き、ドアを閉め24 時間以上常温で乾 燥させます。 動画で Check! 「ファイバーロープの交換」 (トップドア) ・ゴーグル  ・マスク  ・ハンマー ・タガネ、またはマイナスドライバー ・マスキングテープ ・ワイヤーブラシ  ・布 ・カッター、またはハサミ  ・毛布、ダンボール等 必要工具 ・シリコンシーラント(R76A)、または耐火セメン トガスケット用(R77E) ・ファイバーロープ 必要部材 41 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 フルーカラー用 ファイバーロープ ダンパーフレーム部の ファイバーロープ フルーカラー ヒートシールド リアヒート シールド 六角ボルト プラススクリュービス ●バイパスダンパー部分の交換方法 バイパスダンパー部のファイバーロープは、フロン トドアを開け、バイパスダンパーが開いた状態に し、ダンパーフレーム周囲の裏側についているファ イバーロープを手で触り、点検します。 両側面上下4本のプラススクリュービスを外 し、背面中央部にある2 本の六角ボルトをゆ るめ、上に少しスライドさせてリアヒートシー ルドを外します。フルーカラーヒートシールド は、リアヒートシールドに取り付けたまま外し ます(図1)。 左右2箇所のボルト・ナットを外し、本体に付 いている鋳物製のフルーカラー(煙突接続部) を取り外し(図2)、この開口部からバイパスダ ンパー周りのファイバーロープの交換を耐火セ メントを用いて行います。この時フルーカラー の付く本体の開口周りのファイバーロープも交 換します(図3)。 リアヒートシールドの内側にほこりがたまって いる場合にはきれいに清掃してください。 逆の順で、フルーカラー、リアヒートシールド を取り付け、煙突を接続します。 (図1) (図2) (図3) バイパスダンパー部のファイバーロープを交 換する際は、煙突を本体から外す必要があります。外し 方はお買い求めの販売店へご相談ください。 注意 内側のナットを落下させないように注意して ください。作業が困難な場合は、販売店にご依頼ください。 注意 ススなどで汚れる場合がありますので、手袋 や新聞紙等を使用してください。 注意 メンテナンス 9 ・ゴーグル   ・マスク   ・ワイヤーブラシ ・マスキングテープ ・布  ・ハサミ ・マイナスドライバー ・新聞紙等 必要工具 ・耐火セメントガスケット用(R77E) ・ファイバーロープ 必要部材 42 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 定期的に(シーズン前点検等の際には必ず)密閉度 テストを行います。密閉度が不十分であればドアの 調整が必要になります。 39 ページ「気密テストの方法」 フロントドアの調整 密閉度テスト フロントドアの調整方法 ・コンビネーションレンチ9/16(14㎜) ・本体付属六角棒レンチ(小) 必要工具 平ワッシャー c ローラー ショルダースクリュー ロックナット ラッチ d シャフト f セットスクリュー (図5) ファイバーロープに弾力性がなく、硬くなっ ている場合やほつれ等の劣化が見られる場合は、ファイ バーロープの交換が必要です。そのままお使いになると、 過剰に燃焼空気が入り火力コントロールができなくなり ます。過燃焼となり炉の中のパーツが歪んだりストーブ の劣化を招くばかりでなく大変危険です。必ず実行して ください。 注意 ドアロックの構造は(図4)のとおりです。 セットスクリュー●を本体付属の六角棒レンチ (小)でゆるめます。 b きつくしたい場合 (図5) ロックナット●を9/16 インチ(14mm)の レンチで時計回りに締め付けます。途中、扉を 閉めて状態を確認しながら調節してください。 締めすぎると固くなりハンドルが回りにくくな りますのでご注意ください (スプリングワッ シャーのバネが効いている状態にしてくださ い)。平ワッシャー●を外してロックナット● 側に移動させることによってさらにきつく調節 ができます。 aca スプリングワッシャー ● (ドアの外側、ハンドルとの 間に入ります) (図4) シャフト● fe 調節が終わったらセットスクリューを締め付け た後、ロックナットを締め付けます。 ドアの密封度テスト(39 ページ)に応じて調 節を行ってください。不十分であれば再度調整 をしてください。 メンテナンス 9 メンテナンス ゆるくしたい場合 (図5) ロックナット●を9/16 インチ(14mm)の レンチで反時計回りに回してください。途中、 扉を閉めて状態を確認しながら調節してくださ い。ゆるめ過ぎるとハンドルにガタツキが発 生しますのでご注意ください(スプリングワッ シャーのバネが効いている状態にしてくださ い)。シャフト●がロックナット●から出てい る位置までで、それ以上はゆるめないでくださ い。平ワッシャー●がロックナット側に位置し ている場合、外してドア側に移動させることに よってさらにゆるく調節できます。 acfa 43 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 ・コンビネーションレンチ9/16(14㎜) ・本体付属六角棒レンチ(小) 必要工具 調節が終わったらセットスクリューを締め付け た後、ロックナットを締め付けます。 ドアの密封度テストに応じて調節を行ってくだ さい。不十分であれば再度調整をしてください。 灰受けドアの調整 灰受けドアロックの構造は図6のとおりです。 セットスクリュー●を本体付属の六角棒レンチ (小)でゆるめます。 きつくしたい場合 (図7) ロックナット●を9/16 インチ(14mm) のレンチで時計回りに締め付けます。途中、 扉を閉めて状態を確認しながら調節してくだ さい。締めすぎると固くなりハンドルが回り にくくなりますのでご注意ください(スプリ ングワッシャーのバネが効いている状態にし てください)。平ワッシャー●を外してロック ナット●側に移動させることによってさらに きつく調節ができます。 ゆるくしたい場合 (図7) ロックナット●を9/16 インチ(14mm) のレンチで反時計回りに回してください。途 中、扉を閉めて状態を確認しながら調節して ください。ゆるめ過ぎるとハンドルにガタツ キが発生しますのでご注意ください(スプリ ングワッシャーのバネが効いている状態にし てください)。シャフト●がロックナット●か ら出ている位置までで、それ以上はゆるめな いでください。平ワッシャー●がロックナッ ト側に位置している場合、外してドア側に移 動させることによってさらにゆるく調節でき ます。 灰受け皿を取り外した状態で作業を行ってく ださい。 注意 セットスクリュー 平ワッシャー cb スプリング ワッシャー e ラッチ ヒンジ側 → ロックナット f シャフト d (図7) (図6) スプリングワッシャー ● (ドアの内側、ドアと平ワッ シャーの間に入ります) e シャフト● f ラッチ● dbaaaccメンテナンス 9 fa 44 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 バイパスダンパーの調整 アンダイアンの点検 アンダイアンは燃焼中の薪が手前にこぼれ落ちる のを防ぐ重要な部品です。熱により変形劣化してい る場合には新しい物に交換してください。 アンダイアンは差し込まれているだけですので、上 に引き上げると外すことができます。きつい場合に は、内側の六角ボルトをゆるめておいてください。 定期的に(シーズン前点検等の際には必ず)、密閉 度テストを行います。 紙をバイパスダンパーに挟んだ状態でバイパスダン パーを閉めます。紙を引っ張り楽に取れるようであ れば、バイパスダンパーの密閉度が不十分です。 バイパスダンパー周囲全体に渡って行います。密閉 度が不十分であれば、ファイバーロープに加圧する ために、以下の要領でダンパーロッドとバイパスダ ンパーの当たりを調整します。 トップドア(クッキンググリドル)を垂直近くま で開け、そのまま上に持ち上げ取り外します。 この開口部から作業を行います。 バイパスダンパー 中央にあるロッ クナットをコンビ ネーションレンチ でゆるめます。 圧縮ネジを六角棒 レンチ(小)で回 転させます。時計 方向に回すときつ くなります。 ロックナットを締め直し、バイパスダンパーの 閉まり具合、ダンパーランプとダンパーロッド の当たり具合をテストします。 ・コンビネーションレンチ7/16(11㎜) ・本体付属六角棒レンチ(小) 必要工具 圧縮ネジ、ロックナットが錆等により固着し ていることがあります。浸透性のある潤滑剤をあらかじ めスプレーしてから注意して回してください。調整する ときに耐熱グリスをネジ部に塗布しておくと次回のメン テナンスが簡便になります。 ポイント しばらく使用しているとファイバーロープが 圧縮され、多少閉まり具合がゆるくなってきますので、 その際にはしっかり閉まるよう再調整してください。 注意 密閉度テスト メンテナンス 9 メンテナンス バイパスダンパー ダンパーロッド ダンパーランプ アンダイアン 六角ボルト トップドア バイパスダンパー 45 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 インナーパネル中央部の出っ張りを持って手前 に引き取り外します。 触媒(キャタリティックコンバスター)を静か に取り出します。 取り出した触媒(キャタリティックコンバスタ ー)の外観をチェックし、欠落、灰の蓄積、ス スや他の異物の付着があるか確認します。正 常な触媒はハニカムの崩れがなく、明灰色です。 灰やスス、他の異物の付着を確認するには光 にかざしてみます。ハニカム内部にクレオソー トや燃えかすが溜まっていると光の通りが悪く なります。 灰とススの付着がある場合は、軽く息を吹き かけるか毛先の柔らかいハケ等で払い落として ください。破損などの症状が認められた場合 は、お買い求めの販売店へご相談ください。 ガス燃焼室の点検掃除 シーズン前点検の際や、煙突から出る煙の量が増 えた、煙突がすぐつまる、バイパスダンパーを閉め ると火が消えてしまう等の症状が出たときは、ガス 燃焼室を点検します。 ファイヤーバックの空気吹き出し口が灰等によって つまると燃焼が効率よく行われません。お使いにな る前に空気吹き出し口を掃除してください。 アンダイアンを上に持ち上げ外します。 44 ページ 空気吹き出し口にたまった灰等の除去をして、 穴を貫通させてください。 燃焼室内の正面にあるアクセスパネルを外しま す。下部を少し上に持ち上げながら手前に引き、 戸を外す要領で取り出します。 ・ブラシ、または細い棒、綿棒など  ・ハケ ・懐中電灯    ・点検鏡    ・掃除機 必要工具 ガス燃焼室の材質は衝撃に弱いので、ていね いに扱い、カケや破損にご注意ください。 注意 ❶ アクセスパネル インナーパネル 触媒 (キャタリティックコンバスター) ファイヤーバック 空気吹き出し口 ❷ 触媒(キャタリティックコンバスター)の掃除 にエアーコンプレッサー等の圧縮空気式のものは使わな いでください。表面のコーティングが剥がれ機能が低下し ます。 注意 メンテナンス 9 46 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 触媒の機能低下の症状は、煙突から出る煙 の状態が目安になります。効率よく機能しているときに は、煙が無色で透明に近い状態ですが、低下してくると 灰色になります。(   28 ページ) 判断しかねるときには、お買い求めの販売店にご相談く ださい。 ポイント 点検鏡 触媒(キャタリティックコンバスター)が外さ れている状態でガス燃焼室の点検、清掃を行 います。ハケと掃除機で内部の灰やススを取り 除きます。きれいになったら、懐中電灯と点検 鏡を使って内部に亀裂や劣化、欠け、穴あきが ないかチェックします。ガス燃焼室の背面 (バ ックインシュレーションボード)とパッキンは 柔らかい素材です。掃除機等で破損させない ようにご注意ください。 劣化破損などの症状が認められた場合は、お 買い求めの販売店へご相談ください。そのま まにしてお使いになると燃焼が悪化してクリー ンな排気が得られません。 気になる劣化破損がない場合は、触媒(キャタ リティックコンバスター)、インナーパネル、ア クセスパネルをそれぞれもとの位置に取り付 け、アンダイアンも取り付けます。 給気アダプターの掃除 ストーブが壁に接近していて作業が困難な場 合にはストーブ販売店へご相談ください。 注意 給気フィルター(オプション)の掃除 掃除機やブラシ等でほこりを除去してください。給 気フィルターは脱着式ですので、必要に応じてフィ ルターを取り外してほこりを取り除いてください。 終了後はもとに戻してください。 給気ボックスカラーを止めている蝶ネジ2本を 外し取り外します。 中に溜まっているほこりを掃除機で掃除してく ださい。奥の一次空気バルブ付近も念入りに 行ってください。終了後はもとに戻します。 ※配管接続されている場合は必要ありません。 オプションの「給気フィルター」を付けることにより掃除 が容易になります。 メンテナンス 9 メンテナンス 合わせた名称が「給気アダプターです」 給気ボックス 給気ボックスカラー (一次/二次空気取入れ口) 給気フィルター 給気ボックス ガス燃焼室の点検掃除 47 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 自在煙突 点検口 スライド アジャスター 90°エルボー 90°T ロッキングプラグ 点検・掃除のために外した点検口や煙突は、 作業終了後にもとに戻し、フタや煙突が確実に固定されて いるか必ず確認してください。 注意 メンテナンス 9 煙突の点検と掃除 ●煙突点検の必要性 ストーブの燃焼により、煙に含まれるススやクレオソー トなどの物質が煙突内部に蓄積すると、煙突がつまって 室内に煙が漏れるおそれがあるほか、燃えやすいクレオ ソートにより、煙突火災が発生するおそれがあります。 煙突内部の堆積物量は使用頻度や使用状況によって異な りますが、シーズンを終えてから、次のシーズンまでの 間に必ず点検を行い、煙突内部に3mm 以上のススの 堆積が確認された場合、煙突内部の掃除を行ってくださ い。 32 ページ「クレオソート」 ●点検の重点部位 ススやクレオソートは燃焼炉内から煙突頂部の排気経路 全てにおいて堆積する可能性があります。特に、シング ル煙突(一重室内煙突)の内側、または煙突トップとそ の付近の煙突内部の冷却されやすい場所、横引き部分や 煙突ダンパーを備えている場合はその部分など、排気の 抵抗のある部分は注意して点検してください。 ●安全の確保 煙突掃除は設置の状況により、はしごを利用して屋根に 登らなければならない場合もありますが、安全具の着用 など、身の安全に十分配慮して行ってください。また、 煙突の点検を行う前は、お買い求めの販売店のアドバイ スを得ることが重要です。ご自身で行えない場合は、必 ずお買い求めの販売店へご相談ください。 ●掃除道具 煙突内部の掃除には、設置されている煙突の直径と長さ に応じて、ブラシとロッドが必要です。お買い求めの販 売店へご確認いただき、煙突掃除道具をご購入ください。 ●点検口 一般的には煙突頂部の雨仕舞部材を外して、上から煙突 内部を覗き込み点検・掃除を行う方法と、図のように点 検口を備えた煙突(90°T 型、点検口付直筒、または エルボー)や接続部を外すことができる煙突(自在煙突、 スライドアジャスター)を利用して煙突内部を点検・掃 除する方法があります。お客様により設置状況が異なり ますのでお買い求めの販売店へご確認ください。 ●掃除方法 点検口、もしくは煙突を外したところに、煙突掃除用 袋などのスス受を設けてブラシを煙突内部に挿入して いきます。エルボーの部分はブラシが挿入しにくい場 合がありますが、専用のスプリングを使用すると楽に 挿入できます。決して勢いを付けるなど無理に挿入し ないようにしてください。振動で煙突が外れてけがを するおそれがあります。煙突の全長とロッドの長さを 確認しながら、ブラシを最後まで挿入してください。 堆積物の質と量に応じて一往復、もしくは2~3回繰 り返してください。掃除後に煙突内部を確認して、堆 積物が除去されていれば終了です。 ●煙突点検・掃除に付随する点検内容 ・本体と煙突の接続部、および煙突どうしの接続部に 緩みやガタつきがないか。 ・屋外給気筒(口)開口部付近の整理整頓、およびホ コリ除去。 ・カーテン、家具など可燃物の近接確認。 ・除去された堆積物にクレオソートが含まれる場合、 薪の含水率を確認。 ●次の場合は一時ご使用をおやめになり お買い求めの販売店へご相談ください ・除去された堆積物に、煙突が腐食したと思われる金 属片が確認された場合。 ・煙突内部に変形、もしくは劣化が認められた場合。 ・地震、水害、落雷等の天災地変が起こった場合。 ・ 煙突の接続部、もしくは隠蔽部から煙が漏れる場合。 48 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 トラブルシュート 10 トラブルシュート(問題解決のヒント) 薪ストーブのトラブルには一つの現象において複合的に要因が存在する場合があります。要因のひとつひとつ を追及し対処することが問題解決のカギとなります。 この章をお読みになり、表にない場合、あるいはご自身で問題が解決されない場合や故障と思われるときは、 お買い求めの販売店へご相談ください。 処置 薪が湿っている ●●●●●●● 含水率が20%以下まで乾燥した薪を使用してくださ い。市販の含水率計を使うことで簡単に薪の乾燥状態 を知ることができます。乾燥期間を1 年以上かけても 乾燥しない場合は、保管方法や保管場所を確認し改善 してください。水分含有量が多すぎると、熱はその水 分を蒸発させるために奪われ、連鎖的な燃焼にブレー キをかけます。 20 ページ「薪について」 薪が 乾燥しすぎている ●● 乾燥に適した場所で長期間保管した薪は含水率が15% 以下まで乾燥してしまう場合があります。含水率が 20%前後の薪と併用するか、薪と薪の間の隙間を少な くして燃やしてください。 スギ、ヒノキ、マツ などの軟木を 使用している ●●● 針葉樹の多くは広葉樹と比較すると密度が低く軽いた め、短時間当たりの熱量は大きくなります。針葉樹を 使用する場合は急激な温度上昇を回避するためにでき るだけ太い薪を使用してください。また、針葉樹の多 くはヤニ成分を含んでおり、十分に乾燥がされていな いと、タールやクレオソートを発生させる原因となり ます。 薪の投入量が多い ●● 薪の投入量はアンダイアンより上にならないようにし てください。 薪が細かすぎる ● 長時間の燃焼に必要な直径約10cm 以上の薪をご用意 ください。 塩や化学物質が 含まれた材木を 使用している ●● 合板、塗装、または防腐処理がされた木材、海水に浸 された薪は有害物質を発生させ、ストーブや煙突を破 損させますのでご使用をおやめください。 焚きつけが少ない ●● スタートや薪の追加時には、太い薪に火が移るために 必要となる十分な量の焚きつけを使用してください。 おき火が足りない ●● 燃焼が連鎖できる十分なおき床の量が必要です。追加 された薪はこのおき火からの熱を受け、燃焼が連鎖し ていきます。 薪と薪の間に 通気がない ●● 薪と薪の間には空気が通うように隙間を設けて積み上 げてください。特におき火のないスタート時は、焚き 付けと薪の間に十分な空間を設けてください。 燃えない(スタート時)燃えない(温度が上がらない)燃えすぎる(温度が上がりすぎる)煙が逆流するバックパフィングガラスがくもる炉内に錆が出る灰色や茶色の煙が出るタールが発生するドアが閉まらない灰受けドアが閉まらない火力調整レバーが開閉しないバイパスダンパーが開閉しない燃料 現象 原因 49 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 10 トラブルシュート 処置 バイパスダンパーを 閉じるのが 遅すぎる ● バイパスダンパーを閉めるタイミングは、薪の表面に 十分炎がまわり、かつ、トップドアの中央に置かれた 温度計が230 ~280℃まで上昇してから行ってくだ さい。バイパスダンパーを閉める適切な温度域を越え て使用し続けると、過燃焼によりストーブや煙突の破 損の原因となります。早すぎると炉内がくすぶり、煙 が室内に漏れる原因になります。 バイパスダンパーを 閉じるのが 早すぎる ●●●●● バイパスダンパーを 開かずドアを開けた ● ストーブの各ドアを開ける際は必ずバイパスダンパー が開いていることを確認してください。 火力調整レバーを 開けすぎている ● 炉内の炎は必ず天板にあたる、もしくは向かうように 火力調整レバーを調整してください。 火力調整レバーを 閉めすぎている ●●●●●● スタート時は燃焼が安定するまで火力調整レバーを全 開にしてください。運転中は炉内がくすぶる、または バックパフィングを起こすまで火力調整レバーを閉め ないでください。炉内は常に炎が揺らいでいる状態で 運転してください。 ファイバーロ一プが 消耗している ●●●● 弾力性を失ったものやほつれがあるものは新しいファ イバーロープに交換してください。 39 ~41 ページ「ファイバーロープの交換」 ドアやダンパーロッ クの緩み (ドアに隙間がある) ●●●● ロックの調整をしてください。 42 ページ「フロントドアの調整」 43 ページ「灰受けドアの調整」 44 ページ「バイパスダンパーの調整」 ファイバーロープを交換してドアの調整をしても緩み が改善されない場合は金属部品が消耗している可能性 があります。お買い求めのお販売店へご連絡ください。 ファイバーロープの 交換 ●●● ファイバーロープを新しく交換した場合はドアやダン パーのロックを調整してください。 42 ページ「フロントドアの調整」 43 ページ「灰受けドアの調整」 44 ページ「バイパスダンパーの調整」 灰をためすぎている ● 灰受け皿からこぼれる前に灰を取り出してください。 36 ページ「灰の掃除」 ケーブル、または サーモスタットの 破損 ●●● 火力調整レバーと空気弁が連動しない場合は内部で消 耗、もしくは破損している可能性があります。お買い 求めの販売店へご連絡ください。 ガス燃焼室(触媒) がススなどで閉塞し ている ●●●● 触媒の表面にススが付着している、またはガス燃焼室 内の排気経路が閉塞している可能性があります。 45、46 ページ「ガス燃焼室の点検掃除」 給気の不足、ホコリ が詰まっている ●●● 給気ボックス内部、またはオプションの給気フィルター を掃除してください。 P46 ページ「給気アダプターの掃除」「給気フィ ルターの掃除」 燃えない(スタート時)燃えない(温度が上がらない)燃えすぎる(温度が上がりすぎる)煙が逆流するバックパフィングガラスがくもる炉内に錆が出る灰色や茶色の煙が出るタールが発生するドアが閉まらない灰受けドアが閉まらない火力調整レバーが開閉しないバイパスダンパーが開閉しないストーブ 現象 原因 50 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 トラブルシュート(問題解決のヒント) トラブルシュート 10 処置 燃焼中にドアが 開いている ● 燃焼中は各ドアを開けて使用しないでください。 触媒の破損 ● 触媒が破損している場合は、煙に含まれる未燃焼ガス を再燃焼することができません。新しいものと交換し てください。 煙突がススなどで 閉塞している ●●●●●● 排気の妨げにならないよう煙突内部のススが3mm 以 上堆積している場合は煙突掃除で除去してください。 突然燃焼異常が生じた場合は、煙突頂部に鳥の巣や飛 来したゴミにより閉塞した可能性があります。 47 ページ「煙突の点検と掃除」 また、煙突から落ちてきたススが、ダンパーの裏に堆 積し、うまく開閉しない場合があります。ストーブと 煙突の接続部を取り外し、口元から堆積物を取り除い てください。 給気筒もしくは 給気口がゴミなどで 閉塞している ●●●●●● 屋外の給気フードに飛来したゴミにより閉塞している、 もしくは室内のホコリが給気口に溜まっている場合は 除去してください。 ドラフトが強い ● 常にドラフトが強い場合は煙突ダンパーの装着により 解決される場合があります。お買い求めの販売店へご 連絡ください。 曲がりが多い、 あるいは横引きが 長い ●●●●● 曲がりや横引きにより排気抵抗が大きい可能性があり ます。お買い求めの販売店へご連絡ください。 煙突が短い (5 m未満) ●●●●● 煙突は最低5 メートル(海抜ゼロ地点)必要です。お 買い求めの販売店へご連絡ください。 煙突ダンパーが 閉じている ●●●●● 煙突ダンパーを開けてください。 (煙突ダンパー付きのみ) 部屋の気密が高い ●●●●● エネルギー効率を配慮した高気密住宅では、屋内空気 の循環が制限されているので、室内から十分な燃焼空 気を得にくい場合があります。燃焼中にストーブに 近い窓を少し開けておくか、外気の導入により屋外か ら直接燃焼空気を取り込むための経路が必要となりま す。お買い求めの販売店へご連絡ください。 換気扇を 使用している ●●●●● ストーブを据え付けている部屋(空間)の換気扇を止 めてください。 屋外障害物による 風圧帯 ※ある方向から 吹く風だけ 逆流する場合 ●● 煙突頂部が障害物の風下に位置している場合、乱気流 による風圧帯によって一時的に煙が逆流する場合があ ります。この場合、どの方向からの風によるものかを 判断することは、障害物の原因特定、および問題解決 の手がかりとなります。お買い求めの販売店へご連絡 ください。 燃えない(スタート時)燃えない(温度が上がらない)燃えすぎる(温度が上がりすぎる)煙が逆流するバックパフィングガラスがくもる炉内に錆が出る灰色や茶色の煙が出るタールが発生するドアが閉まらない灰受けドアが閉まらない火力調整レバーが開閉しないバイパスダンパーが開閉しない 現象 原因 煙突ストーブ建物 51 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 トラブルシュート 10 処置 冷え込みが 激しい日 ●● 冷え込みが激しい日は、屋外の煙突が冷却され、スター ト時のドラフトが容易に得られない場合があります。 このような場合は、「ドラフトを起こす」(24 ページ) の方法で、強制的にドラフトを発生させることで逆流 を防ぐことができます。 小春日和など 穏やかな天候時 ●● 室内と屋外の温度差が小さい場合、適切なドラフトが 生じるまで時間がかかる場合があります。 強風時 ●●● 煙突の頂部が横風にさらされると、頂部の風下側で負 圧が発生し、煙突内の負圧を補助する働きが生まれ、 一時的にドラフトが加速される場合があります。一方、 強風の都度、室内に煙が漏れる場合は、お買い求めの 販売店へご連絡ください。 燃えない(スタート時)燃えない(温度が上がらない)燃えすぎる(温度が上がりすぎる)煙が逆流するバックパフィングガラスがくもる炉内に錆が出る灰色や茶色の煙が出るタールが発生するドアが閉まらない灰受けドアが閉まらない火力調整レバーが開閉しないバイパスダンパーが開閉しない天候 現象 原因 52 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 名称/品番 アンコール/#2040 デファイアント/#1975 ストーブサイズ 幅686 ×奥行き618 ×高さ657㎜ 幅830 ×奥行き647 ×高さ735㎜ ストーブ重量 215kg 235kg 材質 鋳鉄 鋳鉄 仕上げ 黒耐熱塗装/ホウロウ仕上げ 黒耐熱塗装/ホウロウ仕上げ 最大出力 13,400kcal/h(15.6kW) 13,600kcal/h(15.8kW) 暖房面積 18 ~50 坪(60 ~167㎡) 22 ~67 坪(73 ~223㎡) 燃焼効率 触媒式:86%/非触媒式:78% 触媒式:84%/非触媒式:76% PM 排出量(EPA):触媒無の燃焼 1.5g/ h 2.3g/ h PM 排出量(EPA):触媒燃焼 1.2g/ h 1.1g/ h 燃焼システム フレックスバーン燃焼システム フレックスバーン燃焼システム 燃料の種類 薪薪 燃料容量 18kg 23kg 最大薪長さ 55cm 63cm 温度調節機能(火力調整レバー) 自動 自動 天板 トップドア(クッキンググリドル) トップドア(クッキンググリドル) ボトムヒートシールド 標準装備 標準装備 リアヒートシールド 標準装備 標準装備 灰受け皿 フタ付き フタ付き ガラス ガラス空気洗浄システム ガラス空気洗浄システム 耐熱セラミックガラス 耐熱セラミックガラス バイパスダンパー 標準装備 標準装備 レッグレベル 標準装備 標準装備 アンダイアン 標準装備 標準装備 煙突直径 φ 150mm(6インチ)または φ 200mm(8 インチ) φ 150mm(6インチ)または φ 200mm(8 インチ) オプション ウォーミングシェルフ(ミトンラック付) 8インチフルーカラー 給気フィルター ウォーミングシェルフ(ミトンラック付) 給気フィルター 燃焼方式・性能機能 ※ 1:暖房面積は、アメリカ建築基準に適合した住宅を基準に完全乾燥した良質広葉樹による燃焼実験データです。 上記スペックは、住宅構造、設置方法、薪質、お客様の使用状況により、必ずしも一致するものではありません。 ※1 仕様 仕様 11 仕様一覧 53 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 仕様 11 ストーブ寸法図 ウォーミングシェルフ (オプション) 514 514 1028 350 給気ダクト接続位置 686 100 518 85 618 内径154 ▼ 686 煙突接続位置 657 634 686 185 472 給気ダクト接続口 φ100 528 393 375 90 126 62 40 給気ダクト接続位置 ▼ 686 90 528 95 618 内径264 ウォーミングシェルフ (オプション) 514 514 1028 350 455 520 127 490 67 133 50 給気ダクト接続口 φ100 内径264 830 15 647 520 127 給気ダクト接続位置 ▼ 565 565 1130 404 ウォーミングシェルフ (オプション) 煙突接続位置 800 735 830 195 763 540 28 立面図 側面図 平面図 立面図 側面図 平面図 立面図 側面図 平面図 (単位:mm) 686 煙突接続位置 657 665 686 185 472 8 518 40 393 375 100 126 62 給気ダクト接続口 φ100 アンコール 6インチ アンコール 8インチ デファイアント 54 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 12 まずはトラブルシュート(48 ページ)をご確認くだ さい。解決しない場合やトラブルシュートにない異 常、破損がある時は使用を中止し、お買い上げの 販売店にご相談ください。 保証について 保証書は、赤いオーナーズマニュアルケースに同封 してあります。 「お引き渡し日・販売店名」等に記入漏れがないか ご確認ください。記入漏れがある場合、保証いたし かねますのでご注意ください(記入もれのある場合 は、お買い上げの販売店にお申し出ください)。 保証書は内容をよくお読みになった後、大切に保管 してください。 保証期間中の修理に際しては必ず保証書をご提示 ください。 保証期間 保証期間はお買い上げいただいた日から2年間で す。この期間中に本書に従った正常な使用状況のも とで故障が発生した場合、消耗部品(35 ページ) を除き保証書の規定に従って無料修理させていた だきます。 保証期間が過ぎているときは、修理すれば使用で きる場合に限り、ご希望により有料にて修理いたし ます。お買い求めの販売店か弊社までお問い合わ せください。 修理料金は部品代などで構成されています。 ・ 技術料/診断、故障箇所の修理、部品交換、調整、 完了点検などの作業にかかる費用です。 ・ 部品代/修理に使用した部品、および補助材料 費用です。 ・ 出張料/製品のある場所へ技術者を派遣する場 合の費用です。 補修用性能部品の保有期限 補修用性能部品 (性能を維持するために必要な部 品)の保有期限は製造打ち切り後10 年です。 あんしん点検のご案内 所有者登録にご記入いただき、あんしん点検のご登 録をしていただいたお客様には、お引き渡しから5 年後にあんしん点検(点検は有料)のご案内通知を お送りさせていただきます。 ご不明な点や修理に関するご相談は・・・ ご不明な点ならびに故障・修理、あるいは部品のお 取り替えに関するご相談は、お買い求めの販売店に お問い合せください。 修理を依頼される前に …… 修理料金の内容 保証とアフターサービス 保証とアフターサービス 12 より一層のご理解をいただくために、本書とあわせて下記のサイトもご利用ください。 【 取扱説明書ダウンロード 】 https://www.firesidestove.com/products/stoves/manual.html ファイヤーサイドのホームページより常に最新版の取扱説明書をダウンロードいただけます。 ファイヤーサイド 公式サイト 薪ストーブエッセイ・森からの便り 55 Model#2040 アンコール/Model#1975 デファイアント 取扱説明書 この印刷物は環境に優しい 植物油型インキを 使用しています。 CHU-2018.12. ⑮ 900 長野本社 〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂497-871 輸入元 https://www.firesidestove.com TEL:0265-82-4676(代) FAX:0265-82-4683 掲載されている全ての情報及び写真、イラスト等の無断転載、複写、複製を禁じます。 2018

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