輻射式|陽だまりのような暖かさ
燃焼で暖まったストーブ本体から発する熱(遠赤外線)が、空気や身体、まわりの壁や床などに届いて、直接暖めていきます。柔らかく、全体を包み込むような暖かさ。よく「陽だまりのような暖かさ」と表現されます。冬の窓辺で日差しを受けたときの、あの芯からほどける感じ。そばにいると、その言葉がよくわかります。空気ではなく物を先に暖めるので、扉を開け閉めしても暖かさが逃げにくいのも、輻射熱ならではの心地よさです。

遠赤外線が、芯からあたためる
輻射の主役は、遠赤外線と呼ばれる波長の長い熱の波です。エアコンの温風が空気を先に暖めるのに対し、遠赤外線は人や壁や家具の表面にまっすぐ届いて、そこで熱に変わります。焚き火にあたると、まわりの空気が冷たいままでも身体の前面がぽかぽかしてくる、あの感覚と同じ仕組みです。太陽の光が、何もない宇宙空間を越えて地球を暖めるのも、この放射の力。だからこそ薪ストーブの前は、頬や手のひらにじんわり届く、生きた火の温度を感じられる特等席になります。
蓄熱する素材|ソープストーンと鋳物
本体に何を使うかで、熱の届き方には個性が出ます。鋳物(鋳鉄)は火を入れると比較的早くあたたまり、力強い輻射をまっすぐ放ちます。ヨツールやバーモントキャスティングスの鋳物ストーブが見せる、あの立ち上がりの頼もしさ。いっぽうソープストーン(蓄熱性の高い天然石)は、あたたまるまでに時間をかけるかわりに、火を落としたあとも長く熱を抱きつづけます。トゥリキビやハースストーンが用いるこの石は、就寝前に焚いた熱を、翌朝までやわらかく手放していきます。急いで暖めたい暮らしには鋳物、余熱をじっくり楽しみたい暮らしには石。素材そのものが、暖房の性格を決めています。
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輻射・対流式|部屋の隅々まで
輻射式の心地よさに加えて、広い室内を暖められるのが持ち味です。暖かい空気が上へ動く原理を使い、ストーブの底面から吸い上げた冷たい空気を、本体の背面で少しずつ暖めて上昇させます。そして本体前面の上部から、対流熱として放出。この暖気が室内を循環しながら、部屋全体をむらなく暖めていきます。吹き抜けのある家や、隣の部屋まで暖気を届けたい間取りと、相性のよい暖まり方です。
ペレットストーブの、送風と対流
送風ファンで温風を送り出すペレットストーブも、この対流の考え方を活かした暖房です。自然の上昇気流にファンの力を足すことで、暖気を素早く、遠くまで運びます。スイッチひとつで着火し、火力も室温に合わせて自動で調整。薪をくべる手間を抑えつつ、火のあるあたたかさを楽しみたい方に選ばれています。前面に輻射板を備えた輻射式のペレットストーブもあり、対流の速さと輻射のやわらかさを、一台で味わえます。
暮らし方で、選ぶ
そばで、じんわり。
それとも、部屋の隅々まで。
どちらが合うかは、部屋の広さや、過ごし方しだいです。火のそばの一脚の椅子でじっくり過ごすなら輻射式の直な熱が、家族の集まる広間をまるごと暖めたいなら対流の力が効いてきます。こればかりは、カタログの数字を見ても、なかなか伝わらないと思います。ぜひ一度、盛岡のショールームで、火の入った薪ストーブの前に立ってみてください。頬に届く輻射の熱と、部屋にひろがる対流のあたたかさ。その違いは、身体がいちばんよく覚えます。取扱いブランドのなかから、あなたに合う一台を、一緒に選びます。
岩手・盛岡で薪ストーブ・ペレットストーブをお考えの方は、ハースストーン・バーモントキャスティングス正規代理店のD'STYLEへ。煙突の計画から設置工事まで、おすすめの一台をご提案します。どうぞお気軽にご相談ください。



