目的から、置き場所は決まる
炎を眺めたくて入れたのに、いつも座る場所から肝心の炎が見えない。これはもったいない。料理を楽しみたいなら、キッチンやダイニングの近くに置くと、天板がそのまま調理台になります。晩酌や読書のお供にしたいなら、ソファに座ったときちょうど炎が目に入る位置がいい。目的が違えば、正解の場所も違います。だからプランニングのときは、あなたの「こうしたい」を遠慮なく、全部お聞かせください。

薪ストーブ1台で、家は暖まる?
結論から言うと、暖まります。薪ストーブは熱の出力がとても高いので、一般的な住宅なら1台で十分。輻射熱がじんわりと壁や床にしみて、家全体が芯からあたたまります。吹き抜けや階段があれば、暖気は二階まで自然にのぼります。ただし、どこに置くかで、暖房効率は大きく変わります。代表的な置き方を三つ、順に見ていきます。
部屋の中央
最も効率よく暖められるのが、部屋の真ん中に置くプランです。ストーブから四方へ、さえぎるものなく熱が広がるので、暖まりの立ち上がりも早い。ネックは、部屋の使い方や家具のレイアウトがいくらか限られること。それでも、LDKがひと続きなら、リビングとダイニングの中間に置くと、それぞれの空間を自由に使え、動線の妨げにもなりません。火を囲むように暮らしが回る、薪ストーブらしい据え方です。
壁側
中央の次に効率が良いのが、壁面に置く方法です。その壁が室内の間仕切り壁なら、外気に接する外壁側に置くよりも、熱を家の中へ逃がさず、効率よく家全体を暖められます。家具のおさまりもよく、いちばん選ばれることの多い、バランスのいい置き方です。
コーナー
コーナー置きは、室内をいちばん広く使えます。ただし2つの壁が熱を遮るぶん、暖房効率は他より落ちます。それでも、外気に接しない家の中央寄りのコーナーを選べば、効率の落ちはかなり抑えられます。
煙突と、セットで考える
置き場所の話は、じつは煙突の話と、切り離せません。薪ストーブの引きの良さも、家の暖まり方も、煙突がまっすぐ高く立ち上がるかどうかで、大きく変わってきます。屋根のてっぺん近くから素直に抜ける煙突は、燃焼が安定し、煤もたまりにくく、掃除もしやすい。だから、ストーブをどこに置くかは、煙突をどこに通すかと、いつも一緒に考えます。
火のある景色を、どこに置くか
効率と同じくらい大切にしたいのが、そこに生まれる景色です。ソファに沈んで、揺れる炎をぼんやり眺める夜。天板でことこと湯が沸き、子どもがその前に座り込む冬の朝。薪ストーブは暖房器具であると同時に、家族が自然と集まる、小さな焚き火のような存在です。いちばん長く過ごす場所から、火が見える。その一点を大事にするだけで、暮らしの満足度は、ぐっと上がります。
やりたいことは、全部、聞かせてほしい。
そこに少しだけ、プロの目を足すくらいが、ちょうどいい。
置き場所ひとつで、暮らしの心地よさはずいぶん変わります。煙突のプランとも切り離せない話なので、できれば早い段階で相談してください。盛岡のショールームで、実物を前にしながら、一緒に考えましょう。
ペレットストーブも、置き場所しだい
目的から置き場所を決めるこの考え方は、薪ストーブとペレットストーブに共通します。ペレットストーブも、据えた場所によって、部屋の暖まり方は変わります。温風式は風の届く向きを、輻射式はまわりへの熱の広がりを意識して選ぶと、同じ一台が、ぐっと働き者になる。市街地の住宅でも収まりやすいのがペレットの強みなので、間取りに合わせて、どうぞ気軽にご相談ください。
岩手・盛岡で薪ストーブ・ペレットストーブをお考えの方は、ハースストーン・バーモントキャスティングス正規代理店のD'STYLEへ。煙突の計画から設置工事まで、おすすめの一台をご提案します。どうぞお気軽にご相談ください。


