大船渡のお客様から、うれしい贈り物が届きました。とれたてのムール貝がひと箱いっぱいと、海老。「ぜひ薪ストーブで料理をしてください」というお手紙が添えられていて、私たちは店じゅうで歓声をあげました。さっそくバーモントキャスティングスのデファイアントに火を入れ、会社みんなで台所に立つことにしました。今日は、その一日の記録です。

三陸の海が育てた、貝のごちそう
大船渡は、リアス式海岸の湾がつくる、日本有数の漁業のまちです。沖合の三陸沖は、北からの親潮と南からの黒潮がぶつかる海で、世界でも指折りの豊かな漁場として知られます。冷たい海でゆっくり育った貝は、身が締まって、旨みが濃い。いただいたムール貝も、殻を開けるとふっくらとオレンジ色の身が詰まっていて、磯の香りが台所に広がりました。海の恵みをいただくたび、私たちはこの土地で商いをさせてもらっているありがたさを思います。

薪ストーブの天板は、蒸し料理の名人
貝を蒸すのに、薪ストーブの天板はうってつけです。ガスの直火と違い、分厚い鋳物ごしにじんわり伝わる熱は、火加減がやわらかく、素材を固くしません。鍋に白ワインとムール貝を入れて蓋をし、天板に置いて待つだけ。殻がいっせいに口を開いたら合図です。フランスでムール貝といえば白ワイン蒸し(ムール・マリニエール)が定番で、貝から出る潮の出汁とワインの酸が溶け合う、シンプルで力強い一皿になります。海老は、殻つきのまま鍋肌でシンプルに。素材が新しいほど、味つけは少ないほうがおいしい。

火を囲んで作る、という贅沢
薪ストーブの料理のいちばんの魅力は、味だけではありません。火のまわりに自然と人が集まることです。誰かが鍋をのぞき、誰かが薪をくべ、誰かが皿を運ぶ。炎のはぜる音と、立ちのぼる湯気と、貝の開く音。待つ時間そのものが楽しくて、できあがるころには全員がもう笑っています。テレビのある部屋より、炎のある台所のほうに人は集まる。曲り家の囲炉裏の時代から変わらない、火の求心力です。

ごちそうさまの、その先へ
できあがった料理を、みんなで囲んでいただきました。海の香りと薪の香りが重なって、これ以上ない贅沢な昼になりました。大船渡のお客様、本当にありがとうございました。いただいた海の幸は、薪ストーブのある暮らしの豊かさを、あらためて教えてくれる贈り物になりました。この続き(デファイアントで海の幸を焼く)もどうぞ。
岩手・盛岡で薪ストーブ・ペレットストーブをお考えの方は、ハースストーン・バーモントキャスティングス正規代理店のD'STYLEへ。煙突の計画から設置工事まで、おすすめの一台をご提案します。どうぞお気軽にご相談ください。




