階段で息が切れる。長く動くとすぐ疲れてしまう。持久力やスタミナは、運動だけでなく、体を温める習慣からも底上げできます。今日は、フィンランドのサウナと、持久力・スタミナの話をします。すぐ息が上がる、長く動けないという悩みは、めぐりの良さを底上げすることでやわらいでいきます。
スタミナは、めぐりで決まる
長く動き続ける力は、心臓と血管が、酸素をどれだけスムーズに体じゅうへ運べるかにかかっています。血のめぐりが良く、血液にゆとりがあるほど、筋肉に酸素が届きやすく、疲れにくくなる。持久力を支えているのは、こうした体のめぐりの良さです。運動で心肺を鍛えるのが王道ですが、体を温めてめぐりを整えることも、スタミナの土台づくりにつながっていきます。心肺と血管が力を持つほど、少ない負担で酸素を運べるようになり、同じ動きでも疲れにくくなります。土台となるめぐりを育てることは、遠回りのようでいて、いちばん確かな底上げになります。
熱が、体を運動に近い状態に
サウナで体を温めると、心臓の拍動が速まり、血管が広がって、血のめぐりが活発になります。この状態は、軽く体を動かしているときの体の反応と、いくつか似た点があります。フィンランドの競技者が練習の一環としてサウナを使ってきたのは、経験からその価値を知っていたからです。運動のあとに熱で体を整えることは、鍛えた体をいたわりつつ、めぐりの良い状態に慣らす助けになります。サウナで温まると、心臓の拍動は中くらいの運動に近い水準までゆるやかに上がると報告されています。体を激しく動かさずに、めぐりの良い状態を体に思い出させる。それが、鍛えた体への穏やかな後押しになります。
暑さに慣れると、血液が増える
繰り返し熱にふれると、体は暑さに順応し、血液の中の水分の量が増えることが知られています。2007年にスクーンらがランナーを対象に行った研究では、運動後のサウナを続けたところ、血液量が増え、持久的な走力の指標が向上したと報告されています。血液にゆとりが生まれると、筋肉へ酸素を運びやすくなる。暑さへの順応が、持久力の底上げにつながるという、興味深い一例です。この研究は六人という小さな人数を丁寧に調べたもので、そのまま誰にでも当てはまると言い切れるものではありません。それでも、暑さへの順応が持久力を支えるという道すじを示した点で、長く語り継がれてきました。
運動と組み合わせる、目安
サウナで持久力を支えたいなら、運動と上手に組み合わせます。走ったり歩いたりして体を動かしたあと、体が落ち着いてから、やさしい熱に短めに入る。汗をかいた分の水分とミネラルは、しっかり補う。激しい運動の直後に無理な熱を重ねるのは負担なので、少し間を置くのが安心です。持病のある方や運動に慣れていない方は、医師に相談しながら、少しずつ体を慣らしてください。運動で使った体を熱でいたわり、めぐりを整えてから休む。この流れが、次の運動に向かう体をよい状態に保ちます。
続けることが、底力になる
スタミナは、一度の運動やサウナで急につくものではなく、続けることで少しずつ育ちます。フィンランドでは、サウナが特別な行事ではなく、週に何度もある日常です。運動を無理なく続け、そのそばに体を温める時間を添える。この積み重ねが、階段の息切れや、夕方の疲れ方を、少しずつ変えていきます。急がず、細く長く。それが、疲れにくい体への確かな道です。
疲れにくい体を、盛岡から
雪かきや畑仕事など、体を使う場面の多い岩手では、疲れにくい体は大きな財産です。D'STYLEは、ハルビアのサウナヒーターで、運動のあとに整い、めぐりの良い体を育てる暮らしをご提案しています。運動とサウナの組み合わせ方の相談も、店でどうぞ。



