熱した石にかける、ロウリュの水。そこに、ほんの一滴、香りを加えてみる。すると、立ちのぼる蒸気に森や花の香りがのって、サウナ室が、まるで別の場所に変わります。目を閉じれば、そこは北欧の湖のほとり。香りは、サウナの楽しみを何倍にもふくらませてくれる、魔法のような一滴です。今日は、フィンランドで親しまれている代表的な7つの香りを、その働きとともにご紹介します。
ここでご紹介する香りとその働きは、フィンランドのサウナ文化を世界に伝える公式団体「Sauna from Finland(サウナ・フロム・フィンランド)」が紹介している内容(Sauna Aromatherapy – 7 Sauna Scents)を参考にしています。香りの感じ方には個人差があり、効能を保証するものではありませんので、その日の気分で、好きな香りを楽しんでください。
1. ユーカリ / 澄んだ、深呼吸の香り
清涼感のある、すっと鼻に抜ける香り。昔から、呼吸をらくにし、空気を清々しく整えてくれると親しまれてきました。鼻がつまりがちな季節や、頭をすっきりさせたい日に。サウナの熱と合わさると、胸いっぱいに深呼吸したくなる、あの心地よさが生まれます。
2. ラベンダー / 眠りへ誘う、やすらぎの香り
アロマの世界でもっとも愛される香りのひとつ。心をゆるめ、緊張をほどき、深い眠りへと誘ってくれると言われています。一日の終わり、夜のサウナに一滴。火照った体が静まっていくのに合わせて、心までふわりとほどけていく。ラベンダーは、そんな夜にぴったりの香りです。(サウナと睡眠の話は、こちらにも。)
3. パイン(松) / 北欧の森に抱かれる香り
フィンランドのサウナに、もっともよく似合う香り。松の凛とした芳香は、北欧の森の空気を、そのままサウナ室に運んできてくれます。心と体に、静かな活力を。フィンランドで昔から使われてきた、いちばん伝統的な香りのひとつです。目を閉じれば、そこは針葉樹の森の中。
4. ローズマリー / しゃきっと目覚める香り
すがすがしく、力の湧くような香り。血のめぐりをうながし、集中力や気持ちをしゃきっとさせてくれると言われています。休日の朝、これからの一日を気持ちよく始めたいとき。ローズマリーの香りは、体をやさしく起こしてくれます。
5. ジュニパー / あたため、清める香り
あたたかく、木のぬくもりを感じる、清らかな香り。フィンランドの伝統に深く根ざした一本です。体をあたため、こわばった関節をほぐしてくれると、古くから親しまれてきました。しみじみと落ち着く、大人の香りです。
6. グレープフルーツ / 心を明るくする香り
ぱっと弾けるような、みずみずしい柑橘の香り。気分を明るく持ち上げ、体に元気を与え、こわばりをほぐしてくれると言われています。なんだか気分がのらない日、朝のサウナにこの香りを。心の窓が、すっと開くような感覚があります。
7. オレンジ / ほっと包まれる香り
あたたかく、どこか懐かしい、甘い柑橘の香り。はりつめた神経をゆるめ、体をやわらかくほぐしてくれます。柑橘なのに、とがったところがなく、ふんわりと優しい。家族みんなで入るサウナにも、よく似合う香りです。
香りを、安全に楽しむために
サウナ用のアロマ(サウナフレグランス)は、必ず水に薄めてから、ひしゃくで石にかけます。原液を直接石にかけるのは、避けてください。専用のサウナアロマ製品を、表示にしたがって適量で。小さなお子さんやご体調によって、向き不向きのある香りもありますので、無理のない範囲で。あくまで、その日の自分が心地よいと感じる香りを、少しだけ。それが、いちばんの楽しみ方です。(ロウリュそのものの話は、こちらに。)
香りまで、思いのままに
施設のサウナでは、香りまで自分で選ぶのは、なかなか難しいものです。けれど、自宅にサウナがあれば、その日の気分で、香りを自由に選べます。今日は森の松、明日は眠りのラベンダー。ロウリュの一滴を、心ゆくまで遊べる。これは、自宅サウナならではの、ぜいたくな楽しみです。岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビア岩手県正規代理店として、あなたの「香りを楽しむサウナ」の設置を、まるごとお手伝いしています。おすすめの香りのことも、どうぞお気軽にご相談ください。
参考:Sauna from Finland「Sauna Aromatherapy – 7 Sauna Scents and Their Effects on Mind and Body」(saunafromfinland.com)。本記事は同団体の紹介内容を参考に、D'STYLEが独自に再構成したものです。香りの働きには個人差があり、効能を保証するものではありません。



