読み物も300本の大台が目前です。安全の話、楽しみの話をたくさん書いてきましたが、「結局、何を守ればいいの」を一枚にまとめてほしい、という声にお応えして、今日は総まとめ。火の家の十戒です。家族で共有して、なんなら壁に貼ってください。
火の五戒
一、乾いた薪しか焚かない。湿った薪は煙と煤とトラブルの母(乾燥の話)。二、灰は金属バケツ、ふた付き、屋外で数日。灰の熾火は驚くほど長生きです(灰の話)。三、ストーブの周り一メートルに、燃えるものを置かない。乾かし物も安全距離を(乾燥室の話)。四、寝る前と外出前は、指差し確認。扉、空気、周囲、灰(夜じまい)。五、煙突掃除は年に一度、必ず。これだけは貯金より確実な保険です(時期の話)。
蒸気の五戒
六、飲んだら入らない。入ってから、飲む。二日酔いの日は休む(お酒の話)。七、水分は前・中・後。喉が渇く前に飲む(水分の話)。八、我慢しない。体のサインが出たら、その日は店じまい(やめどきの話)。九、子どもは低温・短時間・大人と一緒。ペットは入れない(子どもの話・ペットの話)。十、使ったら乾かす。小屋も道具も、乾燥が寿命です(乾燥ルーティン)。
十戒の、こころ
並べてみると、十戒の心はひとつです。火と熱を、なめず、怖がりすぎず、手順で付き合う。手順は、慣れれば呼吸になります。呼吸になった家の火と蒸気は、何十年も無事故で、家族をあたため続けます。禁止のための戒めではなく、長く楽しむための段取り。それがこの十条です。
十一条目は、あなたの家で
そして、暮らしの中で、あなたの家だけの十一条目が生まれていくはずです。「うちは外気浴で星を三つ数えてから戻る」でも、「サウナの日は麺の日」でも。岩手・盛岡のD'STYLEは、十戒ごと設置をお渡しし、十一条目の誕生を楽しみにしている店です。ご相談、いつでもどうぞ。



