フィンランドのサウナ文化には、欠かせない食べものがあります。マッカラ(ソーセージ)です。サウナの熱いストーンの上で焼く、この素朴な習慣を紹介します。

2000年続くとされる暮らしの中に
フィンランドのサウナ文化は、2000年以上にわたって日常生活に織り込まれてきたとされ、2020年にはユネスコの無形文化遺産にも登録されています。その中で、マッカラはもっとも親しまれているサウナ食のひとつです。ビールと合わせるのが定番とされ、多くのフィンランド人にとって、マッカラのないサウナ体験は物足りないものだといいます。
熱いストーンの上で焼く
地元の人々のあいだでは、厚手のアルミホイルにマッカラを包み、サウナストーブの熱いストーンの上に乗せて焼くという方法が親しまれています。玉ねぎのスライスと一緒にグリル用の袋に入れ、ビールを少量加えてから焼くというやり方も紹介されています。焼き上がったマッカラは、そのまま、あるいはチーズを挟んで、フィンランドの甘辛いマスタードを添えて味わうのが定番です。仕上げはビール、あるいはシマと呼ばれるシードルに似た発酵飲料で締めくくります。
ごちそうではなく、当たり前の一部として
マッカラがフィンランドの文化を体現しているとされる理由は、それが特別なごちそうとしてではなく、サウナという日常的な営みの一部として、当たり前に存在してきたからだと思います。熱を持て余さず、その場で食事まで完結させてしまう発想は、火を囲む暮らしそのものの豊かさを表しているようにも感じます。
岩手の薪ストーブと、火を使う楽しみ
当社では、薪ストーブの天板で料理を楽しむご提案もしてきました。マッカラの習慣は、それと同じ発想に立っています。暖房のための火が、そのまま調理の火にもなる。サウナのストーブも、薪ストーブも、熱を持て余さずに使い切るという点で、根っこは同じです。ご家庭のサウナでも、機種によっては同じような楽しみ方ができる場合があります。
よくあるご質問
Q. どんなサウナストーブでもマッカラは焼けますか。
ストーブの構造や石の種類によって適さない場合があります。食品を直接ストーブに乗せることについては、機種ごとの取扱説明書や販売店にご確認ください。
Q. マッカラは日本でも手に入りますか。
フィンランド産のマッカラを扱う店舗は限られますが、国産のソーセージでも近い雰囲気は楽しめます。
Q. 薪ストーブの天板でも同じようなことができますか。
薪ストーブの天板を使った調理は、当社でも実際にご提案しています。詳しくは薪ストーブクッキングのページをご覧ください。
D'STYLEは盛岡で薪ストーブとサウナを扱っています。火を暖房だけでなく、食を楽しむ道具としても使いこなす。そんな暮らしのご提案をしています。ご相談は無料です。
本記事は、フィンランドのサウナ食文化に関する一般的な紹介です。



