長い冬が終わり、木々がいっせいに芽吹く季節。あざやかな新緑に包まれてのサウナは、一年でもとりわけ気持ちのよいものです。窓の外に広がる若葉の緑を眺めながら汗をかき、やわらかな外気に身をゆだねる。一年でも指折りの、気持ちのよい時期です。今日は、新緑の季節に楽しむサウナの話をします。
芽吹きの季節の、みずみずしさ
冬のあいだ葉を落としていた木々が、春の光を浴びていっせいに芽吹く。その若葉のみずみずしい緑は、一年でこの時期だけの特別な色です。まだ薄く透きとおるような黄緑から、日ごとに濃くなっていく緑へ。木々が生き生きと息を吹き返すこの季節は、見ているだけで体の内側まで元気になります。長い冬を越えたあとの新緑は、格別に鮮やかです。この芽吹きのエネルギーを感じながらのサウナは、冬に縮こまっていた体と心を、そっとほどいてくれます。
窓の外に、若葉の緑を
新緑の季節にサウナを楽しむなら、緑の見える場所で入りたいものです。窓の外に若葉が茂っていれば、汗をかきながら、その緑を眺めていられます。熱い室内から見る外の緑は、目にしみるほど鮮やかです。ととのった頭に、若葉の色がすうっと入ってきます。庭や森のそばのサウナなら、なおさらです。緑は見ているだけで気持ちを落ち着ける力があり、熱でゆるんだ体に、若葉の色がやさしく働きかけます。目からも整う、新緑ならではの楽しみです。
外気浴が、一番心地よい季節
新緑の季節は、外気浴が一年で最も気持ちのよい時期でもあります。冬のように凍えることなく、夏のように蒸し暑くもない。ほどよく涼しく、乾いた風が肌をなでていきます。熱くなった体でサウナを出て、若葉のそよぐ木陰に立つと、風が汗をすっと引かせてくれます。緑の匂いをふくんだ空気を胸いっぱいに吸い込めば、体の芯まで新しくなるようです。この季節の外気浴は、暑くも寒くもない、ちょうどいい心地よさ。長く外にいられるのも、春から初夏ならではです。汗が引いてもまだ寒くならないので、いつまでも外気に浸っていたくなります。
鳥の声と、風のそよぎと
新緑の季節は、耳にも楽しみが多い時期です。木々に葉が茂り、鳥たちが元気にさえずり、風が若葉をやさしく揺らす。外気浴で目を閉じれば、鳥の声、葉ずれの音、遠くの水の流れが聞こえてきます。冬の静けさとはまた違う、生命に満ちたにぎやかさです。五感をひらいてこの季節を味わうと、サウナがまるで森の中の体験のように感じられます。緑を見て、風の音を聴き、若葉の匂いを嗅ぐ。新緑のサウナは、春の自然を全身で吸い込む時間です。冬にこもっていた体が、春の生命力を分けてもらうようです。
冷たい水が、いっそう心地よい
新緑の季節は、水風呂や水の冷たさが、心地よく感じられはじめる時期でもあります。冬の水は身を切るように冷たいけれど、春から初夏の水は、火照った体をきりりと引き締めてくれる、ほどよい冷たさです。サウナで温まった体に、澄んだ水を浴びる。あるいは、そばに沢や川があれば、その流れに足を浸す。若葉の緑と、冷たい水と、熱い蒸気。この取り合わせは、新緑の季節ならではのごちそうです。冷たさが、みずみずしい季節をいっそう引き立てます。
芽吹きの季節を、火と蒸気とともに
新緑に包まれてのサウナは、冬に縮こまった体をほぐし、新しい季節へと背中を押してくれます。若葉の緑と、やわらかな外気と、熱い蒸気。この取り合わせは、四季のはっきりした岩手でこそ、深く味わえます。岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビアのサウナヒーターで、季節を感じるサウナのある暮らしをご提案しています。春のサウナの話も、店でどうぞ。
写真: W.carter (Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)



