「煙突掃除なら、ブラシで下からゴシゴシ突けばいい」。そう思っていませんか? 実は、自己流の掃除は“やったつもり”で汚れが残り、煙道火災の原因を見逃していることが少なくありません。今回は、私たちが現場でよく見かける「やりがちな間違い」を5つ、プロの視点で解説します。
「下から突くだけ」で終わっているNG 01
ふわふわのススは突けば落ちますが、煙突掃除で本当に怖いのはタール(クレオソート)です。これは煙が冷えて固まった、ベタベタ〜カチカチの可燃物。ブラシで“突く”だけでは表面をなでるだけで、内壁に固着したタールはほとんど落ちません。回転させて削り取る必要があります。
金属ブラシでゴシゴシこするNG 02
「硬いブラシの方が落ちそう」と金属ブラシを使うと、煙突の内壁(特にステンレス二重煙突)を傷つけてしまいます。傷ができると、そこに新たなタールが溜まりやすくなり、煙突自体の寿命も縮みます。 私たちが柔らかなナイロンブラシを使うのは、内部を傷めずにしっかり汚れだけを落とすためです。
シーズン中(熱いまま)に掃除するNG 03
使ったその日に掃除しようとして、やけどや煙の逆流を起こすケースがあります。煙突掃除は必ず火が完全に消え、煙突が冷えてから。安全のためにも、薪ストーブを使い始める前の秋、またはシーズンが終わった春に行うのがおすすめです。
「煙突トップ(笠)」だけ見て安心するNG 04
屋根の上から煙突トップをのぞいて「きれいだから大丈夫」と判断するのは危険です。汚れが溜まりやすいのは、煙突の内部や“曲がり”の部分。トップがきれいでも、中はタールでびっしり…ということは珍しくありません。点検口やストーブ側からの内部確認が欠かせません。
何年も放置/自己流で頻度を間違えるNG 05
「まだ煙が出るから平気」と数年放置すると、タールが厚く固着し、煙道火災(チムニーファイア)のリスクが一気に高まります。掃除の目安は年に1回。ただし、よく使う方・湿った薪を焚きがちな方は、シーズン中にもう一度が安心です。
※ ペレットストーブ・珈琲焙煎機・ピザ窯も同じです。排気筒やダクトに溜まった燃えカス・油は、ダクト火災の原因に。薪ストーブ以外も定期的なお手入れを。
正しい煙突掃除のポイント
- ススだけでなくタールを“削り落とす”(回転ブラシ)
- 煙突を傷つけないナイロンブラシを使う
- 冷えた状態で、シーズン前後に行う
- トップだけでなく内部・曲がり部分まで確認
- 目安は年1回。使い方次第で頻度を上げる
とはいえ、高い場所での作業や内部の確認は、慣れていないと危険も不安もつきものです。「自分でやるのは心配」「ちゃんと落ちているか分からない」という方は、無理をせずプロにおまかせください。
岩手・秋田・宮城・山形の煙突掃除は、おまかせください
薪ストーブのプロが、室内から、必要なら屋根に登ってでも、安全・確実にお掃除します。
薪ストーブ・ペレット・珈琲焙煎機・ピザ窯まで対応。



