サウナに行く。その一言には、車を出して、道具をそろえて、順番を待つ時間まで含まれています。テントサウナは、そこまでの距離をぐっと縮めてくれます。家の庭に建てれば、玄関から歩いて十歩でサウナ室。思い立った週末の朝、薪に火を入れて、昼にはもう汗をかいている。この近さが、なによりありがたいんです。
テントサウナは、持ち運べるサウナでもあります。畳んで車に積めば、川辺でも、雪原でも、好きな景色がそのまま外気浴の特等席になります。火照った体で見上げる冬の空、川の水に足を浸す夏の午後。フィンランドの人たちが湖のほとりで続けてきた楽しみを、岩手の自然は、そのまま受け止めてくれます。
常設のサウナ小屋を建てるのは、まだ先の話。でも自宅でサウナを始めてみたい。そう考えている方にとって、テントサウナは、いちばん身軽な入口です。
日本で、アヴァントサウナ
これが、噂のテントサウナのひとつです。移動式で、簡易的。だからこそ、いろんなところへ持っていける。

森でも、湖でも、川でも、海でも。自分が入りたい水場を見つけたら、その脇にテントを張って、サウナに入る。そして、水にドボン。フィンランドで氷の穴に入るアヴァントを、日本の冬でそのままやってしまおう、という遊びです。

凍った湖に穴を開け、湯気の立つテントから飛び出して、その穴に沈む。その土地でしか出会えない水と、その日かぎりの景色。これはもう、サウナ好きにはたまらない組み合わせなんです。

旅をしながら施設をめぐって、その土地のサウナを楽しむのも好きです。ただ、私がいちばん好きなのは、こういう時間かもしれません。なんでもない一日を、好きなものに囲まれて過ごす。誰に急かされるでもなく、自分の時間をただ楽しむ。テントサウナは、そんな一日をつくってくれます。
一人用から、家族と入る大型まで
テントサウナと聞いて思い浮かべる姿は、人によってずいぶん違います。実際、小さいものから大きいものまで幅がひろい。一人で静かにこもるコンパクトなものもあれば、家族や友人たちと車座になって入る大きなものもあります。同じ「テント」でも、中の景色はけっこう別物です。
一人でじっくり自分と向き合いたい人もいれば、週末ごとに家族で汗をかきたい人もいる。仲間を呼んで焚き火とサウナの一日にしたい、という人も。使う人数と過ごし方が見えてくれば、選ぶ大きさもだいたい決まってきます。D'STYLEでは、ご要望に合わせて提案しますので、まずは「誰と、どこで、どう使いたいか」を聞かせてください。
心臓部は、薪ストーブ
テントサウナの熱源は、薪です。電源のない庭でも川辺でも、薪ストーブが石を焼いて、テントの中を熱で満たしてくれる。心臓部は、この小さな薪ストーブそのものなんです。火を焚いて、煙突で煙を外へ逃がし、焼けた石にロウリュの水をかける。やっていることは、フィンランドの昔ながらのサウナと同じです。
だからこそ、頼る相手は薪ストーブの専門店がいい。うちは盛岡で薪ストーブを商売の柱にしてきた店です。煙突の立て方も、火の育て方も、テントサウナでみんなが戸惑うところは、たいてい普段の仕事の延長線上にあります。燃料の薪だって、自社の乾燥薪をそのまま売っています。道具選びから火の入れ方、薪の調達まで、ひとつの窓口でまとめて面倒を見られる。そこが、うちの強みです。

炎を眺めながら入るサウナの気持ちよさ、薪という熱源の底力については、薪サウナストーブのページで詳しく話しています。テントサウナを入口に薪の熱に惚れ込んだ方は、ぜひこちらも読んでみてください。
常設への、入口にもなる
テントサウナで週末を重ねていくと、多くの方が同じところにたどり着きます。「これ、うちの庭に常設したい」と。設営と撤収の手間なしに、いつでも入れるサウナが欲しくなる。まあ、自然な流れだと思います。
そのときは、遠慮なく声をかけてください。庭に建てる常設の屋外サウナもあれば、岩手の木でつくる自社ブランドのオーダーメイドサウナKUUTAもある。テントで覚えた薪の熱の心地よさは、常設のサウナ室になっても消えません。むしろ深くなります。テントで始めて、いつか常設へ。最初の一張りから最後の一棟まで、同じ店で伴走できます。
まずはテントで味わってみる。
サウナのある暮らしは、たぶんその一張りから始まります。
まずは、話を聞かせてください
何人で入りたいか。庭に置くのか、それとも持ち出して使うのか。週末だけか、毎晩か。そのあたりが分かれば、あなたに合うテントサウナの姿は、かなりはっきりしてきます。ご要望に合わせて提案しますので、まずは気軽にご相談ください。
盛岡・国道4号線沿いのD'STYLEショールームでは、薪の火とロウリュの熱を実際に体験してもらえます。電話は019-681-2477、9時から17時まで(水曜定休)。庭がサウナになる日を、一緒に考えましょう。


