どうも、D'STYLEの橋本です。本日も市場調査のため、バスに乗ってサウナ施設へ。北欧サウナ研究会での学びの旅、フィンランド編です。旅の日記から、そのままお届けします。
ユバスキュラ・viiluサウナにて
朝からヘルシンキを発って、ユバスキュラへ。viiluというサウナ施設に入りました。
ドアはハルビア製。もう鉄板ですね。ベンチの段数には粋な計らいが多くて、いい意味で「無駄に」階段がたくさんある。低い段でゆっくりしたい人も、上で攻めたい人も、自分の場所を選べる。フィンランドの御配慮、すごいです。天井は低めというか、ベンチがしっかり上まであって、これがめちゃくちゃ気持ちいい。
水はゴクゴク飲めるフィンランドの水。この日は炭酸水も無料でした。そして水風呂は、そりゃもうアヴァント(湖の氷に開けた穴)ですから! 外気はマイナス10℃。水の冷たさはヘルシンキをはるかに超えてきました。めっちゃ刺さりました笑。
「石が泣かない」を知っていますか
ここからは職業病の話です。向こうの施設のヒーターは、日本の感覚からするとかなり大きい。小さな部屋にも、大きなヒーターが入っています。ハルビア製も多いですが、施設サイズではEOSヒーターを使う傾向も見えました。
なぜ大きいのか。ロウリュの回数が桁違いに多いからです。ヒーターが小さいと、水をかけるたびに石の温度が下がりすぎて、やがて「石が泣かない」。水をかけても、あの「ジュワッ」という音が出なくなる現象です。石が泣かなければ、蒸気も立たない。
うちはハルビアの岩手県の代理店ですが、お客様からは「安くしたいから小さいサイズを」というご要望をよくいただきます。気持ちはわかります。でも、ドライで使うのか、ロウリュをがんがんやるウェットで使うのかで、サウナ室のつくり方もヒーターの提案も、まるで変わる。「この広さだからこの容量」という単純な決め方は、うちではもうしません笑。
ヒーターの大きさは、部屋の広さじゃない。
「どう入りたいか」で決まるんです。
Kankaan saunaの、完全にキマるサウナ
同じユバスキュラで、サウンドボールサウナというものも体験してきました。30分のセッションを受けてから、音に包まれてひたすらサウナに入り続ける。これは日本でも流行りそうな内容で、完全にキマってしまいました。
1セット目は40分。フィンランド人のロウリュとおしゃべりを聴き続けて、出たらまず雪の上にごろん。2セット目のあとは4℃の水風呂に2分。サウナのあとは、みなさんとティータイム。本当に素敵な気遣いと優しさを感じるサウナでした。
正直、あの調子のロウリュを日本の施設でやったら、完全に怒られるレベルです。でも、そこにサウナの楽しさがあるんですよね。実はうちでも、子どもたちとサウナに入ると鬼のロウリュが始まります。熱すぎて全員で退散することもある。まあ、それも含めて楽しいんですよ。
根底から覆された
今回の旅でいちばん大きかったのは、換気とヒーターの関係、そしてサウナ室のつくり方そのものが、日本の常識と根底から違ったことです。「もはや確信か」と思うような発見が何件もありました。まだまだわからないので、引き続き施設を回ります。
この日は2件目のアヴァントもこなし、足を滑らせた人を助けたりもしました。何もかも新鮮で、ただただ感謝でした。早く日本に帰って、この学びをサウナ室の設計に落とし込みたい。キートス!



