季節の変わり目になると、なんとなく体がだるい。急な寒暖の差に、体がついていけない気がする。移りゆく季節と体調のゆらぎには、自律神経が深く関わっています。今日は、フィンランドのサウナと、季節の変わり目の不調の話をします。
季節の変わり目に、体がゆらぐ理由
季節が移るとき、気温や気圧、日の長さが大きく変わります。体は、そうした変化に自律神経を働かせて合わせようとしますが、変化が急だと、この調整が追いつかず、だるさや寝つきの悪さとして表れます。とくに春先や秋口のように、一日のうちでも寒暖の差が大きい時期は、体が温める働きと冷やす働きのあいだで何度も揺れ動き、それだけで疲れやすくなります。気圧が下がる日に頭が重く感じるのも、こうした調整のゆらぎのあらわれのひとつです。日照時間の移り変わりは、体内時計や気分にも影響するといわれます。季節の変わり目の不調は、体が変化に一生けんめい合わせようとしている証でもあります。
自律神経の、切り替え上手に
自律神経には、体を活動に向かわせる交感神経の働きと、休息に向かわせる副交感神経の働きがあります。この二つが、場面に応じてなめらかに切り替わることが、体調の安定につながります。サウナは、温めて体を活発にし、冷やして引き締め、休憩で深くゆるめる。この温冷と休息の繰り返しが、自律神経に心地よい切り替えの練習をさせているとも言えます。フィンランドの人が、夏も冬も季節を通じてサウナに親しむのは、めまぐるしく変わる気候の中で、体を変化に強く保とうとする長年の知恵でもあります。
寒暖差に、体を慣らす
フィンランドの暮らしは、八十度を超える熱いサウナと、冷たい外気や湖を行き来する、大きな寒暖差の連続です。この行き来を日常として繰り返すうちに、体は温度の変化に少しずつ慣れ、急な寒暖にも動じにくくなっていきます。ハッサインとコーエンが2018年に学術誌にまとめたサウナ浴の総説でも、規則的なサウナ習慣が、心身の調子を整える方向に働くと報告する研究が数多く紹介されています。変化を避けて閉じこもるより、ほどよく体を慣らしておくことが、移りゆく季節への強さを育てます。
変わり目の、入り方の目安
体調がゆらぎやすい時期は、サウナも無理をしないことが大切です。やさしい熱に短めに入り、冷やすときも急がず、休憩でゆっくり深く呼吸する。熱い、冷たい、休むという波を、心地よいと感じる範囲でていねいに繰り返すことが、自律神経の切り替えを穏やかに助けます。疲れがたまっている日は、回数を減らし、体をいたわることを優先します。だるさが強い日や体調のすぐれない日は、時間を短くし、必要に応じて医師に相談しながら、静かに体を整えてください。
リズムを保つ、暮らしの支え
季節の変わり目を穏やかに越えるには、暮らしのリズムを保つことが助けになります。朝は決まった時間に起きて光を浴び、夜は決まった時間に眠り、バランスよく食べ、こまめに体を動かす。そのうえに、体を温めて整える時間を添える。サウナは、忙しさで乱れがちな生活のリズムに、ひとつの心地よい区切りを与えてくれます。一日の終わりに体をゆるめて整える習慣が、移りゆく季節の中でも、体調をなだらかに保つ支えになります。
季節を楽しむ暮らしを、盛岡から
四季がはっきりし、寒暖の差も大きい岩手は、季節の変わり目の不調と付き合うことの多い土地です。D'STYLEは、ハルビアのサウナヒーターで、移りゆく季節を体ごと楽しめる暮らしをご提案しています。変わり目を穏やかに越えるサウナの相談も、岩手・盛岡の店でどうぞ。
写真: Miguel Virkkunen Carvalho from Lahti, Finland (Wikimedia Commons, CC BY 2.0)



