岩手の冬の風物詩といえば、岩洞湖のワカサギ釣りです。氷点下の湖の上、テントを並べて、小さな穴をのぞき込む人たち。本州一の寒さと言われるあの土地で、じっと当たりを待つ数時間(岩洞湖の寒さの話は、こちらに書きました)。今日はその続き、釣りのあとの話です。氷の上で冷えた体には、サウナという最高の帰り道があります。
氷上の冷えは、独特です
ワカサギ釣りの冷えは、登山や雪かきの冷えと少し違います。運動量が少ないまま、氷の上に何時間も座っている。足の裏から、腰から、じわじわと底冷えが染みてくる、静的な冷えです。厚着をしても、体の芯の温度は、少しずつ削られていく。テントとストーブで武装しても、帰るころには、体のどこかに冷えの芯棒が残っています。この芯棒、家の風呂だけでは、なかなか抜けません。
サウナは、解凍装置
そこで、サウナです。深部まで届く熱は、底冷えの芯棒を、根元から溶かしてくれます。かじかんでいた足先が、熱の中でじんじんとほどけていく数分間は、釣り人へのごほうびそのもの。冷えた日のサウナは、いつもの倍、気持ちいい。フィンランドの人たちが氷の湖で泳いでからサウナに駆け込む、あの往復を、岩手の釣り人は釣り竿を持ってやっているようなものです。湖の民同士、楽しみ方は同じなのです。(冷えと温めの理屈は、雪かきとサウナの話と同じです。)
釣果の天ぷらという、完璧なサ飯
そして、この一日には完璧な締めが待っています。釣ってきたワカサギの天ぷらです。サウナでととのって、風呂上がりの格好で食卓につくと、揚げたてのワカサギがからりと山盛り。自分で釣った魚を、自分の家の熱で回復した体で食べる。レモンをきゅっと絞って、熱いうちに。子どもの釣った五匹も、ちゃんと主役です。サ飯の最高峰は、自分で獲ってきた一皿だと、私たちは思っています。(サ飯の幸せは、こちら。)
「寒い遊び」が、二倍おいしくなる
家にサウナがあると、冬の外遊びの計算が変わります。寒さは、あとで熱に変換されるポイントのようなもの。冷えれば冷えるほど、サウナが効く。ワカサギも、スキーも、雪かきさえも、「あとのサウナ」込みで設計すると、岩手の冬はぜんぶ遊び場になります。(岩手の冬の楽しみは、サウナ歳時記。)
釣り人のご家庭に、おすすめです
岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビア岩手県正規代理店として、冬の遊び人たちの基地づくりをお手伝いしています。釣りから帰って三十分後にととのっている暮らし、始めませんか。おすすめの一台のご相談、いつでもどうぞ。



