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Floor Plan ─ 薪ストーブの間取り

間取りを決める前に、
炎の居場所を考えてほしい。

薪ストーブは家具ではありません。煙突という柱が、床から屋根まで貫く。あとから動かせない。だから間取りの段階で決める。設置900件超の経験から、最適な配置をご提案します。

Placement ─ 炎の居場所

リビングの真ん中か、壁際か、土間か。
答えは、あなたの暮らしの中にある。

薪ストーブの設置場所には、大きく3つのパターンがあります。どれが正解かは、家の形と暮らし方で変わります。大切なのは、図面を引く前に考えること。煙突は、あとから動かせません。

Three Patterns ─ 3つの配置

どこに据えるかで、暮らしが変わる。

900件以上の設置経験から見えた、3つの配置パターン。それぞれにメリットとデメリットがあります。

01 ─ リビングの中央

部屋の真ん中に据える。炎を囲む暮らし。

輻射熱が360度に広がり、部屋全体を均一に暖めます。家族が炎を囲んで座れる。煙突がリビングの天井を貫くので、吹き抜けとの相性が抜群。一方で、動線を分断しやすく、家具の配置に制約が出ます。煙突がストレートに屋根まで抜けるため、ドラフト(上昇気流)は最も安定します。広いリビングで、炎を暮らしの中心にしたい方に。

02 ─ 壁際に置く

壁に寄せる。動線を活かし、煙突を壁に沿わせる。

リビングの動線を確保しながら、壁面に沿って煙突を立ち上げます。炉壁(遮熱壁)の施工が壁面で済むため、工事がシンプルになりやすい。テレビやソファとの位置関係も調整しやすい。暖房効率はやや偏りますが、シーリングファンや空気の流れで補えます。日本の住宅で最も多い配置です。

03 ─ 土間に据える

土間に置く。薪の搬入も、灰の掃除も、土間で完結。

コンクリートやタイルの土間なら、炉台が不要になる場合もあります。薪を外から土間に直接運び込めるので、室内に木屑を持ち込まずに済む。灰の掃除も楽。ただし土間は居室より一段低いため、ストーブの輻射熱がリビングに届きにくいことがあります。段差の設計と開口部の大きさで対処します。薪の量が多い方、メンテナンスのしやすさを重視する方に。

間取りから相談を受けてきた、数字。

900件+
薪ストーブの設置
21
取扱ブランド
20年
施工の経験
6県
東北全県に対応
Technical ─ 設計の急所

間取りを描く前に、知っておくべき5つのこと。

薪ストーブの設置には、建築の設計段階で押さえなければならないポイントがあります。後から変えにくいものばかりです。

01 ─ 離隔距離

可燃壁からの距離。思ったより、広い。

薪ストーブは高温になります。可燃壁からストーブ本体まで、一般的に450mm以上の離隔が必要です。煙突から可燃壁までは150mm以上。炉壁(遮熱壁)を設ければ短縮できますが、それでもゼロにはなりません。間取り図にストーブの外形寸法と離隔距離を重ねてみてください。「こんなにスペースが要るのか」と気づくはずです。だから設計段階で確認します。

02 ─ 煙突ルート

ストレートが理想。曲げは、最小限に。

煙突は、まっすぐ上に抜けるほどドラフト(上昇気流)が安定します。曲がりが増えるたびに煤が溜まりやすくなり、掃除も大変になる。理想は、ストーブから屋根まで一直線。間取りの段階で煙突ルートを確保しておけば、2階の部屋割りを煙突に合わせて調整できます。逆に、間取りが確定してから煙突を通そうとすると、曲げざるを得ない。最初に煙突の位置を決める。それが鉄則です。

03 ─ 吹き抜けとの関係

暖気は上へ行く。それを設計に組み込む。

薪ストーブの暖気は自然と上へ向かいます。吹き抜けがあれば2階にも熱が届き、家全体を暖めやすい。煙突をストレートに立ち上げやすいという利点もあります。ただし、1階の足元が冷えやすくなるリスクも。シーリングファンで空気を攪拌する、2階の手すり部分をオープンにしすぎない、といった対策を設計段階から織り込みます。

04 ─ 床の耐荷重

200kgを超えるストーブもある。床は、耐えられるか。

薪ストーブの本体重量は100〜250kg。炉台と薪を合わせると300kg超になることも。一般的な木造住宅の床は180kg/m2の設計ですので、補強が必要になるケースがほとんどです。新築なら最初から大引や束を増やせますが、既存住宅では床を剥がす工事になる。間取りの段階で設置場所を決めておけば、余計なコストがかかりません。

05 ─ 給気口の位置

高気密住宅では、外気導入が必要になる。

最近の高断熱・高気密住宅(C値が1.0以下の家)では、薪ストーブが室内の空気を使って燃焼すると、負圧になって逆流(煙が室内に戻る)することがあります。そのため、外気導入口をストーブ直下または近傍に設けます。給気口の位置と配管ルートは、基礎工事の段階で決めなければなりません。間取りが決まった後では、基礎に穴を開ける追加工事が発生します。

Examples ─ 3つの間取り事例

家の形が違えば、炎の居場所も変わる。

実際の設置事例から、3つの代表的な間取りパターンをご紹介します。

CASE 01 ─ 平屋

リビングの中央に据える。屋根までストレート。

平屋は煙突ルートが最も単純です。ストーブからまっすぐ屋根を貫くだけ。2階の部屋割りを気にする必要がありません。リビングの中央に据えれば、輻射熱が家全体に行き渡ります。煙突が短くて済むぶん、部材コストも抑えられます。平屋と薪ストーブの相性は、実は非常に良い。

CASE 02 ─ 2階建て・吹き抜け

1階リビングに据え、煙突は吹き抜けを貫いて屋根へ。

吹き抜けのある2階建ては、薪ストーブの王道パターンです。1階リビングに設置し、煙突を吹き抜けに沿ってストレートに立ち上げる。暖気は吹き抜けを通って2階にも届き、家全体が暖まります。煙突が室内を通る長さが長いほど、煙突からの放熱も増える。煙突そのものが暖房器具になります。

CASE 03 ─ 土間のある家

土間に設置。薪の搬入も掃除も、土間で完結。

玄関から続く土間にストーブを設置するパターン。薪は外から土間へ直接搬入し、灰も土間で処理。木屑や虫がリビングに入りにくい。コンクリート土間なら炉台工事が不要になることも。土間とリビングの間に大きな開口部を設けて、輻射熱をリビング側に届かせます。薪小屋を土間のすぐ外に配置すれば、冬の薪運びが格段に楽になります。

Q&A / 間取りと薪ストーブ

よくある、ご質問。

Q. 薪ストーブの間取りは、いつ決めるのがベストですか。
設計の初期段階、できれば基本設計の段階で決めてください。薪ストーブは煙突という「柱」が屋根まで貫通する構造物です。煙突ルート、床の補強、離隔距離、給気口の位置は、間取りが固まってから変えるのが極めて難しい部分です。設計段階からご相談いただければ、建築士や工務店さまとの打ち合わせにも同席します。
Q. リビングの真ん中と壁際、どちらに置くべきですか。
暖房効率だけを考えれば、リビングの中央が最も効率的です。輻射熱が360度に広がり、部屋全体を均一に暖めます。ただし、動線を分断すること、煙突がリビングの天井を貫くこと、家具の配置に制約が出ることがデメリットです。壁際に置けば動線が確保され、煙突も壁に沿って立ち上げられますが、暖房の偏りが出やすい。どちらが正解かは、家の形と暮らし方次第です。現地を見て、最適な配置をご提案します。
Q. 吹き抜けのある家に薪ストーブを入れると、2階は暖まりますか。
暖まります。暖かい空気は上へ向かいますので、吹き抜けがあれば自然と2階にも熱が届きます。ただし、1階の足元が冷えやすくなるリスクもあります。シーリングファンで空気を攪拌する、2階の手すり部分をオープンにしすぎない、断熱性能を上げるといった対策を設計段階で組み込みます。吹き抜けと薪ストーブの組み合わせは非常に相性がよく、煙突をストレートに立ち上げやすい点でも有利です。
Q. 薪ストーブの離隔距離はどのくらい必要ですか。
機種によって異なりますが、一般的に可燃壁からストーブ本体まで最低450mm、煙突から可燃壁まで最低150mm以上の離隔が必要です。炉壁(遮熱壁)を設ければ離隔距離を短縮できます。間取り図にストーブの寸法と離隔距離を重ねたとき、思った以上にスペースが必要だと気づく方が多いです。だから設計段階で確認するのが大切です。
Q. 床の補強は必要ですか。
ほとんどの場合、必要です。薪ストーブは本体だけで100〜250kgあり、炉台と薪を合わせると300kgを超えることもあります。一般的な木造住宅の床は180kg/m2の荷重設計ですので、それを超える場合は床の補強が必要です。新築なら最初から補強できますが、既存住宅では大引や束を追加する工事が発生します。間取りを決めるときに設置場所の床を確認しておけば、追加費用を抑えられます。
Q. 土間に薪ストーブを置くメリットはありますか。
あります。土間はコンクリートやタイルで仕上げることが多く、炉台の施工が不要になる場合があります。薪の搬入も土間から直接できるため、室内に木屑や虫を持ち込みにくい。灰の掃除もしやすい。一方で、土間は居室より床が低いため、ストーブの輻射熱が居室に届きにくいというデメリットもあります。段差や開口部の設計で対処します。
Q. 工務店や設計事務所との打ち合わせに同席してもらえますか。
はい、喜んで同席します。煙突ルートの確保、離隔距離、床の耐荷重、給気口の位置、防火区画との関係。これらは建築と薪ストーブの両方を理解している人間がいないと、正しく設計できません。D'STYLEは設置900件超の経験から、設計段階での助言を最も大切にしています。図面が決まる前にお声がけください。業者さまへのご案内もございます。

図面を持って、
火を見にきてください。

間取りの段階から相談してもらえれば、煙突の納まりは格段にきれいになります。盛岡のショールームでは、複数の薪ストーブに実際に火を入れています。ご相談は無料。

019-681-2477 9:00〜17:00/定休日:毎週水曜日・大型連休・年末年始
アクセス
岩手県盛岡市厨川3丁目12-44/国道4号線沿い・滝沢中央スマートICから車で約10分

まず、火にあたりに来てください。

写真ではわからないことが、いくつもあります。熱の届き方、はぜる音、部屋のにおい。盛岡・国道4号線沿いのショールームで、実際に焚いています。ご相談は無料です。

岩手県全域と、青森県・秋田県の全域、宮城県・山形県・福島県にも伺います。
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