もみほぐしとサウナ、どちらを先にするか。この順番、実は答えがはっきりしています。サウナが先、ほぐしが後。冷えて硬い筋肉を揉むのと、温まってゆるんだ筋肉を揉むのでは、ほぐれ方も、そのもちも、まるで違うからです。今日は、この理屈と、家でできる三分のセルフケアの話です。
なぜ「温めてから」なのか
マッサージの目的は、硬くなった筋肉をゆるめて、血流を回すことです。ところが冷えた筋肉は、冷えた粘土と同じで、押しても戻る、こねても硬い。無理に強く揉めば、かえって筋を傷めてしまうこともあります。サウナで深部から温まった筋肉は、ちょうど、こね頃にやわらかくなった粘土です。少しの圧で深くゆるみ、痛みも少なく、ほぐれた状態が長持ちする。プロの施術を受ける日も、その直前に湯やサウナで体を温めてから行くと、同じ料金で、ふだんの倍の仕事をしてもらえる。これが、私たちの実感です。温めてから伸ばすとよく決まるストレッチと、まったく同じ理屈ですね。整体やヨガの前に、まずは体を温めましょうと言われるのも、同じ理由からです。順番を変えるだけで、同じ手間の効きが、大きく変わります。(こちら。)
家でできる、三分の型
サウナ後、保湿クリームを塗るついでにできる、三分の型をご紹介します。まず、足裏。椅子に座り、親指で土踏まずを、かかとから指の付け根へ、三回ずつ押し上げる。ゴルフボールを踏んで、ゆっくり転がすのも優秀です。次に、ふくらはぎ。両手で包んで、足首から膝へ、下から上へ絞り上げるように三回。むくみの水を、心臓へ送り返すイメージです。最後に、首と肩。耳の後ろから肩先まで、指の腹でゆっくり三往復。どれも「痛気持ちいい」の、半分くらいの力で十分です。強ければ効くというものではなく、むしろ、ゆるんだ筋肉に軽く触れるだけで、体はほどけていきます。オイルやクリームを使うと、肌に負担をかけずに、指がなめらかにすべります。湯気ののこる肌なら、保湿の入りもいい。ひと手間で、翌朝の肌のしっとり感まで変わります。(保湿の話は、こちら。)
道具を使うなら、下半身から
フォームローラーやマッサージガンをお持ちなら、サウナ後は、まさに最高の出番です。おすすめは、下半身から。ふくらはぎ、もも裏、お尻。体重をそっと預けて、ゆっくり転がすだけで、一日ためこんだ脚の重だるさが、すうっと抜けていきます。コツは、強くやりすぎないことと、骨や関節、腰の骨の上には直接当てないこと。この二つだけ守れば、まず失敗しません。よく歩いた日や、しっかり運動した日の夜の、サウナと道具の合わせ技は、翌朝の脚を、まるで別人のように軽くしてくれます。(運動後の回復は、こちら。)
いちばんの贅沢は、人の手
そして、家族がいるなら、いちばんの贅沢は、やっぱり人の手です。サウナ上がりの家族の肩を、五分だけ揉んであげる。揉まれる側はもちろん極楽ですが、揉む側も、相手の筋肉がすっかりゆるんでいるので、力が要らず、疲れません。「サウナのあとは、肩揉みを交換する」という、わが家のルール。これは、本当におすすめです。黙って揉んでいるうちに、ぽつぽつと会話も生まれてくる。体だけでなく、家族のあいだも、いっしょにほぐれていく時間です。(夫婦とサウナの話は、こちら。)
ほぐれる家を、つくりませんか
岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビア岩手県正規代理店として、毎晩の体の手入れができる家づくりをお手伝いしています。サウナと三分のセルフケアで、もみほぐし代が浮いた、という声もいただきます。ご相談、いつでもどうぞ。



