岩手は、車の土地です。サウナ施設に行くのも、ほとんどの方が車。そこで今日は、サウナ好きの間でも意外と語られない、大事な話をさせてください。ととのった直後の運転の話です。私たちはサウナを売る店ですから、サウナの良いことをたくさん書いてきました。だからこそ、この話も、正直に書いておきたいのです。
ととのった体は、運転向きではない
サウナと水風呂と外気浴を終えた体は、深いリラックスの中にいます。副交感神経が優位になり、心はおだやかで、まぶたは少し重い。最高の状態です。ただし、それは布団やソファに向かうには最高、という意味です。ハンドルを握るには、実は、あまり向いていません。
理由は三つあります。ひとつ、深いリラックスは、眠気と隣り合わせだということ。サウナ後の車内は暖かく、シートは心地よく、体は「眠っていい」と言われている状態です。ふたつ、汗で水分が抜けたままだと、集中力が落ちやすいこと。軽い脱水は、頭の働きに、思った以上に影響します。みっつ、湯上がりのぼんやりです。あの心地よい放心は、サウナの醍醐味そのものですが、とっさの判断が求められる運転とは、相性がよくありません。
帰り道を安全にする、三つの習慣
では、どうするか。難しいことではありません。まず、水分をしっかりとってから、車に乗ること。サウナのあとの一杯の水は、うまいだけでなく、頭を運転モードに戻してくれます。次に、すぐに出発しないこと。休憩処で三十分ほど、ゆっくり過ごしてから帰る。ととのいの余韻を味わう時間を、そのまま安全マージンにしてしまうのです。そして、少しでも眠気を感じたら、迷わず駐車場で仮眠を。十五分の仮眠は、どんな眠気覚ましより確実です。ついでに言えば、サウナ後のお酒は、帰りの運転がある日は一滴も、です。(お酒とサウナの順番の話は、こちらに。)
いちばんの答えは、帰り道をなくすこと
そして、もうお気づきだと思います。この問題のいちばん美しい答えは、帰り道そのものをなくしてしまうことです。自宅にサウナがあれば、ととのったあとに待っているのは、運転席ではなく、ソファと布団です。ととのって、そのまま、うとうとしていい。むしろ、それこそがサウナの正しい終わり方です。
サウナのいちばんおいしい時間は、実は「そのあと」に続く夜だと、私たちは思っています。施設のサウナでは、その夜のいちばん深い部分を、帰り道に置いてこなければならない。自宅サウナは、あの余韻を、一滴もこぼさずに味わえる。お酒も、気兼ねなく。眠気は、我慢するものではなく、そのまま身をゆだねるごほうびになります。(サウナと睡眠の話は、こちら。)
車社会の岩手だからこそ
どこへ行くにも車の岩手では、「サウナのあと、運転しなくていい」という価値は、都会よりずっと大きいはずです。岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビア岩手県正規代理店として、ととのいの余韻まで丸ごと味わえる自宅サウナの設置をお手伝いしています。施設サウナも、自宅サウナも、どちらも大好きな私たちだからこそ、正直におすすめします。帰り道のないサウナ、一度考えてみませんか。ご相談はいつでもどうぞ。今日も、ご安全に。



