以前、サウナの迷信3つという記事を書きましたが、迷信の在庫は、まだまだありました。今日は続編として、5つ。サウナ好きの間でも、まことしやかに語られている説を、売る側の忖度なしで検証します。迷信を手放すほど、サウナは、軽やかに、楽しくなります。
「汗で毒素が出る」→ ほぼ迷信
サウナといえばデトックス、というイメージですが、正直に言います。汗の成分は、99パーセントが水です。残りも、大半はナトリウムなどの塩分。老廃物や有害物質の処理を担っているのは、汗腺ではなく、肝臓と腎臓です。汗から出ていく「毒素」の量は、ごくわずかと考えられています。ではサウナは無意味かといえば、まったく逆で、体が温まって血流が良くなれば、本物の解毒器官である肝臓と腎臓に、たっぷり血が巡って、働きやすくなる。汗そのものではなく、めぐりの改善こそが、本体です。デトックスという言葉に頼らなくても、サウナの価値は、十分すぎるほどあります。本物の値打ちは、話を盛らなくても、ちゃんと体に伝わるものです。
「サウナで痩せる」→ 半分ウソ
サウナ後に体重が減るのは、ほぼ水分です。500ミリリットル汗をかけば500グラム減りますが、水を飲めば、するりと戻ります。脂肪が燃えたわけではありません。ただし、間接的な援護はあります。眠りが整えば食欲のリズムが整い、ストレスによるやけ食いが減り、汗をかける体は、代謝の土台が整っていく。「サウナだけで痩せる」はウソ、「痩せやすい暮らしの土台になる」はホント。この区別が、正直なところです。(詳しくはダイエットの真実へ。)
「毎日入ると体に悪い」→ 入り方次第
本場フィンランドには、ほぼ毎日サウナに入る人が、いくらでもいます。あの国の研究でも、週に何度も入る習慣のある人ほど、健康の指標が良い、という報告が続いています。大事なのは、頻度よりも、無理のない温度と時間、そして水分補給。毎日の軽い二セットは、週に一度の我慢大会より、ずっと体にやさしい。悪いのは「毎日」ではなく、「毎回の無理」のほうです。自分の体が「気持ちいい」と言う範囲で、こまめに入る。これが、続けるほどじわじわ効いてくる、いちばん賢い入り方です。
「子どもは絶対ダメ」→ 条件つきで可
フィンランドの子どもは、幼いころから、家族とサウナに入って育ちます。低い温度、短い時間、下の段、大人と一緒、そして本人が嫌がらないこと。この条件を守れば、家族サウナは、世代を超えて受け継がれてきた、素晴らしい文化です。ダメなのは、大人の温度と時間に、子どもを付き合わせること。子どものペースに、大人が合わせる。それが順番です。(子どもとサウナの話。)
「酒が抜ける・二日酔いに効く」→ 危険な迷信
これだけは、きっぱりお伝えします。アルコールは、汗からは、ほとんど抜けません。分解できるのは肝臓だけで、そのスピードは、汗のかき方では変わりません。むしろ、飲酒後や二日酔いのサウナは、もともと脱水気味の体に、さらに脱水を重ねる行為です。順番は、いつでも、サウナが先、お酒が後。この一線だけは、守ってください。(二日酔いの話。)
迷信の向こうの、本当の価値
こうして並べてみると分かるとおり、サウナは、盛った効能に頼る必要のない、本物の実力者です。よく眠れる、血がめぐる、心がほどける、そして、ただ楽しい。これだけで、もう十分。岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビア岩手県正規代理店として、誇張のない説明で、おすすめの一台をご提案しています。正直なサウナ屋の話を聞きに、どうぞ、いらしてください。
写真: Benlisquare (Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)



