自宅サウナと聞くと、ひとりで静かにととのう場所を思い浮かべる方が多いと思います。それはもちろん、最高です。でも、サウナを設置したお客様の家に、しばらくして遊びに伺うと、意外な変化を聞くことがあります。「うち、人が来るようになったんですよ」。友人が、親戚が、会社の仲間が、「サウナ、入らせてよ」とやって来る。サウナのある家は、なぜか、人の集まる家になるのです。今日は、おもてなしの装置としてのサウナの話です。
フィンランドの、最高の礼儀
サウナの本場フィンランドでは、客人をサウナに招くことが、最高のもてなしとされてきました。大切な相手だからこそ、自分の家のサウナへ。かの国では、外交の場にすらサウナが使われてきた歴史があり、大統領が各国の要人をサウナでもてなした話は有名です。裸で同じ熱を浴びれば、肩書きも、よそゆきの顔も、脱衣所に置いてくるしかない。サウナが人と人の距離を縮めることを、フィンランドの人たちは、何百年も前から知っていたわけです。
サウナ会という、最高の宴
週末、友人たちを家に招いて、サウナ会を開く。これが、やってみると本当に楽しいのです。まず、もてなす側に、大げさな準備がいりません。サウナを温めて、タオルを人数分、飲み物を冷やしておくだけ。あとはサウナが、勝手に場を盛り上げてくれます。
交代で入って、ロウリュの当番を回して、「今のは熱かった」「まだまだぬるい」と笑い合う。先に上がった人から、外の椅子でぼんやりして、全員がととのったところで、宴の始まりです。サウナ後の体に、鍋や焼き物のうまいこと。お酒は、サウナがすっかり終わってから、ゆっくりと。(この順番の大切さは、サウナとお酒の話に書きました。サ飯の幸せはこちら。)
不思議なもので、サウナを挟んだ集まりは、話が深くなります。熱い部屋で無口な時間を共有したあとの食卓では、近況報告の先にある、本音の話が出てくる。スマホを触る人もいません。みんな、ととのった顔で、目の前の人と話している。いまどき、こんな集まりは貴重です。
「あの家に行きたい」と言われる家
子どもたちの友達家族が集まる家。単身赴任の同僚を誘う家。遠方の友人が、泊まりがけで来る家。サウナは、家に「行く理由」をつくります。招く側にとっても、これはうれしいことです。年齢を重ねるほど、人を家に呼ぶきっかけは減っていくもの。サウナがあれば、「今度、入りに来なよ」の一言で、いつでも人を呼べます。家が、社交の場に戻っていくのです。
そして岩手なら、サウナ会の締めくくりに、雪の庭や星空の外気浴という切り札まであります。都会から来た友人は、まず間違いなく、帰りたくなくなります。(星空外気浴の話は、こちらに。)
もてなせるサウナの、つくり方
人を招くことを楽しみにするなら、サウナ選びも少しだけ変わります。二人、三人でゆったり入れる広さ。力強いロウリュができる、石をたっぷり積めるハルビアのサウナヒーター。外気浴の椅子を並べる、庭の余白。このあたりを最初に考えておくと、「もてなせるサウナ」になります。岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビア岩手県正規代理店として、暮らしと付き合いに合わせたサウナの設置をご提案しています。おすすめの一台のご相談、いつでもどうぞ。あなたの家が、みんなの「行きたい家」になりますように。
写真: Foooomio (Wikimedia Commons, CC BY 3.0)



