「頭痛持ちなんですが、サウナは大丈夫ですか」。お店で時々いただく、大事な質問です。答えは、頭痛のタイプによって正反対になります。効くことがある頭痛と、避けたほうがいい頭痛。今日は、その相性表を、正直にお渡しします。最初にお断りを。私たちは医師ではありません。ひどい頭痛、いつもと違う頭痛は、サウナの前に、まず病院へ。

締めつける頭痛には、味方になり得る
頭全体が、はちまきで締めつけられるように重い。肩と首のこりを伴う。夕方に多い。これは「緊張型頭痛」と呼ばれるタイプで、頭痛のなかでもいちばんありふれています。首や肩の筋肉の緊張と、血流の滞りが絡んで起きるものです。このタイプには、温めが味方になることがあります。サウナで肩と首の筋肉がゆるみ、血流が戻ると、頭の締めつけも、ふっと軽くなる。デスクワークの夕方の頭重に、サウナがよく効くという方は、このタイプでしょう。(肩こりとサウナの話は、こちら。)
ズキズキする頭痛の最中は、避ける
いっぽう、こめかみのあたりが脈打つようにズキズキ痛む。光や音がつらい。動くと悪化する。これは「片頭痛」と呼ばれるタイプで、こちらは発作の最中のサウナは禁物です。片頭痛は血管の拡張が絡むとされ、そこへサウナの熱でさらに血管を広げれば、火に油。片頭痛は、日本の疫学調査では成人のおよそ八パーセント、人口にして数百万人が持つとされる、ありふれた頭痛です。発作中は、暗く静かな場所で休むのが基本。片頭痛と付き合う方は、発作のない日の体調管理としてサウナを使い、予兆を感じた日は休む。この線引きが賢明です。自分の頭痛がどちらのタイプかを知っておくだけで、サウナとの付き合い方は、ぐっと安全で、楽なものになります。
「サウナのあとに頭痛」の正体
もうひとつ、大事な話を。サウナに入ったら逆に頭が痛くなった、という経験談の多くは、脱水と、のぼせが原因です。汗で失った水分を補わないままだと、頭痛はてきめんに出ます。サウナの前・途中・後の水分補給、無理をしない時間、頭を守るサウナハット。この基本を整えるだけで、「サウナ後の頭痛」の多くは防げます。それでも繰り返す場合は、入り方が体に合っていないサインなので、温度を下げ、時間を短く。(水分の話はこちら、ハットの話はこちら。)
首と肩を、ためこまない
緊張型の頭痛は、その日の疲れがたまって起きます。長時間のうつむき姿勢、画面の見過ぎ、食いしばり。首と肩に力が入りっぱなしの一日が、夕方の頭重をつくるのです。こりを日々リセットできる場所が家にあると、大きな味方になります。サウナで肩と首をゆるめ、湯気の中で長く息を吐く。ためこむ前に流してしまえば、頭痛の芽は、育ちにくくなります。痛くなってから対処するより、こる前にゆるめておく。この「先回りの手入れ」が、緊張型の頭痛には、いちばんよく効きます。
頭痛の少ない暮らしへ
そして、長い目で見れば、サウナの本領は「頭痛が起きにくい体づくり」の側にあります。睡眠が深くなり、肩首のこりがたまりにくくなり、ストレスの逃げ道ができる。頭痛の誘因を、日々の暮らしから少しずつ減らしていく。これが、サウナと頭痛の、いちばん建設的な付き合い方です。夜ぐっすり眠れる日が続くと、頭痛の回数そのものが減っていく。そう実感される方は、少なくありません。(睡眠の話は、こちら。)
体調と相談しながら
岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビア岩手県正規代理店として、体調に合わせた無理のないサウナの設置と入り方をご提案しています。持病や通院中の方は、かかりつけ医と相談の上で。おすすめの温度設定から、じっくりお手伝いします。
写真: kallerna (Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0)



