サウナの楽しみは、熱と蒸気だけではありません。窓のあるサウナに入ったことのある方なら、ご存じのはずです。熱い部屋のベンチから、窓越しに外の景色を眺める、あの独特の心地よさを。今日は、サウナの窓の話です。設計の話ではなく、窓がくれる気持ちの話を。
守られた場所から、外を見る
雪の降る日のサウナの窓は、格別です。こちらは九十度の熱の中、窓の外は氷点下の白い世界。たった一枚のガラスを挟んで、真夏と真冬が同居している。この対比を眺めていると、なんとも言えない安心感に包まれます。思えば人類は、洞窟の中から焚き火越しに外の吹雪を眺めていた生き物です。「安全であたたかい場所から、厳しい外界を見る」ことへの深い安らぎは、私たちの体に、ずっと刻まれているのでしょう。サウナの窓は、その原始の安心感を呼び覚ます装置なのだと思います。(火と人類の記憶の話は、こちら。)
景色も、ロウリュのうち
フィンランドの湖畔のサウナは、たいてい湖に向かって窓を開けています。ベンチに座ると、白樺の幹の間に、湖面がきらきらと見える。夕暮れどきには、部屋の熱と、窓の外の茜色が、いっしょに体にしみてくる。彼らにとって、景色は設備ではなく、サウナ体験の材料のひとつ。いい景色は、いいロウリュと同じくらい、ととのいを深くしてくれます。目を閉じる時間と、窓の外をぼんやり眺める時間。サウナの中の視線には、この二つの休め方があるのです。(目を休ませる話は、こちら。)
庭のサウナの、窓の特権
自宅の庭のサウナなら、窓の外はあなたの庭です。春は芽吹き、夏は夕立、秋は紅葉、冬は雪。同じ窓が、季節ごとに違う絵を掛け替えてくれる額縁になります。自分で植えた木が育っていくのを、熱いベンチから何年も眺める。これは、施設のサウナでは決して手に入らない、庭のサウナだけの特権です。夜は明かりを落とせば、窓は星空の額縁にもなります。(星空外気浴の話は、こちら。)
あなたのサウナの窓に、何を飾りますか
岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビア岩手県正規代理店として、景色まで含めたサウナの楽しみをご提案しています。ご相談のとき、ぜひ教えてください。あなたの庭のどの景色が、いちばん好きですか。その景色に向かって、サウナを置きましょう。おすすめの一台とともに、お待ちしています。



