薪ストーブとサウナの暮らしには、一年のリズムがあります。今日は、その十二か月を早見表ふうに。これから始める方は予習として、すでにお使いの方は答え合わせとして、どうぞ。読み終えるころ、火の家の一年が、仕事と楽しみの交互のリズムでできていることが分かるはずです。
冬 / 12月・1月・2月:本番の季節
毎日が焚き日和、毎晩がサウナ日和の最盛期です。仕事は、日々の灰の始末と薪の補充、どか雪の日の吸排気口の確認くらい。楽しみは、書ききれません。年越しサウナ、初ロウリュ、雪見の外気浴、ワカサギ釣り帰りの解凍、焼き芋に焼きりんご。灰がたまったら、金属バケツで完全に冷まして、春の畑用に保管を。(年末年始の楽しみはこちら。)
春 / 3月・4月・5月:見送りの季節
3月7日はサウナの日。朝晩だけ焚く季節を経て、桜のころ、名残の一焚きでシーズンを見送ります。5月の連休は、春じまいの本番。灰の完全撤去、ガラス磨き、そして煙突掃除の予約を。春に割った薪は、二年後の主力です。原木の入手も、伐採シーズン明けのこの時期が動きどき。今日の一仕事が、二冬先の暖かさに変わる。薪づくりは、気の長い贈り物です。(春じまいの段取りはこちら。)
夏 / 6月・7月・8月:仕込みの季節
薪割りと薪の天日干しの最盛期。サウナは夏こそ、汗腺トレーニングと夕立あがりの外気浴が楽しい季節です。煙突掃除は8月末までに済ませるのが、岩手の賢い段取り。お盆に帰省した家族と、夏サウナ会もいい。KUUTAや薪ストーブの新規設置の相談も、実は夏が動きどきです。秋の工事集中を避けられます。(夏の仕込みはこちら。)
秋 / 9月・10月・11月:開幕準備の季節
薪を棚から中継ラックへ、道具の点検、ガスケットの確認。10月、朝の冷え込みが来たら試し焚き。そして11月、初雪とともに開幕です。りんごと新米とサ飯の秋、紅葉の外気浴、初雪見サウナ。夏に割って干した薪が、ようやく暖かさへと姿を変えていく。半年前の自分の働きに、火のそばで静かに感謝する季節でもあります。一年でいちばん、準備の成果を実感できる季節です。(初雪の日の儀式はこちら。)
サウナは、四季ぜんぶが旬
薪ストーブが冬の主役なのに対して、サウナには「季節はずれ」がありません。冬は雪見の外気浴と、身の締まる水風呂の刺激。春は桜を眺めながらのぬる湯と、やわらかな外気浴。夏は夕立あがりの涼風を浴び、汗をかく力そのものを鍛える季節。秋は紅葉と、澄んだ空気の下の満天の星。同じ一台が、四季それぞれに、まるで違う顔を見せてくれます。薪ストーブが半年の相棒なら、サウナは通年の相棒。火と蒸気の両方がそろった家には、十二か月のどの月にも、その季節でしか味わえない楽しみが待っています。だからこの早見表も、半分はサウナの歳時記として読んでいただけます。薪ストーブが休む春から秋こそ、サウナが暮らしの中心に立つ季節。冬はふたつの火が、家の中と外で交代しながら、一年を通じて暮らしを温め続けます。焚く季節と、蒸す季節。そのどちらにも出番があるのが、火と蒸気のそろった家の強みです。どの月のページを開いても、そこには必ず、その季節ならではの楽しみが書き込まれているはずです。
リズムごと、お渡しします
こうして眺めると、火の家の一年は、農家の一年に似ています。仕込んで、育てて、収穫して、感謝する。岩手・盛岡のD'STYLEは、設置のときにこの年間リズムごとお渡しし、煙突掃除や薪の手配で、毎年の節目に伴走します。あなたの家の十二か月、始めませんか。ご相談、いつでもどうぞ。



