サウナの安全というと、のぼせや脱水の話になりがちです(その話はやめどきのサインに)。でも、現実の家庭内事故の統計で、常に上位にいるのは、もっと地味な敵です。転倒。濡れた床で、すべって転ぶ。今日は、サウナまわりの足元の話。地味ですが、たぶん今日いちばん実用的な記事です。
サウナまわりは、転倒の条件が揃っている
冷静に数えると、サウナまわりには転倒の条件が揃っています。一、床が濡れている。水風呂、シャワー、汗、雪解け。二、体がふらつきやすい。温冷交代の直後は、血圧が動いて、立ちくらみが出やすい瞬間です。三、裸足である。四、冬は屋外の動線が凍る。どれか一つでも転倒リスクなのに、サウナでは全部が同時に来る。だから、対策は「気をつける」ではなく、環境と作法で仕組みにするのが正解です。
環境の対策 / 水はけと、すのこ
まず、環境から。濡れる場所の床には、水はけと滑りにくさを。木のすのこ、樹脂の防滑マット、珪藻土マット。ビーチサンダルのような濡れると滑る履物より、濡れ床用の防滑サンダルか、いっそ裸足で確実に、が基本です。夜の動線には、足元灯をひとつ。冬の屋外は、除雪と融雪剤、または砂・灰の滑り止めを習慣に。サウナ小屋への飛び石が凍る家は、ゴム製の屋外マットを敷くだけで世界が変わります。(灰の滑り止めの話は、こちら。)
作法の対策 / ゆっくり立つ、手をつく
次に、体の作法です。サウナや水風呂から立ち上がるときは、必ずワンテンポおいて、ゆっくり。寝サウナからは、一度座ってから。ふらっと来たら、恥ずかしがらずその場にしゃがむ。移動は小股で、急がない。手すりや壁に手を添える癖は、年齢に関係なく、いい癖です。ととのいの脱力状態では、若い人でも足元の精度は落ちています。「サウナ場では走らない・急がない」を、家のルールに。(立ちくらみの理屈は、姿勢の話にも。)
高齢のご家族がいる家は、特に
ご年配の方の転倒は、骨折から生活の質の低下に直結しがちです。親御さんとサウナを楽しむ家は、手すりの追加、段差の解消、防滑の徹底を、ぜひ設置時から計画に。転ばない環境は、全員にとって快適な環境でもあります。(高齢者とサウナの話は、こちら。)
足元から、設計します
岩手・盛岡のD'STYLEは、ハルビア岩手県正規代理店として、動線と足元の安全まで含めたサウナの設置をご提案しています。派手さのない部分こそ、長く効きます。ご相談、いつでもどうぞ。



