煙突掃除の道具は、ホームセンターでも買えます。煙突の中をこするブラシと、それをつないで煙突の奥まで送り込む棒(ロッド)。見た目は、どれもよく似ています。
それでも私たちは、道具を選びます。煙突の中は、外から見えないからです。この読みものでは、D'STYLEが使っているロッドテックとスナップロックという道具と、それを選んでいる理由を書きます。
イギリスは、煙突掃除の国
イギリスでは、薪ストーブと煙突の技術者を HETAS という制度で登録しています。HETAS は、ストーブを毎年、メーカーの説明書どおりに点検するようすすめています。煙突掃除人という仕事が、いまも町の暮らしに根づいている国です。
その煙突掃除人たちが、ふだんの仕事で使っている道具があります。D'STYLEが使っている、ロッドテックとスナップロックです。
ロッドテック
ロッドテックは、イギリスの会社が作る、煙突とダクトの掃除のためのロッドとブラシです。毎日いくつもの煙突を掃除する人たちの手で、使い込まれてきました。
日本では、ロッドテックジャパンが輸入を始めました。D'STYLEは、ロッドテックが日本に入ってきてすぐに買いそろえました。代表の橋本は、ロッドテック社が認定する煙突掃除の安全インストラクターです。東北で最初の認定で、認定番号は日本で4番目です。番号は公開されています。
スナップロック
スナップロックは、ロッドとロッドを、ボタンを押してつなぐ道具です。イギリスの煙突掃除人たちの「もっと早く、もっと確かにつなぎたい」という声から生まれました。
ブラシを回しながら掃除するときも、つなぎ目がゆるみにくい作りです。曲がりのある煙突や、長い煙突でも、ロッドを足していく手間が少なくすみます。
道具の確かさは、家の安全
煙突の中でロッドが外れると、ブラシが煙突の中に残ってしまいます。煙の通り道がふさがれれば、ストーブは使えません。取り出すために、煙突をばらすこともあります。
煤(すす)やタールの取り残しは、煙突火災のもとになります。外から見えない場所だから、確かな道具で、確かに落とす。毎日煙突に登る人たちが選んできた道具を、私たちも使う理由です。
本国アメリカの考え方も同じです
アメリカでも、薪ストーブと煙突は年に一度、専門の人に点検してもらうのが基本です。アメリカ環境保護庁(EPA)は、ストーブと煙突を毎年点検するよう呼びかけています。安全の目安は NFPA 211 という煙突と薪ストーブの基準で、点検するのは CSIA(アメリカ煙突安全協会)の資格を持つ煙突掃除人です。
代表の橋本は、アメリカ・バーモント州のダッチウエスト、バーモントキャスティングス、ハースストーンで研修を受けました。そこで教わったのも、年に一度きちんと見る、という当たり前の積み重ねでした。古い機種の直し方はもう売っていない薪ストーブの修理に書いています。
岩手の冬に、世界の基準を
岩手の冬は長く、ストーブはひと冬に何百時間も火を入れます。そのぶん煙突には煤がたまり、ストーブの中も傷みます。
世界の煙突掃除人が選んできた道具と、本国で学んだ手順で、毎年の手入れをしています。点検のあとは、現場の写真を入れた報告書を、請求書と一緒にお届けします。料金は煙突掃除の料金の計算機で、明細まで出せます。メンテナンスの種類はメンテナンスのページにまとめています。
あなたの冬を、人生で一番好きな季節にしたい。そのために、見えない煙突の中まで、きちんと手を入れます。
参考:イギリスの点検の考え方は HETAS(hetas.co.uk)、アメリカの毎年の点検は EPA Burn Wise(epa.gov)と CSIA(csia.org)によります。


